まんがタイムきらら×遊戯王 神と悪魔のラグナロク   作:SOD

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マンガタイムきらら作品は殆どアニメ視聴だけのにわかです。
面白いと良いなー

あと、今回デュエルはクソデッキばっかでヤるのでセオリーとか無いです。
エンドサイクとかありません。だってデュエルすんのきららヒロインだもの。普段ゲームする人殆どいないもの!


序章 神と悪魔の第一手

この関係は一枚のカードのようだ。

出会いと別れは表裏一体で、ソレを覆す術はない。

カードの表と裏で決して混ざり合わない2つの事象は、それでも離れること無く。

まどかマギカの主人公二人は、繰り返される無情の結果の末に道を違えた。

 

ほむら「まどか…!行かないで…!」

 

別離は互いに平等で、互いが互いを喪失する。

 

まどか「…………。」

 

だが、ひとつだけこの両者の間で違うものは。

 

 

 

まどか「ごめんね…私、みんなを迎えに行かないと…」

 

 

 

ほむら「まどかぁーーー!!!!」

 

 

 

その別れの、未練の差だった。

 

残された少女は、失った少女の代替に、彼女の願いを護ることを。

 

旅立った少女は、絶望に染まる同胞の呪いを一身に受け止め浄化する『円環の理』へ。

 

二人の未来もまた、背中合わせの裏表になる。

 

 

いずれ悪魔に身を堕とし、神と共にあることを願う少女は、この時はまだーー『魔法少女』だ。

 

 

 

 

所変わり、都会の街中。

ゲーム制作会社『株式会社イーグルジャンプ』の作業スペース。

NEW GAME!の主人公、涼風青葉は、昼休みを利用して、友人の桜ねねと遊戯王カードゲームをプレイしていた。

 

青葉「ドロー。モンスターカード。

『熱血指導王ジャイアントレーナー』の効果でねねっちに800ポイントのダメージ!」

 

ねね「クラウハッピャクノダメージヲ!!」

 

ねねLP0

 

 

青葉「遊戯王って初めてやってみたけど、面白いね!

いろんなモンスターや、魔法カード。罠カードで攻撃したり守ったり。データを入力しなくても誰でも遊べるし」

 

ねね「うう~こんなに攻撃力高いモンスターいっぱいなのに負けたーー!!」

 

青葉「モンスターの攻撃力が低くてもちゃんと勝てるのようになってるのは、良いところだと思うよ。ねねっち」

 

ねね「うう……このゲーム、せっかくの攻撃力が高くてもモンスター同士で戦うことが少なくてなんか悔しいよ~!」

 

青葉「そうだね。少し工夫が無いと、すぐにモンスターは破壊されちゃうみたいだしね。」

 

ねね「うう………いつかちゃんと活躍できると信じて…っ!!」

 

ねねはシートに置かれた自身のカードを大事そうにケースにしまう。

そろそろ昼休みも終わりの時間だ。青葉は社内の時計に目をやると、自分もデッキをケースにしまう。

 

青葉「42,43,44。うん。全部揃ってるっと。」

 

ねね「39,40。っと。私もデッキは全部揃ってるよ。」

 

青葉「それじゃあ、午後からもお仕事がんばるぞい!」

 

ねね「がんばるぞい!」

 

 

二人が笑顔で向き合い、お互いに自分の仕事に戻ろうとしたとき、大きな衝突音が響く。

 

 

青葉・ねね「きゃあっ!??」

 

すると、今度は複数の落下物の音がして、更に悲鳴が上がる。

 

ねね「え?!何今の物凄い音!?」

青葉「行ってみよう!!」

 

ただ事では無い騒音に会社を飛び出した二人の前に広がった光景は、崩落した建物と、瓦礫。それに押しつぶされた何かの手。あちこちに飛び散った、赤い液体。

 

 

ねね「……………え……」

 

青葉「なに…これ……!?」

 

 

目の前の光景に腰を抜かしてへたり込む二人。

 

青葉「な……なんでこんな……み、みんなは…」

 

ねね「あ……あお、っち…あおっち!!」

 

青葉「な、なに?」

 

ねね「あ、あれ。空が………変」

 

青葉「空…?」

 

青葉が上を見上げる。

空はゆらゆらと境界が不確かな安定しない色彩をしていた。

赤、黒、黄緑、青、藍色、黄色、灰色、紫。様々な色が混ざり合い、全てを飲み込み確立を許さない。

 

もはや空と呼ぶのも躊躇う、混色の反射が連続する泥のようだった。

 

青葉「…………」

 

ねね「あ、あおっち。この空なんだろう?もしかして世界の終わり!?」

 

青葉「そ、そんなことあるわけが……」

 

 

「うわああああああーーーー!!!!!」

 

 

断末魔が上がった。

 

青葉が声がした方をふり向くと視界が真っ黒に染まる。

 

 

青葉「きゃあっ!??何!?なんなの!?何にも見えない!!!嫌!!ねねっち!!助けて!!!」

 

 

叫べど、親友の声は聞こえない。

恐怖で感覚が支配されていく。心が絶望に染まっていく。

 

 

青葉「いや……嫌……っっ!!

誰か助けてーー!!!」

 

 

「もう大丈夫ですよ。」

 

 

青葉「え……」

 

 

何も聞こえなかった耳に、優しい少女の声が届く。

 

「ほら、聴こえるでしょう?私の声。

すぐに目も見えます。」

 

温かな光を感じ、次第に青葉の目が見えてくる。

 

青葉「だれ……?」

 

声の主を探して、辺りを探す。すると

 

濁った空を浄化するように、桃色の長い髪の毛の少女が、飛んでいた。

 

手に持った弓矢を構え、空に向けて光の矢を放つと、矢は泥のような空を貫き、複数に分かれ雨のように地面に降り注いだ。

 

その1つが青葉の手に届き、薄紫のソウルジェムへ変わった。

 

「………見つかった……私の適合者が……」

 

青葉「温かい……。」

 

「それは、私たちの罪の証です……」

 

 

青葉「罪……ですか??」

 

「はい。もうすぐ、この世界も絶望の泥に飲み込まれて、1つの世界に作り替えられてしまう。

もし、貴女がそれを止めたいと思ってくれるのなら、それを使って下さい。

 

 

本当は…………こんなことしたくなかったけど。

このままじゃ、ほむらちゃんが………」

 

青葉「ほむらちゃん?」

 

「ーーっっ!!…ごめんなさい。もう時間が…!」

 

青葉「きゃっ!?眩しい!!」

 

 

 

 

ーーお願いします。

どうか力を貸して下さい。

 

今あなた()()の持つソウルジェムは、戦うための唯一の方法!!!!

 

 

 

 

 

 

青葉の光でくらんだ視界が回復すると、そこは荒廃したマチだった…………。

 

 

 

 

 




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