まんがタイムきらら×遊戯王 神と悪魔のラグナロク   作:SOD

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デュエルパートと言ったな。あれは嘘だ。


序章 神と悪魔の第一手 Ⅳ

フワフワと揺蕩う綿毛を背景に降り立った少女は、1秒先の絶望に対峙していた少女たちの危機を救った。

 

 

ココア「こんにちは。わたしはココア。妹のまどかちゃんに頼まれて、みんなを助けに来たよ!」

 

みーくん・くるみ・りーさん「だれ??」

 

ゆき「ありがとう、ココアちゃん。グッドタイミングだったよ~」

 

ココア「わぁ、アナタがゆきちゃんだね!初めまして~!」

 

ゆき「初めまして!ゆきです」

 

初対面の2人は、既知の友人に出会ったかのように笑い合い、その他の全員は、訳が分からないまま成り行きを見守っていた。

 

チノ「いったいここは何処なんでしょうか……?

さっきまでラビットハウスにいたはずなのに」

 

リゼ「わ、分からん……」

 

リゼ(だが、何故かここは戦場のニオイが強い……警戒しておく必要があるな……)

 

 

 

 

ゾンビA「ウウウ………アアアアアア………」

 

 

ココア「…………そっか。まどかちゃんから聞いてた“魔獣“と、あなたたちは違う人たちなんだね……」

 

 

辛うじて人の形を保っていた動く屍達を一瞥すると、ココアは悲しそうな表情で見つめ直した。

 

リゼ「ココア……??」

 

普段からは想像もつかない表情に戸惑うリゼは、理屈も分からず、チノの視界を塞ぐように抱きしめる。

 

 

一瞬。全員の視界がブレて重なる。

 

 

「オカシイわね……何故私とまどか以外に、舞台を移動している者が居るのかしら?」

 

 

突然、誰も居なかったゾンビの真横に、黒い少女が現れた。

 

 

「…………。」

 

 

フワリと黒髪を掻き上げ、飲まれそうな狂気を宿した瞳が、その場の全員を射抜き、恐怖に染め上げる。

 

 

ココア「あなたが、まどかちゃんの言っていた暁美ほむらちゃんだね」

 

ゆき「黒い長い髪の毛。そして、魔法少女の服。まどかちゃんに聞いた通りだね。」

 

 

ほむら「………………まどかに……ああ、だから舞台を渡り歩けるのね。

だったら……」

 

手のひらに黒い光が生まれ、魔女のタマゴ。“グリーフシード“が生まれる。

 

 

ゆき「ーーあれは……!!!」

 

 

ゆきは、そのグリーフシードに強く反応を示し、ほむらがグリーフシードを横に居た屍にかざす。

 

ゆき「あんな悲しいものがあるなんて……」

 

ほむら「さあ……穢れを吸って生まれなさい。記憶の魔女」

 

 

ゆき「ーーココアちゃん!みんなを逃がして!!」

ココア「うん!みんな、ティッピー二号に乗って!!」

 

チノ「またアレに乗るんですか!?あとその名前は止めて下さいココアさん!」

リゼ「急げ!あの黒い女、何か危険だ!そこの三人も早く!」

 

みーくん「こ、今度は一体何!?」

 

くるみ「いいから乗ろう!!りーさん抱えろ!」

 

リゼ「手を貸そう!キミは先に乗ってくれ!」

 

みーくん「わ、分かりました。」

 

 

屍に翳されたグリーフシードが脈を打ち始め、ドクン、ドクンと音が鳴る。

 

ドクンーー!ドクンーー!!ドクンーーーー!!!

 

徐々に強くなる脈音に連れて屍の肉が朽ちてはげ落ち、骨は露出して、腐敗した臓器がむき出しになる。

 

 

ゆき「…………止められないんだ。こんなことになっても……」

 

凄惨な光景から目を逸らさず、ゆきは朽ちていく屍の顛末を見届ける。

 

 

みーくん「ゆき先輩!!何してるんですか!早く乗って下さい!!」

 

 

パチン。

ゆきは新しく付けた犬の髪留めを外して腕を伸ばす。

 

ゆき「…………。」

 

みーくん「ゆき先輩?どうしたんですか!?ゆき先輩!!」

 

ゆき「…………。」

 

みーくん「ゆき先輩っっ!!」

 

 

 

グリーフシードで屍の穢れを吸収するほむらを見据えたまま微動だにしないゆきに、ココアは一言告げる。

 

 

 

ココア「後でね、ゆきちゃん。」

 

