かくも日常的な物語 作:満足な愚者
主人公の一人称が一番簡単ですね。
今回も文字量多いです。(当社比)
砂浜で普通の青年とオレンジ色の少女と金色の少女の再会があった時、また別の場所でも別の再会の物語があった。
更衣用の建物の中も砂浜同様に塩の香りがした。細い銀ブチをかけた青年は肩に下げていたクーラーボックスを掛け直す。外よりも日光が当たらない日陰な分、気温は低いがそれでも暑さはあまり得意ではない。その上クーラーボックスはズッシリと重く肩にのしかかっていた。
青年は少しだけ内心イライラとしていた。
更衣用の建物の中は銭湯のように女性と男性の更衣場所が分かれているタイプ。雰囲気的には小中学校のプールの更衣室の様な形だ。青年は左、右と交互に視線だけを向け、どちらの更衣室か確認すると、男性用と札の書かれた右側へと足を踏み出そうとする。
その時だった左側の通路から声が聞こえた。
「真美ー!皆いってるから早くいくぞー!」
「ちょーっと、待ってよ! 亜美! そもそも着替えるのが遅かったのは亜美でしょー!」
元気な少しだけ高めの声。青年はその声を聞いたことがあった。記憶力には自信がある、最後に会ったのは去年の1月14日のことだったはず。
目線だけを左側の通路へと向ける。
そこには青年の予想通りの人物が二人。双子である彼女らは文字通り、瓜二つ。まだ幼い顔つきにお揃いの白いビキニ型の真っ白な水着。見る人が見れば背伸びをしているマセた子供のように見えるかもしれない。しかし、二人とも間違いなく美少女というジャンルに入り、将来も間違いなく美女へと成長するのは容易に見て取れる。瓜二つの少女らは水着も同じなら髪型もサイドポニーで同じだった。唯一の違いと言えばサイドポニーが左側に結ってあるのか、右側に結ってあるのかの違いと髪の長さだけ。ゴムをとって髪の長さを同じにしてしまえば、どちらがどちらなのか普通の人じゃ見分けがつかないほどそっくりな双子の少女達だった。
ただし、この青年にとっては、どんなに成長して美人になろうともタダの悪ガキであり、ませガキだという評価は変わることがないだろう。
腐れ縁と言うべきか、どうかはわからないが、この少女たちが小さい時から知っている。親同士が同じ職場仲間で上司部下の関係とはいえ仲が良かった。そういうこともあり、たまにだが会う機会も子守をする機会もあった。少女達の父親は若いながらも腕の立つ医師である。特に手術、それも胃や肝臓などの内臓の移植手術をならば青年の親が医院長を務める病院はもとより全国でもTOPといっていいほどの腕前を持っていた。それに加えて人当たりもよく、不愛想な青年に対しても気さくに話しかけてくれる存在で患者の信頼も人気も高かった。
手術の腕がいいのも尊敬に値するし、なじみやすい性格で患者にも人気なのはすごい。
しかし親ばかなのはどうだろうか。
確かに世間一般的に可愛らしい容姿をしているし、親が溺愛するのも頷ける。 だが、青年が病院を訪れるたびに自慢をするのは辞めてほしい。やれ娘が世界で一番かわいいだの、小学校高学年になってますます可愛さが増しただの、他に色々と聞きたいことがあるのだが話が全く進まず無駄話で終わることが多々あった。親バカと言えば青年の友人の一人が自称保護者と語っているが、あれは周りがどう贔屓目に見ても親子と言うには無理がある。見れば見るほどただのシスコンだ。
本当によくやるもんだ、と青年は友人を思い出す。
そんなことを考えていた青年と少女達の目が合う。
「「げっ」」
そっくりな双子の姉妹は、これまたそっくりな声で同じタイミングで言う。
「久方ぶりだな、双海真美、双海亜美」
人の顔を見るなり、げっとは失礼なのだが、そんなことは全くと言っていいほど気にしない青年はいつも通りの淡々と高揚のない声で言う。
「ひ、ひさしぶり」
「お、おひさー」
