「なんだ貴様」
ランスは目の前に現れた少女に対して剣呑な目を向ける。
女ならば誰であろうとも口説き、時には襲い掛かったランスだが、目の前の少女にはそんな気は起きなかった。
目の前の少女が幼い容姿をしているという事もあるが、それよりもその身に纏っている空気がランスに戦士として最大限の警戒をさせていた。
「フィオリ…ちゃん」
その時安全と感じてようやく姿を現したパレロアが呆然と呟く。
彼女にはその姿に見覚えがあった…何故なら、彼女と出会った数日後に夫の様子がおかしくなっていったからだ。
「あら、パレロアじゃない。まだ生きていたのね。あなたの夫もあなたに手を出すのは躊躇ったのかしら? でも子供は気の毒な事になったみたいだけど」
フィオリと呼ばれた悪魔はコロコロと笑う。
「それともあなたにはこの姿の方がいいかしら?」
そう言うとフィオリの服装が変わり、どうみても人間にしか見えない姿となる。
「こう呼んだ方がよろしいかしら? パレロアお姉ちゃん」
「!?」
パレロアはその光景を見て止め処なく涙を流し、地に膝をつく。
その様子を見てケッセルリンクとスラルが鋭い目をフィオリと呼ばれた悪魔に向ける。
「成程…この惨状はあなたの入知恵って訳ね」
スラルの言葉にフィオリはその姿のまま冷笑を浮かべると、一瞬で悪魔の姿へと戻る。
「入知恵って程の事はしてないわよ。私はあの人間に助言をしただけよ。それに彼は凄いコンプレックスを持っていたようね。その結果がこうなっただけ」
「貴様はこの結果を予想してたのだろう」
ケッセルリンクの言葉にもフィオリは変わらず冷笑を浮かべる。
「ここまで極端な結果までは求めてないわよ。こうなったのは彼自身の問題、私にとってはどうでも良い事だわ」
その言葉にケッセルリンクの怒りが強くなる。
「カラーの魔人…あなたほどの力を持つカラーが悪魔となれば、さぞいい働きが出来たでしょうに…少し勿体無いわね」
「私は悪魔になる気など無いよ。それよりも…お前は間違いなく私の敵だ」
ケッセルリンクの迫力にもフィオリはただ笑うだけだ。
「あら怖い。でも…あなたでは私には勝てない。それだけの力の差があるもの。第参階級魔神である私とあなたではね」
「第参階級魔神!?」
その言葉にレダは驚愕に目を見開く。
「どうした、レダ」
非常に強張った顔をしているレダをランスは不審に思う。
こんなレダの表情は今まで見た事が無かった。
「まずいわよ、ランス…流石に第参階級魔神が相手だと分が悪いわよ」
「なんだと?」
「第参階級魔神…あなたが知っている範囲で言うと、魔人四天王級の力を持っていると見て間違いないわ」
「な、なにぃ!?」
レダの言葉には流石のランスも驚く。
魔人四天王と言うと、ランスが知っているのは一人しかいない…目の前の悪魔は魔人カミーラ・魔人ノス級の力を持っているとレダは言うのだ。
「そして私が来た理由は…あなた、天使よね」
フィオリの言葉にレダは答えないが、フィオリは確信を持っているようだった。
「なんで天使が人間や魔人と一緒にいるのかは分からないけど…流石に今の段階で天使に動かれるのは具合が悪いわ。だからここで死んでもらうわ」
そう言ってフィオリは無造作に魔法を放つ。
それをレダは反射的に盾で防ぐが、その威力までは相殺できずに吹き飛ばされる。
「あら、天使としての力は弱いのによく防いだわね」
フィオリは楽しげな笑みを浮かべる。
この天使はどんな悲鳴を上げて死ぬのかと今から楽しみでたまらないといった顔で笑っている。
「フィオリ嬢。あの剣士は私にやらせて欲しいのですがね」
「別に構わないわよ。あなたで勝てると言うのであればね。それにあの剣…普通の剣じゃないわね」
フィオリの視線はランスの持つ剣に向けられる。
あの剣が普通の剣じゃない事はフィオリにも分かる…アレは間違いなく人間で言う所のバランスブレイカーにあたる剣だと。
「出来るならあの剣を手に入れなさい。あの方への良い捧げ物となるわ」
そう言ってフィオリはレダ達に近づき、ボルトはランスへと向かっていく。
「天使は死になさい」
そう言って魔法を放とうとした時、ケッセルリンクがフィオリに向かって斬りかかる。
が、その剣はフィオリには届かず、まるで見えない壁にぶつかったように弾き返される。
「魔人と争うつもりは全く無いけど…邪魔をするならあなたも死になさい」
「面白い…やってみろ」
フィオリから放たれる魔法をケッセルリンクは魔法バリアで防ぐ。
が、その威力はケッセルリンクの想像を超えており吹き飛ばされる。
(まさか…コレほどの威力とは!)
