シスコン弟とAqoursの日常   作:ふらんどる

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皆様お初にお目にかかります、ふらんどると申します。
この作品は松浦果南ちゃんの弟になりたいという私の妄想から生まれた作品です。
あまり上手くはないと思いますがよろしくお願いします。

では、どうぞ!


松浦家の朝

「姉」それは同じ父と母から生まれた年上の女性である。

 

 

 

 また、姉に過度に愛着を持つことを世間一般では「シスコン」と言う。

 

 

 

 これは松浦果南のシスコン弟、松浦玲士(れいし)の日常を描いた物語である。

 

 

 

 ────────

 

 

「起きろー! 朝だぞー!」

 

 我が愛しの姉、松浦果南の声から松浦玲士の一日は始まる。

 

 しかし、いくら愛しのかな(ねえ)が起こしに来たからといっても、布団という至上の空間から脱け出すのは容易ではない。

 

「あと30分……」

 

 そう言ってさらに布団に潜る。

 

「もう! 起きないんだったら明日から玲士の分の朝ごはん作ってあげないよ!」

 

「はい起きました! それだけはやめてください」

 

 かな姉の朝ごはんは一日のエネルギーの源。食べられなかったら松浦玲士は死んでしまいます。

 

「早く着替えてご飯食べて! 遅刻するよ」

 

 日課のランニングを終えたかな姉はもうすでに浦女の制服に着替えていた。急いで制服に着替えて台所に向かう。

 

 

 

 台所には父さんは既に朝食を食べ終えていたのでかな姉と二人きりだった。

 ちなみに母さんはどうしたかというと、沖縄の石垣島で別のダイビングショップを経営してるのでたまにしかこっちに帰ってこない。そういうわけで我が松浦家の男たちの胃袋はかな姉にがっちりと握られてるというわけだ。

 

「はい、あんまり時間無からちょっと急いでね」

 

 テーブルの上に並べられたかな姉特製の朝食をいただく。

 

 毎度のことながら食べながら思う、かな姉の作る料理はいったいどうしてこんなにも美味しいのであろうか? この味噌汁一つ例にとってみても多すぎず少なすぎない適度な味噌の量、ちょうどよい温度の汁、全て均一な形に切り揃えられた豆腐、それに……

 

 

「玲士! ボーッとしてないで早く食べて!」

 

 

 はいごめんなさいすぐ食べます。

 

 

 

 ──────

 

 

 

 朝食を食べ終えたら急いで歯を磨き、支度をして船着き場の行き船に乗る。

 

 

「玲士も高2なんだからいい加減自分で起きれるようになってよね」

 

「申し訳ないデース」

 

 

 正直なことを言うと僕は一人で起きれないことはない。しかし、一日があのけたたましいアラームなんかで始まるのは御免だ。私はかな姉に起こされたいのだ。

 

 どうしてかな姉の声で起こされることが目覚まし時計のアラームで起こされることに劣っているはずがあろうか、いやそんなことはあるはずがない(反語法)

 

「また一人でニヤニヤして……そろそろ着くから降りる準備して」

 

 

 ──────―

 

 

「果南ちゃん、玲士くんおはヨーソロ!!」

 

「おはよう果南ちゃん、玲士君」

 

「二人ともおはよう」

 

 

 先にバス停に着いていた幼馴染の一人である渡辺曜と、この春やって来た東京から桜内梨子と挨拶を交わす。

 

「曜、梨子おはよう。千歌はまだ来てないの?」

 

「あっ! 曜ちゃーん! 梨子ちゃーん!」

 

 するともう一人の幼馴染、高海千歌が彼女の実家である旅館十千万から出てきて、こちらに向かってくる。

 

「果南ちゃんに玲士君もおはよう!」

 

 そう言い終わると同時にふぁぁと大きくあくびをする。

 

「おはよう千歌。あくびをしてるってことは昨日夜更かししたね」

 

「あはは……昨日μ'sのDVDを見てたらついつい遅くまで……」

 

「さすが果南ちゃん! 千歌ちゃんのことなら何でもお見通しだね!」

 

「夜更かしすると練習に響くよ」

 

「玲士も人のこと言えないでしょ、昨日も遅くまで起きてたみたいだし。それに、もうすぐバスが来るよ」

 

 

 嗚呼、かな姉とのしばしの別れだ。

 

 できれば一緒の学校に行きたい。ずっと一緒に居たい。しかし、それは不可能だ。浦の星女学院は名前の通り女子高だ。

 

「それじゃ、また後で。かな姉いってきます」

 

「いってらっしゃい。頑張ってね」

 

 そう挨拶を交わして、到着した沼津行きのバスに乗り込む。

 

 窓際の席に座り、車窓から見えるかな姉に小さく手を振る。それに気づいたかな姉も小さく手を振る。

 

『発車します、ご注意ください』

 

 かな姉と再び会えるまであと何時間だろう、そんなことを考えながらバスに揺られ学校へ向かうのであった。

 

 




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