ランス再び   作:メケネコ

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この作品は完全なギャグです
本編には何の影響もありません



おまけ
もしランスが魔人になってしまったら


 この世界には無数のIFで溢れている。

 そしてこれはそんなIFの世界の一つである。

 

 SS期420年―――

「いい具合だぞ、スラルちゃん」

「うぅ~…あう…ん…あーーーっ!!」

 ランスの下でスラルが本日何度目かの絶頂を迎える。

 その体は何度も何度もランスによって強制的に絶頂を与えられてた。

 ランスも魔王を犯しているという高揚感からか、その体力と精力が尽きる事が無い。

「ラン…ス」

 スラルが何かを求めるかのように手を伸ばす。

 ランスもそのスラルの求めているものを察し、その指と指を絡め合う。

(シーラもそうだったが、女はこういうのを好むなあ)

 今までそんな事は殆どした事が無いランスだが、こうして女から求められる事に新たな喜びを感じていた。

 そしてそのままランスはスラルの唇を奪う。

 ランスの舌がスラルの口内を蹂躙し、スラルは最早されるがままとなっている。

 普段であればそれで終わりのはずだった。

 だが、ここで何のイタズラか…いや、それこそ神のイタズラだったのかもしれない。

 魔王スラルはランスを心から欲していた。

 その意識が無意識にスラルを突き動かしてしまったのかもしれない。

「む?」

 ランスは口の中に僅かな血の味を感じる。

 もしかしたら自分で傷つけてしまったのかと思ったが、それはスラルがランスの頭を押さえ貪るようにランスと舌を絡め合った事で思考が中断される。

 ランスの唾液を嚥下するするスラルと同じ様に、ランスもスラルの唾液を自然に摂取する。

 ただここで違ったのは、ランスが嚥下したのはスラルの唾液では無かった事。

 それがスラルの血…即ち魔王の血であったという事だ。

 そしてランスは自分の意志とは無関係に魔人となってしまった。

 

 

 

「おい、どういう事だ!」

「そ、その…ご、ごめんなさい!」

 ランスがスラルをじろりと睨むと、スラルは本当にすまなそうに手を合わせる。

 本来魔王が魔人に対して謝る等ということはありえない。

 だが、それでもスラルはランスに対して謝罪をしなければならなかった。

「俺様を無理矢理魔人にする気は無いと言ってたではないか!」

「ほ、本当にごめんなさい! でも我にも何が起きているのかさっぱりで…」

 ランスの体からは間違いなく魔人の気配が感じられている。

 何よりも、かつて小川健太郎が魔人となった時には妙な装飾品が装着されていたが、その時と同じようにランスの服装もまた変わっていた。

 緑を基調とした服は黒に変わっており、その鎧も完全に黒に染まっている。

 その姿は本来の歴史である魔王ランスの姿に等しい。

「だったら何で俺様が魔人になっとるじゃー!」

「あ、でもその、ほら。凄い似合うしかっこいいぞ」

「やかましい! そんな事を言うスラルちゃんはおしおきじゃー!」

 ランスは一瞬で鎧と服を脱ぎ捨てると、そのまま再びスラルを押し倒す。

「え、ちょっと待ってランス! じゃなくて待ちなさい!」

「がはははは! 待てと言われて待つ俺様では無いのだ!」

 そのままランスの唇が被さり、スラルは何も言えなくなってしまう。

 そして再びランスのハイパー兵器が己の体に入ってくるのを感じる。

(どうして…ランスには我の命令がきかない? あ…でも…)

 己の絶対命令権がランスに通用していない事に疑問を抱きながらも、スラルはそのままランスの下で喘ぎ始める。

 そしてそれは魔人ランスの体力が尽きるまで続けられた。

 

 

 

「という訳で新たな魔人ランスだ」

「うむ、俺様がランス様だ」

 カミーラ、ケッセルリンク、メガラス、ガルティア、ケイブリスといった面子が集められ、魔人ランスが紹介される。

「…ランス、お前」

「そんな視線を向けるな。俺様はスラルちゃんに無理矢理魔人にされたのだ」

 ランスの言葉にケッセルリンクはスラルを見るが、スラルは申し訳なさそうに頷くだけだった。

 そしてそれに白い目を向けているのが魔人カミーラだった。

 ランスの意志を無視して魔人としたスラルに対しての抗議の視線であるのは、スラルにもよく分かっていた。

 こうして新たな魔人―――本来の歴史には存在しない魔人ランスが生まれた。

 

