懐かしい夢を見た。
僕がまだ小さかった頃の夢。理亞ちゃんと2人で遊んでいた時、どちらが言い出したのか街を探検することになった。小学校に上がりたての児童がする遊びとしては少々危険だったが、どちらも乗り気だった記憶がある。
案の定道に迷った僕達は、ただ見知らぬ場所をひたすら歩き続けることしかできなかった。お腹は空いて、歩き疲れて、それでも少しでも家に近づこうとしていたのかもしれない。
辺りが真っ暗になり、とうとう理亞ちゃんが泣き出してしまい、僕ももう限界だったんだと思う。2人で夜の公園で座り込んでいた。助けを求めようとしても、見知らぬ人に話しかける勇気は当時はなかった。
「このまま家に帰れないのかな...」
そう呟くと、静かに泣いていた理亞ちゃんは大声で泣き始めてしまった。それにつられて僕も泣いていた。本当に諦めようとしたその時だった。公園に誰かが走りこんできたのは。
「理亞!咲!」
そうだ。この頃はまだよく分かっていなかったが、きっと僕はこの時既に聖良さんに惹かれていたと思う。泣きながら抱きしめてくれたあの時の温もりを未だに覚えている。
これはとても大切な記憶だ。
僕の初恋の、忘れられない1ページなんだ。
本当に懐かしい夢を見た。夢の中でも聖良さんに会えるなんて、幸せすぎて死んでしまうのではないだろうか。あの頃の聖良さんも、今の聖良さんとは違った魅力があると思う。僕はロリコンではないけれど。
そんな誰に対して言っているのか分からない言い訳をしていると、僕の部屋のドアがノックされた。
「咲、そろそろ起きてください。朝ご飯ができました」
朝から女神が降臨した。僕もう死んでしまうのでは(2回目)
「ぼーっとしてないで早く食べましょう。遅刻しますよ?」
皆さん御察しの通り、僕は毎朝聖良さんと朝食を食べている。両親が仕事の都合で家にいる事が少ないので、毎朝作りに来てくれているのだ。
理亞ちゃんは気を使ってるのか自分の家で食べているけども。
「「いただきます」」
今日の朝食は目玉焼きにほうれん草のおひたし、ワカメと豆腐の味噌汁と和食だ。聖良さんはとても料理が上手いので、この時間は僕にとっての毎朝の楽しみだ。
うん、今日もやっぱり美味しい。毎日でも食べたいくらい。
「な、ま、毎日食べてるじゃないですか...」
それもそうだ。それにしても聖良さんの顔が赤い気が...?体調でも悪いのだろうか。大丈夫ですか?
「これは、その、料理をしていて暑かったので!」
おぉ、すごい勢いで言われたな。だがそんな聖良さんも美しい。
「そんなことより咲、昨日の話ですが...」
昨日の話、とは僕にSaint Snowのマネージャーにならないかという話だろう。それならばもう、了承している筈だが?
「本当にいいのですか?咲の時間を、私の都合で勝手に縛ってしまって...」
なるほど、そういうことか。やはり聖良さんは優しい。ただの幼馴染に対してそこまで考えてくれるとは。
「ただの幼馴染、だけではないのですが...」
?声が小さくてよく聞こえなかった。
「な、なんでもありません。それより本当に...」
ぼくはSaint Snowのマネージャーになっても、自分の時間が拘束されるとは全く思わない。だって僕は...
「聖良さんと一緒にいられれば、それがぼくにとっての最高の時間だから。」
そう言うと、聖良さんがまた赤くなった気がした。
やっぱり体調悪いんじゃ...?
いかがだったでしょうか?少しキャラが違いすぎるかましますが、自分が見たかったのはこういう赤面する聖良さんなんです!お姉さんキャラの赤面って最強じゃないですか?
あと初恋要素あんまりありませんね。
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