面影ある人達が来た!!   作:ルビィちゃんキャンディー

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うーん…ちょっと文章がおかしいところがあるかも…と不安な気持ちでいっぱいなルビィちゃんキャンディーです。サッカーの方のモチベーションが下がっている中、なんとか書き上げました。すぐに続きを書きます。サッカーも…なんとか頑張ります






12話 「松浦姉妹のお話 その1」

 

 

 

 

 

曜「世界、レベル…って…」

 

梨曜「全国大会に出れば優勝、すぐに世界大会のスカウトが来ると思うよ」

 

鞠莉「そんなに凄いの?鞠奈は」

 

梨曜「私は鞠奈ちゃんが水泳として泳いでいるのは1回しか見たことないよ。でも」

 

 

 

 

『何者なんだ!?あの小学生は!!!?』

 

『高校生よりも速い小学生!?めちゃくちゃだ!!』

 

『有り得るのか?そんなことが…』

 

 

 

 

 

梨曜「……凄かった。ただただ凄かった」

 

鞠莉「なら何故、鞠奈は水泳を……」

 

梨曜「それがこの喧嘩の原因」

 

果南、鞠莉「!!!!」

 

梨曜「日頃は姉妹の仲を壊さないようにしようとして、莉南ちゃんが引き下がっていたけど…鞠奈ちゃんが海を泳ぐということに反応して、我慢しきれなかったみたい」

 

 

そうだったんだ…でも、鞠奈ちゃんはのんびりと泳ぎたいって理由だけで、水泳を避けているのかな??

 

 

 

 

 

鞠奈「もういいよ!!!!」

 

 

 

果南「!!鞠奈…どこへ……」

 

鞠奈「ママごめん、ちょっと1人にさせて」

 

 

鞠奈ちゃんがお店の外へ…あの方向は…船着場の方だね

 

 

莉南「…………」

 

鞠莉「莉南…?」

 

梨曜「莉南ちゃん…」

 

莉南「ごめんなさい…お母さん…」

 

 

うーん、これはどうやら見過ごせない問題らしいね。果南ちゃんと鞠莉ちゃんも凄く悲しい顔をしてる…

 

 

曜「莉南ちゃん」

 

莉南「!!!!曜さん」

 

曜「私達に教えてくれない?喧嘩のこと」

 

莉南「でも……」

 

曜「私、莉南ちゃんの力になりたいな」

 

莉南「!!!!」

 

 

 

 

 

未来曜『私、莉南ちゃんの力になるよ!!』

 

 

 

 

 

 

莉南「…曜、さん」

 

 

莉南「分かりました。話します」

 

果南「莉南…」

 

鞠莉「莉南!」

 

 

果南ちゃんと鞠莉ちゃん、完全に親目線だね。最初、この場にいていいのか迷ったけど、ここまで来たら私も最後まで…

 

 

 

莉南「これは、私が水泳を始めた頃まで遡る話です」

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

―――――――――

―――

 

 

 

 

昔から私達姉妹は海が大好きでした。夏休みはほぼ毎日、海で遊んでた

 

 

 

 

鞠奈『莉南!こっちこっち!!』バシャバシャ

 

莉南『待って〜』バシャバシャ

 

 

 

 

梨曜『お〜い!!』

 

 

鞠奈『あ!梨曜も来たわ!!Hello!』

 

莉南『あ、曜さんも!』

 

 

曜『ヨーソロー!2人とも、今日も元気だね』

 

 

その頃は毎日、海で遊んでいたと言っても、小さい子供たちだけで海で遊ぶのは危ないという事で、梨曜ちゃんと一緒に曜さんが保護者としていつも来てくれたんです

 

 

梨曜『今日は何して遊ぶ?』

 

鞠奈『うーん…ボール遊びは飽きちゃったわね』

 

莉南『やっぱり、海だよね』

 

梨曜『ならレースしない?』

 

鞠奈、莉南『レース?』

 

 

このレースが私の、私達姉妹の運命を大きく左右することになるとは…ね

 

 

梨曜『海の上に浮いてるボールまで泳いで、海岸まで帰ってくるの!』

 

莉南『海の上のボール?』

 

鞠奈『あの赤いやつね』

 

 

鞠奈が指さす先には、これ以上沖には行けないという網についている浮き物の事でした

 

