遅くなってすいません!!
<復習>
「お前の全てが俺のものになればいいのに…」
ずっと思い続けていた、神楽とのカップルコラボは見事成功した。
訳ありでモデルをやっている神楽も、最近はモデルというものを楽しんでいるようだ。
何よりなのだが…思わず溢れた言葉に少しだけ後悔の音が聞こえたが…
「今の…どういう意味アルカ…?」
ふっくらとした桃色の唇からそう問われた。
こっちを見つめる熱を帯びた紅の瞳が、俺の気持ちを増幅させた。
「…そのまま…でさァ……神楽……」
今しかない……ずっと思い続けてた、この想いを伝えるのは。
「……ずっと、ずっと…神楽が…好き…なんだ……」
何も考えず胸の中からあふれ出した想いを言葉にした。
目の前の紅の少女の瞳が大きく開かれるのが、はっきりわかった。
そして、その瞳に涙が浮かぶのも。
「……本気…アルカ…?どっきり…とか…じゃ…ない…?」
「うん……」
見つめ合う。永遠のような気がした。
でも、伝わると信じていた。
すると、ずっと逸らさなかった視線をまぶたで遮り、一筋の涙が彼女の頬を伝った。
「私も…ずっと、総悟が好きだった…アル…」
今度は俺が驚く番だった。
まさか、こんな夢のような結末は望んでいなかった。
「……マジ…で?」
すると、目の前の少女はふふふと笑って、こくんと頷いた。
胸が高くなった。馬乗りの姿勢だったので、俺の前髪が彼女の額に当たった。
そのまま、引かれ合うように俺たちは重なった。
そんな俺たちを、月だけが静かに見つめていた。
今夜だけは、全て許されるように…
ーーーー
「へぇ……ここがJapanか〜」
桃色の髪を三つ編みにし、サングラスをかけた17、8歳の少年はサングラスを外しながらそう言った。
「何格好つけてんだ、神威。」
あらわになった、美貌を悪戯に変えながら神威と呼ばれた少年は振り返った。
「そういう晋助も、ニホン楽しみにしてただろ。」
黒髪の片目眼帯をした、同い年そうな少年に向かってそう言う。
「さて…神楽は元気にしてるかね……」
飛行機が飛んでいく青空にそんな呟きが溶けて言った。
「おい、そろそろいくぞ。記者会見が始まる。」
「ハイハイ、晋助は真面目だなぁ…」
ーーーー
「世界の男性モデル、日本上陸………へぇ…」
ずずず…まるで何事もなかったかもようにお茶を吸う神楽にすかさず、総悟が突っ込みを入れる。
「いや…へぇってなんだ…へぇって」
すげぇことだぞ!?という総悟の声は、神楽には届かなかった。
「なんで………どう…して……」
目線がテレビに映る、2人の男性モデルに釘付けになったまま、小刻みに震えていた。
「……?おい…そうした?神楽…??」
「なんで……なんでッ、どうして、神威が…日本に…!!!」