シスコン弟とAqoursの日常   作:ふらんどる

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みなさんこんにちは。最近金欠で3rdライブのBlu-rayBOXが買えずに嘆いているふらんどるです。
UAが4000を越えました。
この作品を読んでいただいた皆様本当にありがとうございます。これからも精進していく所存であります。

今回は曜ちゃん回です。

毎回私の妄想を文字に起こしている時に思うのが、自分の果南ちゃんがに対する欲望が末恐ろしく感じます。

前置き長くなりましたが
それでは「曜ちゃんファッションショー」、どうぞ!



曜ちゃんファッションショー

「あの~曜ちゃん?僕何かした?」

 

僕の目の前には頬を膨らませてご機嫌ななめな様子の曜がいる。

どういうわけか今日は会った時から態度が素っ気無かったので、練習が終わってから聞いてみたのである。

 

「今 曜ちゃんは怒っているのであります」

 

「だから何で?どうして?」

 

「自分の胸に手を当てて考えてみるのであります」

 

そう言って曜ちゃんはプイッと横を向く。

しかし、いくら考えてもわからないものはわからない。

 

「玲士、もっとよく考えて。小さなことかもしれないよ」

 

かな姉に言われて再度ここ最近の行動を思い返してみるが、やっぱり心当たりが無い。

 

「そんな事言われても・・・。本当に曜を怒らせるようなことした覚え無いんだけどなぁ・・・」

 

「どうしたの曜。このままだとわからないままだよ。私でいいから話してみて」

 

「この間、千歌ちゃんが玲士くんの家に泊まった時の事・・・」

 

「「千歌が泊まった時の事??」」

 

千歌が泊まった時の事を一つ一つ思い出してみるが、皆目見当がつかない。

 

「私だけ仲間はずれにして、ずるいであります・・・」

 

「仲間はずれ??」

 

「曜も知ってるでしょ。千歌が妹になりたいって言い出して・・・」

 

「それに、三人で一緒に寝たなんて聞いてないのであります!!」

 

原因はわかったが何で曜が怒るのかがわからない。

 

「それは千歌がそうしたいって言うから・・・」

 

「・・・わかった。曜、明日一緒に遊ぼっか。玲士も明日空いてるでしょ?休みの日は部屋にいるか沼津の商店街をうろついてるだけなんだし」

 

「まあ、そうだけど・・・」

 

確かに明日特に予定はないけど、予定のないのが当たり前みたいな言い方されるといくらかな姉に言われたからといっても少し傷つく。

 

「えっ!本当!ありがとう果南ちゃん!」

 

今までとは一転して笑顔になる曜。怒ったと思えば笑顔になったり、全くもって女の子の心理は複雑怪奇だ。

かな姉にしても、一体何がわかったのか僕にはわからない。

こうして様々な謎を残しながらも明日の渡辺家行きが決まった。

 

 

 

 

 

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翌日、約束通り渡辺家を訪れる。

 

「果南ちゃんに玲士くん、いらっしゃい!」

 

出てきた曜は、昨日とは違っていつも通りの元気な笑顔で迎えてくれた。学校にいる時とは違ってメガネをしている。

僕とかな姉は2階に有る曜の部屋まで通される。

 

「それで、今日は何をするんだ?」

 

「ふふ、よくぞ聞いてくれました!二人には曜ちゃん秘蔵のいろんな衣装を着てもらうよ!名付けて、曜ちゃんファッションショー!!」

 

「えっ、僕も!?」

 

「もっちろん!まずは私から!玲士くん、覗いちゃ駄目だよ」

 

「安心して、私がここで見張ってるから」

 

「人を覗き魔みたいに言わないでください」

 

「頼んだよ果南ちゃん!」

 

かな姉に念押しをして、曜は部屋から出ていった。まったく曜は僕をなんだと思ってるんだ。

 

 

 

 

 

 

数分後、部屋の外から声がする。

 

