面影ある人達が来た!!   作:ルビィちゃんキャンディー

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瑠璃ちゃんの回想編は10話で終わりです

このペースで1週間分は書ききれるのか、心配になってきました…





10話 「鹿角瑠璃のお話 その2」

 

 

 

 

姉様の家にお泊まり二日目。昨日、鞠奈さんに言われた通りに、姉様達の練習に参加するためバスに乗っています。最初聞いた時はびっくりしたけど…スクールアイドルのリアルな練習を体験できるのはかなり貴重だと思った。それに…みんなにも…あえる、し…

 

 

琥珀『今更、照れることでもないですよ。瑠璃』モグモグ

 

 

姉様…普通に私の考えてる事を読むのはやめてください…あと、そのミカンの山…え?それ一人で全部食べるの???

 

 

琥珀『やっぱりミカンは最高でしゅわ〜』モグモグ

 

さっき朝食食べたばかりだよね…別腹ってやつ?

 

 

瑠璃『食べ過ぎないでくださいね…』

 

琥珀『はい!…瑠璃も食べますか?』

 

瑠璃『あ、食べます』

 

モグモグ…このミカン、普通に美味しい…

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

その後、私と姉様は学校に到着。夏休みということもあり、校舎に人気はない。あるのは熱気だけ。煮えたぎったコンクリートは、私達を出迎えるというよりかは…迎え撃つって感じ?はぁ…なんで夏はこんなに暑いんだろうか…

 

 

 

琥珀『まずは部室に行きましょう』

 

瑠璃『はい』

 

 

部室の中は外よりかは涼しいはず…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー スクールアイドル部室 ー

 

 

 

 

うーん…前言撤回。外よりも暑かった

 

 

 

 

 

鞠奈『瑠璃ー!!Ciao!!』ハグゥ

 

梨曜『ヨーソロー!瑠璃ちゃん!』ハグゥ

 

莉南『久しぶり♪ルビィさんと理亞さんは元気?』

 

琥珀『ちょ、鞠奈さん!梨曜さん!瑠璃が暑がっていますわ!離れてください!!』

 

鞠奈『そう言って、本当は私と梨曜がハグしたから妬いてるんでしょw』

 

琥珀『そうですわ!…って、何を言わせるんですの!!?』

 

鞠奈『Oh!高度10のカチカチみかんがお怒りデース!』

 

琥珀『鞠奈さああぁん!!!?』

 

 

 

 

 

 

いや……帰ってもいいですか?

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

ー 数十分後 ー

 

 

 

琥珀『ということで。今日から数日のあいだですが、瑠璃が練習に加わることになりました』

 

瑠璃『よろしくお願いします』

 

 

苦節15分、ようやく練習が始まりそうです。え?苦節という割には短くないか?……あのねぇ、地獄のような暑さの中でハグされたことある?抜け出せず、生き地獄…まあ、梨曜達に罪悪感というものは存在しないと思うけど……

 

 

梨曜『瑠璃ちゃん、最初から本格的だけど…大丈夫?』

 

琥珀『心配には及びません。瑠璃は東京でダンスのレッスンを受けていますから!』エッヘン!

 

瑠璃『まぁ…一応』

 

莉南『なら安心だね』

 

 

ん?なんで今、姉様が胸を張ってたんだろう…

 

 

琥珀『鞠奈さん、莉南さん達に言わなかったのですか?瑠璃は最初からダンスできると…』

 

鞠奈『うーん…忘れてた☆』

 

 

ははは…相変わらずだなぁ、鞠奈さんは…

 

 

 

 

 

 

 

 

ー 屋上 ー

 

 

鞠奈『ワン・ツー・スリー…そこもっと腕大きく使って!』

 

 

琥珀『〜♪』

 

莉南『〜♪』

 

梨曜『〜♪』

 

 

すごい…さっきまでの姉様達とは別人…みたい…全員の動き、呼吸、気持ちがシンクロしてる…

 

 

鞠奈『はい!OKよ。みんなかなり良くなってきたと思うわ。10分休憩!』

 

 

琥珀『疲れましたわ〜』

 

莉南『梨曜、調子いいね』

 

梨曜『うん!瑠璃ちゃんがいるからかな?』

 

瑠璃『え?私?』

 

 