その力は魔人ケッセルリンクのバリアすらも貫き、その体にも薄っすらと傷をつける。
「なるほど、流石は上級の悪魔という事か…しかし」
ケッセルリンクは何でも無いという感じに立ち上がる。
彼女にとってはこの程度の衝撃などどうという事は無い。
昔はこれ以上の傷を負って戦ってきた…あの時のモンスターやムシの時を考えればこの程度など問題は無いのだ。
ケッセルリンクは己を闇へと変えると、その闇はフィオリを包む。
「あら、中々面白い芸当をするのね」
それにもフィオリは顔色一つ変えない。
確かに闇そのものが魔人とは非常に器用な事をしている。
「でもね、まだまだ力不足ね」
フィオリは笑いながら魔力を貯めると、それを闇に向かって放つ。
「グッ!」
それだけで闇が人の形を取り、そこからケッセルリンクが吹き飛ばされる。
「ケッセルリンク!」
「だ、大丈夫です」
ケッセルリンクは胸に負った傷を押さえながら立ち上がる。
そこには決して深くは無いが、浅くも無い傷が出来ていた。
「フフフ…確かに器用な事をしているけど、あなたはまだまだ力が足りない。だからいかに闇になろうともそれを吹き飛ばす力があれば脅威では無いわ」
「そのようだ」
ケッセルリンクの傷はすぐに塞がる。
その再生能力こそが魔人であり、ケッセルリンクの力でもある。
「だとすれば…私のすることはただ一つだな。レダ!」
ケッセルリンクの合図に合わせてレダが光を放つ。
しかしその光はフィオリに届く前に霧散する。
「あらこの程度? あなた…随分と弱ってるみたいね」
「大きなお世話よ!」
悪魔に言われなくてもレダ自身が十分に理解している。
今の自分は過去と比べエンジェルナイトの力が大きく落ちてしまっている。
技能レベルと彼女自身のレベルの高さによりそれを補っているのだが、やはり悪魔に対しては天使の力が重要となる。
「フン…まあそれならそれで好都合。お仲間を呼ばれる前に消えてちょうだい」
悪魔の魔法の力は非常に大きい。
レダは何とかその盾で防ぐが、身を斬られるような痛みが全身を襲う。
完全に攻撃を防ぐことが出来ず、徐々にその身が削られていく。
(さすがに第参階級魔神…一撃一撃が大きい…私の体が万全でも1対1じゃ絶対に勝てないわね)
同僚がいれば問題は無いだろうが、生憎今は自分一人しかいない。
(でも…)
確かに同僚はいないが、それよりも強力なケッセルリンクがいる。
しかし問題も一つある。
それは今は何故かこの場に居ない大まおーの存在だ。
悪魔は天使同様に、完全に縦社会からなっている。
上の命令は絶対服従、それがどんな事でも従わなければならない。
(第参階級魔神…まおーはそれに逆らう事が出来るのか)
もしかしたら大まおーが敵になる可能性もある。
今この場にまおーまで敵にまわってしまうと、流石の自分達でも危うい。
しかも戦闘能力に乏しいシャロンやパレロアを連れての撤退となると最早不可能だろう。
レダがそんな風に考えていた時、
バタン!
