ダンジョンに転生者が居るのは間違っているだろうか!   作:白廻楓

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プロローグ:転生

俺は今まで転生なんて現象を信じて無かったんだ、転生なんてアニメや二次小説の中だけの話だと思っていた。

 

そんな俺がなんでこんな話をしているのかと言うと理由は簡単だ今俺の前に神を自称する奴が居て俺を間違えて殺してしまったから転生させてやると言っている。

 

自己紹介がまだだったな、俺の名前は桜木 恋(さくらぎれん)どこにでも居る17歳の青年だ。

 

そんな俺だがコンビニにアイスを買いに行って帰りにトラックに轢かれたと思ったら周りが真っ白な空間に居てさっきも説明した通り神を自称する男に転生させてやると言われている。

 

「いやーホントにごめんね!ちょっーと手元が狂って間違えて殺しちゃったよ!お詫びに好きな世界に特典を1つ付けて転生させてあげるからさ、許してっちょ!」

 

この自称神の野郎、全く反省してないな。

だが、特典が付いて好きな世界に転生は悪くない話だ。

 

特に死ぬ前の世界に未練が有る訳でも無いし、両親は2人とも2年前に交通事故で他界している。

それから俺を引き取ってくれた母方の叔父ともあまり良い関係を築けて居なかった。

 

「はぁーまぁ、転生させてくれるなら良いですよ。お願いします。」

 

少し悩んだ俺は自称神の提案を受けることにした。

 

「いやー良かったよ!それでさっそくだけどどこの世界にする?アニメにラノベ、ドラマ、どこの世界でも元居た世界以外なら好きな世界に転生させてあげよう!」

 

俺の行きたい世界はすでに決まっていた。

生前、俺が唯一読んでいたラノベ。

 

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」

 

この世界に俺は行きたいと何度も頭の中で妄想してはそんなことは叶わないと諦めていた。

 

だが今、その夢のキップを俺は手にしている。

 

ならば答えは1つだ。

 

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかの世界に転生させてください!」

 

「なるほど、その世界を選ぶかこれも運命かな」

 

俺が行きたい世界を自称神に告げると自称神は意味深なことを呟いた。

 

「運命ってどういう意味ですか?」

 

「特に深い意味は無いさ。ただ神々は英雄を欲している、それも創られた英雄ではなく本物の英雄を」

 

「それは、俺に本物の英雄になれと言うことですか?」

 

「違うさ。君は君の好きなように生きるといい。だが、もし君に英雄の素質があるのならあの世界は君を放ってはおかないだろう。

さて、転生先も決めたし次は特典だね!不老不死とかは流石に無理だが出来る限りで叶えてあげよう。」

 

まぁ考えても仕方がないし俺は俺の好きに生きるとするか、この自称神が言うように何かしらの素質があるのなら俺も否が応でも巻き込まれていく。

今はそれより特典だ。

 

「なら、不懐属性の刀をくれ。特典はそれでいい。」

 

俺が特典を言うと自称神は少し驚いたような表情を浮かべると俺に本当に特典はそれで良いのか聞いてきた。

 

「本当に特典はそれでいいのかい?もう少し贅沢を言っても大丈夫なんだよ?」

 

「いや、これで良い。これだけで充分だ。」

 

俺がそう言うと自称神も納得してくれたようだ。

 

「なら、次に転生先での名前を決めないとね!何がいい?」

 

「自分で決めて良いのか?てっきりあんたが決めるものだと思っていたんだが」

 

「特典が想像してたよりショボかったから僕のサービスさ!」

 

この自称神の野郎ショボいって言いやがった。

 

名前か特に思いつく名前も無いし生前の名前でいいか表記はカタカナにするが。

 

「わかった。ならありがたく決めさせて貰う。俺の名前はサクラギ・レンにしてくれ。」

 

「なるほど、表記だけを変えたかまぁ良いだろう。名前はそれにしよう。

さて!名前も決めたし、いよいよ転生だ。」

 

そう言うと自称神はズボンのポケットからドアを出した。

 

いや、ドラ⚪もんかよ!?

 

「さて、これで準備は整った。あとはこのドアをくぐればちょうど迷宮都市オラリオの門の前に繋げてある。」

 

「そうか。まぁあんたのミスで死んだとはいえ、転生させてくれてありがとう」

 

俺が礼を言うと自称神は驚いた表情をして笑いだした。

 

「ふふっ!君は実に不思議な子だね。」

 

「転生させてくれたことには感謝してるからな。それじゃそろそろ行く」

 

俺はそう言うとドアをくぐった。

 

そういえば、あの自称神は名前なんて言うんだろうな?

 

まぁいいか

 

「君の大いなる旅路に幸があらんことを」

 

こうして俺、桜木 恋はサクラギ・レンになり新しい人生を歩み始めたのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

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