どちらかというと、私はみんなの足を引っ張ってるような…

 

 

瑠璃『励ましには…なってないわよ?』

 

梨曜『そんなんじゃないよ〜。本心だよ!』

 

莉南『私も瑠璃がいると調子出るよ♪だって楽しいし!』

 

 

楽しい?私、場を盛り上げるようなことしたかな…

 

 

琥珀『瑠璃。わたくし達はですね、瑠璃とこうして一緒にいること、何かをすることが楽しいのですわ』

 

瑠璃『私と?』

 

梨曜『瑠璃ちゃん、小さい時から毎年内浦に来てたよね。私、瑠璃ちゃんと遊ぶの、凄く楽しかったんだ!』

 

鞠奈『色んなことしたわよね』

 

莉南『鬼ごっこ、かくれんぼ、洞窟探検、天体観測、離れ島探検、肝試し…キリがないよ』

 

琥珀『毎年、わたくし達は瑠璃と会える日を楽しみにしていました』

 

梨曜『でも、年を重ねるうちに、だんだんと遊ぶ時間が少なくなっちゃったよね…』

 

 

中学生になると部活や勉強などで、どうしても時間が限られてしまう…去年は…2日間しかいれなかった

 

 

莉南『私なんて去年は瑠璃と会えてないよ?』

 

琥珀『え!?初耳なんですが?』

 

莉南『水泳部の遠征があってね…』

 

鞠奈『あ〜…確かに遠征だったわ』

 

瑠璃『……』

 

 

みんな大人なっていくって事なのかな?確かに、小さい頃は毎日たくさん遊んだ。毎日が楽しくて…ずっと……ここにいたいって…最近は、ちょっと寂しい…かも

 

 

梨曜『でも今年は久しぶりに幼馴染全員集合できそう!』

 

莉南『蘭と羽丸も来れるの?』

 

梨曜『うん!そろそろ来ると思うよ!』

 

 

蘭と羽丸…私の一つ下の幼馴染。蘭は梨曜の妹で、羽丸は姉様達の部活の顧問の先生の子供…2人ともたくさん遊んだ記憶がある

 

 

琥珀『!噂をすれば。ですかね』

 

瑠璃『蘭、羽丸…』

 

 

羽丸『瑠璃ちゃん!久しぶり!』

 

蘭『お久しぶり…です』

 

 

これで私を入れて7人。幼馴染が全員集合した。全員が集まったのはいつぶりだろうか…毎年、誰かの予定が合わなかったから…3年ぶりぐらい?

 

 

梨曜『うわー!凄い!!本当に久しぶりだよ!』

 

琥珀『まさに奇跡ですわね!』

 

蘭『あはは…』

 

 

ちょっとオーバーかもしれないけど、確かに全員がまた集まることが出来たのはとても嬉しい。なんか、こう、こみ上げてくるものがある

 

 

琥珀『瑠璃』

 

瑠璃『姉様?』

 

琥珀『いいですか?わたくし達6人は、例え瑠璃が遠くに住んでいたとしても、別のスクールアイドルとして活動していても』

 

 

 

 

 

琥珀『大切な幼馴染。かけがえのない仲間ですわ』

 

 

 

 

瑠璃『!!!!』

 

 

 

 

 

この時、私は思いました。今年以上に帰りたくないと思う年は…ないだろうと

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

それから数日後、私の夏休みイベントは終了。東京に戻り、高校探しが再び始まりました

 

 

 

 

 

ー ダンススクール ー

 

 

瑠璃『〜♪』

 

 

先生『お!瑠璃ちゃん、動きが良くなったね!』

 

瑠璃『そうですか?』

 

先生『なんかね、昔の私を見てるみたい!』

 

瑠璃『先生の、ですか?』

 

先生『そう。特に高校の頃かな。あの頃は毎日がキラキラしてた』

 

瑠璃『高校…ですか……』

 

先生『う〜む、その感じだとまだ考え中かな?』

 

瑠璃『はい…』

 

先生『うーん、あのね、瑠璃ちゃんにだから言うんだけどね』

 

瑠璃『?』

 

先生『瑠璃ちゃん、私と似てるから教えるんだけどね、何か運命を感じたり、自分にとって絶対に必要なものだと感じるとね…』

 

 

先生『体って勝手に動くんだよ♪』

 

