ランス再び   作:メケネコ

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大人になるお町

「あーしんど…しばらく戦うのはいいな」

 ランスはようやく動かなくなった狂王を見て呟く。

 何回か同じような事を言っているような気もするが、とにかく疲れていた。

 回復魔法を使える者も居ないというのもあるのかもしれない。

「終わったのか…」

 タイガージョーもようやくといった感じで立ち上がる。

「何だお前。今更目を覚ましおって。この役立たずが」

「面目ない…だが、お前ならば必ず乗り越えられるとも思っていた」

 タイガージョーはランスに肩を貸して立ち上がる。

「男が俺様に触れるんじゃねー!」

「そう言うな。漢とは共に戦えば分かり合えるものだ」

 ランスの文句を無視してタイガージョーは倒れているお町の元へランスを連れていく。

 ランスは荒い息をついているお町を見て慌てる。

「おいお町!」

 お町の傷口は大きく、それは狂王の攻撃がどれ程のものだったのかを思い知らされる。

「お前…!」

 お町は先程の戦いで狂王の1体を倒すためにその前に立ちふさがった。

 その結果、スラルの魔法とランスの剣があって狂王を倒す事が出来た。

 だが、その代償としてお町は一人で狂王の攻撃にさらされたのだ。

「…我は妖怪王。あの程度の事を出来ずにして王を名乗れるはずが無い」

 そう言うお町だが、普通に考えれば致命傷だ。

 まともに喰らえばランスでも命が危うい攻撃を受け続けていたのだ。

 いくら彼女が人ではない妖怪と言っても、無事で済むはずが無い。

「この馬鹿が! スラルちゃんだって元魔王だぞ。下手したらお前より頑丈なんだぞ」

「それでも…あの狂王を倒すために我は居たのだ。そして実際倒せた…」

「それで死んだらただのアホだろうが! レン! ってクソ、あいつは居ないんだった…」

 ここでレンが居れば何とかなるのだろうが、生憎と今は存在しない。

 そうなるとお町もまた黒部と同じように1000年の眠りにつくかもしれない。

「全く…無茶ばっかりしてんじゃねえぞ。お前はランスと約束したんだろうが。だったら守りやがれ」

 お町同様傷だらけの黒部が呆れた声を出しながらお町を見る。

「黒部殿…」

「でも認めてやるぜ。お前が俺の次の妖怪王だ」

「…有難い。我は誰よりも…先代の王である黒部殿に認めてもらいたかった」

 お町は嬉しそうに笑うが、同時に血を吐き出す。

 このままではお町が前と同じように殺生石に戻ってしまうのは明白だった。

「ったくよ。ランスとの約束は破るもんじゃねえぜ。そうなったらこいつはしつこいぞ」

「やかましい! それよりも同じ妖怪だろ。何とか出来んのか」

「そのために来たさ」

 黒部は自分が持っていたオロチの鱗をお町に渡す。

「こいつにはオロチの妖力以外に俺の妖力も少しは入っている」

「…黒部殿? まさか」

「ま、俺は一度復活できたんだ。今度は数年寝てりゃ勝手に復活するさ。今お前を死なせちまうとランスがうるさいからな」

「何だと」

「ランス…こいつを頼むぜ。確かに妖怪王の強さはあるが、心はまだ弱い」

「何をいってやがる」

 訝しむランスに対し、黒部は笑う。

「黒部…お前まさか」

 やって来たスラルが黒部を見る。

「お前達と再会出来て嬉しかったぜ。レダ…いや、今はレンって名前だったよな。あいつに会えなかったのは残念だけどよ…ま、どうせ直ぐに会えるからな」

 そう言うと黒部の姿がどんどんと透明になっていく。

「じゃあなランス。何年先になるかは分からねえが…また暴れようぜ」

 そう言ってニヤリと笑うと、黒部の姿が消えそこには彼の牙が残された。

