グチャグチャに破壊された鉄兵の残骸―――それを回収し、魔教団の始まりの5人はため息をつく。
「…人間業じゃ無いな」
ルシラが頭から斬られた…いや、砕かれたような鉄兵を見て改めて戦慄する。
「バケモノだな…あの男」
セルジオもランスのバイクに撥ねられた事も忘れ、鉄兵を見る。
(ある意味戦士としての理想の一撃を見た…魔法を使おうがこんな事は俺には出来ない)
同時に戦士としてあの男に強い嫉妬心を持ってしまう。
セルジオは魔法使いの癖にやたらと接近戦をするし、実際に彼は非常に強い。
そのセルジオを持ってして、あの男に勝てるイメージが全く沸かなかった。
それだけのレベル…絶対に埋める事の出来ない技能の差を思い知らされた感じだった。
「破壊した奴は確かに凄いが…まあ計画に支障は無いだろう。こんな事を出来る『人間』はこの世界には一握りも居ないはずだ」
後の最強の闘神と呼ばれた男は破壊された鉄兵を前にしても冷静だ。
「…そうだろうね。でも、僕達が作った鉄兵がまさか一人の人間に破壊されるなんて…正直想像してなかったな」
そしてルーカ・ルーンも鉄兵を見て複雑な顔をする。
自信があった鉄兵だが、見事にその出鼻をくじかれた。
しかもあの男にはまだまだ余裕があった。
疲れを知らない鉄兵ではあったが、あの男に対してはそれは意味が無かった。
それこそ魔人に並ぶかもしれないあの破壊力…敵に回すのは出来るだけ避けたい所だ。
「先生…彼とコンタクトは取れませんか?」
「ルーン!?」
「一体何を!?」
「先生、どうですか?」
ルーンは真剣な顔でフリークを見る。
フリークもルーンが本気であの男に会いたいのだろうと思い、ため息をつく。
「儂にだってどうにも出来ん事もあるぞ。それに、ハンティもそれに関しては首を縦には振らんだろうしな…」
勿論フリークとしても気にならないと言えば嘘になる。
正直言えば、まさか鉄兵が人間の戦士に倒されるなんて思っても居なかった。
同時に、ハンティが何故その人間と付き合いがあるのかも分かった。
(間違いなくルーンと合わぬ青年じゃったが…だからこそ興味が惹かれるという事もあるのじゃろうな)
「一応は聞いてはみるが…期待はせぬ事じゃな」
それでもフリークは弟子の頼みを断れない自分にため息をつくしかなかった。
カラーの村ペンシルカウ…そこは年月が経っても変わらない。
が、空気だけはどうしても変わってしまう。
ランスはバイクを魔法ハウスにしまい、ハンティの案内でペンシルカウに入る。
昔と違い、カラー達が若干殺気立っている気配が感じるし、ランスを見る目が厳しい者が多い。
「…何かあったのか? 空気が違うぞ」
「まあ…色々とあってね。人間の立場が変わればカラーの立場も変わる。そればっかりはどうしようもないからね」
ランスの言葉にハンティも苦々しい声を出す。
そしてそのままハンティはカラーの女王の所へと案内する。
「ようこそいらっしゃいました。私が今のカラーの女王、ティリス・カラーです」
今のカラーの女王を名乗った女性がランスに頭を下げる。
カラーなので当然美人だが、ランスは手が出せないのは不満だが、カラーとの関係のために我慢をするしかなかった。
「うむ、俺様がランス様だ」
「あなたがあの魔人メディウサを倒した方…私達カラーの英雄である事は間違い無いのですが…」
「何かあったのか? カラーの様子が変だぞ」
ランスの言葉にティリスは深くため息をつく。
「今の状況…人類が魔王の支配を逃れた事で、カラー狩りが再開されたからです。ですので、人間の男は今のカラーにとっては大きな脅威なんです」
「何だと? まだそんな事になっとるのか」
カラー狩り…それはランスも経験している。
ランスも正直人の事は言えず、カラーの女王であるパステルを襲った事で大変な事になった。
ただ、ランスはカラーのクリスタルには全く興味が無く、ヘルマンやカラー狩りをしている者達と違いカラーを殺してクリスタルを奪うという事はしなかった。
しかし、今の時代はそのクリスタルを求めて人間達がカラーを襲っている。
理由は単純、金のためという非常にシンプルなものだ。
「ランス様が居ない間、カラーの皆も色々と大変で…」
「ジル、お前も知ってたのか」