「まずは曜ちゃん一番の自信作、船乗り衣装!!」

 

扉を開けて出てきた船乗り姿の曜は、さすが船長の娘とだけあってとても様になっている。どことなく曜のお父さんの面影も感じる。

 

「すごく似合ってるな、曜」

 

「えへへ、まだまだこんなもんじゃないよ!」

 

その後はチャイナドレス、巫女衣装、バスガイドなど様々な衣装に着替える曜。

 

「曜ちゃん七変化終わり!次は果南ちゃん!」

 

「楽しみだなぁ、どんな服を着るか」

 

曜とかな姉は一緒に部屋から出ていった。

 

 

 

 

 

数分後、曜が部屋に戻ってくる。

 

「それでは果南ちゃん、どうぞ!!」

 

曜の部屋の扉が開く。

 

 

 

「悪い子は逮捕しちゃうぞ!!なんてね」

 

部屋に入ってきたのは女性警官の衣装を着たかな姉だった。

 

「・・・かな姉??」

 

何が起こってるのかわからない。目の前の現実に思考が追い付かない。

 

「すごいすごい!似合ってるよ果南ちゃん!」

 

「意外と様になってるでしょ?」

 

そう言ってかな姉はいろいろとポーズをとる。

こんなに茶目っ気のあるかな姉を見たのは久しぶりだ。

Aqoursのライブでいろんな衣装を着ているが、こんなかな姉は見たことない。

かわいい、かわいい、超かわいい。

 

「逮捕してくださいお願いします」

 

急いでスマホで写真を撮る。

 

「次はどれを着れば良いの?」

 

意外にもかな姉はノリノリだ。

 

「う~んと、じゃあ」

 

曜はかな姉に耳打ちをして、二人とも部屋から出る。

 

 

 

 

 

 

 

「二人とも、お注射はいかがかなん?」

 

入ってきたのはナース服に身を包んだかな姉だった。

 

「曜、ここは天国か?」

 

「いや私の部屋」

 

スマホのカメラで連写する。決めた、明日からスマホの待ち受けにしよう、そうしよう。

 

「まだまだ行くよー!」

 

 

 

その後も、探偵やスチュワーデス姿等々普段なら絶対見ることのできないかな姉の姿を目に焼き付け、ベストショットを狙って様々な角度からとにかく写真を撮りまくる。もう言葉にするのも難しい位のかわいさだ。

 

「果南ちゃん七変化終了!」

 

「ふぅ、珍しい衣装も着れて楽しかったよ」

 

元の服に着替えたかな姉が部屋に入ってきて、かな姉のフォトセッションタイムという夢のような時間が終わった。

 

「最後は玲士くんの番!」

 

そう言って笑顔でメイド服を持ってくる曜。

 

「いやいやいやちょっと待て、いくらなんでもその衣装だけは勘弁してくれ」

 

僕がメイド服を着たなんて話が広まろうものなら一貫の終わりだ。最近の女子高生の拡散力はものすごいからな・・・

 

「冗談冗談、ちゃんと男物も何個かあるから」

 

何で曜は男物なんか持ってるんだ。そんなに持ってるんだったらもういっそのことこの家を服屋に改装したらどうだと思う。

 

「玲士くんのメイド服姿、いけると思うんだけどなぁ」

 

「まあ、似合わなくはないかもね」

 

「衣装は廊下に置いてあるから」

 

「はいはい」

 

変なのじゃないことを祈りつつ部屋から出るのであった。

 

 

 

 

 

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玲士が部屋から出ていって数分後、様子を見に行っていた曜が帰ってきた。

 

「果南ちゃん!玲士くんはとってもかっこよくなってるよ!」

 

「楽しみだなぁ」

 

「それでは玲士くん、どうぞ!!」

 

扉を開けて出てきた玲士の姿は童話に出てくる王子様のような格好をしていた。

 

「うぅ・・・、これで良いんでしょ」

 

よく見ると、顔が真っ赤になっている。

 

