ここからちょっと視点を入れていこうと思います
〜ベルside〜
「クラネルさん!?」
リューさんの驚く声を聞いてやってしまったと思った
よりにもよってこんな女の姿を知り合いに見られたのだから
「ベル様?」
(リリー!タイミング悪いよおお!!)
「あ、もしかして駄目なやつでした?」
てへっと舌を出し可愛いらしい行動に僕は(まぁ、いいか)と思い、
「クラネルさんでいいんですよね?」
そんな僕らのやり取りを見ていたリューさんはそう聞いてきた
「はい、そうです…」
僕は訳を話す為にリリを連れて«豊穣の女主人»に入った
「…ということがあって、今女の格好なんです」
「…そうでしたか」
「それは災難でしたね〜」
今僕はシルさんとリューさんと比べると少し小さいくらいなので自然と見上げる形になる
「…シルさん?なんか嬉しそうに見えるんですが?」
「そんなことないですよ〜」
ふふっと笑うシルさんを見るとどうにも面白がっている気がする(いや、多分そうだ!)
「ところでその小人族の方は?」
「あー、こちらはリリと言って僕の仲間です」
「リリルカ・アーデと言います。ベル様のサポーターをしています」
ペコリと頭を下げるリリを見てリューさんとシルさんは警戒するような顔でリリを見た
「貴方はクラネルさんのナイフを奪っていた人ではないですか?」
「また何かしようとしてるんですか?」
リューさんとシルさんの2人から圧力をかけられたリリは僕の後ろに隠れて助けを求める
「べ、ベル様〜…」
真っ青な顔でこちらを見て言うリリを見て2人にリリについて話した
そうすると2人は「「クラネル(ベル)さんがそう言うなら」」と警戒を解いてくれた
「で、お二人はどこへ向かうおつもりだったんですか」
「じ、実は…その…なんというか……」
「「?」」
2人は僕を見ながら怪訝そうな顔をした
そんな僕に変わってリリが、
「女性ようの下着や服を買いに行くつもりだったんです」
「「あ〜」」
とリリの説明を聞いて2人は納得したようだった
そうなのだ、今僕と神様のホームには僕らの服が当然ある訳だが僕の物には男物しか当然ないので買いに行こうと決めリリにも着いてきてもらったわけだ
そこでついでにシルさんの弁当箱を返そうと思い、今に至るということだ
「まぁ、そういうことでしたか」
とシルさんは非常に嬉しそうだった
ん?嬉しそう?嫌な予感がする…
「ベルさん…」
「は、はい」
「私と賭けしませんか?」
嫌な予感が的中したよ
「おー、白髪頭とシルが賭けするようニャ!」「面白そうなニャ」
と、他の人まで注目してきて挙句にリリまで面白そうにそれを眺めていた
(助けては…くれないよね)
「ちなみに、その賭けの内容って?」
「ふふ、ベルさんにはここで1日働いてもらおうかな」
賭けの内容としてはここのウェイトレスの猫の獣人(キャットピープル)のアーニャさんと勝負して1発でももらったら負けというルールだ
「クラネルさん、アーニャは…んぐ!?」
リューさんが話そうとした時に後ろからシルさんが手で口を抑えた
「リュー、私たちはあっちに行ってましょうか?」
「んー!?んんー!?」
「ふふふ」
怖い!怖いよシルさん!
結果はご存知の通り負けました、はい…
それで働いているわけです
リリは何となく察していたらしいです
どう続けていくか分からなくなってきた