「私達も巻き込まれたからね。ま、私としてもカラーの数が減るのはあまり好ましく無いから色々と手を貸したけどね」
「お前がか?」
レンの言葉にランスは胡散臭そうな顔をする。
「私にも事情があるのよ。あまり干渉はしたくはないんだけどね」
カラーは年月が経つと天使になったり悪魔になったりする。
天使になれば戦力となり、悪魔になれば敵となる。
これは本来の任務とは関係は無いが、今地上に干渉を許されているのならばそれくらいなら許容範囲内かなとは考えていた。
襲撃者を撃退しているだけなので、それほど影響も無いだろうとも思っている。
「そしてその件で今カラーはある決断をしようとしているんです」
「決断? なんだ、ここを捨てて移動でもするのか?」
「カラーの未来のため、魔教団に協力しようと考えているんです」
「魔教団? なんだそりゃ」
ランスはこの世界に戻って来てから日が浅いし、この世界の動きなど知りようが無い。
だからこそ、先程までに自分が揉めた奴等が、その魔教団の連中だとは考えてすらいない。
もし魔教団がランスが知っていた名前なら少しは考えたかもしれない―――後の聖魔教団となる者達との付き合いも。
「私達が居た場所です。元々は魔法学院という名前だったんですけど…」
「ふーん」
ランスは特に興味が無さそうに答える。
「で、カラーはその魔教団とかいう奴に協力するってのか」
その言葉にティリスは頷く。
「はい。彼等の中には始祖様と親しい方も居ます。彼等はカラーを狙っていませんから、私達カラーも協力してもいいという話が多いんです」
「うーむ、そんな状況になっとるのか…」
カラーの女王の言葉には流石のランスも考え込む。
何しろカラーとは何かと縁が有るし、何より将来リセットが生まれる事になっている。
ランスとしてもカラーは敵に回したく無いし、美人なのが当たり前なので助けるのにも躊躇いは無い。
「だから私としてはアンタと連中を揉めさせたく無かったのさ。ま、あっという間にぶち壊されたけどね」
「喧嘩を売って来たのは奴等だろうが」
「あの…ランス様はバイクで人を跳ね飛ばしてたような…」
「知らん。俺様の前に立つ奴が悪い」
ランスの言葉を聞いてハンティはため息をつく。
(まあ分かってたけどね…こいつは確かに人の上に立てる奴なんだろうけど、それはルーンも同じ。時代が違えば協力も出来てたかもしれないけどね…)
これがもし今の時代では無かったら…とハンティは思わずにはいられない。
ただ、これはもう本当に巡り合わせが悪いとしか言いようが無い。
もし魔法使いが虐げられていなければ…ランスとルーンは協力体制を取れていたかもしれない。
(まあこいつはセラクロラスで移動しちゃうから難しいけど…ルーンのあの技術が実用化すれば、こいつと付き合う上の問題の『寿命』が無くなる訳だしね…)
「で、カラーとしては俺様よりもあっちが重要だという事か」
「そりゃそうだよ。アンタはカラーを助けてくれるけどそれは一瞬。向こうはこっちを恒久的に守るって言ってる訳だしね」
「そんなの出来る訳無いだろうが」
「それをやろうとしてるのが連中なのさ。ま、カラーの立場としてはそっちを選ぶってのは間違った選択肢じゃ無いと私は思ってる。決めるのは私じゃなくて現代のカラーだけどね」
ハンティの言葉にランスは詰まらなそうな顔をする。
ただ、ハンティの言っている事は間違ってはいない。
ランスだって一人でカラー全員を守れるだなんて思っていない。
それこそ国単位での力が必要になる。
生憎と今のランスにはそんな力は無い。
「始祖様の言う通りです。カラーの存続のためにも、魔教団との連携はどうしても必要となります」
「ケッ!」
ランスは面白く無さそうな顔をする。
が、カラーがそう決めたのならばランスがどうこう言う資格は無い。
これがパステルのようなポンコツなら話は別だが。
ただ、今のカラーの方針にランスが干渉しようものならハンティが何を言ってくるか分からない。
「そんな訳でカラーはアンタとも魔教団とも悪い関係になりたくないんだけどね。ただ、どちらかというとやっぱり魔教団の方に寄っているのさ。ま、これは個人と組織の違いだね」
ランスとしては非常に面白く無いが、ハンティの言ってる事はまあ分かる。
それくらいの知識は流石に有るし、ランスもそこまで無謀ではない。
