今まで応援ありがとうございましたー!
これからもよろしくお願いいたします!
「きゃー♡」
「こっち向いてぇ〜」
朝8:00、銀魂高校の校門には女子の黄色い悲鳴が響いた。人気海外モデル、カムイとシンスケが日本へ来日して間も無く、彼らは銀魂高校へ転入した。それから毎日校門には人だかりができている。
「あー、もう!キャーキャー、キャーキャーうるさいアルナ!」
早くも教室の席に着いていた神楽は、窓から校門の有様を見下ろし溜め息を吐く。
「もう日常じゃねぇか…この異様な風景も。」
机に頬杖をついている神楽に隣の席の総悟が話しかける。
「海外モデル…カムイとシンスケ……確かに凄い人気っぷりアル。」
少し拗ねたように校門で手を振っている2人を見ながら呟く神楽。
「ほぉう?天下の神楽様じゃァなかったのかィ?」
「う、うるさいネ!」
総悟の挑戦的な言葉を受けた神楽は、校門から総悟へと視線を移す。しかし、喧嘩をするつもりだったのだろう彼女は総悟の意外な表情に押し黙ってしまった。
「大丈夫でィ…今のままで自信を持っていいと思うぜィ。」
「うぐっ……」
珍しく真っ直ぐに神楽を見つめる総悟に神楽は真っ赤になってそっぽを向いた。
「そ、そんなこと言われなくだって分かってるネ!……でも…」
髪と同じくらい火照っている頰に浮く青い瞳が総悟を捉え、神楽は言葉を続けた。
「……まぁ…ありがとう…」
眼鏡を外しているわけでなければ、男勝りなジャージを脱いでいるわけでもない。でも、ニコリと照れながら微笑んだ彼女に総悟は目を見開いて動けなくなった。
「…んだよ…俺……」
ー神楽の打ち合わせ中ー
「はぁ?私がドラマデヴュー!?」
「そうだ…お前にとオファーが来た。お前の名前が広まるいい機会だし、相手役は今をときめく大人気モデル『カムイ』だぞ!」
「なっ…!」
早速バレたということなのだろうか。これは、カムイ…いや、神威からの挑戦状と見ていいだろう。それなら、答えは1つ。
「是非やらせてもらうネ!」
「へぇ…じゃあ神楽はOK出したんだネ。何より何より。」
事務所に置かれている書類を見ながら、神威は食べていた飴を砕いて呟く。
「お前…何企んでるんだ。」
最近の相棒に違和感を感じた晋助が鋭い瞳で探りを入れる。
「別に?日本の人気モデルと仕事をしたいって言っただけだろ?」
「カグラ…か……」
美しく笑った赤い髪の少女の写真を眺める。確かに魅力的だ。青い瞳、白い肌、繊細な顔立ち、人を惹きつける魅力。しかし、どれも似ているのだ。女性としての美しさを除けば神威と瓜二つだろう。
「…何か……あるよな…」
「ん?晋助なんか言った?」
「いや、何でもねぇよ。」
カムイの相棒も長いが実際コイツのことを何も知らない。路地裏で喧嘩している時に出会った変な腐れ縁だ。
「じゃ、仕事行くぞ…」
「了解ー」
「カムイ…か…」
神楽と同じ色の髪、同じ色の瞳、真っ白な肌…同性だったら区別がつかないだろう。
「一体…どういう関係何でィ…」
テレビに彼らが映ったときのアイツの反応は尋常じゃなかった。まるで、死人が生き返ったかの如く。この世で一番会いたくなかった相手と再会したかの如く。
「神楽は…俺が守るッ!」