落ち着いた感情と反対の神楽に対する恋の理性………
今回もどうぞお楽しみください。
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これからも、投稿するスピードを速くできるよう努力致しますので何卒二人の応援よろしくお願い致します。
「ねぇ…これ見た?」
「見た見た!!ヤバいよね!」
一つの雑誌を囲んで盛り上がる女子。
その光景はどこへ行っても見るものだった。
テレビをつけても女子が騒いでいるその話題で持ちきり、といっていいほど何回も報道されていた。
話題に上がって一週間が経ってもその熱は冷めることを知らないようだった。
雑誌を覗いて見ると、大人っぽい赤毛の美少女とクールな美貌の少年が載っていた。
題名はー『カグラと沖田のカップルコラボ。』
小見出しに、“あなたのハートを狙い撃ち”と書かれている。
どうやら、小見出し通りにハートを撃たれた少年少女が性別も超えて雑誌を眺めているようだった。
誰もが沖田の燃える紅色の瞳から、神楽の天使の微笑みから、逃げることは許されなかったわけだ。
等の本人達はというと…
「うわぁ…すごいアルナ…まぁ、さすがは神楽様ってことだナ。」
と言いながら威張っていたり…
「神楽様だぁ?総悟様様の前でよく言ったのもだな…?」
なんて言いながら火花を散らしていたりする。
「…にしても本当にここまで盛り上がることかねぇ……」
半目でコーヒーを飲みながらテレビの画面を見てぼやく総悟。
ちなみに、ここは沖田の家だ。
…にもかかわらず、テレビ前のソファーでごろりと横になっている神楽。
総悟的にはとてもまずい状況だった。…いや、男子的には最高なのだが……ッ…!!
(まずい!とにかくまずい!!!見える見える見える…っつーか見えてるッ!)
以前ならここまでは過剰反応こそしなかったが、例の一件が合ってから変に意識してしまうのだ。
…今までが少しおかしかったというのもあるだろうが………
平気を装いながらコーヒーを飲んでいるがテレビに向けているつもりの視線は、彼女の太ももやら、見え隠れしてしまっているピンクの下着やら、薄い布の下から盛り上がっている発達過程のひかえめな胸やらに散らばってしまっている。
「きれい…だな………」
気づかないうちにこぼれてしまった言葉に後悔する。
何が?と神楽は聞いてくるだろう…と構えているがいつまでたってもその言葉はこない。
気になって神楽?と呼んでみるが返事はない。
少しのぞき込むと、枕を抱いて顔を埋もれさせてねている彼女がいた。
残念ながら寝顔は拝めそうになかった。
本能的に手が伸びる。サラサラで美しい髪。近くで見るとより一層輝いて美しく見えるきめ細かい肌。
あぁ…本当に
「お前のすべてが俺の物になればいいのに…」
「ふぇ?!」
予想外の声に思わず手を退ける。
寝ていたと思っていた神楽は、少し起き上がり髪よりも赤い紅の美貌で震えていた…
その時今までの関係が崩れ去っていく音が聞こえた。
…そして、今まで待ち焦がれていた扉が開くような少しの喜びも……
ただ…彼は今はそれに気づく余裕などなかったが。