「私の口からペンシルカウから出て行って欲しいとは言えないけど、カラー全体からしたらやっぱり今は人間というのは脅威なんだよ。カラーと付き合いの長いアンタなら分かるだろ」
「分かった分かった。まあ今は昔のように魔人共は居ないんだろ。だったら余裕だ余裕」
ランスの言葉にハンティも少し笑みを浮かべる。
「悪いね…ただ、今もカラーの立場は難しいんだよ。この先どうなるかも分からないからね」
「とにかく少しの間ここに居させろ。魔法ハウスが有るからいいだろ」
ランスの言葉にハンティが女王を見る。
「はい、勿論それは構いません。確かに今は人間相手に悪感情が有るのが否定できません。でも、始祖様が大丈夫というのであれば受け入れます」
「つまらん。その魔教団とかいう奴、生意気だぞ」
当然ランスとしては面白くは無いので不満が出る。
ただ、口だけの不満なだけで特に何かしようなんて流石に思っていない。
「なんか無駄に疲れたな。ジル、何か作れ」
「あ、はい!」
ランスの言葉にジルは嬉しそうに返事をする。
そして女王の部屋を出て魔法ハウスを起動させる。
それを見てランスも立ち上がると、久しぶりの魔法ハウスへと入る。
ランスとしては数日間だが、ジル達にとっては数年間だ。
少しは変化があると思っていたが、特に変わった様子は見られなかった。
「何だ。意外と何も変わっとらんな」
「カラーの皆さんが定期的に掃除をしてくれてたんです。ランス様の貝には誰も手を触れてませんよ」
「あ、そうだ! 俺様の貝!」
ジルの言葉を受けてランスは大急ぎで自分の部屋へと戻る。
そして自分のコレクションで有る貝を見て、安堵のため息をつく。
「何年も経ってたが劣化はしてないようだな…」
ランスからは数日、しかし実際には数年、ランスは貝に関しては誰にも触れさせないくらいのコレクターだ。
手入れも自分でやっているし、それは自分の楽しみなので誰にもさせない。
なので自分が離れている間劣化している可能性も考えたが、どうやら無事のようだ。
「ハンティが保存魔法を定期的にかけてくれてたんだから感謝した方がいいわよ」
「うむ、でかしたぞ。貴重な物だからな。これの損失は世界の損失だ」
「…相変わらずねえ」
ランスの様子にレンは呆れたように答える。
趣味は人それぞれだが、貝への入れ込みようは本当に凄いとは思う。
「俺様のコレクションが無事なのは良い事だ。安心したら腹が減ったな」
「はいはい。少しくらい待ちなさいよ」
そしてランスは食事を済ませ、夜になる。
当然のようにジルはランスの部屋へと呼び出されていた。
「がはははは! ようやくお前とヤれるな! と言っても俺からすればそこまで時間が経ってないが…」
ランスはジルの体を見る。
今は魔法ハウスという空間に居るせいか、ジルはラフな格好をしている。
「うーむ、それにしても育ったな」
「あ、あはは…」
ランスの視線にジルは恥ずかしそうに愛想笑いをする。
「前よりもまだ下に見えるが、スタイルだけは前よりも良いな」
ジルはまだ魔王になる前よりも肉体年齢は下だろう。
まだ顔には幼さが有るし、身長も魔王だった頃よりもまだ低い。
ただ、あの時よりも胸も尻もボリュームが出ている。
「あ、あの…」
ジルは顔を真っ赤にしてもじもじしながら答える。
「ラ、ランス様はケッセルリンクさんみたいな女の人が好きなのかなって…わ、私も努力したらケッセルリンクさんみたいな女の人になれるかなって…」
その答えにランスは呆れたようにため息をつくと、ジルの頭をポカリと叩く。
「アホか。お前はお前だ。別にあいつのようにならんでも良いだろ。ま、それだけのスタイルに育てたのは褒めてやらんでもない」
ニンマリと笑いながらランスはジルの胸を掴む。
その大きな胸は確かな弾力を柔らかさを持っており、ランスの指が胸に沈んでいく。
「あ…ランス様…」
「そんな事よりお前、他の奴にやられてないだろうな」
「そ、そんな事ありません! レンさんも居ましたし…それに人間の男性に襲われても今の私なら余程の事が無い限りは何とかなってしまいますし…」
ジルは包帯に巻かれた自分の腕を見る。
この包帯の下には普通の人間とは違う手が有る。
それこそがジルが魔王と人間に分かれた証、そして今もジルに残る魔王の残滓でもある。
