ゼロの劣等生   作:かんね

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今回もルイズと達也が喋るだけです。

展開のスピードも今まで通りです(遅い)


五話 達也の大人対応

ルイズは育ち盛り真っ只中の16歳だ。

なので、多少起きるのが遅くても仕方ない(のだろうか?)。

 

ルイズは達也が起きてから二時間経とうとした時間にやっと起きた。

 

「(そういえば、昨日召喚の儀をしたのよね。なんか夢みたいで、はるか昔のことのように感じるわ)」

 

と思いながらルイズは部屋を見渡すと、達也がいないことに気付いた。

 

「あいつ、まさか逃げたんじゃないでしょうね?!」

 

慌てて、部屋を飛び出そうとしたが、自分が下着姿だった事に気付き、「危なかった」

と安堵しながらも素早く服を着て、部屋を飛び出した。

 

「(見つけたら、ただじゃおかないんだから!)」

 

そんな事を考えながら、昨日、達也に興味を持っていたキュルケが、達也をたぶらかした可能性を考え、キュルケの部屋に向かう。

しかし、その行為も虚しく、

 

「何?あんた、使い魔に逃げられたの?」

 

とからかわれたので、無駄に恥をかいた、とイライラが増すのだった。

 

 

 

ルイズが外に出ると、達也の後ろ姿を見つけ、逃げ出したのではないことに一瞬、安堵するが、直ぐに怒りに変わる。

 

 

 

近づいてみると、達也がメイドと楽しげな雰囲気で話しているのが分かった。

 

「(何よ!わたしにはあんな態度を取るのに、メイドには優しいわけ?)」

 

と怒りを露わにするように、ワザと音を立てて歩き達也の真後ろに立つ。

 

そんな雰囲気を纏ったルイズに気づいたシエスタは驚きを浮かべ、

 

「っ!た…達也さん、ミス ヴァリエールがいらっしゃってますよ?」

 

「あぁ、ルイズか、おはよう」

 

と達也は挨拶をするが、その冷静さがまたルイズの怒りに油を注いだ。

 

「おはようじゃないわよ!あんた、何で部屋にいないわけ?私の使い魔でしょう!!」

 

「いや、使い魔というのは体裁的なもので、俺は『守護者』としての役目しかしないという条件だったはずだが?」

 

そう達也に返され、ルイズは昨日の達也とのやり取りを思い出し、渋い顔をする。

 

「分かったわよ!ならあんたは、私の着たものを洗濯するだけでいいわ!これ以上は引かないわよ!(こいつの言うこと全て通ったら、しゃくだわ!)」

 

と、ルイズは無意識に達也に妥協点を示すことで、全て達也の思い通りになる事を防ごうとする。

 

 

「(何故、そんな事をさせたがるんだ)」

 

と達也はルイズの要求に疑問を抱いていた。

 

そんな中、シエスタが二人の会話に割って入る。

 

「それなら、私がやりますよ?」

 

そんなシエスタの反応に、ルイズは、

 

「こいつがやらなきゃ意味がないのよ!」

 

と本音が出る。

 

「(ただの当てつけか…)」

 

達也は、これ以上自分の都合のいい状況を作り出すとルイズと自分の関係が悪化するという可能性を感じ、それと自分の手間を天秤にかけ達也は、

 

「分かった。毎日、ルイズの衣服を洗濯すればいいんだな?」

 

と、達也は自分の時間を犠牲にすることを選んだ。

 

その案が受け入れられたことに、ルイズは達也に勝利したように感じ、気分が一気に治った。

 

 

そんなルイズの姿を見た2人は苦笑を浮かべるのだった。




ハルケギニアに来てから、達也さん苦笑い、させられまくってます。
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