「あのバカ…勝手な事言って消えやがった」

 ランスは落ちている黒部の牙を拾う。

「ランス…」

 スラルも長い付き合いなので、ランスが素直になれない性格なのは分かっている。

 ランスが口で何だかんだ言おうが、ランスは黒部の事が嫌いでは無かっただろう。

 いや、仲間としても認めているだろう。

「まあどうせ復活するだろ。その時は存分に盾として使ってやる。ホレ」

 ランスは黒部の牙をお町に渡す。

 今にも死にそうだったお町だが、黒部から何かを受け取ったのか、既にその傷は消えており顔色も良くなっている。

「黒部殿…」

 ランスから受け取った牙を見て、お町は目を瞑る。

「その意志…我が受け取ろう。あなたが復活するその日まで…」

 お町は強い意志を持って立ち上がる。

「すまぬな…情けない姿を見せた」

「お前は意外と情けない所を見せていたから別に何とも思わん」

「ぐ…お前は平気でそういう事を言う…」

 ランスの言葉にお町は言葉に詰まるが、事実なので何も言い返せない。

「黒部…お前もまた漢であったか」

 タイガージョーがそう言うが、そのタイガージョーの体も半透明になる。

「どうやら私の出番はここまでのようだ。君達と出会えたこと、私は忘れないだろう」

「俺様はすぐ忘れるからとっとと消えろ。お前、俺様が出会った奴の中でもガンジー並に暑苦しいぞ」

「フッ…ランス、お前の事も私は忘れぬ。その力を持って大切な者達を守ってやるといい」

「ありがとう、タイガージョー」

 スラルの礼の言葉を受けて、タイガージョーの姿が完全に消える。

 恐らくは彼が居る本来の世界へと戻ったのだろう。

「ランス殿、ご無事で」

「おう、お前も無事だったか」

 怪獣王子も目を覚ましランスの元へとやってくる。

 やはり怪獣なので人間よりも再生能力は高いようだ。

「お前も帰るのか?」

「それなのですぎゃ…もう少しランス殿の一緒に居ようと思いますぎゃ。この空間を調べてみたいですぎゃ」

「そうか。じゃあそうしろ。それよりも厄介だったな。それよりも何かお宝は…」

 ランスは狂王が消えた所を見るが、そこには何も残っていなかった。

「何だスカか。全く、ただ強いだけで全く旨味が無い奴だったな」

 ランスは腹立たし気に狂王が出てきたドアを蹴とばす。

 するとその扉が開き―――そこから一面を埋め尽くさんばかりの狂王が一斉にランスを見る。

 ランスは無言で扉を閉め、

「とっとと戻るぞ。もうこんな所に用は無いぞ」

 お町を抱えると逃げるようにこの場から立ち去る。

 そんなランスを見て不思議そうな顔をしながらも、スラルと怪獣王子はそれに続く。

 残された狂王の扉は震えたかと思うと、忽然と姿を消した。

 

 

「あーしんど…毎回こんな事ばっかりやってる気がするぞ」

 流石のランスもしんどいようで、レストルームのソファに体を投げ出す。

「無事だったのは我だけか。すまないな」

「気にするな。とにかくあいつをぶっ殺せたならそれでいいだろ」

 スラルはランスの体を見るが、そこには多数の傷がある。

 ランスと言えども、あのレベルのモンスターが相手では厳しかったという事だろう。

(無理も無い…狂王は明らかに下級の魔人を上回っていたからな)

 スラルの目から見ても狂王は下手な魔人を上回っている。

 無敵結界があるから魔人が破れる事は無いが、あんなのが現れれば間違いなくたの大陸は蹂躙されるだろう。

(ジルは何という世界を見つけたんだ…)

 異世界へのゲート…間違いなく魔法LV3の技能だ。

 ジルは間違いなく魔王だった頃の自分よりも明らかに力を使いこなしている。

(いや…我が魔王として不出来だっただけか)