家の扉を開けて何かが現れる。
「え…そんな…」
その現れた存在を見てパレロアが絶望的な表情を浮かべる。
「何だと」
ケッセルリンクもそれには驚きに目を見開く。
そこにいたのは確かにケッセルリンクが倒したはずの、パレロアの夫だった肉塊だったからだ。
「あら、どんな下級悪魔かと思ったけど、思った以上に汚染が進んでいたみたいね。中々立派な悪魔じゃない」
それを見てフィオリが笑う。
ほんの戯れでその男を誑かしたのだが、想像以上の結果になったようだ。
そしてパレロア目掛けてその手に握られた大鉈を振るう。
それはパレロアを一刀両断する前に、横から飛びついたシャロンによって救われる。
「立って!」
シャロンは気丈にもその肉塊の前に立ちふさがる。
勿論勝てないのは分かっている…自分はランス達の冒険についていってはいるが、決して戦闘要員として参加している訳では無い。
でもそれでも自分には戦う力が少しはあるという事に気づかされた。
そして今目の前に倒れている女性は自分よりも無力だ。
ならば自分が守ってやらなければいけない―――かつて自分がランス達に助けられたように。
「パレロア…ウゲゲゲゲ!」
不明瞭かつ不愉快な笑い声をあげながら振るわれる大鉈をシャロンは最小限の動きで避ける。
ケッセルリンクに指南は受けていたが、実戦と訓練では雲泥の差がある。
一歩間違えれば死ぬという恐怖がシャロンを包んでいた。
無論避けるだけでは状況の打開は出来ない、シャロンもその拳を悪魔へと打ち込むがやはり効果は薄い。
(だめ…私では倒せない!)
分かってはいた事だが、改めて絶望的な現状を突き付けられた気分だ。
そして緊張感による体力の消耗のためか、その悪魔の腕を避けきれずに地に叩きつけられる。
「シャロン!」
「よそ見をしている暇はあるのかしら」
レダ、ケッセルリンク、スラルは目の前の悪魔を相手をするのに手一杯だ。
ランスもまだボルトと斬り合っている。
そして悪魔の大鉈がシャロンに振り下ろされた時、
キンッ!
「まーおー!」
大まおーがその大鉈を鎌で受け止めた。
「まおー! あんた何処にいたの!?」
突如として姿を現した大まおーにスラルが声を出す。
「まお!」
大まおーは得意げに胸を張ると、その鎌を肉塊に突き刺す。
そしてそのまま鎌を肉塊から抜くと、それだけで肉塊は倒れ伏す。
「!」
それを見て目を見開いたのがフィオリだ。
あのピンク色の物体が持っているのは間違いなく悪魔の鎌だが、普通の鎌では無い。
「…あんた、何者」
フィオリが大まおーを怪訝な表情で見る。
悪魔だというのは分かるのだが、それがどんな悪魔なのか、そして何階級の悪魔なのかがさっぱりわからない。
しかも自分に対して明らかに反抗的である。
悪魔は上の階級の悪魔に逆らう事は出来ない…だが、明らかにこの悪魔は自分の命令を受け付けていない。
(まさか…私より階級が上のはぐれ悪魔か)
はぐれ悪魔…それは悪魔本来の任務である汚染された魂を回収せずに、己の物へとしてしまう悪魔の道から外れた存在の名称だ。
だがこのようなふざけた容姿の悪魔など見た事も聞いた事も無い。
しかし強さは本物であるのは分かる。
「…流石に遊んでいる場合じゃなさそうね」
フィオリが悪魔言語で何かの魔法を詠唱すると、そこには再びジャバラが闇から現れる。
現れたのはジャバラだけでなく、下級悪魔のくずの悪魔も一緒に現れる。
「新手か」
レダは苦い顔をする。
ただでさえ第参階級魔神が相手だというのに、ここに下級とはいえ新たな悪魔が登場するのは非常にまずい。
が、苦い表情を浮かべているのはフィオリも同じだった。