ゆき「うん。みーくん達をよろしくね…」

 

 

互いに一言、言葉を交わして、ココアのティッピー二号は、飛び立った。

 

みーくん「ちょっと待って!!まだゆき先輩が!!止まって!!ゆき先輩ーー!!!」

 

 

ゆき「…………。」

 

ほむら「貴女は逃げないのかしら」

 

トクン。トクン。

グリーフシードの脈が弱まる。

吸収する穢れが少なくなってきたからだ。

 

ゆき「わたしが逃げたら、助けられないから」

 

トクンーートクンーー……

 

ほむら「自分を犠牲にするの?解からなく無い気持ちだけれど、分からないわね……」

 

トクンーー……

 

ゆき「……しないよ。わたしは、大切な人に護られてきたから。」

 

………トクン………………。

 

グリーフシードの鼓動が微かに揺れる程度になり、代わりに、犬の髪留めが淡い桃色の光を放ち始める。

 

…………トクン…………………。

 

ゆき「今度はわたしが護る。」

 

………………………トクン……。

 

ゆき「………………。」

 

ほむら「そう……愛ね。」

 

トクン………………………。

 

ゆき「愛かどうかなんて分かんないけど」

 

…………………………。……………………。

 

グリーフシードが、完全に制止して、羽化が始まった。

 

 

 

ゆき「みんなーー大好きだよ。」

 

 

 

そして、ゆきの持つ犬の髪留めの桃色の光が一段と強くなり、ソウルジェムへと姿を変えた。

 

 

ゆき「だから今度は私が、護りたいんだよ。」

 

 

ゆき:頭の中で声がする。大好きなひとたちの声。

美紀の声が。くるみの声が。悠里の声が。

太郎丸の鳴き声が。

 

 

そして、私たちを護って、最後の最後まで見守ってくれた……

 

 

『ーー。』

 

 

めぐねえの声がするーーーー。

 

 

『もう…ゆきさんったら…めぐねえじゃなくて、佐倉先生って、いつも言ってるのにーー』

 

 

優しくて、思いやりがあって、少し間が抜けている。

大好きなひとの声が、ゆきの中ではっきり聴こえる。

 

ゆきの心に、大好きなひとたちへの『』が満ちた時。

ソウルジェムの輝きがゆきの全身を包み込み

 

ーーゆきは【魔法少女】に変身していた。

 

 

 

ゆき「それじゃあ行くよ。めぐねえ、今度はちゃんと天国へ逝かなきゃダメなんだからね」

 

めぐねえ『…………ええ。そうね。

それじゃあ、ゆきさんがちゃんと出来るか、先生見せて貰うね』

 

 

 

 




設定及び簡易説明

丈槍由紀(18)
合法ロリ

本作との違いは、太郎丸に似た犬の髪留めをしていること。
そして僅かに大人びたこと。

“卒業旅行“前日に、空から降る一筋の光が当たった事で、本来の舞台の運命が変わり始め、魔法少女になった。
普段は犬の髪留めになっている桃色のソウルジェムで変身する

習得している魔法は
【疑似直感・未来視】適性ランクはA

原作でも発狂していながら無意識に必要な行動を選択していたため、適性を持った。
【未来視】大局に関わるほどハッキリ視えるが、視えるものは途中経過に限定されている。零時にしか発動しない。

【疑似直感】適切な行動を予感で選択出来る。関わる仲間が一人増える毎に精度が倍に跳ね上がる。
学校生活の中で培った本人のスキルに魔法で肉付けしたものなので、なんらかの理由で魔法が封じられても使える。本人の精神状態が異常でも発揮される安心スキルである。



原作:まどか☆マギカでは、契約前の願いに応じた強い魔法を習得しているが

本作の変身は原作の契約体系とは根本から違うため、元のものより劣化している。
具体的には資質や、本人の性格等により勝手に魔法が決まり、それ以外の魔法は使えない。
また、まどか()ほむら(悪魔)同士の約束により、闘いは遊戯王で行われる。

これは本来まどかと同等の因果を重ねてきたほむらが悪魔に改めて新生したことによって得た、『円環の理』と同等の力に対して、まどかの適格者のきららヒロイン達がほむらと何とか戦うための苦肉の策で、これを採用するためにまどかは、ほむらに代償を支払っている。






好きな作品は何ですか?今後の出演キャラクターの参考と、物語のシリアスorギャグのどちらに寄るかの指針になります。

  • ひだまりスケッチ
  • けいおん!
  • きんいろモザイク
  • ブレンド・S
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