 自分の魔王としての才能の無さを思い知らされるが、それは最早過去の話だ。

「怪獣王子、そっちは大丈夫なのか?」

「命に別状はありませんぎゃ。少し寝ていれば治りますぎゃ」

「なら良かった。黒部もタイガージョーもいないからな…万が一ここが襲われればひとたまりも無い」

 スラルが危惧しているのはここが襲われないかという不安だ。

 確かにこれまでここが襲われたということは無いが、それが永遠に続くとは限らない。

 万が一の事は考えておかなければならない。

「後はジルが何時ここに来るかだが…まあそれはジル次第か」

「そんなのはどうでもいいわ。おいお町、俺は狂王を倒したぞ」

 ランスの声にお町の耳がピンと立つ。

「あ、ああ…確かにお前は狂王を倒した」

 お町の声は緊張で震えており、その顔は真っ赤に染まっている。

 その顔を見てランスは満足そうに笑う。

 彼女は本気でランスに抱かれるつもりのようだ。

「待てランス。お前は女が関わると元気になるのは分かっているが、流石に無謀だぞ」

「む」

 スラルの言葉にランスは不愉快そうな顔をする。

 そして立ち上がろうとした時、その体の痛みに思わず体をソファに倒す。

「やはり痛みがあるのだろう。少しくらい待て。どうせお町は逃げんよ」

 ランスはお町を見る。

 お町は黒部に助けられたせいか、傷も既に癒えているようだ。

「一度約束した事だ、それを違えるような事はしない」

 そう言いながらランスの方をチラチラ見る。

 それは何かを期待しているような目でもあった。

 ランスは直ぐにでもお町をベッドに連れ込みたいが、流石に体が痛くては楽しめない。

「フン、少し待っていろ。直ぐにやってやるからな」

 ランスはそう言って立ち上がると、痛む体を引きずってベッドに向かって行く。

「ランスは…本当に見境が無いな。本当にアレが石丸に並ぶ英雄なのか…」

「英雄とはそういうものなのだろう。完全無欠の人間…いや、人間に限らずそんな奴は存在しないのだからな」

「色欲に忠実すぎると思うがな。石丸は世界の半分を統一したのだろう」

 お町の言葉にスラルは嘆息する。

「取ろうと思えば世界を取れる器なのは間違いない。ただ、本人にその気が無いだけだ」

「アレほど欲に忠実なのにか?」

「地位も権力も飽きれば放り出すのがランスだ。良くも悪くも冒険が好きな男だ。最後までそれは変わらないのだろうな」

 スラルは呆れた声で言うが、その顔色は優しい。

 こういう奴だからこそ、スラルも一緒に居て楽しいのだ。

 無茶苦茶な奴だが、一緒に居ると絶対に退屈はしない。

 振り回されるのは確実だが、それでも決して悪い気分はしないのだ。

 ランスとはそういう男だ。

「お前もこれから苦労をするとは思うぞ? アイツは自分の女には優しいが、同時に巻き込まれるのは確定する奴だからな」

「覚悟はしているさ。それに…あいつの苦労を考えれば、我の苦労や悩みなど小さい事だからな」

 そう言ってお町は吹っ切れた顔で笑った。

 

 

 そしてランスは次の日にはランスの体は治り―――早速お町をベッドに連れ込んだ。

「がはははは! とうとうお町が俺の女になる時が来たか!」

「別にお前の女になる訳では無い。お前に抱かれても良いと言っただけだ」

「フン、そう言ってる奴でも結局は俺の女になるんだ。だからお前はもう俺の女と同じという事だ」

「どうしてお前はそう飛躍するのか…まあそれを指摘しても無駄か」

 お町はそう言いながら、自分の来ている巫女服を脱ぐ。

(…と、とうとうこの日が来てしまった)

 お町は平気な声を出しているが、その内心は既に爆発しそうだ。

 自分はJAPANが乱れた時、その人間を一つに纏める為に作られた存在だ。

 自分が女として作られたのは、時にはその体を使って相手を篭絡しろということだろう。

 だが、まさか自分がこうやって普通の初体験を迎える事になるとは思いもしなかった。

 正直に言うと、興味が無いと言えばウソ…というよりも興味ありありだ。

 その辺りはお町は普通の少女でしか無かった。

 一方のランスはと言うと、服を脱いでいるお町を見て満足そうな笑みを浮かべている。

(ぐふふふふ…ようやくお町と出来るぞ)

 何しろお町は政宗の嫁の中で唯一ランスが手を出せなかった女。

 あの時のような妖艶な美女の姿では無いが、今のお町もそれはそれで魅力的だ。

 零れるような巨乳でもなく、まだまだ成長中の少女…なのだが、今のお町ならば十分すぎる程にハイパー兵器が反応する。

(よし、ここで完全に俺の女にする。政宗の事は知らん)

 もしここでお町が政宗の嫁にならなかったらどうなるのか、なんてことはランスは当然考えない。

 ランスにとって重要なのは、ここでお町を自分の女にするという事なのだ。

 そのためならば未来の事など知った事では無い。

 未来の事は未来の事で、その時に考えればいい事だ。

 ランスがそう考えていると、全裸になったお町がランスの方を振り向く。

 まだ巨乳とも言えないが、それでも十分に育った胸、括れた腰、程よい形の尻、ランスから見れば完璧だ。

「…さ、さあ、好きにするがいい」

 お町は顔を真っ赤にしながらも、体を隠すような事はしない。

 それだけ覚悟があるという事だろうが、ランスにはそんな事はもうどうでも良かった。

「がはははは! 早速やるぞー!」

 ランスも直ぐに服を脱ぎ捨てて全裸になる。

 股間からはハイパー兵器がそそり立ち、それがランスがどれ程興奮しているかがうかがえる。

 お町の手を引いて、ランスは早速お町の体に触れ、その唇を奪う。

 お町は緊張した様子で唇を受け入れるが、抵抗は全く無い。

(うむうむ、ここまで素直になっているのを見ると少々気持ち悪いが…まあそれもグッドだ)

