ガタガタと揺れる山道をタクシーが走っている。
タクシーの車内には男が2人。
2人はある任務を受けた男性だった。
本来鬼神村にはバスが1日2本通っているのだが、事件の影響により、ストップしていた。
本来なら自分たちの車に乗っていくところだが、1人は未成年。
運転など出来ない。
そしてもう1人は…
「メルセデスで行きたかったなー」
「お前が車の整備をしてないからだろ」
なんと山道を高級車で行こうとして盛大に失敗したのであった。
しょうがなく、2人は依頼金である10万から支払いタクシーで村へと向かっていた。
「ここらでいい」
「ここらでって、村まであと10分ほどですぜ」
「ああ、構わない。これ以上は、な」
2人はタクシーをおり、村へと徒歩で向かった。
道は車が通るとはいえ、森深い。
「いやーどんな
「静かに歩けないのか?」
雑談を交えながら2人は山道を歩いていた。
5分ほど歩いたところで礼服の男性が発言する。
「
「なんだと?」
反応と共に駆け出す、礼服の男性。
「ババア!!」
山道の先にいたのは1人の女性だった。
しかし、女性の見た目はどう見ても20代。
男性の物言いは大変失礼な発言だった。
「私の相方が失礼な物言い失礼しました」
無理矢理、礼服の男性の頭を抑え込み、謝る。
「いえいえ、お構いなく」
女性は和装に身を包んだ黒髪の女性だった。
不思議な雰囲気を身に纏っている。
「失礼しました。私は
「これはこれはご丁寧に…私は
「それでこの先の村になんの御用でしょうか。帰省や観光なら後日に回して頂けますか?今少し問題が起きてまして……」
「ええ、知ってます。それを調べに来たんですよ」
「調べに来た?貴方いったい…」
「貴方の
2人の会話に割り込む、男性。
「え、えと…?」
「お前も自己紹介しろよ」
軽いパンチを男性に打ち込む叶彗。
「これは失礼しました。私
「よろしくお願いします」
「それで
「一般人にペラペラと機密情報を喋るな」
先程の軽い一撃ではない、パンチを喰らい、沈黙する男性。
「それで調べに来たとは?」
「私、探偵業を営んでおりまして。数日前に依頼主と連絡が途絶えまして、調査に参りました」
「話せないかもしれないが、依頼主というのは?」
「守秘義務ですが、異常事態の様ですしね。鬼崎雅司さんという方です」
そして、の言うことを考えれば関係者となるか。
一般人とはいえ、
ここで追い返すより、一緒に行動した方が
「時雨さん。一緒に村へ行きませんか?何やら目的は一緒みたいですし」
時雨は1度目を伏せ、考えるが直ぐに目を開け。
「分かりました。一緒に行動しましょう」
「では、
2人はウィルバーを無視し、村へと歩を進めた。