その力は普通の人間を遥かに超えており、成長した分その力も増してしまっている。
「で、こっちは大丈夫なのか?」
ランスもランスでジルの手足の事は気になっている。
離れていた期間が長かったからか、ジル達に何が起きていたのかはランスには分からない。
「あんまり付き合いはしないようにしてました…この手足で色々と言われるのは分かってましたし」
「ふーん。まああんまり気にするな。俺様からすればちょっとしたアクセントだがな」
ランスはジルの手に巻かれている包帯を外す。
現れたのは人の物とは思えぬ黒い肌だ。
そしてそれが露になると同時に、ジルという人間から寒気がするようなプレッシャーが放たれる。
「まだ制御できなくて…ごめんなさい、ランス様」
ジルはそんな自分が情けないのか、顔を伏せる。
ランスはそんなジルの顎を掴むと、その唇を強引に奪う。
「ん…」
ジルは躊躇う事無くその唇を受け入れる。
ソフトなキスだったが、それだけでもジルには十分だった。
「何とか慣れれば良いだろうが。俺様も今の力を使うのには時間がかかったからな。天才である俺様でも時間がかかったんだから、お前も時間がかかるのは当たり前だ」
「ランス様…」
ランスの言っている事は無茶苦茶で、どう聞いても慰めにもなってない。
でもジルには分かっている。
これがランスなりの精一杯の言葉だという事も。
「そんな湿っぽい話は無しだ。それよりも楽しむぞ」
「きゃっ」
ジルはランスをベッドに押し倒し、その服をはがしていく。
足の包帯も外すと、そこには息を呑むくらいの素晴らしい体があった。
まだ顔立ちは幼さを残しているのに、身長も高い方でスタイルも抜群だ。
そのアンバランスさもランスにとっては良いスパイスだ。
「そういやスラルちゃんはどうなった? まだお前の中に居るのか?」
「あ、はい。私の中の血が安定したり安定しなかったりで…肉体の成長と共に、私の中に残った血の影響も大きくなっているみたいなんです。だからランス様と別れた時とそんなに状況は変わりません」
「そうか。そっちもどうにかせんといかんな。まあそれよりも」
「あっ」
ランスはジルの大きな胸をその両手で掴む。
「おお…改めて見るとやはりでかいな」
「…が、頑張って育ちました」
「がはははは! いい心がけだ。じゃあたっぷりと可愛がってやるからな」
ランスはそう言うとジルの背後に回る。
そしてその大きな胸をムニムニと揉み始める。
「ん…」
ジルの色っぽいため息にランスは更に気を良くし、その先端をいじりながら刺激を加える。
「ランス様…」
「仕方の無い奴だな」
ジルの要求をランスは察し、背後から胸を揉みながら二人は唇を重ねる。
二人の舌が絡み合う音をたてながらもランスは胸を揉み続ける。
そして完全に固くなっている先端を指で刺激させていると、その右手がジルの下半身に伸びる。
「んんっ!」
ジルは声を出そうとするが、ランスは彼女の口を奪いそれを許さない。
その指が辿り着くと、そこは既に十分に潤っていた。
最初は軽く触れていたランスだったが、もう軽い刺激など必要無いくらいにジルのそこは蜜を溢れさせている。
なのでランスも遠慮なく指を侵入させる。
「あっ…ランス様…」
「随分と感じやすいな。一度ガキに戻ったのにな」
「体が…ランス様の事を覚えてるんです。だって私は…ランス様の奴隷としてずっと可愛がってもらってましたから」
「がはははは! いい心がけだ。だったら前戯なんていらんな」
ジルの体は処女とは思えないくらいに出来上がってしまっている。
元々はランスの奴隷として何度もセックスした経験が体に染みついてしまっているのだろう。
ただ、それよりもジル自身が何よりもランスを望んでいたのが大きいのかもしれない。
ランスはジルを押し倒すと、そのまま正常位のままハイパー兵器を挿入する。
「んんっ!」
そこは処女とは思えないくらいにハイパー兵器を飲み込んでいく。
そしてジルの処女を再び奪い、その証として血が流れる。
ジルはそれに全く痛がる様子はなく、ランスにしがみ付く。
「あ、こら! 思いっきり抱き寄せるな! お前の馬鹿力だと痛いだろうが!」
「ご、ごめんなさい…わ、私…嬉しくて…」
「まったく…制御できるようにしろよ。セックス中に殺されるなど冗談じゃ無いぞ」