 何分ランスの知るお町は『お町さん』なので、その妖艶な美女とは全く違う。

 ランスは頭からお町さんを打ち消すと、その股間に手を伸ばす。

「お」

「………」

 ランスの声と共にお町の顔が更に赤面する。

「お前も期待していたんだな。もう十分に濡れ濡れではないか」

「そういう事は口にするな」

「がはははは! 心配するな、きちんと優しくしてやる」

「フン…」

 お町もまたこの状況に興奮を隠せなかった。

 服を脱いでいる時から下半身が落ち着かず、ランスにキスをされた時にはもう期待に溢れていたのだ。

 ランスとケッセルリンクのセックスに巻き込まれた時は愛撫だけしかされなかった。

 ランスは約束を守り、決して自分を犯そうとはしなかった。

 代わりに胸を、股間を愛撫され、それだけで絶頂を味わう程だった。

「あっ…」

 自分の股間を口で愛撫される感触にお町の体が震える。

 舌で愛撫されるいやらしい音が響き、お町は体を悶えさせるしかなかった。

 その愛撫がどれだけ続いたのか、既にお町の体からは完全に力が抜け、男を迎え入れる準備が整った。

「この辺でいいか」

 ランスももう十分に解れたのを感じ、ハイパー兵器をお町のソコに宛がう。

「じゃあやるぞ」

「…いいぞ」

 お町はランスの顔を見る。

 そこには楽しみでたまらないといった目で自分を見ている目が有る。

「本当に…お前は妖怪でも構わないのだな」

「前にも言っただろうが。お前が妖怪だろうが何だろうが俺にどうでもいい事だ」

「…我は面倒くさいぞ。自分で言うのもおかしな話じゃが」

「お前で面倒臭かったらカミーラなんてどうなる。あいつより面倒くさい女はそうは居ないぞ。あ、いや他にも色々居たな…」

 過去を思い出しいるらしいランスを見てお町は思わず笑ってしまう。

「お前の女の遍歴は本当に凄いな。自分でそう思っているのが馬鹿らしくなる。だからお前は黒部殿にも認められたんだろうな」

「黒部なんぞどうでもいい。お前は俺を頼ればいい。それだけだ」

 ランスは本気で言って居るのはもう十分に分かる。

 この男は本当に女の為になら命を懸けるのも厭わない男なのだ。

 だが、その代わりに全力でその女を助けるのだろう。

「行くぞ」

「んんっ」

 ランスが話を打ち切るようにハイパー兵器を挿入する。

 いくらお町が望んでいようとも、まだ男を知らないそこは固い…はずだった。

「ありゃ」

 だが、ランスと想像とは逆にお町のソコはハイパー兵器を喜んで受け入れた。

 処女の証の血は流れるが、お町の顔は歓喜に溢れていた。

「…お前、相当に期待してたな」

「な、何回お前に当てられたと思っている…」

 勿論初めてなので痛みはある。

 だが、それ以上に快感で頭が震えているのだ。

 蕩けた顔でランスを見て、その首を掴む。

「まあいいか。だったら少しくらい激しくしても大丈夫だろ」

「す、少しにしてくれ…一応は初めてだ」

 ランスはハイパー兵器を動かすと、やはりそこはスムーズに動ける。

 感触だけならばとても初めてとは思えない。

 尤もそれならランスとしても構わない。

 それにお町の体は受けれいる準備が出来ている言っても、お町にはテクニックも何も無い。

 なのでランスは一から教え込むように腰を動かす。

「がはははは。しっかりと教えてやるからな」

「んんん…」

 ランスは激しいとは言えないくらいの速度で動かす。

 粘膜をこするいやらしい音が響き、それがお町を興奮させる。

 人間を堕落させるように作られたはずの体だが、今は自分がされるがままになる。

 喘ぎ声を上げる自分の唇が塞がれる。

「ん…」

 口の中で動く舌をからめとり、その唾液を飲み干す。

 そのまま全身でランスの事を抱きしめる。

 ランスはそのまま抱き着かれたまま腰を動かす。

 最奥を刺激し、二人はどんどんと絶頂に上っていく。

(うーむ、いい体だな。思わず一発出そうになるぞ)