真美と亜美は引きつった笑みを作る。いつも笑顔の二人には珍しいことであった。真美と亜美はイタズラ好きだ。もちろん、小さな時から知っている青年にもイタズラをしたことは何度もあった。しかし、この青年にはどんなイタズラも通用しなかった。ジュースにタバスコを入れればいつの間にか真美と亜美のジュースにもタバスコが入っていてむせるはめとなったし、扉を開けると水の入ったバケツがひっくり返るイタズラを仕掛けて青年が部屋に入るのを待っていれば青年は決して部屋に入ることはなく、双子の父が扉を開けて怒られるハメとなった。その後もいく度となくイタズラを仕掛けたが一度として青年がハマることはなかった。その上いつもしっぺ返しを食らっていたため、いつの間にか青年に対してだけはイタズラをするのをやめた双子だった。
それに青年は双子と違い感情を表に出すことが少なく淡々話すし小硬い言い回しをする。昔はよくゲームも一緒にやっていたし、別に嫌いではないのだが苦手なタイプなのがこの青年だった。
「海なんか来てるなんてめずらしーね」
「ふむ、今日は友人に呼ばれてな。海に来るのは3年ぶりだ。お前達はどうなんだ?」
「真美達は事務所の皆と一緒に来てるんだよー」
真美のその言葉に青年は考える。
「そう言えば、アイドルになって頑張っているみたいだな」
「えっ、何で知ってるの?」
「いつの間にそんな情報を!?」
青年が真美と亜美がアイドルをやっていることを知っていたことに心底驚いた顔をする二人。
「あぁ、五ヶ月ほど前にな、双海医師に聞いた」
病院にある自分の部屋に向かっている途中に双子の父に捕まった青年は双子の父が緊急外来の患者を診察するまでの3時間ひたすらにアイドルになるという、ほぼ自慢話を延々と聞かされた。いつも無表情な彼が話が終わった時には疲れた顔をするほどのマシンガントークだった。
そのことを思い出して少しだけ苦い顔をする。
「あぁー、パパかー。納得だねー」
「パパと仲良いしねー。それに何かいつかの晩ごはんで亜美達にS君に話をしたと言ってたよーな」
S君とは双子の父が彼を呼ぶ時の愛称だ。
「まぁアイドルやっているって言っても、まだまだビンボーなプロダクションだけどねー。今なんてエアコン壊れてるんだよ」
真美がやれやれと肩をすくめる。文字だけ見ればただの愚痴だが、顔は笑っており、今の状況に満足しているのが容易に分かった。
「うんうん、でもセンザイ写真バシャバシャ撮り直してから仕事も増えたよねー!」
「きっと今年の終わりには知らない人がいないようなアイドルになってるんだよー!」
少女達のプロダクションがマイナーなプロダクションでありまだまだ仕事が少ないことも知っていたし、それに双子がアイドルになったと言うことは双子の父に言われる前から知っていた。元々は彼の友人の妹が所属するプロダクションを調べたところ双子の名前を見つけたのだった。
「あぁ、精進しろよ」
知り合いならば人並み以上には応援するまでだ。
「あらら、もしかして亜美達のファンってやつー?」
「もしかして、惚れちゃったー?」
ニヤニヤと同じような笑みで双子が笑う。
「別に惚れてはいないが、お前達のことは昔から知っている。言わば兄妹みたいなものだ。そんなお前らが好きなことをやっているのだから、無論応援はする。頑張れ、もうすぐナムコプロダクション主催で初ライブもするんだろ? 亜美の方は確か龍宮小町とかいうユニットだったか」
何の恥ずかしげもなく青年は少女達の目を見て言う。思っていることを恥ずかしげもなく淡々と言う、これこそが青年が周りから変人と言われる理由の一つであるのと同時に青年の良さでもあった。
思ってもいなかった言葉に真美と亜美たちは少しだけで言葉に詰まった。
応援してくれるのは本当みたいだ。でなければ、マイナーなプロダクションのライブなど知っているはずはない。
「ライブのことも知ってたんだー」
「もちろん見に来てくれるんだよねー?」
「あぁ、無論だ。応援すると言っただろう」
青年がライブに行く理由は双子だけではないのだが、これをここで言うほど野暮ではない。
「パパとママ以外から応援してるって、真美初めて言われたよー!」
「亜美もだよ!」
最近ようやく雑誌に載るような彼女達だ。可愛いと言われることはあってもアイドルだと気づいてもらえることはなかった。アイドルとしての活動を応援されたことは、例え苦手にしている青年からとはいえとても嬉しいものがあった。
「それよりもお前ら、いかなくて良いのか?」
青年のその言葉に、あっと声を漏らす二人。
「そうだ! みんな待ってるんだよ!