 

 

「いやあんたが魔人になるのはいいけど、何で私があんたの使徒になってるのよ!」

「がはははは! 使徒というのを作ってみたかったのだ! エンジェルナイトの使徒など珍しいではないか」

「そんな理由で私を使徒にするなー!」

 こうしてエンジェルナイトのレダはあっさりと魔人ランスの使徒となった。

 

 

 

 SS450年―――

「がはははは! とーーーー!」

「「「ぎゃーーーーーー!!!」」」

 魔人ランスの一撃が人間達をいともあっさりと吹き飛ばす。

「げはははは! お前ら人間程度がランス兄貴に勝てる訳が無いだろ!」

 そのランスの隣で高笑いをあげているのは、魔人ケイブリスだ。

 ケイブリスはランスに取り入り、その子分としてランスと共に行動していた。

(ううう…ランス兄貴は本当にいい魔人だ…俺様をまったく馬鹿にしないし…)

 今まで虐げられていたケイブリスは、自分に対して馬鹿にすることもこき使う事もしない上に、強い発言力を持つランスに感謝していた。

 おかげで最近はよく眠れるようになっていた。

 自分の愛しの魔人カミーラがランスと懇意なのは気になったが、おかげでカミーラとの接点が増えた事は素直に嬉しかった。

「がはははは! 可愛い女の子は全部俺様の物!」

 

 

 

 SS500年―――

「あ、死んだ」

「スラルちゃーーーん!!! と言ってもやっぱり俺様の剣の中にいるのだな」

「いやー、ランスのおかげで私も問題無く知識を広げられるわー」

 

 

 NC期―――

「私が新たな魔王ナイチサだ…我が下僕どもよ、我に従え…」

「男ではないか! 何で俺様が男に従わねばならんのだ!」

「えー…」

 ランスには魔王の絶対命令権は何故か効果が無かった。

 そしてナイチサもランスに干渉しようとも思わなかった。

 

「お前等は死ねーーーー!」

「ぎゃーーーーー!!」

「メイクドラーマ!!」

 ザクーッ!

 ザビエルとレッドアイは死んだ。

「まったく…何でこんな奴が魔人四天王なんだ」

「全くもってその通りです! ランス兄貴!」

 魔人ザビエルに虐げられていたケイブリスは、その相手がたったの一太刀で殺された事に恐怖を覚えると共に、ランスへ感謝する。

「いや、魔人同士の争いはご法度なのに何で問答無用で殺してるのよ…」

 ちなみに魔人筆頭であるランスには誰も文句は言えない。

 ある意味魔王ナイチサよりも恐れられている魔人である。

「ランス…ノスを殺しに行くぞ」

「面倒くさいからやだ」

 カミーラの誘いにもランスは面倒だという理由で応じない。

「ならば今こそどちらが上か決着をつけよう」

「がはははは! 今日もカミーラとセックスじゃー!」

 カミーラとは定期的に戦い、その勝利の証としてカミーラを何度も何度も味わう。

 もう何百年として繰り返されてきた事。

 これはカミーラがランスを誘っているだけという認識が魔軍にはあった。

「がはははは! やるぞ! ケッセルリンク!」

「…別にするのはいいのだが、私にも子育てというものがある。というか何故お前は魔人を妊娠させられるのか」

「本当そうよね。確か女性の魔人は子が出来ないはずなんだけどね」

 スラルが不思議そうに首を捻る。

 ゆりかごの中ではランスとケッセルリンクの子が、使徒であるシャロンとパレロアの手であやされている。

 次代を担うあらたな強者の登場に、魔軍はその明るい未来を夢見ていた。

 

「ランス。生意気にも我が元へ迫っている人間を殺せ。そして天志教を壊滅せよ」

「面倒くさいからやだ」

「…いや、魔王の命令だから従うのが筋だろう。捕えた女はお前の好きにしても良いぞ」

「なら行ってやろう」

(なんて偉そうな魔人なんだ)

 魔王ナイチサは自分の命令には従わない、だが強くてカリスマがあるランスに対して頭を抱える。

 

