とある暗殺者の一方通行   作:戸塚うさぎ

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駄文です


アサシン アクセラレータ3

 

「ねえねえ起きってってミサカはミサカはあなたの耳に囁いてみる」

 

「そんな可愛い起こし方じゃダメダメ、それよりミサカ顔に落書きしたい!」

 

「コラ!気持ちよく寝てるんだから起こすなじゃん!」

 

「あら、でも起きたわよ」

 

騒がしい声で目を開けるとラストオーダー、ミサカワースト、黄泉川、芳川の顔が見えた。

 

「・・・」

 

「ちょっと待ってって起きてすぐ行っちゃうあなたの袖を引っ張ってみたり!」

 

「いやいや止めるならこうやって電極いじればヒャハハハカエルみたいにピストンピクピクしてて受けるー!いて!」

 

「そんくらいにしとくじゃん!まったく!」

 

「ふふ、怒っちゃったかしら」

 

平和すぎる空気から逃げ出したくなるが、俺はこいつらを無視できない。

 

「・・・何だっていうんだァ?」

 

そう言うと四人はニヤニヤしながらこちらを見てくる。

 

「こっちに来てってミサカはミサカはあなたの手を引っ張ってみる」

 

ラストオーダーに手を引かれてリビングに連れられる。

 

するとテーブルの上には豪勢な料理が用意させられていた。

 

パンパンパン 四人はクラッカーを鳴らす!

 

「誕生日おめでとう!!!」

 

この状況にどう反応していいか分からなかった。

 

「あれ?嬉しくないのってミサカはミサカは心配になる」

 

「心の中で泣いてるよ、それよりミサカ早く食べたーい」

 

「ほらほらアクセラレータ早く座るじゃん」

 

「君の戸籍データくらい分からないわけないでしょ」

 

俺は言われるがまま席に座る。目の前にはロウソクを灯したケーキがある。

 

ハッピーバースデートゥーユーと四人が歌う。

 

「ろうそく消す前にお願いするんだよってミサカはミサカは教えてみる」

 

願い?俺の願いはーーー。

 

しかし突然、目の前が強烈な光で覆われた。

 

部屋の中は壊滅的に破壊されていた。料理もケーキも跡形もなかった。

 

「・・・」

 

俺は能力を使い四人への被害をゼロにしていた。

 

「行っちゃやだよってミサカはミサカは!!」

 

「・・・」

 

俺は四人から背を向けて戦場に足を向ける。本当なら爆撃自体を部屋の外へベクトル変換できたはずだった。能力が落ちてきている、以前から実感はしていた。これ以上彼らを守ることは出来ない。俺は分かっていた。だが、こいつらの命を狙ったものたちを殺すことは出来る。もう戻れない場所を振り向かず戦場へ飛んだ。

 

その後、旧学園都市に移り住み土御門を頼りに生活している。

 

××××××

 

朝起きると決まって筋トレをする。その後ミルクを飲み、朝食を食べる。観葉植物の手入れをしベランダに出す。これがアクセラレータの朝のルーティンだった。

 

××××××

 

11時30分

 

エヴァの家族は五人 父マーク・ミーヤと継母アマンダ、義姉ミシェル、義弟マイケル。

 

エヴァはアニメを見ていた。しかし義姉にチャンネルを変えられた。

 

「ちょっと!」

 

「うるさい!トレーニングの時間なのよ!」

 

「私の時間でしょ!私に見せてよ!」

 

「うるさいな!あっち行ってろ!」

 

義姉はリモコンを渡さずテレビを見ながらストレッチを始めた。

 

「トレーニングしたってそのデカケツ小さくなんないわよ!ビッチ!」

 

「なんだとこのガキ!!」

 

「うるさいわね!エヴァ、私お昼ご飯作れないからみんなの分買ってきなさい!!」

 

「・・・はーい」

 

「ふんいい気味」

 

最低な継母に最低な義姉、最低な父。日頃からこんな人たち死ねばいいと思っていた。

 

でも4歳の義弟だけはエヴァの天使だった。

 

「お留守番しててねマイスウィート」

 

「うん!」

 

屈託のない無邪気な笑顔にキスをして家を出た。

 

××××××

 

マーク・ミーヤは不安で心が押しつぶされそうになっていた。

 

「アマンダ」

 

「ハニー後にしてこれから仕事なの」

 

「いいじゃないか」

 

リビングでなっているエクササイズのリズムに合わせてマークは腰を振った。色々な感情が混じり合った行為だった。

 

アマンダは満足したような表情をしていた。マークもこれで心を安定させることができた。

 

「お風呂入るわハニー」

 

「ああ、ゆっくりしててくれ」

 

マークはアマンダにキスをしてこれから来る客の準備をした。

 

××××××

 

11時59分

 

綺麗に整ったオールバックに高級なスーツを着た男、ルブラ・ガトーは懐からカプセルを取り出し歯に加え顔を上げて首を曲げて思いっきり噛んだ。

 

「あグッ、ふぁー。今日も最高だハニー」

 

ガトーは4人の兵隊を率いてマークの部屋の前に立っていた。

 

「時間だ」

 

兵隊たちが部屋に乗り込んだ。風呂から悲鳴が聞こえ、リビングから泣き叫ぶ声が聞こえたがガトーはどうでも良かった。

 

マークを見つけて額に銃口を押し付けて壁に追い詰める。

 

「・・・兄貴、俺は持っていやせん」

 

「いーや、そんなことは重要じゃない。今日の、12時、までに、俺の、カネと、ヤクを、探し出せと言ったんだ。もう、1分過ぎてる。なあ?分かるよな?」

 

「・・・へい」

 

マークはこっそりと壁にかかっているカーテンの隙間に隠していた物を取り出そうとした。

 

ズドン! ガトーはマークが動いた瞬間迷わず引き金を引いた。

 

「コイツ!俺を殺そうとしたのか!この、俺を!なめやがって!」

 

次々とマークに向かって弾を撃った。

 

「兄貴!もう死んでる!」

 

ガタイのいい男がルブラを止めた。

 

「ああくそ!俺のスーツがァ!血で汚れちまってるじゃあねえか!おい!」

 

すると突然マシンガンを打つ音がした。

 

「すまねえ!銃声に驚いて誤射しちまった!」

 

「おいガキが死んでるぞ!ガキを殺すのは嫌だったんだよ!しかもまだ4歳くらいだぜ!」

 

部下たちが騒いでルブラがいる部屋に集まってきた。

 

ガタイのいい男は頭を抱えた。

 

「はあ、なにやってんだあいつら」

 

「興ざめだ。騒ぎが起きる、ザック一人置いてけ」

 

「あいよ」

 

「え?どういう意味?」

 

「誤射したお前はここに残れ」

 

「なんで?」

 

「お前は今回の立役者だ。つまり三人殺した罪で捕まれ」

 

突然の命令に部下の一人は固まってしまった。そいつを無視してルブラとザックは部屋を出て行く。

 

「新しいスーツ買おうぜ!なあ?」

 

「ああ、そうだな新しいのを買えばいいな」

 

××××××

 

エヴァは階段を上がると自宅付近が異常な雰囲気に包まれていた。

 

入り口前で武装した男が女を口説きながら立っていた。

 

「おい止まれ」

 

男に銃口を向けられる。

 

「私、一番奥に住んでるの早く帰らないと」

 

「そうか」

 

あっさりと通されたエヴァは真っ直ぐに自宅を通り過ぎてアクセラレータの部屋の前に立ってノックした。

 

自宅からは家族全員殺され少女が見つからないという男たちの会話が聞こえてきた。

 

「ねえ、入れてお願い」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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