 

莉南『いいね!やろう、レース』

 

 

実はこの頃から私は、曜さんのことがお母さん達ぐらい大好きで、いいところを見せたいと思ってたんだ

 

 

鞠奈『う〜ん、私はパスかな』

 

梨曜『え〜!?なんで?』

 

鞠奈『泳ぐレースはあまり好きじゃないかな?私は曜さんと応援してるわ!』

 

梨曜『そっかー、よし!じゃあ莉南ちゃん!』

 

 

梨曜『勝負だよ!!』

 

 

莉南『………うん…』

 

 

察してたのかもね。その頃から…双子の姉妹だもん。分かるよ……

 

 

 

曜『よーい…ドン!!』

 

 

梨曜『ヨーソロー!』バシャバシャ

 

莉南『!!』バシャバシャ

 

 

鞠奈はーーーー

 

 

 

曜『本当に良かったの?』

 

鞠奈『いいの。私のせいでね、莉南を…』

 

 

 

梨曜『おりゃあー!』バシャバシャ

 

莉南『くっ!!』バシャバシャ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鞠奈『負けさせたくないから』

 

 

 

私のために勝負をしなかったのだと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

梨曜『勝ったー!』

 

莉南『ハァハァハァ…梨曜、速すぎ…』

 

 

梨曜『ねぇ、ママ!どうだった?速かった?』

 

曜『うん!速かったよ』

 

梨曜『やったー!!』

 

 

莉南『……』

 

 

そして梨曜に対抗心を抱き始めたのもこの時からだった

 

 

 

 

その後数日間、梨曜と毎日レース勝負したんだ。そして、私が水泳を始めるきっかけの一言を言われたの

 

 

 

 

曜『すごい!莉南ちゃん、水泳の才能あるよ!』

 

莉南『あ、ありがとうございます!』

 

 

 

 

そして私は水泳を始めた。理由は曜さんに才能があるって言われて興味を持ったから。そして、梨曜に勝つため。そしてーーー

 

 

 

鞠奈『今日も頑張ってね!水泳』

 

 

 

 

鞠奈よりも速くなるために

 

 

 

だって、私の方が速いけど、勝たせたいから水泳やらないって……めっちゃ悔しいじゃん???

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

ー 小学生高学年 ー

 

 

 

 

莉南『ハァハァ…』

 

曜『いいタイムだね莉南ちゃん!これなら明後日の町の水泳大会でも上位を狙えるよ!!』

 

莉南『よし…今回こそは…』

 

 

小学生高学年になる頃は、流石に鞠奈よりは速くなっただろうと思っていた。そして目標は梨曜一人となっていた

 

 

曜『莉南ちゃんの出場する種目は…自由形と…』

 

莉南『リレーです』

 

 

まぁ、梨曜と一緒に頑張っているとも言えたかな?

 

 

梨曜『リレーは莉南ちゃんがいれば百人力!絶対に優勝だよ!』

 

莉南『そのまま返すよ。梨曜』

 

 

でも、ここでまた、事件が起きるんだ

 

 

曜『ん?電話だ』アクアリウムデー

 

 

梨曜『そう言えば、リレーのもう一人のメンバーは??』

 

莉南『今日はまだ来てないよね?どうしたんだろう…』

 

 

すごく嫌な予感がしたよ。その時は、タイミングがタイミングだったからね…んでその予感は…

 

 

曜『え?そんな…』

 

 

梨曜『ママ?』

 

莉南『…』

 

 

曜『もう一人のメンバーの子、今日の朝、足を捻挫して明後日の大会は出れないって…』

 

 

完全に的中していくんだから最悪だよね

 

 

梨曜『え…そんな』

 

莉南『じゃあ、大会は!?』

 

曜『メンバーをもう一人集めないと出場出来ないね…』

 

莉南『ここまで来て…棄権』

 

曜『誰か他に泳げる人は…』

 

 

曜さんのその言葉で私は一人の少女が頭をよぎった。でもよぎっただけでその少女が良いとは決して思わなかったよ。まぁ、

 

 

梨曜『あ、鞠奈ちゃん』

 

 

梨曜に言われちゃうんだけどね

 

 

 

 

 

 

 

 

ー その日の夜、ホテルオハラ ー

 

 