「がはははは! 貴様ら女の子は決して殺すなよ! Aランクの女は俺様の元へ連れてくるのだ!」

「「「ハッ!!! ランス様!!!」」」

 集められた魔物大将軍が一斉に跪く。

 そして戦いは始まるが、それは本来の歴史である3ヶ月から少し伸びる。

「がはははは! とーっ!」

 理由は単純、ランスが占領した国で何時ものように女性を抱くからだ。

 その歩みは遅いが、絶大な力を持つ魔人ランスには誰も敵わない。

 無敵結界など無くとも、人はランスに傷一つつける事が出来ない。

「貴様が藤原なんちゃらか! がはははは! 大人しく娘を差し出せば命だけは助けてやるぞ!」

「いや、普通にありえないから」

「それでいい訳? 助けてくれ、と言われれば私はその通りに策を考えるわよ」

「ここは史実通りに1対1ではないのか!?」

 ランスの合図で無数の魔物達が藤原石丸へと襲い掛かる。

 魔人ランスには1対1で戦うといった事は無かった。

 こうして数の暴力で藤原石丸はあっさりと討死する。

「死ねーーーー!!!」

「ぎゃーーーー!!!」

 そして第参階級悪魔月餅もあっさりとランスによって殺される。

「がはははは! 可愛い女の子は全て俺様のもの!」

 

 

「人類殺すべし、慈悲は無い」

「わーっ!」

 そして史実通りに魔王ナイチサは人類の半分を殺す。

「魔王死すべし、慈悲は無い」

「勇者強すぎだろ…」

 その結果、魔王ナイチサは寿命を大きく削られる一撃を受け、次なる後継者を探さねばならなくなった。

 そしてその頃のランスは、

「がはははは! いい具合だぞ、ジルちゃん!」

「ランス…だ、だめ…私もう…」

 歴史中で最悪の魔王と称された賢者ジルは、人々に裏切られ、四肢を切り落とされ犯される前にランスに見つかってしまっていた。

「うーむ、ジルちゃんは俺様との相性がいいな。どうだ、俺様の使徒になるか」

「だ、だめ…私は魔王と魔人を倒すんだ…それまで私は諦めない…」

「がはははは! 何時までそれが続くかな! ジルちゃんを調教して俺様のものにするのだ!」

 人間であったジルはこうしてランスによって救われ、またランスによって快楽のどん底に沈んでしまっていた。

 賢者ジルのアヘ顔ピースラレラレ石の存在はランスしかしらない。

「私の後継者を見つけたぞ…血の継承も済ませた…」

「何をやっとるんだ貴様はー!」

 ザクーーー!!!

「ギャーーーー―!!!」

 魔王でなくなったナイチサは斬り殺された。

 そして魔王となったジルは魔王の血の破壊衝動に負け、人類には暗黒の時代が訪れた―――訳でも無かった。

「よーし! ジルちゃんを魔王じゃ無くする方法を探すぞー」

「おー!」

「了解です! 兄貴!」

 ランスとケッセルリンクの娘と、ある程度強くなったケイブリスが手を上げる。

「嬢ちゃん! 嬢ちゃんにはまだ危険だぜ!」

「いいのよケイブリス! パーパは過保護すぎ! 私だってもう一人前のレディだよ!」

「嬢ちゃん…それで嬢ちゃんを危険にさらすと俺がランス兄貴にぶちのめされちゃんだけど…」

 ケイブリスはもふもふ癒し系魔人として、ランスとケッセルリンクの娘のお気に入りとなった。

 体だけは大きくなったが、それはケイブリスの想像とは違い、もふもふしたまま大きくなってしまった。

 それでもようやく魔人四天王の地位に上り詰めただけあり、その実力は折り紙つきだ。

 ただしランスの足元にも及ばない。

「それなんだけど…一応心当たりはあるわよ。あんまりおすすめしないけど」

 

 

「がはははは! これが黄金像か!」

 ランスはひまわり型の黄金像を片手に高笑いをあげている。

「やったー! パーパかっこいい!」

「流石ランス兄貴! そこに痺れる憧れるぅ!」

 こうしてランス達一行は黄金像をあつめた。

 が、突如としてその黄金像が奪われる。

「この黄金像は頂いていく! 人類再興のために!」

「誰じゃ貴様ーーー!」

 そしてその黄金像を使い、神と出会った冒険者はその望みを叶える。

 一人は全ての知識を、一人は絶世の美貌を、二人は魔人と魔王を倒す力を、最後の一人は呪われてコンクリ男として長く生き続ける。

「ランス、するぞ」

 魔王ジルの魔王の破壊衝動はランスが彼女を快楽の地獄へ叩き落す事によってぎりぎりのラインを保っていた。

 人類は魔王に脅えながらも―――それでも生き続けていた。

 ランスが魔王ジルに係っきりである事も多かったため、結果的に人口は増えた。

 

