たまにはやる気を出す?ヴィット   作:仮面ライダーゲイツ

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プロローグ
グリッドマン?いえ、ヴィットです。


sideグリッドマン

 

「グアッ!?」

 

(強すぎる!?真のアクセスフラッシュを使っても叶わないのか!?)

新条アカネを取り込み怪獣化したアレクシス・ケリブの強烈な一撃を喰らい身体を吹き飛んでしまう私。

(新条アカネの心の闇の深さはこれほどのものなのか!?勝てる確証は無い、だが諦めるわけにはいかない!私は、この世界を、新条アカネの心を救うために諦める訳にはいかないんだぁ〜〜!)

 

すると、突然私の身体から桃色の光の粒子が溢れてくる。

その粒子が破損した世界に触れた瞬間、破損された世界が修復された。そして、粒子と同じ桃色の光の波がそこから小さくだが広がっていき、世界を修復し始めていく。その波の勢いはどんどん早くなり広まっていく。

 

「そうか。私の力は倒すためだけの力ではなく、私の本当の力は!」

 

「フムゥ」

 

(私は!まだ戦える!」

力が入らなかった身体に力が漲る。宙に浮いたまま、アレクシス・

ケリブの方を光の戻った目で見る。

 

「グリッドォ〜〜!フィクサァービーム!!」

 

胸から桃色の粒子を圧縮した光線フィクサービームをアレクシス・

ケリブの方へ放つ。

 

「グゥアァァア〜〜〜〜!?」

 

フィクサービームがアレクシス・ケリブを包み込み、苦しむ叫び声が聞こえてくる。

 

「フィクサァー?ビームだトォ〜〜!?なんだ!この力ハァ〜!?」

 

フィクサービームで放たれた桃色の粒子が世界中に広がり舞い落ちていく。そして、私とアレクシス・ケリブの周りの無残に破壊されていた街や地面がが急速に修復されていく。

 

「フィクサービームとは、いわばこの世界を修復する力。この世界を創った新条アカネの心を救う力だ!」

 

sideグリッドマンend

 

 

 

side新条アカネ

 

扉に力無く寄りかかりドアノブを両手で掴んでいる新条アカネ。

(私にはこのドアを開けて1歩歩み進むことすらできないのかな。)

そんなアカネに、裕太と内海交互に呼びかける。本当に心配していると分かる早口で強めに放たれる。

 

「新条さん!」「新条さん!」「新条さん!」「新条さん!」

 

そして、最後に慈しむような慈愛を持った穏やかな声で六花が呼びかける。

 

「アカネ」

 

「無理。私は、行けない。」

 

力ない口調で拒絶するアカネ。

 

「大丈夫。アカネは1人じゃないから。」

 

「みんな万能じゃないから他人を必要とするんだ。新条さんが誰かを必要とすればこの街だってきっと広がっていくって。」

 

「この街だけじゃない。きっと新条さんの世界も」

 

「私に!ひ、広い世界なんて無理だよ!」

 

六花、内海、響裕太の順に励ましの言葉をアカネにかけたが、響裕太の言葉を途中で遮り、弱気発言でまたも拒否をするアカネ。

 

「だから、私たちを頼って欲しい。信じて欲しい。そのための関係だから。」

 

「わ、私との関係?みんな私の、私の友達。ここは私が作った世界だから、この世界に私はいちゃいけないんだ。自分の意思で帰らなきゃいけないんだ。」

 

六花の言葉を聞いてから心と身体に力がみなぎってくるアカネ。

 

「私の!場所にぃ!」

 

ドアノブを動かしドアを開ける新条アカネ。開かれた扉からは白い光が眩しいほど溢れ出していた。 そのまま光に包まれる新条アカネ。

 

side新条アカネend

 

 

 

 

sideグリッドマン

 

「グゥ?アァァア〜〜アァ〜〜!?」

 

フィクサービームに包まれているアレクシス・ケリブの額に穴が空き、赤い線がひび割れのように広がっていく。

 

「まっ!?まさか!アカネ君の心を治したというのかぁ〜〜!?」

 

ビリ!ビリビリ!遂に赤い線のひび割れは全身にまわった。

 

「それだけでは無い!人間が持つ可能性の力を!私は!私たちは信じる‼︎」

 

「そんなぁ〜力なドォ〜〜‼︎」

 

左手の拳を握りしめ勢いよく殴り掛かってくるアレクシス・ケリブ。

私は、背中のブースターを最大出力で使用して、

 

「これがぁ!命在る者の力だぁ〜〜‼︎」

 