(…私の思った以上に数が少ない…そうか、あのピンクの悪魔が今になってあらわれたのはこのためか)
恐らくあのピンクの悪魔はこちらが新手を登場させるのを見越して、その悪魔が使用する通路のいくつかを封じてきたのだ。
そうでなければあれほどの力を持つ悪魔が今まで隠れていた説明がつかない。
「はぐれ悪魔…ラサウム様に献上する魂をかすめ取る奴が私の邪魔をするな!」
フィオリの魔法が大まおーに放たれるが、大まおーは己の目の前にバリアを張り、フィオリの魔法をあっさりと弾き返す。
「まーお!」
大まおーが放つ炎をフィオリはバリアでは無く、身を捻って避ける。
第参階級魔神である彼女は魔法と汚染された魂の献上だけでこの地位に上り詰めた訳では無い。
その強さこそが、今の第参階級という地位まで来たのだ。
「ケッセルリンク! 2人をお願い! 私とスラルとまおーでこいつを何とかする!」
レダの言葉にケッセルリンクは一瞬迷うが、ジャバラやくずの悪魔にならば無敵結界は有効だ。
ならば自分が彼女達を守るのが一番だ。
それにフィオリの一撃で倒されるほど軟な体では無い。
「無事か」
「はい、何とか」
シャロンは気丈にも立ち上がる。
パレロアはまだ腰が抜けているようで立ち上がる事が出来ないようだ。
その二人を守るようにケッセルリンクは立ち塞がる。
ジャバラの一撃もケッセルリンクの無敵結界には無力で、その攻撃がシャロンとパレロアに届く事は無い。
自分が油断しなければ問題無く彼女達を守る事が出来る。
そして彼女達の前では凄まじい戦いが繰り広げられていた。
「天使が!」
フィオリがレダに対してその腕を振るう。
レダはその一撃を盾で受け流すと、その剣をフィオリに振るう。
エンジェルナイトのレダの一撃は悪魔にとっては効果的であるはずだが、その力が弱まっている今のレダではあまりダメージにならない。
だがそれでもそれが積み重なれば倒す事は十分に可能なはずだ。
「グレイトライト!」
「っ!」
スラルの魔法がフィオリの魔法バリアに阻まれるが、そのバリアを揺るがしフィオリの体勢を崩させる。
「まーお!」
そこを大まおーの炎が襲い掛かり、流石のフィオリも防戦に回る事が多くなる。
想像以上の相手の強さに、フィオリも相手の力量を見過っていたと今更ながら舌打ちをする。
手下の悪魔を呼ぼうにも、流石にこの状況では下級悪魔以外は呼び出す事は出来ない。
(せめて第6階級の悪魔がいればね…)
第6階級でも下級の魔人程の強さはある…しかし、今いない存在の事を考えても仕方がない。
「下級天使が!」
フィオリの魔法がレダに放たれるが、それは彼女の防御力とスラルの魔法バリアによって阻まれる。
「あんたも邪魔ね!」
「それはお互い様!」
ただの幽霊ならば悪魔にとっては問題無く狩る事が出来るのだが、この幽霊は普通の幽霊とは全く違う。
その魔法能力の高さは生前にもかなりの強さを持っているとフィオリは確信する。
そういった魂こそが悪魔は求めているのだが、この状況ではこれほどの力を持つ者は非常に邪魔だ。
「まお!」
そして何よりも目の前にいるこのピンクの悪魔…これが一番の問題だ。
「まったく、フィオリ嬢も相当お怒りのようだ」
「やかましい! さっさと死ね!」
ランスは焦っていた。
理由は単純、まさかケッセルリンクを上回る存在と出会うなど考えてもいなかったからだ。
そして雑魚の悪魔が増えたのはランスとしても厳しい状況だ。
ランスやレダだけならば何とかなるだろうが、才能はあるがまだレベルが足りないシャロンや、一般人のパレロアにとってはこの状況は厳しすぎた。
彼女達が命を落としてもおかしくない程のピンチなのだ。