 妖怪王として作られた体だからか、やはり彼女の肉体も極上だ。

 処女だからと優しくしてやろうと思ったが、そんな気遣いは必要無いくらいに彼女の体は既に順応していた。

(まあ何回も出来るからな。遠慮する必要は無いな)

 ここまで来るのに長かったからか、ランスとしてもこの一回だけで終わらせるつもりは毛頭ない。

 じっくりと、そしてしっかりとセックスを楽しむ事に決めている。

(それに口とか胸とかも教えてやらんとな)

 そんな事を考えながら、ランスはお町を足を掴んで激しく腰を打ち付ける。

「ああああっ!」

 その刺激にお町は甘い声を上げ、その白い肌から汗が飛び散る。

 真っ白な肌は既に全体が紅潮しており、それがお町が感じている事を現していた。

「じゃあまずは一発行くぞ。お前もいいな」

 ランスの声にお町はコクコクと頷く事しか出来ない。

 目尻に涙をため、必死でランスにしがみ付いている。

 そしてそのままランスは最奥に向けて皇帝液を放つ。

「んんんんっ!」

 その熱さを感じ取り、お町の体が震える。

 そして彼女の体から力が抜け、ランスの首に回されていた手がベッドに落ちる。

 そのまま荒い息をつき、その目からは涙が流れていた。

「がはははは! 泣くほど良かったか?」

「…そういうのは口に出すな」

 ランスの軽口にお町は呆れたような、それでも少し嬉しそうな声を出す。

「…どうだった、我の体は」

「勿論良かったぞ。これをあいつに渡すのは勿体なさ過ぎる。お前はこれからずっと俺の女だ」

(…あいつ?)

 ランスの言葉にお町は疑問を思うが、その疑問もランスのキスによって掻き消える。

 ランスは一度体を離すと、二人の結合部から収まりきらなかった皇帝液が零れる。

「俺の女か…お前は人間なのに無茶を言う」

「人間だの妖怪だのと俺には関係ない。お前は今から俺の女だ。これは決定だ」

「フフ…分かったよ。だが…これが性交か…」

 荒い息をついていたお町の体が震える。

「ん…ありゃ?」

 ランスがお町を見て驚く。

 何と彼女の体が目に見えて成長していったのだ。

 まだ成長途中だった胸もかなりの大きさになり、手も足も伸びている。

 そして何よりも、尻尾が増えている。

「お前…滅茶苦茶だな。いきなりでかくなるな」

「…我ながら不思議な事じゃ。まあ…お前に抱かれた事で、それに相応しい体になったという事だろう」

 お町は起き上がると、増えている尻尾を抱きしめる。

 この尻尾の数こそが、自分が成長した証なのだ。

「ほう。じゃあよりエロい体になったという事か」

「…まあそうなのかもしれんな」

 お町は自分が抱かれた事で、より自分を作った者達の思惑通りになったとは自覚している。

(だが…我はお前の望む存在にはならんよ。奴等の求める妖怪王と、我が黒部殿から受け継いだ妖怪王は違う)

 激しい戦いを経験し、魔人とも戦った。

 そして一人のとんでもない男の影響を嫌と言う程受けてしまった。

 お町がランスに感謝を込めた目で見ていると、ランスは再びお町を押し倒す。

「今のお前のエロい体を見ていたら直ぐにやりたくなった。やるぞ」

「フフ…好きにすればいい。ならば…我がお前を虜にしてやろう」

「がはははは! 先程まで処女だった女が偉そうに言うな! お前が俺様の虜になるのだー!」

 ランスは再びお町にハイパー兵器を挿入する。

 お町のそこは嬉しそうにハイパー兵器を受け入れ、二人は互いを激しく求めあう事となった。

 




やっと狂王編終わり…長かったような気がします
そしてようやくGLの終わりが来ます

最初はタイガージョーじゃなくてレイを助っ人に来させようと思ったけど、
召喚ドアネタならやっぱりそういうネタの方が良いと思って止めました
レイも結構好きなキャラなんですが、インパクトはやっぱりタイガージョーには敵いませんし
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