アレクシス・ケリブに近づき右手の拳を握りしめ応戦する。

 

「アァァァァ〜〜〜〜‼︎」

「イァァァァ〜〜〜〜‼︎」

 

2人の拳は、僅差でグリッドマンの拳のほうが早く、アレクシス・ケリブの顔に突き刺さった。

 

「グッェェェェ〜〜〜〜!?」

 

顔が砕けて、今度は物理的にひび割れができたアレクシス・ケリブ。

 

「これガァ!?限りある命のォ!チカラァ!カァ!?」

 

身体が保てなくなったアレクシス・ケリブは爆発し、光のドームを生み出した。

すると、アレクシス・ケリブの身体の中に蓄積されていたフィクサービームの粒子が溢れ出し、ツツジ町を世界中を包み込み修復していった。

そんな中、夜が明け出てきた朝日を私は見つめながら終わったのだと確信した。

 

 

グリッドマンや新世紀中学生のみんなとの別れの日。

 

「ハイパーエージェントを代表して君たちの協力に感謝する。アレクシス・ケリブは封印した。私たちはハイパーワールドに帰還しなければならない。私たちの使命は終わったのだ。」と私が、

 

「みんな本当によく戦ってくれた。」とマックスが、

 

「六花ちゃんの大胆な行動には何度も助けられたね。」とヴィットが、

 

「内海もくだらない予想とか発想にはかなり振り回されたけどな!」とボラーが言い、内海の脛を蹴るが内海はわかってましたよと言わんばかりに余裕でかわす。内海も成長しているようだ。

 

「でも楽しかったぜ。」とふふって内海とボラーは笑いあう。

 

「皆、1人ではない。新条アカネも。」とキャリバーが言う。

 

「君たちがいなかったら私は任務を成し遂げることはできなかった。ありがとう。私は本当に信頼できる友達を持つことの大切さを改めて知った。」とまた私が。

 

「お礼を言うのはこっちだ。ありがとう、グリッドマン。」と内海。

 

「ありがとう、グリッドマン。」と六花。

 

最後の別れを終えたグリッドマンと新世紀中学生は光となって天高く登り帰って行った。もう、この世界で怪獣は暴れない。この世界は平和だ。

 

sideグリッドマンend

 

「グリッドマンとその仲間達は、見事黒幕アレクシス・ケリブを打ち倒し、新条アカネの心とその世界を救いましたと、めでたしめでたし、SSSS .GRIDMANこれにて終わり。デンデン。」

 

「いや、いい感じで終わらそうとしてるけどまだプロローグだから!まだ話し始まってすらいねぇから!」

 

「ちぇっ」

 

 

 

 

sideヴィット

 

「いや、ハッピーエンドなんなんだからこのまま終わりでいいじゃん。」

 

「それじゃあ、なんでお前を転生させたのかわからなくなるだろうがぁ!」

 

「あっ、どうも。そのうるさい奴にSSSS .GRIDMANのヴィットに憑依転生させられた転生者です。そのままヴィットって呼んでね。」

 

「お前、誰に向けて話してんだよ。ここ、俺とお前しかいないだろうが。何、お前幽霊でも見えんのかよ。」

 

「えっ、誰にって、この小説を見ている視聴者の人たちにだけど?」

 

「なんかイケナイ発言してんじゃねぇ〜よ!?」

 

バッチ〜〜ン‼︎

 

「見たか!俺の華麗なハリセン捌きを!」

 

「いったぁ〜。本当地味にいてぇ〜。」

 

「それで、話を元に戻すが俺が転生前に言ったこと覚えてるよな?」

 

「はいはい。覚えてますよ覚えてますよ。だから、ハリセン構えるのやめろ。え〜と、確かリリカルなのはの世界に転生する奴がいて特典の1つとしてヴィットを連れていきたいと言って、お前がそれを了承したけど、本人を連れてくるわけにはいかないから適当に選んだ死人をヴィットに転生させて物語を体験させて、記憶、力、性格、考え方全てが同じな転生者を生み出して連れて行かせるだったけ?」

 

「おっ、ちゃんと覚えてんじゃん。」

 

「でも、めんどいから行きたくない。」

 

「いいから行ってこい!そんな性格だから性格クズだって思われるんだよ!」

 

「それ、酷くない?それに俺関係なくないよね?元々のヴィットがこの性格なんだからさぁ。でも、このままだと無理やりにでも行かされそうだから大人しく行くしかないかぁ。はぁ。」

 

「俺の性格よくわかってんじゃん。それと、ため息すると幸せ逃げるぞ。なんか適当に特典やるから元気出せや。」

 