亜美急ぐよー」
「亜美達がいかないと何も始まらないからね! 行くよ! 真美!」
二人はそっくりなお互いの顔を見て頷く。
「それじゃー、真美たちは行くよ! 今度またゲームしようよ! 次は負けないよ!」
右側でサイドポニーを結んで少し長めの髪の真美が笑う。ゲームは同級生でもうまい方なのだが、一回も勝ったことはなかった。
「亜美も行くよ! ライブ楽しみにしててねー! いつになるかまだ決まってないけど!」
左側でサイドポニーを結んでいる亜美が笑う。
「「じゃ!」」
二人は息もピッタリなタイミングで青年に言うと、真夏に空の下へ駆け出していった。
騒がしいやつだと、その光景を見ながら青年は思う。二人は何も昔から変わってなかった。
双子が言うには今日はプロダクションのメンバーで来ているようだ。
となれば、青年の友人である彼の妹も来ていることは必須。
砂浜がいくら広いとはいえそのうち必ず出会うことになるはずだ。むしろ、もう出会っていてもおかしくはない。
出会ったらとても騒がしいことになりそうだ。騒がしいことは嫌いではない。むしろ好きな部類だ。
もう既に出会っているならそれもそれでよし、後あと出会ってもよし。
どちらにせよ今年の海は忘れられない出来事になりそうだ。青年は少しだけ口端を上へと挙げた。
クーラーボックスを持ち直し、男性とかかれた更衣室へと足を進める。
肩の重さはもうあまり気にならなくなっていた。
同じ時、左側の更衣をする建物の中でも再会の物語は描かれていた。
彼女が入った更衣施設は、銀縁メガネの青年が入った更衣施設と同じつくりをしていた。正面から向かって左側に女子更衣室、右側に男子更衣室の作りとなっていた。
赤の彼女は機嫌良く更衣室へと足を進める。いつもなら鬱陶しく感じる人々の目も今は全く気にならなかった。
3年ぶりの仲間との海、あのメンバーで何かをするだけで彼女は満足だった。来年からは大学四年生。もう今のように集まる機会も減るだろう。それなら今年は思いっきり遊ぶまで。彼女はそう考えている。
今年の夏は、今日の海の他に色々と行事も既に考えてある。今からそれが楽しみだ。
軽く鼻歌交じりに左側の更衣室へ入ろうとしたその時だった。
ポンっと柔らかい物にぶつかった感覚がした。どうやら人とぶつかったみたいだ。
「わ、わりぃ」
そう謝りぶつかった相手を見る。
「こちらこそ、申し訳ございません」
ゆったりとした丁寧語で話す女性だった。長い髪はところどころでウェーブを描いており、薄暗い室内でも綺麗な銀色をしていることが分かる。双子と同じく白いビキニ形の水着を着ているが、双子と違い成長しきったグラマーな体は大人の魅力を兼ね備える。スタイルは女性である赤の彼女から見てもいいものだった。
「あっ、あんた確か先月ラーメン屋であったよな」
銀髪の長い髪に整った顔、赤の彼女はその女性を見覚えがあった。
ある日の昼間過ぎ、昼食に美味しいと噂のラーメン屋に足を運んだ時のこと、ピークは過ぎたとはいえ美味しいと噂のラーメン屋だけあり、席は全て埋まっていて相席となった。その時に席に座っていたのが目の前にいる銀の女性だったのだ。あの時の目の前の女性の食べっぷりは凄まじかった。見ていただけでも軽く6、7回は替え玉をしていた。それも赤の彼女が来る前から食べているのである。合計何杯食べたのか非常に気になる出来事だった。きっと胃の中にブラックホールか何かがあるに違い。でなければあれだけ食べてこのスタイルはおかしすぎる。
