魔人メディウサ死す―――それは魔物達に衝撃を与えた。
「おい聞いたか! あのメディウサ様が死んだって!」
「な、何かの間違いだろ!? あのおっかないメディウサ様が…」
「間違いない! メディウサ様の城から逃げて来た奴に聞いたんだ!」
魔物兵達はパニックになっていた。
今の時代は完全な魔物の時代、魔王ガイが人間を殺す事を許可した魔物の時代なのだ。
だが、その魔物の時代であの魔人が倒された。
それはまさに魔物達にとっては恐怖でしかなかった。
そしてそれを機に魔物達の動きが活発になり、より人間達への虐殺は広がっていくのだった。
「フン、メディウサが死んだくらいでこうなるとはな」
そんな魔物達の混乱を冷めた目で見ている男が居た。
それは魔人レイ、結果的にランスを助けた事になるが、それを知る者は誰も居ない。
「魔人が死んだのですからある意味当然でしょう」
その隣に居るのは同じく魔人であるアイゼルだ。
「それにしてもあのメディウサが倒される…ジル様の時代でも魔人の死は有りましたが、その時とは比較にならない混乱ですね」
更にはもう一人、魔人ジークが居る。
この三人は魔人の中でも同じ魔王から魔人になった者として、比較的親交があると言っても良かった。
「そしてあなた達は何かを知っている様子だ」
ジークの言葉にレイは何も答えずに、アイゼルも苦笑するだけだ。
その二人を見てジークも困ったように苦笑するしかない。
「教えてくれないとはつれないですね…ま、いいでしょう。無理に聞き出す事もありません」
「そうしろ。ま、俺としてはこの事であいつがどう動くかが気になってはいるけどな」
レイの言葉にアイゼルの目が細くなる。
「魔王…ガイは動きますか? たかが魔人1人が死んだくらいで」
魔王にとっては魔人とてどうでもいい存在だ。
確かに歴代の魔王に忠誠を尽くす魔人も存在するが、魔王からすればどうでもいい話なのだ。
魔王はこの世界の絶対的な支配者、魔人を倒す存在が現れようとも、魔王にとってはそれすらも障害にはならないのだ。
「ま、何か因縁があるってのは間違い無いとは思うけどな」
レイはガイとランスの間に何があったかは知らない。
だが、ランスの事だから何か関わって居る…そんな確信があった。
(ケッセルリンクが未だに魔王に姿を見せねえってのがその証拠だ)
魔人ケッセルリンクは未だに行方不明…といっても誰もそれを気にしてはいない。
なにしろケッセルリンクは魔人四天王の1人で、尚且つ何百年も行方不明の期間があった魔人だ。
それにケッセルリンクは歴代魔王からも信頼が厚い、と見られている。
そのケッセルリンクが魔王ガイの元に姿を現さないのは、何かしらの事情があるのだろうと思っている。
実際には真実を知っているのは魔人の中ではカミーラだけなのだが。
「魔王と人間の因縁…知らなければ私も鼻で笑い飛ばすのですがね」
「やれやれ…こういう時はあなた達だけで通じるものが有る。私だけが仲間外れですね」
レイとアイゼルの言葉にジークは苦笑する。
そんなジークを見てアイゼルもまた苦笑する。
「縁が有れば…あなたも会う事になるでしょう。その時は間違いなく戦場でしょうけどね」
アイゼルの言葉は今から遥か先の未来で実現する事になる。
そう、一つの国が崩壊寸前となるあの事件で。
「そうか。メディウサが死んだか」
「はい。メディウサの城に居た魔物兵を尋問した結果です。間違い無いでしょう」
カミーラはワインを片手に七星の報告を聞く。
「カミーラ様…嬉しそう」
「…そうか?」
ラインコックの言葉にカミーラは苦笑する。
自分の寵愛を受ける使徒がそう言うのだから、そうなのだろうとカミーラは納得する。
(そう…確かに私は気分が良い。あの男が強くなるたびに、私が私のモノにする価値が上がる…)