「原因であるお前がいなくなれば解決するんだけど、まぁいいや。それで特典だっけ?なら、住む場所、金、デバイスか武器くんない?後、金は俺と例の転生者の2人分ね。」

 

「お前、本当俺嫌いなのな。住む場所、金に対しては了解だ。けど、武器は新世紀中学生は変身しなくても戦えるように全員固有の武器持ってたよな?どうしてだよ?」

 

「それ、君のせいだからね。マックスやキャリバーは使う機会あったけど俺は無かったからアニメしか知らないお前はヴィットの武器がどんなのか知らないだろ?俺の力はお前が知っているヴィットの知識を元に与えられたからお前が知らないヴィットの力は俺は使えないんだよ。てか、アニメのオープン二ングでなんか大きな棘が2つ並んでついた青いの持ってたけど、あれハリボテで動かなかったしよ。」

 

「そういえば、お前には俺が知っているアニメのヴィットの力しか付与してないからアニメに出てない力はわからないのか。悪い悪い。

了解だ、デバイスをくれてやるよ。奮発してインテリジェンスデバイスを。ほれ。」

 

神が俺の方に家の鍵2つ、通帳と印鑑2つずつ、青い宝石型のデバイスを放り投げてきた。

 

「おっ、太っ腹だな。」

 

「金は、月30万ずつ1人ずつ振り込まれるようにしておいたからな。

後は、何もないだろ?行ってこい。」

 

俺の視界が黒く染まり意識が遠くなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ふと、意識が覚めると日が落ち始めて夕日のオレンジ色の光が差している公園のベンチに1人で座り寝ていた。

 

「あれ?なんで俺1人?転生者何処だ?」

 

ベンチから立って周りを見回そうとするとボキボキっと身体中から聞こえてきて鈍い痛みが身体を走る。身体がうまく身体が動かない。

まるで机に座って寝落ちして朝を迎えた日みたいな感じがする。

背伸びをして身体をほぐしてみるとまたボキボキっと音が鳴るが今度は気持ちがいい痛みが走る。

 

「普通、こういうのって用意した家の中に転生させるだろ?なんで

公園のベンチなんかに?」

 

着ている黒いスーツのポケットの中を確認して見る。

青い宝石型のデバイス、通帳と判子が2つずつ、家の鍵にスマホ、

折り畳まれた紙が2枚。

 

「なんだこの紙?」

 

1枚目を、開いてみると地図だった。建物はmy homeと翠屋という所以外は書いてなく道を示す線が書いてあった。

このmy homeという所が俺の家なのだろうが、この公園が何処なのかわからないため使えなかった。翠屋という所が隣だから書いてあるのだろうが、これは誰かに聞かないといけないらしい。

2枚目は、神様からの手紙だった。面倒いから内容は略すが、内容は間違えて送ってしまったけど地図あるから大丈夫だよねって感じだった。

 

「ハァ〜。面倒くさい。」

 

ビリビリと神様の手紙を破り捨ててその辺に捨てた。

辺りを見回し誰か居ないのか探してみるがやはり誰も居なかった。

いや、よ〜くみるとブランコに1人で座っている幼い女の子がいた。

(う〜ん。まぁ、翠屋が有名な可能性があるから彼女でもいいや。)

 

俺は、彼女に近づいて話しかけた。

 

「えーと、お嬢さん。怪しいものではないよ、ちょっと聞きたいことがあるんだけど、翠屋って所知らない?」

 

「ふぇ!?え、えーと、翠屋ですよね?し、知ってます。知ってるというか、翠屋は私のお父さんとお母さんがやってる喫茶店です。」

 

「おぉー。何という偶然。お嬢さんもうそろそろ暗くなるから帰るでしょ?よければ帰るついでに案内してくれない?」

 

俺が、こう聞くとお嬢さんは顔をうつむかせて喋らなくなった。

(うわぁ〜、これ絶対面倒くさい奴だぁ〜。なんか聞いて欲しそうな雰囲気醸し出してるし、う〜んどうしようかなぁ?翠屋について教えてくれそうな人は周りには彼女以外いないし、よし、彼女が帰るまで隣のブランコに座って待とう。話を聞くの面倒だし。)

 

「まぁ、お嬢さんにも帰りずらい理由もあるか。じゃあ、隣で待ってるから帰りたくなったら声かけて。」

 

隣のブランコに座りながらポケットからスマホを取り出して暇を潰すためにF●Oというゲームアプリを開いてイベントの周回を始める。

今、ヴァレンタインイベントやってるから頑張ってやらないと。

しかし、隣から視線を感じた。バレないように横目で見てみるとやはり彼女が見てきている。

 

「何、普通なんかあったの?って聞く所でしょ?とでも思ってる?

