面影ある人達が来た!!   作:ルビィちゃんキャンディー

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やっと2日目です…だらだらさせてしまって申し訳ないです。書きたいことが多すぎて、1日が6話分…徐々に早くしていきます





7話 「2日目の朝」

 

 

 

 

 

まだ日の出前、空が夕焼けのように赤色になる前の薄暗い世界で、私は今日も走ります。やっほ♪松浦果南だよ。今は日課のランニング中、日の出前の涼しいうちに走っておかないと、暑くなってからだと昼にすぐ疲れちゃうからね…こうして朝早くから走ってるってこと♪

 

 

果南「はぁ、はぁ、はぁ、」タッタッタッ

 

 

うん!風が気持ちいい。やっぱり海沿いは海風が吹くから、ランニングコースには最適だね

 

 

 

 

 

果南「ふぅ…」

 

 

ゴールの弁天島まで来たから休憩。あと、今日はランニングは1人じゃないんだ♪

 

 

果南「お疲れ様、鞠奈。はい、水」

 

鞠奈「ありがとう、ママ!」ゴクゴク

 

果南「それにしても鞠奈、早いね?私のペースに普通についてきたし」

 

鞠奈「うん!毎日、果南ママと一緒に今日と同じ道を同じ時間に走ってるの!だから、私にとっても日課なの」

 

果南「なるほどね!そういう事か」

 

納得だね。早いわけだ。それにしても未来の私、本当に毎日走ってるんだ…継続は力なりとはよく言うけど

 

 

鞠奈「あ!ママ!見て、日が出てきたよ!」

 

果南「ほんとだ!綺麗だね」

 

鞠奈「…私、ここから見る景色、好き。なんだか落ち着くの」

 

果南「私も。今日が始まったって、自分への目覚ましにもなるよ」

 

鞠奈「ふふっ、ママ…未来の果南ママと同じこと言ってる」

 

果南「まあ、同じ果南だからね」

 

そういえば、短い間に鞠奈との距離がほぼ無くなったと思うなぁ、果南っ子って言うぐらいだから当たり前かもしれないけど、出来れば莉南とも仲良くなりたいなぁ…

 

 

鞠奈「…あのね、ママ」

 

果南「鞠奈、どうしたの?」

 

鞠奈「私ね、高校を卒業したら、ママのダイビングショップで働きたいの」

 

果南「内浦に残るの?」

 

鞠奈「うん。私は内浦が、内浦の海が、ママが、みんなが大好きなの。ここから離れるのは正直、嫌かな?」

 

果南「ふーん…そっか。いいと思う」

 

鞠奈「ありがとう、ママ」

 

内浦が大好き、か。別に海外に行かなくても、私が教えてるんだから安心だね

 

 

果南「じゃあ、戻ろっか」

 

鞠奈「うん!」

 

 

帰り道でも、海風が私たちを包み込む。2人で走るいつもの道は、1人よりも楽しいに決まってる。あぁ、だから未来の私はランニング、続けられているのかもね

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

ん…もう、朝なの?昨日は莉南とずっとおしゃべりしていたから、寝るのが少し遅くなってしまったわね…グッドモーニング♪マリーよ!

 

 

莉南「すぅ…すぅ…」

 

莉南はまだ起きないわね。私の腕にしがみついているから、私もベッドから起き上がれないわ…

 

 

鞠莉「莉南?朝よ」

 

莉南「うぅ…お母さん?」

 

鞠莉「グッドモーニング♪ 今日は曜に会いに行くんでしょ?」

 

莉南「うん。曜さんにまた会いに」

 

鞠莉「理由は朝食を食べながら聞くとして…ひとまず、曜には連絡しておいたから」

 

莉南「ありがとう!お母さん」

 

鞠莉「いいのよ♪我が子のお願いだもの。さ、朝食にしましょ」

 

 

 

 

 

 

 

莉南「もぐもぐ…」

 

鞠莉「それで、莉南が曜に会いたがっている理由を聞いてもいいかしら?」

 

莉南「うん。曜さんは私の恩師なの」

 

鞠莉「恩師?何の?」

 

莉南「水泳。私、曜さんのおかげで今、水泳を頑張れてるの」

 

鞠莉「莉南は水泳をやっているのね」

 

莉南「うん。この間の県大会では1位だったかな」

 

鞠莉「!?」

 

県大会で1位!?それって、とんでもなくすごいんじゃ…

 

 

鞠莉「すごいわね。県1位って全国レベルじゃないの?」

 

莉南「私はまだまだだよ…でも、とりたいな。全国1位」

 

鞠莉「じゃあ、曜は莉南に水泳を教えてるってこと?」

 

莉南「うん。でも、今は教えてないかな」

 

鞠莉「なぜ?」

 

莉南「曜さん、船の船長をしているから、沼津になかなか帰ってこなくて…」

 

莉南「でも、小さい頃から曜さんは、私にいろんなことを教えてくれた…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

莉南『梨曜!今日も海で競走だよ!』

 

梨曜『負けないよ!莉南ちゃん』

 

小さい頃、私と梨曜で海で競走をした時

 

 

曜『すごい!莉南ちゃん、水泳の才能あるよ!』

 

莉南『あ、ありがとうございます!』

 

あの言葉で水泳に興味を持った

 

 

 

 

 

 

 

莉南『タイムがのびないなぁ…』

 

私が悩んでいる時は

 

 