カミーラは今でもランスを使徒とする事を諦めていない。
そのためにはカミーラはランスに力を見せつけた上でそうする必要があると決めている。
それこそが、カミーラの中で燻っていたドラゴンの誇りを燃え上がらせたあの人間への最高の褒美となるのだ。
全てを出し尽くさせた上でそれを上回る、それがカミーラの目的なのだ。
「魔王は動くでしょうか」
七星の言葉にカミーラはワインを飲み干してから口を開く。
「いや…直接は動かぬだろう。メディウサの死も魔王にとってはどうでもいい事だからな」
例えどんな魔人が死んだとしても、あの魔王は顔色一つ変えないだろう。
それだけの傲慢さが魔王には有るし、有っておかしく無いのだ。
それこそが魔王というこの世界の絶対的な支配者なのだ。
「七星…ランスの動きを突き止めろ…ランスは間違いなくカラーの所に居る」
「はっ」
「カラーには手を出すな。ケッセルリンクを相手にするのは面倒だからな」
「承知しております」
カミーラはカラーには全く手を出す事は無かった。
ケッセルリンクとの間には奇妙な友情のような感覚が有り、カミーラも彼女を尊重している。
それはケッセルリンクも同じであり、カミーラがランスに手を出すのを彼女は決して止めない。
それくらいの仲なのだ。
「でも…あの人間、次はどうするんでしょうね」
「さあな…奴のやる事は予想も出来ぬ。だから面白い…」
カミーラは玉座から立ち上がると、その翼を広げる。
「カミーラ様、何処へ?」
ラインコックの言葉には答えず、カミーラは何処かへと飛び立っていってしまう。
「七星、カミーラ様は…」
「恐らく…ノスの所でしょう。久々にやりあう事になりそうですね」
「ノス…カミーラ様、大丈夫かな。カミーラ様がやられるなんてありえないけど、あいつ凄い強いし…」
「大丈夫でしょう。殺し合いにはなりません。それが魔王の命令ですからね」
時間は戻り、ランス達はペンシルカウに凱旋していた。
「がはははは! 戻ったぞ」
「ああ、良く戻ったね」
ランスを沢山のカラー達が出迎える。
「わあああああ!」
「ありがとうございます、ランスさん!」
「ベネット! やってくれたわね!」
そんなカラー達をジルは不思議そうに見る。
「あの…皆さんどうして知ってるんですか?」
ランス達は魔物達に見つからないように移動してきたため、日を跨いで帰って来た。
それなのに何故知っているのか、ジルは単純に疑問だった。
「あたしには瞬間移動が有るからね。アンタ達が戻ってくる前にはもう魔軍の間ではそういう話が広まってたのさ」
「そうか。まあ証拠を見せてやる。ジル」
「あ、はい」
ランスに促されてジルは一つの赤い球を取り出す。
「これがメディウサの魔血魂だ。確かにぶっ殺してきたぞ」
「ああ、やってくれたね」
ランスの言葉にハンティも笑みを浮かべる。
魔人メディウサは現在のカラーにおいては最大の脅威だった。
だが、そのメディウサがとうとう死んだのだ。
カラーは安泰とは言い難いが、それでも一番の脅威が消えたのは非常に大きい。
ハンティは笑みを消すと、真面目な顔でランスを見る。
「夜には感謝の宴会でもするからさ。アンタ達はその準備をしてなよ」
「「「はいっ!」」」
ハンティの言葉にカラー達は返事をするとそれぞれ動き始める。
カラー達が解散した事で、ハンティの顔が真面目な物になる
「ちょっといいかい。アンタ達に話がある」
「ここじゃいかんのか」
「ああ。これはカラーじゃ無くて、アンタ達人類に関する事だからね」
ハンティの様子にランスは察する。
メディウサが死んだ事により、別の問題が人類に対して起こったのだ。
ランス達は魔法ハウスに入ると、それぞれ思い思いの場所に座る。
「で、ハンティ。何が起きたの?」
レンの言葉にハンティは腕を組んで難しい顔をする。