「は、はい…」
「まあいい。こんだけ濡れてるなら遠慮なく行けるな」
「あんっ」
一突きでジルの最奥にまでハイパー兵器が突っ込まれる。
ジルはやはり体が覚えているのか、二度目の初めてなのに体が敏感に反応する。
「あ、ああああああっ!」
「あんっ? まさかこれだけでイッたのか?」
ジルの反応にランスは驚く。
間違いなく処女なので、最初は痛がるのは当然だしランスとしても徐々に体に快感を教えていく予定だった。
だが、ジルのそこは名器と呼べるものなのはランスは分かった。
(うーむ、確かに前のジルとは少し違うな。どっちかというと魔王の時のジルの感触に似てるな)
流石に魔王ジルのような感じはしないが、それに近い感触だとランスは感じる。
「ラ、ランス様…私…」
「随分と感度がいいな。それともよっぽど期待してたのか?」
ランスはニヤニヤしながらハイパー兵器をゆるゆると動かす。
そんなランスに対してジルは恥ずかしそうに全身を桜色に染める。
「ち、違うんです…か、体が大きくなっていく内に…そ、その…昔の事を体が思い出してしまって…」
「ほう」
「私は昔の私のままなんです。だ、だから…思いっきりやってください…」
「がはははは! そういう事なら遠慮はいらんな! じゃあとことんやらせてもらうぞ!」
ランスもジルはこの体になってから初めてだから優しくしてやろうと思っていたが、そういう事なら遠慮は無用だった。
最初からガンガンと腰を使いジルに快感を与えていく。
ジルもランスに全身で抱き着き、その喜びを示す。
ランスもジルとの久々のセックスに限界が早く訪れる。
「少し早いがまあ何回でも出来るからな。じゃあ早速行くぞ!」
動きはどんどんと早くなり、ジルはもうされるがままになっている。
「んんっ!」
ジルは絶頂を迎えると同時にランスに強くしがみ付く。
大量の皇帝液を子宮で受け止め、ジルは本当に幸せそうに顔を蕩けさせる。
「ふぅ…なんつーか、凄い搾り取られるような感じだな」
一度の射精なのにランスも凄まじい快感を味わっていた。
それこそリーザスで味わい、そして異世界でも味わったジルの体とそっくりだった。
勿論違いはあるのだが、やはり同一人物なので似ているのだろうとランスは勝手に納得した。
「ハァ…ハァ…ランス様…」
「うむ、良かったぞ。お前も良かっただろ」
ランスの言葉にジルはコクリと頷く。
「まだ出来るか?」
一応ジルはこの肉体になってから初めてだったので、ランスも一応気を遣う。
「…だ、大丈夫です」
ジルは一度放ったのにまだ大きいままのハイパー兵器を見て答える。
ランスはニヤリと笑うと、ジルの体をうつ伏せにしてハイパー兵器をあてがう。
「そう言うと思ったぞ。しっかりと楽しませてやるからな」
そう言ってランスはハイパー兵器を挿入し、ジルは再び嬌声を上げるのだった。
「うむ、グッドだ」
ランスは幸せそうな顔で失神しているジルを見て満足そうな声を出す。
ジルの体は正に極上で、ランスとしても非常に満足いくセックスだった。
「まだ楽しみたいが…ま、いいか」
もう一度ジルと楽しみたい所だが、今やっても反応は返ってこないだろう。
流石にソレではつまらない、とランスは思っていた。
自分だけが楽しむのなら簡単だが、それでは面白くないと思うくらいにはランスは一応は女の事を考えてはいた。
勿論自分が極限状態になったらそんな考えもあっさりと放り投げるのがランスなのだが。
「まだ起きてる?」
「レンか」
そう思っているが、レンが部屋へと入って来る。
「また凄い事になってわね…ジルってこの体じゃ初めてだったんでしょ?」
「問題無い。楽しんでたからな」
「そういう事じゃ無いと思うんだけど」
レンは少し呆れながらもランスを見る。
そしてまだハイパー兵器が元気なのを見ると、少し顔を赤くしながらも服を脱ぐ。
「何だ。お前もその気だったのか」
「ランスは知らないだろうけど、私達は何年も待ってた訳だしね」
そう言ってレンはベッドに上がると、そのままランスにキスをする。
「だからちょっと…ううん、かなり期待してた」
「がはははは! オーケオーケ! 今日はとことんやってやるからな!」
ランスはレンを押し倒す。
その日は明け方まで部屋の明かりが消える事は無かった。