 そして魔王ジルの任期の終わりが近づき、ジルは延命のために神へと謁見を果たした。

「だって魔王やめたらランスと別れなきゃならないし…」

 だが何よりも違うのは、その自信に溢れた目だ。

「何をやっとるんじゃ貴様ー!」

「ランスか。見ての通りジルを封印した…それだけだ」

 こうして魔王ガイと魔人ランスの仁義なき戦いが繰り広げられ、それは50年続いた。

「えーと、私が魔人となるから人類を解放しろと言いに来たんだけど…」

「ああ、ワリイな。ガイの奴もランス兄貴もヒートアップしちまってな…」

 もふもふ魔人ケイブリスは、一人魔王城にやってきた女性、シルキィ・リトルレーズンと共に人を超えた戦いを見ている。

「がはははは! 死ねー!」

「お前が死ねー!」

 紆余曲折があり、結局はシルキィが魔人となる事で人は解放された…主にランスの魔の手から。

「納得いかーん!」

 

「なんだじーさん、お前そんな昔から生きとったのか」

「いや、ワシには魔人の知り合いはおらんが…」

 そして数百年が経過し聖魔教団が人類を統一、魔王と魔人と対抗するために闘神都市が建設される。

 それを脅威に感じた若い魔人達の言葉で、魔人からの先制攻撃が始まる。

「ランス様! ランス様は参加しないのですか?」

「なんで俺様があんな褒美も無い連中と戦わなければならんのだ。パイアールにでもやらせておけ」

「えー。ランスは僕に何でも振りすぎじゃないかなあ」

 後に魔人戦争と呼ばれる戦争にはランスは最後まで参加しなかった。

 ちなみにノスはランスに殺されているので、レキシントンは生き残った。

「扱いが酷くないか」

「男の扱いなんてそんなものだろ」

 

 戦争が終わった人間達は、色々な考えを胸に国を作り始める。

 最初にヘルマンが生まれ、そのヘルマンから独立する形でリーザスが生まれた。

「うーむ、俺様はセラクロラスによって過去に跳ばされてた訳か」

「え? 今更?」

 ここでランスは真実に気付いたらしい。

 ランスにとってこの世界の歴史はその程度の認識のようだった。

 

 GI850―――

 魔王の娘、ホーネットが誕生する。

「ランスの奴死なねーかな」

「いや、ガイ様それは無理ですよ」

 魔人バークスハムがガイの言葉を否定する。

(それにランス殿がいなくなれば、世界は闇に包まれますし…)

 未来を予知するとされる魔人バークスハム、彼には未来がある程度見えている…ようだ。

(ホーネット様は…苦労されるでしょうね)

 魔人ホーネットはガイからの厳しい指導を受けて、短期間で異常なほどの進歩を遂げた。

「あの…父様。確かに強くなったのですが、魔人筆頭のランス様に勝てる未来が微塵も見えないのですが…」

「バグには勝てない、いいね」

「ア、ハイ」

 

 そしてとうとう魔王ガイの任期が来て、異世界から来水美樹が呼ばれ、血の継承を受けてリトルプリンセスへと変わる。

「がはははは! 魔王でなくなったのならお前など相手にならぬわー!」

「やかましい! 次々に女魔人に手を出しおって! ホーネットは絶対に渡さんぞ!」

「ホーネットも俺様の女になるのだ! ラーンスアターック!」

「なんの! ラグナロク!」

 そして魔王城で繰り広げられる人外の戦い。

「ねえ日光さん。なんで魔王と魔人が戦ってるのかな?」

「魔王ガイと魔人ランスは不仲で有名でしたから…この隙に逃げましょう」

 魔王リトルプリンセスと、その恋人小川健太郎はやっぱり逃げ出すことになった。

 

