なんと、私の作品をお気に入り登録してくださっている方が!
ということで、張り切りはまくりの今回第四節です。
少しグダグダしているかもですが、どうか最後までお付き合いください。
「はぁ!?さっき見た子猫の映画に感動して泣いていただけぇ?…ちょ、おま俺の心配返してくれよ……」
「…しっ知らないアル。心配性のお前が勝手に勘違いしてただけの話ネ。ふっふん」
ふーん?とじっとこちらを見つめてくる総悟になんでかドキドキする。
いやいや、理由なんてとっくの昔に知っていたけど…
「まぁ、心配してくれたんだからお礼にこのまま夕飯食べて行けヨ。何か作ってあげるネ。」
ととととっと音を立てて慌てて逃げていくアイツ。
岡本さんの話といい、泣いていたことといい最近なんだかアイツの様子がおかしいような気がする。
子猫の映画に感動して泣いていたはずがない。
そもそもあいつが映画をちゃんと見るはずがないのだ。最悪開始30秒で寝る。
…お前…本当はモデル…やっているのか?
もしそうなんだったら、お前はなんで俺に伝えないんだ?
っていうかなんで気づかないんだ?俺。
昔ものすごく有名なモデルだったならわかったはずなのに。
…?昔??そういえばこの家を取り囲んで、テレビの人が群がっいたような………
どんどん思考に入り込んでいく総悟。
それはいつになく真剣な顔でー
「できたアルヨ~。」
いつになくご機嫌な神楽。その手元には、ハンバーグが乗っていた。
「?いつ買ったんだ?弁当。」
さも当然とばかりに聞く総悟。青筋を立てる神楽。
「今作ったんじゃっ、ぼけぇぇぇぇぇっぇぇ!!!メイドイン神楽じゃっあほぉぉっぉぉぉぉ!!!!!」
思わず耳がキーンとなる。普段からほかの女子よりも高いソプラノをしているのに、それが家を揺らすかと思うほどの大声になったもんだから思わずクラクラする。
「っってめっ。超え大きすぎだろっ近所迷惑だわ、それに俺の鼓膜もう限界だわっ、ぼけっ。………っつーかジョークだよジョーク…いやマジで」
神楽の疑いの半目に冷や汗をたらしつつ弁解する総悟。
「仕方ないアルナぁ。特別かんナ。っつーか近所迷惑ってお前が近所なんだろが。」
確かにその通り。神楽の家の隣が総悟の家なのだ。
お互い家族がいないので一緒に夕飯を食べることも少なくなかった。
「ふぅん…お前結構料理うまくなったじゃん」
何気ない一言…のはずが神楽にはとても響いた。
(そりゃそうヨ。お前に認めてほしくて練習したんだからナ)
ぺロッっと食べきる二人。
もう用はないはずが、一緒にテレビを見たりしている。
(あーぁ、このまま時間が止まって二人だけの世界に行けたら…)
と見事に同じことを二人で考えていた。
そんなことを考えながら、この町の夜は更けていくのだった。