 

莉南『っていうことなんだけど…』

 

鞠奈『……』

 

 

私は迷った挙句、結局鞠奈を誘った。他に予定が合う人がいなかったし、曜さん達のあつい希望もあったからね…

 

 

鞠奈『私に出場して欲しいのって…リレーなのね?』

 

莉南『うん…』

 

鞠奈『………いいわ。出場する』

 

 

今になって考えてみるとさ、この時、鞠奈が出場するって決めた理由は、私と戦わないから出ても問題ないだろうって思ったんだろうね。私は私で鞠奈よりも速いだろうと思ってたから、お互いに考えが甘かったね

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

ー 大会当日 ー

 

 

梨曜『次の組が私達だよ!』

 

莉南『鞠奈、リラックス…』

 

鞠奈『…大会なんて初めてだもん…緊張するななんて無理よ…』

 

 

珍しく、というか初めて鞠奈が緊張しているところを見た。もうすぐで私達の番、鞠奈はアンカー…流石にすごく心配になった

 

 

梨曜『うーん…どうすれば…あ!ママー!!』

 

莉南『鞠奈!私達のお母さんと曜さんもいるよ!!』

 

鞠奈『ママ?』

 

 

鞠奈はお母さん達が来てるって聞いた瞬間に、すぐに反応したよ…だって大好きな果南お母さんが自分らのために応援に来てるんだもん

 

 

果南『鞠奈ー!頑張って!!』

 

 

鞠奈『……』

 

梨曜『…?鞠奈ちゃん?』

 

鞠奈『勝つわよ。梨曜、莉南』

 

 

そっからの切り替えは、私も見習いたいぐらいだったよ…

 

 

梨曜『単純だなぁ…』

 

莉南『それ、梨曜が言う?』

 

 

そして鞠奈がリラックスしたところで、私達の組になった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トップバッターは梨曜。周りの選手は梨曜よりも年上なはずなのに、梨曜は食いついていく

 

 

 

曜『梨曜ちゃーん!!』

 

梨子『行けー!頑張れー!!』

 

蘭『お姉ちゃーん!』

 

 

梨曜『(聞こえる!家族の応援が!!)』

 

 

鞠奈『Oh!加速したわよ!』

 

莉南『いや〜速いなぁ』

 

 

 

梨曜の気合いの泳ぎでトップとほぼ差はなく、私の番になる

 

 

果南『莉南!トップと負けてない!』

 

曜『よし…行ける!』

 

 

莉南『(鞠奈の事を考えると、トップと差をつけたい…けど…)』

 

梨曜『トップの人も速いね…』

 

鞠奈『……』

 

 

 

そして鞠奈の番になったんだけど…もう一度言うよ?私は流石に鞠奈よりも速くなっただろうと思っていたんだよ?だって死ぬほど練習したし

 

 

鞠奈『!!』バッ

 

曜『!!(綺麗なスタート!)』

 

 

後で梨曜から聞いたんだけどさ、スタートする時の鞠奈はーーー

 

 

 

 

 

 

見たことないぐらい集中してたって

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

莉南『………………』

 

梨曜『凄かったね…鞠奈ちゃん…』

 

 

結局、私達のチームが優勝したんだけどさ…ちょっと会場が騒ぎになってて

 

 

『何者なんだ!?あの小学生は!!!?』

 

『高校生よりも速い小学生!?めちゃくちゃだ!!』

 

『有り得るのか?そんなことが…』

 

 

ちょっとね、何も考えられなかったよ…だって、練習死ぬほど頑張ってきたのに、飛び入り参加の鞠奈の方がタイムが圧倒的にいいって…

 

 

果南『鞠奈!凄かったよ!』

 

鞠奈『えへへ…』

 

 

 

私の努力って何だったんだろうって

 

 

 

鞠奈『莉南!私達ゆうし………』

 

 

莉南『………』

 

 

そして思った

 

 

 

優しいお姉ちゃんだからね。もう二度と、水泳はしないだろうなって

 

 

 

 

 

だからこそ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鞠奈に対して怒りがこみ上がったんだよ

 

 

 

 

 

 

 




莉南ちゃんは悔しいと思います

鞠奈ちゃんは苦しいと思います

次回は鞠奈の気持ちにも触れられるといいな。と思います


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