ん?君は誰かって?
ええっと…サナ…と申しておきましょうか。
まあ、まぬけな作者のせいで投稿は遅くなってしまいましたからね…
主)ウッ…(;_;)
それではプロローグ、スタートです。さあ、駄目主、こってり搾りますよ?
主)イヤァァァァァッ!
プロローグ 前編 出会いの時間/Iに気を付けろ
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私達が椚ヶ丘中学のA組に転入した翌日、私達は、椚ヶ丘中学校の正門前に来ていた。
「…急に朝っぱらから呼び出しておいて、何をしようってんだ?」
制服をしっかりと着て、セミロングの白い髪をラフに結んだ彼が面倒臭そうにその隣に居る私に話しかけてきた。
まあ、そうだよね。今、朝の七時だしね。
「…文句が多い、黙って私に付いて来なさい。」
黒髪のショートカットで、前髪が右眼を隠すほど長く、彼と同じ様な制服を着ている私が答える。
私や彼に特徴的にあるのは、やはり、
私の被る“白の中折れハット”と彼が首に掛けてる“メノウのまが玉のペンダント”だろう。
それから数分後、私と彼は理事長室の前に来ていた
「行くのか、音緒。やはり止めといたほうが…」
「何弱気になってんの、K。貴方らしくない…」
「そりゃあそうさ。何たってあの理事長に会うんだからさ…弱気にもなるよ。」
そう、私と彼はある事を直談判するために理事長室の前に来ていたのである。
そして、理事長室の扉を私は、ノックする。
「どうぞ。入ってきなさい。」
この学校の理事長である浅野學峰の声が聞こえ、私が扉に手をかけようとしたその時、
「・・・なあ、音緒・・・少しいいか?」
彼が私に小声で話しかけてきた。私は誰にも聞こえないよう舌打ちをするとKの方を向いた
「・・・K、どうしたの?」
「本当に壊していいんだな?」
彼は、私に物騒なことを聞いた。もちろん、これからすることに関係している。
「OK。存分にやりなよ」
そして私は再び扉に手をかけ、扉を開けた。
「失礼します!」
「・・・失礼します。」
私は大きな声で挨拶をした。・・・彼は元気がなさそうな声だが。
そして笑顔で浅野理事長が迎えてきた
「おや、誰かと思えば、昨日A組に転入してきた篠宮音緒さんと藤堂圭一君じゃないか。なにか用があって来たのかい?」
私達にとっては挑発的に聞こえるが、私は動じずに、
「ええ、そうですよ。理事長にお願いがあります。」
浅野理事長の目が、キラリと光ったように見えた。
ガチガチに緊張しているKを横目に私は深呼吸した。
「…ほう、それは何だね?」
私はスッと微笑みを作り、こう言い放った。
「私とK…藤堂圭一君をE組に入れて欲しいのです」
私の一言に理事長はあまり動じていないが、Kは目を見開き、口をあんぐりと開けていた。
(おい、それはどういう意味だよ?!)
(そのまんまよ。黙って聞いてて)
「率直に言えば、君たちはA組にいないといけない存在です。それでも行きますか?」
(…?!あいつ、私の提案を遠回しに否定し、その提案を知らなかったKを引き込む寸法か…!)
私は溜息をつき、顔だけKに向け、又微笑みを作り、
「…K、そこにある盾…ぶっ壊しなさい。」
「…!了解。」
その一言で、彼は盾を飾ってある棚をぶち壊した。
理事長は、多少驚いていたが、私は気にせず
「これで私たち、E組ですよね?理事長。」
そう言い放ち、まだまだ壊しそうな勢いのKを引きずりながら理事長室から立ち去った。
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ー十分後ー
「どういうつもりだよオメェは!理事長に喧嘩売るような事しやがって!」
彼は、町中で歩きながら私を叱っていた。
私達の様子をちらちらと通行人達が見ているので、とても恥ずかしくてたまらない。
「オメェの指示のせいで、俺達はE組行きどころか休学になるぞ!」
「まあ、大丈夫じゃない?人を殴ってないんだから。」
もう、止めて欲しい。するとどこからか、
「なぁ~いいじゃねえかちょっとぐらい遊んでもよ」
「そうそう、楽しい時間が過ごせると思うぜ~」
「私達は用事があると言ってるじゃないですか、ほっといてください」
「そんなの後々、そ・れ・よ・り・も!俺達と遊んだほうが有意義な時間を過ごせると思うぜ~」
私は彼と言い合いをしながら、口説き文句としては0点の言葉で4人の男子高校生が4人の女子中学生を口説いている所を見ていた。
(真面目そうな子達を、あんな口説き方で落とせると思ってるのかな?)