曜『莉南ちゃん、ちょっといい?』

 

莉南『あ、曜さん!何ですか?』

 

曜『さっきの泳ぎのフォームを見てて思ったんだけどさ…』

 

真っ先に声をかけてくれて

 

 

 

 

 

 

莉南『…また、梨曜に負けた…』グスッ

 

1人で落ち込んでいる時は

 

 

曜『やっぱりここか』

 

莉南『…曜さん……』

 

曜『惜しかったね。あと、数センチの差だった』

 

莉南『……』

 

曜『少しずつだけど、梨曜に近づいてる。自信を持たないと』

 

莉南『…はい』

 

曜『明日ヒマ?私、明日まで沼津にいるから練習、付き合うよ?』

 

莉南『!!はい!』

 

一緒に寄り添ってくれる

 

 

 

 

 

 

莉南『勝った………』ハァハァハア

 

梨曜『莉南ちゃん、負けたよ…すごいや、莉南ちゃんは』ハァハァハア

 

私が梨曜に初めて勝った日は

 

 

曜『莉南ちゃん』

 

莉南『曜さん!』

 

曜『おめでとう!莉南ちゃんならできると、私は信じてたよ』

 

莉南『ありがとうございます…でも、曜さん、今日は仕事じゃ?』

 

曜『すっぽかしてきた!!』

 

一緒に喜んでくれた。でも、あのあと大丈夫だったのかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鞠莉「…じゃあ、曜は」

 

莉南「今の私をつくってくれた人、感謝してもしきれない…」

 

鞠莉「それで恩師ね」

 

莉南「私達の世界で、来月、全国大会があるの」

 

鞠莉「全国大会…(私達と同じね)」

 

莉南「曜さんは今、長い航海に出ている…最近は全く会っていない…」

 

鞠莉「じゃあ、全国大会は…」

 

莉南「大丈夫、曜さん、言ってたの」

 

 

 

 

 

曜『全国大会の予選には間に合わないけど…決勝には間に合う。だから、自分の全てをぶつけて、決勝に行って!そしたら、』

 

 

曜『観客席の最前線で、船の仲間たちと全力で応援しに行くよ!』

 

 

 

 

 

 

鞠莉「曜……」

 

莉南「だから、私は負けない。誰よりもはやく泳いで、決勝へ行く。そして、曜さんに私の全てを見せるんだ!」

 

鞠莉「曜にとって最高の恩返しになるかもね」

 

莉南「それに、曜さんはよく言ってた。最高に輝いてって」

 

鞠莉「!!(それって…)」

 

莉南「自分だけの輝きを見つけてって、私はそれを見つけるために頂点を目指す」

 

莉南「私は輝きたいの」

 

……なんだか、千歌っちを見ているみたい。こんなに眩しい子はなかなかいないわね

 

 

鞠莉「とてもいいお話だったわ。それで、恩師である曜に会いたくなったのね」

 

莉南「うん。あわよくば、一緒に泳ぎたいな」

 

鞠莉「曜なら絶対にOKしてくれるわ♪」

 

私のケータイに通知が来る。曜からね…梨曜と果南の家に行くのね。そこで合流かしら

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

梨曜「♪♪♪」

 

曜「ご機嫌だね。梨曜ちゃん」

 

梨曜「だって、ママと一緒にお出かけなんて、久しぶりなんだもん!」

 

ははは…梨曜ちゃん、本当に私が大好きなんだね。あ、皆さんおはヨーソロー!渡辺曜です!今、梨曜ちゃんと一緒に果南ちゃんの家に向かっているんだ!さっき、鞠莉さんから通知が来て、莉南さんが私に会いたがってるって言ってたから、果南ちゃんの家で合流ってことにしたけど……師匠ねぇ…

 

 

曜「梨曜ちゃん、私は莉南さんと梨曜ちゃんに水泳を教えていたの?」

 

梨曜「そうだよ!でも、ママ、ずっと莉南さんばっかり教えてて、私も教えて欲しいのに…」

 

曜「そ、そうなんだ…」

 

梨曜「だ・か・ら! 私に水泳を教えるようになったら、私にもたくさん教えてね?」

 

曜「うん、覚えておくよ」

 

でも、私って船の船長になるんだよね…パパを見ている限りでは、なかなか帰って来れないから、あまり教えてあげられなさそうだな…

 

曜「ちゃんとママしてるのかな…未来の私…」

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

果南「もう少しで曜達が来るからね」

 

鞠奈「じゃあ、ダイビングの準備、した方がいいね」

 

果南「そうだね。人数は…えっと、6人かな?」

 

鞠奈「6人?曜さんと梨曜ちゃんを入れて4人。あと、2人は?」

 

果南「えっとね…鞠莉と「果南ーー!!」

 

果南「噂をすれば、だね」

 

船着場の方から鞠莉が走ってくる。後からは…莉南だね

 

 

果南「鞠莉、走ると危ないよ?」

 

鞠莉「だって〜、はやく果南に会いたかったんだもん!」

 

果南「え、なんでまた…」

 

鞠莉「よく考えて、果南?今の状況」

 

果南「?」

 

 

鞠奈「!!莉南…」

 

莉南「…鞠奈…」

 

鞠莉「♪♪♪」

 

これって…あれだね

 

 

鞠莉「家族集合♪♪」

 

 

改めて言われると…すごいよね?今の状況

 

 

 

 

 

 

 




次回、ちょっと事件?が起こります



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