「いや…メディウサが死んだ事に関係あるか無いのかは判断は難しいけど…魔物による人間狩りが活発になった」
「そんなの何時もの事だろ」
ハンティの言葉にランスは何でも無い事のように答える。
今の時代はそういう時代であり、ランスはそれはそれと受け止めていた。
そういう所ではランスはかなりドライな一面がある。
「まあ魔王ガイは定期的に人間の虐殺をしているからね…でも、それがより一層激しくなったのさ」
「激しくなったって…どうしてですか?」
ジルの疑問にハンティはジルが仕舞っている魔血魂を指さす。
「まさにメディウサが死んだからさ。その報復かどうかは分からないけどね…とにかく、人間に対する圧がより一層酷くなったのさ」
「そんな…」
ハンティの言葉にシルキィは唇を噛む。
まさか自分達が魔人を倒した事によって、そういう結果を齎すとは思っていなかった。
「ふーん。ま、どうでもいいな」
「ランス君! そういう言い方って無いんじゃない!?」
本当にどうでも良いと言わんばかりのランスの態度にシルキィは声を荒げる。
だが、ランスは全く動じることなくシルキィを見る。
「じゃあどうする? 今お前が1人で出来る事なんて無いぞ」
「それは…そうだけど…」
あくまでも冷酷なまでの事実を突きつけるランスに対し、シルキィは言葉に詰まる。
確かにランスの言う通り、シルキィが1人で出来る事などたかが知れている。
人類を助けようにも、シルキィ一人…いや、ランス達が居たとしても不可能だ。
「…虐殺とはやはり人間牧場で?」
「ああ。あそこは今は地獄さ。殺されるために人が産まれされていく…カラーなんて目じゃない、本当の意味での牧場…それもただ殺されるためのね」
日光の言葉にハンティも苦渋に満ちた表情を浮かべる。
カラーは人間が居なければ子孫を残せない。
人間の滅亡は同時にカラーの滅亡も意味するのだ。
「何とか…出来ないの?」
シルキィの言葉に日光も難しい顔で首を振る。
「出来る事は…無いのかもしれません。昔私達も人間牧場を解放しようとしたのですが…」
日光はその時の事を思い出し悲痛な表情を浮かべる。
「そこに居る人達は…人間牧場でしか生きていけなくなっていたんです。そうする事しか出来ないのが人間牧場という場所だったんです」
「そんな…」
日光の言葉にシルキィは愕然とする。
「…じゃあどうすれば」
「戻って来て早々こんな話で悪いね…でも、これは話とかきゃいけない事だから」
「気にするな。別にお前が悪い訳じゃ無いだろ」
ランスの言葉にもハンティは難しい顔を崩さない。
「そうもいかないさ。人間が全滅したらカラーだって全滅するんだ」
「そうはならんと思うがな」
ハンティの言葉にランスは小さく呟く。
(うーむ…俺様が知っているのはこれから人間の世界が作られるという事だが…そういやなんでそうなったんだ)
ランスはGI期の生まれで、その時は当然人間の世界が出来ていた。
魔物達は魔物界と呼ばれる所で過ごしており、ランスが本格的に魔軍と呼ばれる存在と戦ったのはゼスでの事件があってからだ。
(分からんな…レンなら知ってそうだが、こいつは絶対に教えないからな)
ランスはレンを見る。
相変わらずレンは特にランス達の会話に口を挟もうとはしない。
レンは間違いなく現状に気づいているが、その事に関しては頑として口を開こうとはしない。
ランスも聞いたのだが、どうやら本当に話す気はない様で、ガンガンセックスでイかせてもその事だけは口にしなかった。
(シィルが居れば何か分かったかもしれんが)
ランスの奴隷のシィルならばこの世界の歴史の教養は有るだろうが、居ないものは仕方ない。
「とにかく少し休むぞ。隠れながら移動するのは面倒だったからな」
「…そうだね。まずは休む事だね。ま、今日はカラーで盛大にお祝いをさせて貰うよ」