 そして魔王を失った魔人は歴史通りにホーネット派とケイブリス派に分かれて戦争…なんてものは起きなかった。

「がはははは! お前ら美樹ちゃんを探すのだ!」

「了解だぜ! ランス兄貴!」

「別にいいけどよ、何でリトルプリンセスを探すんだよ」

 新たにランスの舎弟となった魔人レイが嫌な予感がしつつも聞く。

「そんなもの魔王とヤルためにきまっとるだろうが! スラルちゃんともやった! ジルちゃんともやった! ならば後は美樹ちゃんじゃー! 目指すは魔王コンプリート!」

 こうしてランスの魔王とヤル、という目的のため、魔軍全体でリトルプリンセスの捜索が始まる。

「あの…いいんですかホーネット様」

「…まあ悪意は全く持っていませんから。ランス様ならば美樹様に酷い真似はしないでしょう」

「あの…ランスに犯されるのは酷い真似だと思うんですけど」

 魔人ランスは人類は無意味に襲わない。

 むしろ人類を利用してリトルプリンセスの捜索すら行う。

 結果、彼女達の逃亡は1年であっさりと終わってしまった。

「何だとー! 魔王をやめるのはそんなに面倒だというのか!」

「…それが神が創った魔王というものだ」

 そして魔王美樹を抱くため、何とかしようと考えたランスは結局は美樹を魔王から開放する道を選んだ。

 全ての知識を知っているホ・ラガに聞いたが、それは到底不可能のように思えた。

「他の手段は無いのか他の手段は」

「私が知る限りは無い。それこそ神の手を借りねばならぬだろうな…」

 

 そして魔王リトルプリンセスは限界を迎え、魔王として完全覚醒しそうになる。

「がはははは! そろそろ俺様の出番だろう!」

 結局ランスが魔王となる事で事態は収拾する。

「…ランス様が魔王の血の正統の後継者ならば、美樹様を探す必要は無かったのでは?」

「いや、流石にランスが魔王となったらどうなるか分かりませんし…」

 ホーネットは疲れたため息をつく。

 父が探していた魔王の血の後継者は、父の直ぐ側に居たのだ。

「うおーーーーー! ランス兄貴バンザーイ!」

「魔王様バンザーイ!」

 

 そしてランスが魔王となりランスはその血に負ける…なんて事は無かった。

「いや、ランスも長く生きて異常なまでに精神図太くなってるし…」

 ランスの長い生における成長は、ついに魔王の血すらも押さえ込んでいた。

 長い生の中で得た、沢山のランスの子の前でランスは声高らかに宣言する。

「お前達! 俺様はもうこの世界から出て行くぞ!」

「えー…」

「うむ、この世界はもう冒険し尽くした感があるからな。そこで…ミラクル!」

「ふははははは! いいだろう魔王よ! 余が新たな世界に案内してやろう!」

 そしてランスは新たな世界を冒険する。

「あのー…ランス様。本当にいいのでしょうか」

「なんだシィル。奴隷の分際で魔王である俺様の命令に逆らうのか」

「いえその…他の世界の方に迷惑をかけるのでは無いかと…」

 魔王ゲンコーツ!

「いたっ! ひんひん…」

「がはははは! 今度は異世界の女達が俺様を待っているのだ! お前ら全員俺様について来い!」

 

 ―――???―――

「で、クゥ。お前の完全に想像外の事が起きたぞ」

「いや、確かにいずれは創造神の元に乗り込んでやろうと思ったが…想定外すぎるじゃろ」

 世界のバグは、どこの世界に行っても世界のバグであった。

 瞬く間に一つの国を制圧し、そこで好き勝手している。

「じゃあこれからどうする?」

「うむ、ここは魔法の言葉で終わらせる。駄目だこりゃ! 次いってみよー」

 

 終劇




これから登場予定の魔人達は意図的に出していません
ちょい役で出てきたパイアールとレイは勿論登場します
最後のオチは、イブニクル2ランス編をやればわかると思います。
大分歴史が省かれましたが、それは本編で出せればと思います

活動報告で書くか悩みましたが、一応ここで書いたほうがいいかなと
これからのパイアールの予定ですが、正直今でも悩んでるんですよね…
原因はパイアールがチート過ぎてやろうと思えば人類の全滅も余裕な事と、
やっぱり原作でも影響が非常に大きいPCの存在が…
本当に悩まし過ぎる存在です…パイアールは
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