面影ある人達が来た!!   作:ルビィちゃんキャンディー

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どうも!春休みがもうすぐ終わるため、かなり萎えているルビィちゃんキャンディーです!

今回のお話は短めです。近いうちに次話を投稿出来たらと思います





13話 「松浦姉妹のお話 その2」

 

 

 

 

 

鞠奈「ハァハァ…」

 

 

私は莉南のしつこい勧誘に耐えきれずに家から飛び出してきてしまった

 

 

鞠奈「ハァハァ…くっ…ハァハァ」

 

 

今はただただバカみたいに走ってる

 

 

鞠奈「ハァハァ…らしく…ないわね……」

 

 

つい、熱くなってしまったわね…私らしくない。でも水泳は嫌だ、莉南にもう、あんな思いさせたくないし…それに…

 

 

鞠奈「それに…」

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

ー ダイビングショップ ー

 

 

 

 

曜「怒り?」

 

鞠莉「なぜ、こみ上げてきたの?鞠奈はあなたのためを思って…」

 

 

莉南「鞠奈は才能を捨てている」

 

 

鞠莉「さい…のう……」

 

 

莉南ちゃんの言葉には重みがあった。それはまるで、努力では届かない才能の力への嫉妬、絶望が詰まっているようであった

 

 

莉南「私が毎日毎日、泳いで、走って、泳いで、筋トレして、泳いで、泣いて、泳いでも……鞠奈には勝てない」

 

莉南「もちろん、鞠奈も日々の努力をしていることは知っているよ?でも私はその何倍も頑張った…でも、」

 

莉南「鞠奈には勝てない」

 

 

曜「………」

 

 

梨曜ちゃんや莉南ちゃんのために言わせてもらうと…2人は凡人だ。というわけでは決してない。梨曜ちゃんや莉南ちゃんにも水泳の才能はある。全国大会の優勝候補…全国大会へ行くだけでも、人一倍の努力が必要。ただ…鞠奈ちゃんの持ってる才能は…次元が違うだけなんだ…

 

 

莉南「ダイヤの原石とかじゃないよ?鞠奈は」

 

莉南「掘り出した時からキラッキラのダイヤモンドだよ…」

 

 

鞠莉「そんなに自分を低く見ないで?莉南。鞠奈にも鞠奈の人生があるんだから…」

 

 

莉南「わかってる…鞠奈の人生を、私が指図するなんておかしい話だよね。でもさ、それでも、許せないんだよ」

 

莉南「ダイヤモンド級の才能を簡単に捨てていることが。私がどんなに頑張っても届かない場所にいながら、そこにいる事を望まないのが」

 

鞠莉「……莉南」

 

 

果南「…鞠莉」

 

鞠莉「果南?」

 

果南「ちょっと、行ってくる」

 

鞠莉「あてはあるの?」

 

果南「だいたいね」

 

 

果南ちゃん、鞠奈ちゃんを探しに行くつもりだ…でも、鞠奈ちゃんを探したところで解決するわけでは…

 

 

果南「大丈夫。私が何とかする」

 

 

そういうと果南ちゃんは走って、外へと出ていった

 

 

梨曜「思ったよりも深刻な問題になってきたね…」

 

曜「うん。これは姉妹の未来に関わると思う」

 

 

果南ちゃん…

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

果南「ハァハァ……まったく…誰に似たんだか」

 

 

私はとある場所に向かっていた。なにか悩み事がある時は、あの場所に行く。なんか鞠奈も、そこにいる気がするんだ

 

 

 

 

 

 

ー 弁天島 ー

 

 

 

果南「…やっぱりいたよ」

 

 

 

鞠奈「…………ママ…どうしてここにいるって…」

 

果南「どうしてでしょうか!さて、お話しよ?」

 

 

 

 

鞠奈と2人で座りながら今日の朝見た景色を再び見る。日はもう少しで正午の位置。日陰でも暑い…水を持ってきて正解だった

 

 

 

鞠奈「…莉南から、どこまで聞いたの?」

 

果南「水泳の大会で鞠奈が凄かったってところまで」

 

鞠奈「そっか…」

 

 

その日に莉南は鞠奈の才能を再確認することになったわけだけど…鞠奈の気持ちも確認してみる

 

 

果南「それから水泳は?」

 

鞠奈「やるわけない…あんな姿の莉南を見た以上は…」

 

 

 

 

莉南『なんで…私、あんなに頑張ったのに…それでも鞠奈には…勝てないの?』

 

鞠奈『莉南…!!!!』

 

 

 

 

 

鞠奈「私が水泳をすることにより、莉南が悲しむ。莉南が取るべきだった成績を奪うかもしれない…なら、水泳なんてやるべきではないわ…」

 

果南「莉南は鞠奈がそう考えているって分かってたよ」

 

鞠奈「なら尚更、分からないわ…何故、莉南は私を水泳に誘うの?私が水泳をしたら、莉南を悲しませるだけなのに…」

 

果南「…鞠奈」

 

 

分かってきた…鞠奈と莉南の、この問題の原因が…

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

鞠莉「ねぇ?莉南?」

 

莉南「何?お母さん…」

 

鞠莉「私ね、鞠奈には水泳をやりたくない理由が他にもあると思うの。莉南はどう思う?」

 

莉南「他にも?鞠奈が水泳をやらないのは、私を悲しませないためじゃないの?」

 

鞠莉「それは、鞠奈が言ってたの?」

 

莉南「言ってない。でも分かるよ…鞠奈が考えてる事は…」

 

鞠莉「…莉南」

 

 

 

分かったわよ、果南

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

果南「あ、鞠莉の方からかけてきてくれた」ドーンナミーライカハ

 

 

果南「鞠莉?」

 

鞠莉『果南、分かったわよ。鞠奈と莉南の問題の原因が』

 

果南「私もちょうど分かって、鞠莉に電話しようとしたところ」

 

鞠莉『流石、果南ね』

 

果南「この問題の原因はーーーー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

果南、鞠莉「『お互いが直接話して、お互いを理解し合おうとしていない』」

 

 

 

果南「ふふっ、まったく…」

 

鞠莉『誰に似たのかしらね』

 

果南「ひとまず、鞠奈と莉南でしっかりと話をさせないとだね」

 

鞠莉『でも、また喧嘩にならない?』

 

果南『じゃあまず、喧嘩の元を潰さなきゃね』

 

鞠莉『どうするの?』

 

果南「私に考えがある。今から戻るね」

 

鞠莉『うん。待ってるわ』

 

 

 

 

果南「鞠奈」

 

鞠奈「ママ?」

 

果南「よく聞いて。今から家に戻ってすぐに、浦の星女学院に行くよ」

 

鞠奈「何故、学校に?」

 

果南「小さな頃から始まったこの問題に決着をつける」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

果南「鞠奈と莉南で水泳対決をしてもらうよ」

 

 

 




あのですね…これまだ2日目なんですよね


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