「あら、こんなところで再会するとは面妖な話ですね。お綺麗な方なので、ハッキリと覚えていますわ」
「はははは、アンタも十分綺麗だよ。それに、まさか海で会うことのなるとは不思議な話だ。そうだ、これも何かの記念だ! オレの名前は橘 ミズキ。良かったら覚えておいてくれよ。何かアンタとはまた会えそうな気がするし」
赤の彼女 橘 ミズキはそう言いながら右手を差し出す。
「橘 ミズキ様ですね。ハッキリと覚えました。わたくしは、四条 貴音(しじょう たかね)と申します。よろしくお願いします」
銀の女性 四条 貴音はその手を握り返す。
「あら、貴音。先に行ってなかったの?」
握手を交わしている二人の後ろから少し高めの声がした。
貴音が声のするほうを見てみれば少女が一人。まだ幼い顔つきに茶色がかった黒の長髪。前髪は緑色のリボンで上に上げられおり、おでこがはっきりと出ていた。水着は紫のスカート型、小柄な彼女の可愛らしさを押し出していた。
「あら、誰か知り合いでもいたの?」
貴音が誰かと話していたことに気づいた少女は貴音の話し相手を確かめる。
「おっ、伊織じぇねーか」
貴音の体で隠れていた少女を見たミズキが反応する。
「ミズキお姉さま!? どうして、ここに!?」
思いもしなかった人がいたために思わず驚きの声が漏れる少女。
「どーしたもこーしたも海にくる理由なんて遊びに来たに決まってるだろ」
笑いながらいうミズキ。
「お二人はお知り合いでしたか」
「知り合いというか、昔からちょくちょく色々なパーティーで合う機会があったのよ」
貴音の疑問に少女は答える。
「まぁ、最近はオレがパーティーなんかに行く機会が減ったし、しばらくは会ってないな。最後にあったのは確か山田のおっさん主催のパーティーだっけ?」
「ええ、そうね。でも、世界広しと言うけど現役の総理大臣をおっさん呼ばわりする人はミズキお姉さまだけね。相変わらず元気そうね」
現役総理大臣が開いたホームパーティーがミズキと伊織が最後に会った時だ。あの時も大きなパーティーで各界の著名人、有名人が多く参加していた。
「ははははは。別にあんな奴、おっさんで問題ないだろ。それに伊織も元気そうでなによりだ」
「ありがとう。最近は妹さんがパーティー出席しているけど、ミズキお姉さまは出ないのかしら?」
「オレはあの堅苦しい感じが大嫌いなんだよ。そういうのは社交的なアイツに任せてある。どーせ家を継ぐのもアイツにやってもらうしな、気軽にやるさ」
それなりのレベルのパーティーでは体裁を保つために猫をかぶらなければならない。ミズキはそれがたまらなく嫌だった。そのためミズキは自分の代わりに海外に住んでいる妹にパーティーに出てもらうことが最近は多くなっていた。もともと社交的な妹のことだ、きっと自分より上手くやるだろう、ミズキはそう考えていた。
「そういえば、貴音はどこでミズキお姉さまと知り合ったのかしら?」
「ある日らぁめん屋で知り合ったのです」
ゆっくりとした口調で貴音は答える。
「ら、ラーメン屋って……」
その答えに思わず苦笑いがこぼれる伊織。
「何だよ、オレがラーメン食ってたら駄目か?」