ハンティのその言葉は嘘ではなく、ランス達はカラーに盛大に祝われた。
中にはランスに熱い視線を送って来るカラーも居たのだが、例によってハンティの厳しい視線の前には流石のランスでも自重せざるを得なかった。
が、ランスは別にそんな事はどうでも良かった。
何しろこれまで取っておいたメインディッシュを頂けるのだから。
「という訳で約束を果たしてもらうぞ、シルキィ」
「…あー、やっぱり?」
ランスはシルキィを部屋へと呼び出す。
もうハイパー兵器は準備万端で、今にもシルキィを抱きたいと天を向いている。
シルキィもそれには気づいており、少し顔を赤らめて頬をかいている。
「その…やっぱりどうしても…私を抱きたいの?」
「当たり前だろうが」
キッパリと言い切るランスにシルキィは…正直悪い気はしなかった。
「私、見ての通りの体型なんだけど…」
「俺様のハイパー兵器が反応するから問題無い」
「…わ、私なんて抱いても楽しく無いと思うんだけど」
「いいや、俺様は絶対楽しい。だから問題無い」
「えーっと…」
「ごちゃごちゃうるさい。何とか逃れようとしてもそうはいかんぞ。もう俺様はお前を俺様の女にする事を決めたんだ。そのためなら何だってやるぞ」
「………あー」
そのランスの言葉を聞いてシルキィは悟った。
いや、もう本当はずっと前から分かっていたのだ。
ランスは本気で自分とセックスをしたいがために魔人と戦ったのだ。
(勿論カラーを助けるためというのもあると思うけど…)
シルキィは心の中でため息をつくしかなかった。
もう何を言ってもランスは納得しないだろうし、諦める事は無いだろう。
「分かったわ。まあ確かに私もそう約束したしね」
シルキィは覚悟を決めてランスを見る。
「でも…体くらい洗わせてよ。その…やっぱりそういうのは恥ずかしいし」
「勿論構わんぞ。だが、逃げるなよ」
「ここまで来たならもう逃げないわよ」
そう言って笑うと、シルキィは浴室に来る。
そして体を洗っているとどんどんと恥ずかしくなってくる。
「うう…私、ランス君の勢いに負けて凄い事約束しちゃってたな…」
顔を真っ赤にしてシルキィは自分の体を綺麗にする。
約束をした以上、シルキィはそれを反故にするつもりは全く無い。
まあそれと自分の感情はまた別なのだ。
「それに私こんな体型だし…」
シルキィは自分の体型に対して特にコンプレックスを抱いている訳では無い。
というよりも、そんな事を考える暇などこれまで無かった。
ランス達と出会う前はたった一人で魔物と戦い続けてきたのだ。
だが、ランスと出会った事によりシルキィは心に余裕が出来てしまった。
そしてランスの持つ魔法ハウス…そこはまさにこれまでの生活が嘘だと思うくらいに快適過ぎた。
それらの心境の変化、そしてランスという人間の生活に触れていく内に、シルキィにもそういう事を考えさせられる状況になってしまった。
「でも…ランス君、本当に凄かった」
シルキィの心には今でもようやく魔人を倒したという高揚感、そして達成感がある。
人間でも魔人を倒せる、それがハッキリしただけでも十分すぎた。
そして何よりもランスの力…それを間近で感じ取る事が出来た。
最後の必殺の一撃…アレは本当に凄かった。
シルキィはその時ランスの凄まじい剣技に見惚れていたと言っても良かった。
正直何が起きていたのか全く分からなかったが、それでもあの魔人メディウサを倒したのは事実だ。
「アレでもうちょっと人類のために戦ってくれればいいんだけど…」
ランスは優しい所はあるが、男には非常に厳しい。
「まあ…分かりやすい人だけど…それはもう仕方ないか」
もうあの性格は絶対に直らないだろう。
ただ、それでもランスが人類にとっては無くてはならない人なのは間違い無かった。