 

瑠璃『勝手に…』

 

先生『そう!まるで体が運命に引っ張られるかのようにね』

 

瑠璃『……運命』

 

先生『出会えるよ!瑠璃ちゃん。必ず!』

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

瑠璃『ありがとうございました』

 

先生『また次回ね〜』

 

 

 

瑠璃『運命か…理亞お母さんの歌に出てきそうな話だったな…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先生『次来る時には見つかってるといいな♪』

 

先生『さっ、お昼休憩!ラーメンでも食べに行くかにゃ♪♪』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー 自宅 ー

 

 

 

瑠璃『ただいま〜』

 

ルビィ『おかえりなさい!』

 

瑠璃『あれ?お母さん…今日は収録じゃ』

 

ルビィ『早く上がらせてもらったの!瑠璃ちゃんにお料理食べてもらいたくて♪』

 

瑠璃『手伝うよ』

 

ルビィ『ありがとう!じゃあ、お願いね』

 

 

私とルビィお母さんで料理、珍しい事ではない。ルビィお母さんも理亞お母さんも家族の時間を第一に考えてくれているので、今日みたいに早く帰ってくる日がある

 

 

理亞『ただいま〜』

 

ルビィ、瑠璃『おかえりなさい!』

 

ルビィ『ごめんね?無理言っちゃって』

 

理亞『全然。せっかくルビィが早く帰ってこれるんだもの、私も都合ぐらいつけられるわ』

 

 

お互いを、家族を思いやる…私の自慢の両親です

 

 

 

 

 

 

 

 

ルビィ『そう言えば、今年は幼馴染の6人全員と会えたの?』

 

瑠璃『うん。会えたよ』

 

ルビィ『良かったぁ!最近、なかなか全員揃えなかったもんね』

 

瑠璃『うん、本当に…良かった……』

 

ルビィ『瑠璃ちゃん?』

 

 

正直、帰る日になって蘭とかに行かないで!って泣かれた時は、本当に帰らないでいようかと思った…胸が締め付けられるこの感じ、一緒にいるだけで楽しくなる日々、そして…思っちゃったの

 

 

 

 

 

このメンバーでスクールアイドルができたら、どれほど楽しいか………と

 

 

 

ルビィ『瑠璃ちゃん??『プルルルルル』

 

ルビィ『あ、電話。瑠璃ちゃんのじゃない?』

 

 

私のケータイ?あ、本当だ。考え事をしていたから気づかなかった

 

 

瑠璃『誰からだろう………』

 

 

 

 

 

 

 

瑠璃『姉様…!!!』

 

 

このタイミングで…姉様から電話…今、姉様の声を聞くと、胸の締め付けが…強くなると思う…けど、出なきゃだよね

 

 

 

瑠璃『もしもし姉様?』

 

琥珀『瑠璃!ちょっといいですか?』

 

瑠璃『はい。なんですか?』

 

琥珀『瑠璃。わたくし達と……お母様達のように輝きませんか!?』

 

瑠璃『……はい?』

 

琥珀『あ、要するにですね』

 

 

 

 

 

 

 

琥珀『わたくし達とスクールアイドル、やりませんか!!?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

瑠璃『!!!!!!!!!!!!』

 

 

 

 

 

 

この時、体に電気が走った感じがした。この感じ、こみ上げてくるこの感じ、そしてあの言葉が頭をよぎる

 

 

 

『何か運命を感じたり、自分にとって絶対に必要なものだと感じるとね…』

 

『体って勝手に動くんだよ♪』

 

 

 

 

 

 

瑠璃『お母さん!!!!』

 

ルビィ『ピギィ!?瑠璃ちゃん、急にどうしたの??』

 

瑠璃『お願いがあるの!!』

 

ルビィ『お願い??』

 

 

瑠璃『私、高校…姉様達と同じ学校がいい!!!!』

 

 

瑠璃『姉様達と、スクールアイドルをやりたい!!!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして私は進路を決めたのである

 

 

 

 




瑠璃ちゃんの回が終了したので、次回、瑠璃ちゃんのプロフィールを出します!このようにキャラ回が終了次第、そのキャラのプロフィールを出していこうと思います。もちろん、回が終わっても瑠璃ちゃんはバンバン登場しますのでご安心を


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