「君が焦るとなるとやはり彼女達が弱点という事だな」
「俺様に弱点など無い!」
ランスの剣は大振りではあるが、それ故にボルトはその剣を受けようとはしない。
受ければそれだけで手が痺れ、体力を奪われてしまう。
威力で負けるボルトは技術で対抗するしかないのだが、その技術においてもランスの方が一枚上手だ。
レベルではボルトが勝るだろうが、ランスの持つ剣戦闘LV3の技量がその差を完全に埋めているのだ。
「彼女達がいなくなれば思う存分斬り合いが出来るというのにね。それだけが残念だ」
「雑魚が偉そうにほざくんじゃない!」
ランスの一撃をボルトはかわすが、その顔には若干の焦りが見えてきている。
その一撃一撃がまさに必殺の一撃であり、それが当たれば一瞬で決着がついてしまう。
そしてランスの剣術はボルトから見れば滅茶苦茶に見えるのだが、それこそが一番恐ろしい所だ。
迂闊に手を出せば逆に首を落とされかねないという非常にやり辛さを抱えている。
過去にヘルマンの人斬り鬼、ロレックス・ガドラスがランスと対峙した時と同じような感覚をボルトは味わっていた。
しかしそれでもボルトは笑みを消さない。
「さて、それではそろそろこちらからも仕掛けさせてもらうとするか」
ボルトはそう言うとランスの剣の間合いから飛び退く。
「貴様! むっ!?」
その時ランスは咄嗟に剣を横に向け、迫ってくるジャバラの腕を切り払う。
そしてくずの悪魔がフォークを構えてランスに襲い掛かる。
突如として現れた悪魔達をランスはあっさりと斬り伏せる。
「ほぅ…」
それを見てボルトは感嘆の声を上げる。
ジャバラはモンスターとしても上級クラスであり、さらには悪魔の要素を備え持つ強力なモンスターだ。
悪魔はそう簡単には死なない…しかしランスの一撃はその悪魔をたったの一振りで斬り倒していく。
ボルトはランスの持つ黒い剣を見る。
あの剣と打ち合って、自分の剣はもうボロボロになっているのが嫌でも分かる。
(私の剣もかなりの上物なのだがね…是非とも欲しいね)
ボルトはニヤリと笑うと、ジャバラ達を斬っているランスに向かって斬りかかる。
ランスは丁度ジャバラを切り伏せた所でボルトから見れば隙だらけだ。
(もらった!)
ボルトはそう感じてランスに向かって剣を振るう。
しかしランスの行動はボルトの目から見てもまさに信じられない光景だった。
「フン!」
「な…!?」
ランスはなんと転がっているジャバラの頭をボルトに向かって蹴り飛ばしたのだ。
ボルトは思わず飛んできたジャバラの頭をその剣で弾き飛ばす。
しかしその時には既にランスがボルトへ肉薄していた。
「ランスキーック!」
そして放たれたのは意外にも剣の一撃ではなく、強烈な蹴りだった。
「グッ!」
ランスはその細身に似合わぬ腕力や身体能力を有している。
まさか蹴りが飛んでくるとは思ってもいなかったボルトに見事に直撃した。
「がはははは! こいつで終わりだ!」
ランスは倒れているボルトに向かって止めを刺すべく跳躍する。
それは何時ものランスの必殺技であるランスアタックの構え…そして体勢を崩しているボルトにはそれを避ける術は無い―――はずだった。
ボルトはそんな状況にも関わらず不敵な笑みを浮かべ剣を向ける。
そして―――ランスがそのまま吹き飛ばされる。
「ランス様!」
シャロンの悲鳴が周囲を木霊した。
ランス30周年に間に合いませんでした…
間に合わせたかったのですが、ちょっと忙しかったために遅れました
ちょっと試しにアンケート機能を使ってみました
30周年ということで、ちょっとした小話でも
イブニクルのランス版みたいな流した内容になると思いますが…
宜しければお願い致します