「考えても仕方ないか。今は…うん、ランス君との約束…ま、守らないと…」
これから起きる事を想像し、シルキィの全身が桜色に染まる。
「こんな女らしくない体でも…ランス君は良いって言ってるんだから」
シルキィは自分の体が女らしくないと思っている。
それは比較対象がレンや日光、そして必ず美形として生まれるカラーだからなのだが、それでもシルキィは自分の体が女性として見られた事なんて考えた事も無い。
「うう…でも覚悟決めなきゃね。ランス君はしっかりと魔人を倒したんだから」
そしてシルキィは準備をする。
準備と言っても別に特別な事をする訳では無い。
ただ、それでもシルキィにとっては特別な事なのだ。
そしてバスローブを纏ったままシルキィは部屋に戻る。
「お、お待たせ…」
「別に待っとらんぞ。それにこんな事なら待つのも問題無いからな」
湯上りの姿も相まってシルキィの姿は非常に色っぽい。
その姿を見るだけでランスのハイパー兵器は力が入る。
「ほれ、こっちこい」
「う、うん…」
ランスの言葉に合わせてシルキィはその隣に座る。
そしてランスは即座にシルキィの纏っているバスローブをはがす。
シルキィは自分の体の未熟さを恥じらう様に体を隠す。
「隠すな隠すな。別に俺様は体型なんぞそんな気にせんからな。ハイパー兵器が反応すればそれで問題無いのだ」
「ん…」
ランスはシルキィの顎を掴むと、そのままその唇を奪う。
ランスは服を脱ぐと、シルキィをベッドに押し倒す。
シルキィの肌は既に桜色に染まっており、その顔は妙に色っぽい。
「じゃあやるぞ」
「…うん」
???―――
虚無な空間―――そこにケッセルリンクは一人で居る。
「メディウサは倒した…私も少しは役に立てたことは僥倖だ」
ランスとメディウサの戦いだが、ケッセルリンクはランスを助ける事が出来た。
僅かな魔法バリアだったが、それでもメディウサを倒す事が出来た。
あの魔人にはケッセルリンクは嫌悪感しか持っていなかったので、死んでくれたのは全く構わない。
いや、カラーに手を出す奴が消えたのはむしろ喜ばしい事だ。
「そして…私のやる事は一つか」
この剣の中はかつてスラルが居た空間―――なのだろう。
スラルに確認した訳では無いので分からないが、まあ間違い無いだろう。
そしてこの剣の中に入り、ケッセルリンクにはやる事が出来た。
「…しかしラ・バスワルドに関しては無理か」
ランスの剣の中にはラ・バスワルドの力の欠片が入っている。
ケッセルリンクはそれに気づき接触を試みたが、生憎とこちらに対しては無反応だった。
「ランスはバスワルドの力を使っているようだから、ランス本人は接触出来るのだろう…が、私はやはり無理か」
何とかランスの力になりたいと思ってたのだが、流石にここまで無反応だとコンタクトは不可能だと判断する。
「だからこそ…私にはやらなければいけない事が有る」
ケッセルリンクは何も無い空間を歩く。
何も無い空間を歩くというのも変だと思い、内心で苦笑するがそうとしか表現が出来ないのだから仕方が無い。
そして彼女の目的とする存在はただ一つ。
それは確かに彼女の目の前に現れた。
一本の巨大な触手から生えた女性を思わせる何かがケッセルリンクを見下ろして居た。
その姿を見てケッセルリンクは跪く。
「お久しぶりと言うべきですか…それとも初めましてと言うべきですか…」
ケッセルリンクは目の前の強大な存在の前に思わず冷や汗が流れる。
「こうして挨拶をさせて頂くのは初めてです…初代魔王、ククルククル様」
触手―――魔王ククルククルは何も言わず、ただケッセルリンクを見下ろして居た。
メディウサは残念ながらここで退場です
本当はここで退場しない予定だったのですが…
色々と新情報が出てくるとどうしても
それと個人的に正史のガンジーが結構気に入ってるんでそれもあったりします