短くなったけど、すまない……!
ロモス王国 初日
ダイ達と共にデルムリン島を出立した自分達は、森の中で迷ったり子供を助けたり。
まぁなんやかんやの末に、森の中でエンカウントした獣王クロコダインと激闘を繰り広げたりしたわけなのだが。
新たな仲間、マァムを加えてようやくロモス王国に到着。しかし残念ながら門前払い。
自分を見て驚いていたから、あの兵士は多分ゴメちゃん&自分誘拐騒動の後に採用された兵士のようだな。
というわけで宿を取ろうと、そこそこ大き目の良さげな宿屋へ入ってみれば勇者がもう一組いるらしいと店主が言い出し。
目を輝かせたダイが駆け出し、ものすごい勢いで扉を叩き始めた。さすがに失礼だからやめなさいと止めようとするが、それより早く内側から扉が開く。
なんとそこに居たのは、ずるぽん一行であった。
ダイが一瞬で臨戦態勢になるが、それを後ろから抱き締めて押しとどめておく。
何か視界の隅でポップが羨ましそうにしてたけど、気のせいか。
自分を見てどこかバツが悪そうにしてるずるぽん一行、口では今もこずるく稼いでる風な事を言っているが。
装備や傷痕は隠せていない、何の彼のいって彼らは彼らで頑張っているようだ。
なんだか嬉しくなったので、ダイを宥めた後頑張ってるずるぽんの頭を撫でてやる。
ついでに、ガタが来てそうな彼らの装備も手早く整備してあげるとしよう、十分な設備が無くても手持ちの道具があればそんなに手間もかからず高品質に仕上げられるだろう。
ロモス王国 二日目
結局彼らの装備を整えて一夜が終わってしまった、だが喜んでくれたし良いだろう。
ダイが、母ちゃんが丹精込めた装備を売ったりするなよ?とジト目で釘を差してるが、その心配はない、きっと。
そんな具合に和やかに過ごしていたのだが、遥か彼方から響いた雄叫びと共に、地鳴りが町に近付いてくるのを感じた。
思わず窓から外を見れば、多種多様な魔物達が街へとなだれ込み、街を襲い始めていた。
そして、窓から見える上空には大きな鳥の魔物に肩を掴まれていたクロコダインが号令を出している。
ソレを見たダイが、急いで装備を整え……パプニカのナイフを腰に差し、碧水晶の剣と手荷物を持って一心不乱に駆け出して行ったので慌てて追いかける。
ポップも何か迷っていた様子だけど、マァムに激励されたのか一緒に走ってきてくれた。皆良い子だなぁ。
ずるぽん達も最初は怖気づいていたけども、全員が顔を引き締めると住人を襲う魔物達との戦闘を開始している。
やっぱり根っからの悪人じゃないよな、この子達は。
その後のロモス城でのクロコダインとの戦いは激戦、としか言いようがなかったけども何とか、ほんと何とか勝てた。
簡単な流れを書くならば……。
ブラスさんが人質にされた時はどうしたものかと思ったけども、ダイと自分が注意を引き付けてる間にマァムの援護を受けつつポップが機転を利かせてマホカトール(小)を起動。
何とか正気を取り戻したブラスさんのおかげで、枷が無くなったダイが手に持った碧水晶の剣を右手に持ち、左手でパプニカのナイフを逆手に構えてクロコダインと切り結び……。
ロモス城の広間に飾られてたらしい、黒檀の両手斧を持つクロコダインと一進一退の攻防を繰り広げた末に。
ブラスさんを人質に取られた事、ポップがブラスさんを助けるために取った行動の際に重傷を負わされた事に激怒したダイの額に紋章が輝いた次の瞬間。
右手に持っていた碧水晶の剣を逆手に構え、アバンさんの必殺技とも言えるアバンストラッシュをクロコダインへ叩き込んだ事で、決着を着けた。
最初は憎悪やエゴに凝り固まっていたクロコダインの表情だったけども、ダイの一撃を受けて城の外へと落ちていったその顔には晴れやかな感情が浮かんでいた。
やっぱりうちの子は強いな!
……あ、クロコダイン……黒檀の両手斧持ち逃げして落ちていってる。
ロモス王国 二日目 夜
激闘を終え、救国の英雄としてダイ達がロモスの人達にお披露目された日の夜。
自分はロモス城にある鍛冶場を借り、MOD的なもののおかげでカバンに入ってた携帯符呪機を使ってダイの防具と、ポップとマァムの為の装備を拵える事にした。
ポップは今回、ブラスさんを助ける為にアバン先生との思い出の品でもある杖を砕く羽目になっちゃったし、マァムの魔弾銃は凄い便利なんだけど弾の再装填が大変そう。
だがしかし、魔法力を増幅させる杖なんてものはさすがに作れない、なのでポップにはマナ総量増強のエンチャントを付けた指輪を、大きい魂石を使って作成。
ダイの防具は、ドラゴンの鱗を使った軽装鎧一式を作成
ポップも同じようにしようと思ったけども、軽いと言っても結構重量もあるから間をとって水銀のインゴットとかを駆使してエルフの軽装鎧を作成。
とどめとばかりに、結構力持ちだったマァムにはとりあえず様子見として、ドワーフの金属インゴットを使った重装の鎧を作成し……。
ドーンガードでお世話になった、クロスボウを丹念に拵えるのだ。
翌朝、やり過ぎだとダイに怒られた。解せぬ。
書きたいネタを書いたら、2000文字に収まってしまったでござる。
フラグとか何やらを爆砕していくドヴァキンマッマ達の旅路の行方やいかに。