「玲士くん、すごく似合ってるよ!!ポーズ!」

 

隣で曜はすごい勢いで写真を撮っている。

 

「似合ってるよ玲士。私も記念に一枚撮ろうかな?」

 

「かな姉・・・」

 

最初は恥ずかしがっていた玲士も、だんだん慣れてきたのかポーズををとったりもした。

 

「次はどれにしようかな・・・」

 

「まだあるの!?」

 

「あはは、頑張ってね玲士」

 

 

 

 

 

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「ふぅ、やっぱり普通の服が一番良いや」

 

ファッションショーという名のコスプレ大会を終え、数時間ぶりに元の服に着替える。

 

「二人ともありがとう、今日は本当に楽しかったよ!」

 

「こちらこそ、いろんな衣装を着れて私も楽しかったよ。ありがとね、曜」

 

「それにしても何で昨日はあんなに怒ってたんだ?」

 

ずっと気になっていたことを曜に尋ねる。

 

「えーっと、それは・・・」

 

「振り付け考たり衣装作りとかで忙しくっていろいろ溜まってたんでしょ?だから、昔みたいに家に泊まった千歌が羨ましかったんでしょ?」

 

かな姉に言われて曜は俯きながら小さく頷く。

 

「なるほどねぇ」

曜は頑張り屋だ。文武両道で人当たりも良く、昔から尊敬している。でも、そのせいで自分の時間を削ったり、一人で悩んでいることも多かった。

かな姉はあの時見それを抜いて、今日遊ぶことを提案したんだ、と今さらなが気づく。やっぱりかな姉は凄い。

 

「曜、ハグしよ?」

 

かな姉は大きく腕を広げる。

 

「果南ちゃん!!」

 

曜はかな姉の胸元に飛び付く。

 

「よしよし、曜が頑張ってることはAqoursのみんながよく知ってるよ。だから悩みがあったら私に言って。何でも相談に乗るからさ」

 

曜はなにも言わなかったが、小さくすすり泣く声が聞こえる。

いつもは目の前でかな姉が抱きつかれ時は弟として黙ってはいないが、このときばかりは曜に場を譲った。

 

 

 

曜は数分後かな姉に抱きついたままだったが、やがて顔を上げた。

 

「ごめんね二人とも。しんみりした空気にしちゃって・・・」

 

「大丈夫だよ。僕も出来る限りのサポートはするから、何かあったら言ってね」

 

「ありがとう玲士くん!そういえば二人とも、バスの時間大丈夫?」

 

「あっ!いけない忘れてた!」

 

曜に言われて時計を見ると帰る予定のバスの時刻が迫っている。

 

「玲士、急ぐよ。それじゃあ曜、また学校でね」

 

「うん!二人とも気をつけてね!」

 

「それじゃ、またファッションショーやるなら是非呼んでくれよ。またかな姉のコスプレ見たいし」

 

「果南ちゃんも良いけれど、それより私は玲士くんのメイド服姿が見たいな!」

 

「あーかな姉急ぎましょーバスが来ちゃう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

You 's monolog

 

今日一日玲士くんと過ごして気づいた。

私、やっぱり玲士くんの事が好きなんだ。幼馴染じゃなくて、一人の男性として。

 

でも、私は知っている。

大切な幼馴染の千歌ちゃんが玲士くんのことが好きだってこと。

 

彼と初めて会ったのは、千歌ちゃんの友達としてだった。

そして、千歌ちゃんが玲士くんのことが好きだということに気づくのにそう時間はかからなかった。

あんまりにも千歌ちゃんに好かれてるから嫉妬したこともあったけ。

 

千歌ちゃんは昔からいつも一緒にいる大切な幼馴染だ。

だから絶対に千歌ちゃんを悲しませるようなことはしたくない。

でも、この気持ちは押さえきれない。

こんな悩みを抱えて二人といつも通りに過ごすなんて、私にできるのかな・・・

 




最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

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