死憶の異世界傾国姫 ~ねぇ、はやく、わたしを、殺して~   作:ぎむねま

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花粉症がつらい


★七章の設定語り

【フォッガ】

 砂漠のトリュフと呼ばれるファッガを元にしています。まんまです。

 雨が降るとファッガが地上にボコボコ出てくるらしいのですが、胞子が雨を降らせているって話は無いです。なのでフォッガと名前を変えて、異世界バージョンとしています。

 もちろん、毒は無い。

 

【バイオエアロゾル】

 NHKで聞きかじった知識で小説を書く!

 なんかキノコの胞子が雨を降らせるんですって! 驚いたので参考にしました。詳しくは検索して下さい。

 

 元々は記憶で歌が上手くなるぞ! ぐらいに考えていたのですが、砂漠だし雨を降らせる能力にしたくなったのです。雨が降ると火薬と霧を無効化出来るので、ココでの知識が砂漠編以降も無駄にならない。

 でも、雨を降らせる能力ってファンタジーに過ぎるし、理屈が無いぞと悩んでいたので、七章前に番組をやってくれてNHKには頭が上がらない。

 七章開幕の戦争は、雨が降ると戦争に有利だぞってのを表現したかったのですが、ユマ姫がなんか暴れてたって事しか印象に残らないのは失敗ですね。

 

【パノッサさん】

 リヨンさんの部下だけが何人も死んだ七章ですが、パノッサさんはハーメルン版だとただのロリコン扱いで可哀想なので、そうじゃないとだけ言いたかった。

 本当はユマ姫の壮絶な人生を言葉の端々に感じ取って、説得された格好なのです。

 

【マイクロビキニ】

 聖衣と書いてクロスと読まない。

 やり過ぎました。

 ロリ+マイクロビキニ=最強。この組み合わせを考えた人はかなりのコスモ。

 ヌルヌルプレイを一人称で書くのは「小説家になろう」では木村視点になっています。R18怖いからね……

 結果的に、ハーメルン版の方が面白くなりました。

 

【リヨンさん】

 褐色のイケメン。

 田中と木村、ふたりの共通の友人でイケメンのキャラクターとして登場して貰いました。

 彼の役割として、田中と木村の目の前で、女の子としての魅力を使ってユマ姫がリヨンさんを籠絡しなくてはいけない。と言うのが七章で最も書きたかった部分なのです。

 なのに、SMとマイクロビキニでメチャクチャになってしまった疑惑がある。

 七章前半のじっくりした進行は、木村とリヨンさんを仲良しにさせつつ、リヨンさんの人となりを紹介するターンでもあったのです。

 

 あそこまでじっくり進行してアッサリ籠絡させたのは、どうにも勿体ない。

 

 親友が徐々に籠絡される様子を見せつけられる田中と木村の微妙な気持ちや、二人の前で口説かなくてはならないユマ姫の葛藤を書きたかったなぁ。

 リヨンさんのために、チョコレートやアイスクリームを作るみたいな小話。

 でも、討ち入りじゃーみたいな空気でそんな暇が無くなってしまった。

 今から考えると、聖域を掘り返して記憶を取り戻したいけど許可が出ない、ぐらいの緩い展開の方が書けたよねって後悔がある。

 でも、あのユマ姫が大人しくじっくりと口説こうとするかと言うと、あり得ない気がするので、コレで良かったかも。

 それに、王子サマを口説こうって展開自体は四章でやってるのですよね。

 アレも今考えると口説いたと言うより狂気に飲み込んだだけって気がしてしまうのですが。

 

【カラミティちゃん】

 章の前半に、あまりにも男だけでワイワイやり過ぎるので華が欲しくて登場させたのですが、自然に退場させる事も出来ないまま、思った以上にキーパーソンになりました。

 今後もユマ姫の侍女だったり、木村の商会の一員だったり色々な立場でたまに出てくると思います。

 

【メタ○ギア】

 タイトルだから、名前を出しても大丈夫じゃ無いかな? って謎の理屈で名前を出してしまったけれど、なんかアレだし伏せ字にしました。

 

【核】

 いつも思うのですが、核のせいでSFとか書きにくくなっている気がする。

 水爆とか威力が凄まじすぎるので、水爆で倒せない怪獣を出してしまうと、ロボットで倒せそうな気がしないの!

 

【シャルティア】

 なんかカラミティちゃんに懐かれた。

 あと、彼女は人間の中では図抜けて魔力が高いので長時間魔剣を使えます。

 木村も魔力は高いのですが剣を体の一部と認識出来ないので、斬り掛かると健康値で動かなくなるので使えません。自在金腕(ルー・デルオン)も敵に触られると動かなくなります。

 実は、五章で田中に切られたフェノム隊長は天才で、自在金腕(ルー・デルオン)で魔剣を使える唯一の人間でした。マジックハンドに持たせた剣まで自分の体の一部だと認識出来るって考えると凄過ぎない?

 なんでアッサリ殺してしまったんだろう……

 

 以下のキャラクターは次章に再登場します。おさらい。

 

【キュリアナ元王妃】

 ボルドー王子の母。湖のそばで隠居している。

 

【ヨルミ女王(ヨルミ・ラ・ガードナー)】

 他の王子王女が死んだり、失脚した事で消去法的に女王の座についた。

 非常に頭が良く、先進的な考えが出来る人物。陰キャ女子だったが化粧映えする顔立ちに気が付いてから、派手な舞台にも立つ様になった。

 

【マーロゥ君】

 ユマ姫の二つ年上なので十六歳。エルフは早熟、かつ高身長なので人間からは少年と言うより青年に見える。(田中は少年扱いする)

 一章で子役としてユマ姫と共演。それ以来ユマ姫に憧れ、守る為に戦士になった。

 魔剣の使い手で、剣で田中に負けてから兄貴と慕っている。

 ユマの兄であるステフの秘宝、双聖剣(ファルファリッサ)を使う。

 

【ゼクトールさん】

 ユマ姫の婚約者だったボルドー第二王子の近衛兵。

 本編に説明は無いのだけど、王族には近衛兵が与えられています。

 ただし、みそっかすのヨルミ女王には与えられてませんでした。仕方無いね、本人にやる気が無かったからね。

 

【シノニム】

 ユマ姫の侍女。ネルダリア領の特殊工作員として、帝国に裏切りそうなスフィールに潜伏していた。その後はユマ姫の侍女として協力したり監視したりしている。

 

【オーズド・ガル・ネルダリア】

 オーズド伯。ネルダリア領の領主でシノニムさんの上司。

 常識人。


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