口説いている高校生はどう見てもチャラくて勉強もスポーツもやってなさそうで、毎日楽に過ごせればいいと考えている感じだ。
対する中学生は容姿はバラバラだが全員イイとこの感じを醸し出している。
そんな中、なかなか頷かないことに苛立ったのか高校生の一人が黒髪ロングの子の方を強引につかむ。
「なぁ、いいだろぉ。同級生の連中じゃ教えてくれない遊びを教えてやるぜ」
「やめて、離してください!!」
「神崎さん!!」
それを見た黒髪ショートの子が引き離そうとするも
「いいじゃねぇかよ、楽しもうぜ」
それを別の男が強引に肩をつかんで引き留める。
「岡野さん!!」
「ひなちゃん!!」
黒髪ポニーテールの子と茶髪ゆるふわパーマの子が止めようとするがその前に残りの高校生が回り込む。
「いよーし、行こうぜ」
「行かないって言ってるじゃないですか、いい加減にしてください!」
そう言って、黒髪ロングの子が肩を掴んでいた手を強引に振り払う。
その態度に高校生達も空気を一変させる。
「くそが、優しくしてやりゃつけあがりやがって!!」
振り払われたのが癇に障ったのだろう、自分の方に引き寄せようともう一度肩を掴もうとするが、
「はい、兄さん達そこまで。」
私は、立ち止まっていた所から瞬間移動の様に見える速度で、黒髪ロングの子の前に立ち、その手を掴む。
「な、なんだてめぇは!!」
「ん?この子達の同級生だけど。」
全員が驚いた顔をする。
しかし、高校生達は突然割り込んできた第三者である私に絡み始める。
「ああ!!てめぇ、邪魔すんのかよ!!」
「もちろんだよ。しっかし、大の男達が女の子に手を出すとは…両親が悲しむねぇ…。」
「うるせぇ!とっとと失せろクソガキ!」
「はぁ?失せて欲しいのはあんたらの方なんだけど」
「なめた口きいてんじゃねえぞ!!」
そう言って自由に動ける二人の高校生が私に向かって殴りかかってくる
「「危ない!!」」
女の子二人が叫ぶが…
「ほいっと」
私は掴んでいた手を放し、前にいる男の腹に蹴りを入れた後そのまましゃがみこみ、横から殴りかかっていた男たちの脛を殴った。
「ぐおっ!」
「「痛てぇっ!!」」
腹を蹴られた男は倒れ、脛を殴られた男達はうずくまった。
「あらら、以外と弱かったな」
「てめぇ!やりやがったな!」
そう言って黒髪ショートの子を掴んでいた男が私の後ろから殴りかかってくるが、
バキッ!!
「「?!」」
「…俺の相棒に手を出すな」
白い髪の青年が私の後ろに立ち、私に殴りかかろうとしていた男をアッパーカットをしていた。
「あら、K。どうしたのよ?」
「あのなぁ、俺が叱っている最中にいなくなるなよ」
「しょうがないでしょ、女性を捕まえようとする男は嫌いなのよ」
「そりゃあ、そうだけどなぁ…」
「まあ、まずはこいつらが起きる前にこの子達をマスターのところに連れていきましょ。」
「そうだな。ねえ、君たちこれから時間ある?」
彼は振り向き、ポカーンとしている女子達に話しかける。
「あ、はい。それで、何処に行くんですか?」
「うーん、私の友人が営んでいるカフェかな。」
そして、気絶している男達を尻目に私達はここから立ち去った。
ー五分後ー
私達は、裏路地を歩いていた。すると黒髪ロングの子が話しかけてきた。
「あの、本当にここの路地にカフェがあるんですか?」
「ん?ああ、あるよ。そこのマスターは変わり者で、コーヒーはくっそ苦いけど優しい人なんだ」
「「へぇー」」
「おい、話している所で悪いが着いたぞ」
そこには、裏路地になさそうな二つの店舗がある。一つはnascitaと書かれたカフェで、その隣には「篠宮探偵事務所」と掲げられた店がある。
私はnascitaの扉を開け、こう叫んだ
「こんちわーっす!あれ?だれも居ない」
「マスター、買い物に行ってるんじゃね?」
「うーん…あっ!あいつらならいるかもしんない!K!彼女達を席にエスコートしてて!」
そう言って、驚いている彼女達を後目に私はカウンターの後ろにある冷蔵庫の中に入っていった。
何でプロローグから二話構成にしたかはご想像にお任せします。
感想などお待ちしております。それでは、see you!