「いや、そうじゃないけど、ただ似合わないと思ったの。いつものパーティーでのイメージが強かったら高級レストランでフランス料理を食べているイメージがあったわ」
伊織のイメージの中ではミズキはラーメン屋に行くよりもフランス料理を食べているイメージが強かった。日常はこのような荒い口調だが、正式な場では完璧な理想の女性であるミズキ、伊織はまだそのイメージが頭の中に残っていた。猫をかぶったミズキは伊織の理想とする女性像そのままである。
「何だよ、そのイメージ。オレにはフランス料理なんて似合ねーよ。それより、親父さん元気か?」
「ええ元気よ、ミズキお姉さまに会いたがっていたわ」
「そうか、まぁ大きなパーティーにはアイツと一緒にでなきゃいけないし今後また会う機会はありそうだな。よろしく言っておいてくれ」
「分かったわ、おじ様は元気かしら?」
「あぁ、もう元気元気。たまーに電話で実家に顔見せに来いって言われるぜ。実家まで行くのが遠いってんの」
実家が隣の県にあるとかならまだしも、隣国ですらない。それに実家も好きではないため高校入学後は一回もいったことがなかった。それにあれを実家というのかミズキは微妙だった。どちらかといえば、いや確実に今ミズキが住んでいる家が実家だ。
「それは良かったわ。おじ様によろしく伝えておいてくれるかしら」
「あぁ、今度電話が会ったら言っておくよ」
「そういえば、貴音と伊織はどういう知り合いなんだ?」
「伊織とわたくしは同じぷろだくしょんの仲間なのです」
貴音のその言葉に一瞬考える素振りを見せるミズキ。
「プロダクション?」
「そう、私今アイドルやってるの。まだまだ出来たてだけど竜宮小町っていうグループもやってるのよ!」
「アイドルか……」
アイドル。この単語を聞いてはじめに思いついたのは彼女の弟子である短髪の少女だ。少女の兄曰くまだまだ無名だが仕事は少しずつ増えているとのこと。彼女が頑張り屋なことは師匠である自らも良く知っている。きっと彼女ならトップアイドルになるだろう。
「似合わないかしら……?」
「いやいや、そんなことねぇよ。頑張っている奴はいつだって輝いて見えるものさ。応援してるぜ、伊織、貴音」
頑張っている人はそれが不器用な人でさえ輝いて見える。彼がそうだ……。不器用ながら、文句を言いながらも毎回色々な無茶振りに付き合ってくれる。そんな彼だからこそミズキはリーダーと認めていた。
「ありがとう、お姉さま!」
「応援感謝いたします。この声援に答えられるよう日々精進していきます」
伊織も貴音もきっとトップアイドルに上り詰める。上に立ってきた人間を良く見てきたミズキにはそんな確信があった。
「おう! 期待してるぜ!」
そういってミズキは笑う。それに釣られて伊織と貴音も笑顔となる。
「あっ、こうしてる場合じゃないわ! 貴音、早く行かないとみんな待ってるわよ」
話すぎたことに気づいた伊織があっと声をだす。
「そうですね。伊織行きましょう」
「お姉さま、また今度!」
そういうと外へと駆け出す伊織。
「橘 ミズキ様またお会いしましょう。わたくしの予想だと近いうちに会えそうな気がします」
ぺこりとお辞儀をすると伊織の後ろを追う貴音。その後ろ姿を見送りながらミズキは思う。
今日は精一杯楽しむぜ、と。
ある真夏の日の物語はまだまだ終わらない。
なかなかに取り返しのつかないミスをしてしまった感じです。
まぁどうにかなるかな……。