いや、今困ってるの君だけじゃないし、俺と君親しい仲じゃないから、相談を聞く義理もないし、相談のアドバイスを言われても困るんじゃない?」

 

すると、なんか益々暗い雰囲気を醸し出す彼女。

 

「もう、帰るの。ついて来て。」

 

優しい性格らしい彼女は、義理堅くちゃんと案内してくれるらしい。

言われた通りついていく俺。すると数分で閉店した喫茶店に着いた。

子供の足に合わせても十数分で着くことからかなり近所だったらしい。

しかし、かなり遅い時間だったらしく周りは暗くなってしまった。

 

「ここなの。」

 

「ありがとう。結局暗くなっちゃったね。ごめんね。」

 

無言で頷く彼女は喫茶店の裏に回って行った。

 

「さてと、地図を見て俺も家に帰るかな。」

 

翠屋に背を向け家に行こうとすると、

 

「こんな時間まで!何処にいたんだ!」

 

若い男の声が大きく響き渡った。

俺は、彼女が回ったようにして喫茶店の裏に走って向かった。

着くと家の出入り口のドアが開けっ放しで泣き顔の彼女と彼女を叩こうと手を振り上げている中学生くらいのガタイのいい男がいた。

俺は、新世紀中学生の人外じみた身体能力をフルで使用して、彼女と男の間に入り張り手を手首を掴み上げて受け止めた。

 

「いくら遅くまで外にいたからって暴力はダメでしょ。」

 

「だ、誰だあんた!?」

 

「そこで泣いている彼女に道案内してもらった人だけど何?」

 

急に現れた俺に驚いた表情をする男と彼女。

 

「というか、この子が遅くなってまで家に帰らなかった理由はあんた達家族にあるんじゃないの?」

 

「なんだと!?どういう意味だ!」

 

「そんな大きな声を出してどうしたの!?恭弥!」

 

「恭ちゃん!?」

 

「おっ、彼女の母親にお姉さんかな?ちょうどいい、貴方達も聞いてよ。貴方達、彼女が今まで何処で何をしていたかわかりますか。

公園で1人で寂しくブランコに座っていたんですよ。遊ぶ友達もいる様子でも無く、寂しそうにしていたんですよ。恭弥っていったけ?君、

彼女を遅くなったからって叩こうとしたよね?でもさ、遊ぶ相手側いないのに好き好んで外に行くと思う?いや行かないよね。

彼女が寂しそうに外にいたのは貴方達に原因があるんじゃないの?

それなのに、都合のいい時だけいい保護者面するんじゃねぇよ。」

 

俺の言葉を無言で聞く彼女の家族。俺は泣き止みつつある彼女に向け

 

「さて、俺が言いたいことは全部言ったけど君も言いたいことあるんじゃない。いうなら今だよ。」

 

少し悩むように考える彼女。少しして本性をぶっちゃけた。

プライバシー的なことを考えて略すが、大体寂しいから構ってよ!って感じだった。

彼女の本音を聞いた後、華族全員で抱き合って泣いていた。

 

「じゃあ、俺はここで。」

 

俺が立ち去ろうとすると、

 

「待ってなの!私の名前は、なのは!お兄さんの名前を教えて!」

 

と聞いてきた。一応、ヴィット以外にちゃんとした名前はあるがここは敢えて、

 

「俺は、ヴィット。本名は内緒ということで。」

 

俺はそのまま背を背けて家に向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

「まぁ、近所だからすぐ着いたんだけど転生者はいるのかな?」

 

ピンポーンと家の呼び鈴を鳴らしてみる。すると、ドタドタと走ってくる音が聞こえてきた。

 

「はい。」

 

ドアが開けられると、そこには黒髪の美少女、いや美幼女がいた。

その美幼女は、俺を見た途端動きを止めた。気にせず自己紹介をする俺。

 

「知ってると思うけど、俺はヴィット。新世紀中学生の1人だ。君が

望んだから来たんだけど、君が転生者だよね?」

 

反応をせず固まったままの彼女。顔を近づけて聞いてみた。

 

「お〜い。大丈夫?」

 

すると反応を示す彼女。

 

「ほ、本当にヴィットだぁー‼︎」

 

至近距離で叫ばれ、耳が痛くて思わず耳を手を塞ぐ俺。

(なんなんだよこれわぁ!?)

 




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