このふたりの男女に祝福を! 作:スカイハーツ・D・キングダム
忙しくて、投稿ペースがどんどん低下してます
そしてこれが平成最後の投稿になります
アクア「おまえだったって、ねえカズマ、もしかしていつも聞いてたあの爆音の正体って」
アクアも気づいたみたいだ
カズマ「ああ、あれはめぐみんの爆裂魔法だったんだな」
まさかあの爆音を出していたのがめぐみんだったとは正直驚いた
カズマ「っておい、あいつ倒れてないか!」
爆裂魔法を放っためぐみんが地面に倒れていた
カズマ「大丈夫か?」
めぐみん「は、はい」
地面に倒れているめぐみんは気怠そうに返事した
めぐみん「我が爆裂魔法は究極にして最強であるため膨大な魔力をようする代わりに代償があるのです」
カズマ「つまり?」
めぐみん「打つたびに膨大な魔力を消費するので打ったあとは動けなくなるのです。気にしないでください。毎日のように打って倒れてますから、……あのすみませんが起こしてくれませんか?」
カズマ「ああ、そうしたいのは山々だが」
俺は後ろを見るとそこには
カズマ「お前の爆裂魔法の範囲外にいたジャイアントトードがまだいたみたいだからすぐには無理みたいだ」
生き延びた巨大ガエルが2、3匹いた
カズマ「アクア、めぐみんを頼む。後剣を返してもらうぞ」
俺はアクアにめぐみんを任せてアクアに貸してたショートソードを持ってジャイアントトードに向かった
1時間後
カズマ「いや〜無事にクエスト達成できてよかった」
アクア「どこが無事よどこが!」
めぐみん「カエルの口の中って、生臭くていい感じに温かいんですね」
あの後カエルを仕留めようとしたが俺が1匹と戦ってる間に他のカエルがめぐみんとアクアを食べる事態になった
現在俺の隣を粘液まみれのアクアと同じくらい粘液まみれのめぐみんが俺に背負われている
俺カエルに食べられてなかったがそんなにいやなのか?
うわ、背中がヌルヌルして気持ちわりい
カズマ「まあそう言うな。今回の報酬金額少し多めでお前に渡すから」
アクア「さてクエスト達成報酬でぱ〜っとやっちゃいましょう」
この女単純というか分かりやすというか
アクア「でもめぐみん、確かにあなたの爆裂魔法は凄まじかったわ。けど打ったら動けなくなる上、範囲が広くてデメリットになるから今後は他の魔法を使った方がいいと思うわ」
めぐみん「そ、…それは」
アクアの言葉にめぐみんが少し言いづらそうにしてた
カズマ「使えないんだな?」
めぐみん「……え?」
俺のめぐみんが驚いたような顔になった
めぐみん「……気づいていたんですか?」
カズマ「いや」
アクア「え?ちょっとどういう事?」
俺達の会話にアクアが理解出来ていないようだ
めぐみん「私が爆裂魔法しか使えないことに気づいていたんじゃないんですか?」
めぐみんが再度俺に聞いてきた
ここで俺は
カズマ「ずっと考えてた。お前は上級職なのになぜ今までパーティーに入ってなかったのか」
めぐみん「………」
カズマ「このまま続けるぞ。爆裂魔法を間近で見た事でいくつかデメリットがある事にも気がついた」
そう
爆裂魔法は強力な引き換えにいくつか難点があった
まず使用に必要な魔力量
これは単純に消費が激しい事を言う
例えば仮に爆裂魔法を使うのに必要な魔力が490だとする
めぐみんの魔力は500ほどあったと仮定して自分の魔力の9割以上を消費する
しかも一度打つと魔力の殆どが無くなるため体が動くことができない事も難点
動けない状態だと他の敵からの格好の獲物になりかねない
そして爆裂魔法の射程距離
ジャイアントトードに向かって放った爆裂魔法は予想で3〜40メートルはあったと思う
あの時俺がアクアを引っ張って走らなかったら爆裂魔法の射程内にいて巻き込まれてたろうな
一歩間違えたら仲間を巻き添えにしかねないほど危険な魔法でもある
当たれば勝ち
当たらなければ負け
一発で勝負が決まるなんてギャンブルみたいなものだ
カズマ「正直俺が見た限りだとデメリットが多い魔法だと思う。お前は何度かクエストを請けたと言ってたな。後、毎日のように倒れてるとも言ったな。他の魔法が使えるならわざわざ打てば動けなくなる爆裂魔法を使うとは変だと思った、動けなくなるなら一人でクエストを請けるとは思えない。そして今アクアがお前に言った時の反応で一つの考えが生まれた」
そこで俺はめぐみんを近くの岩におろした
カズマ「お前はこれまで俺達以外のパーティーにも似たように仮で入った後クエストで爆裂魔法を使って今のアクアみたいな事を言われて爆裂魔法しか使えないとか答えて他のパーティーから加入拒否されたんだろ。」
もし爆裂魔法以外が使えたとするならパーティー加入はあっただろうが爆裂魔法しか使えない奴を入れることはないだろう
デメリットが多くて足手まといにしかならないのだからな
めぐみん「はい。全部あなたの言うとおりです。私はこれまでいろいろなパーティーに入っても爆裂魔法しか使えないことで追い出されてきました。」
ぽつりぽつりとめぐみんは俺達に話してきた
アクア「でも爆裂魔法を習得できるなら他の魔法を習得出来るほどスキルポイントがあるはずよ。」
スキルポイント?
ああ、たしかスキルを習得するのに使うポイントってルナが言ってたな
アクア「カズマにわかるように言うと優秀な者ほど初期ポイントが多くて、様々なスキルを習得できるの」
カズマ「分からないのはなぜ、そんなデメリットばかりの魔法を覚えたんだ?」
自分から周りに足手まとい認定されることをする意味がわからない
めぐみん「私は爆裂魔法をこよなく愛しているのです。確かに他の魔法スキルを習得すれば楽に冒険ができるでしょう。でもそれでは駄目なんです。」
カズマ「……」
めぐみん「私には夢があるんです。この爆裂魔法でいつの日か、この世界にいる魔法使い達の頂点に立つという夢があるんです」
めぐみん「そのためなら私は、自ら茨の道を歩く覚悟を持っています」
カズマ「……」
めぐみんは自分の意思を俺達に語った
カズマ「お前は、周りからなんと言われようと、自分の意志は変えないんだな?」
めぐみん「はい。例え私の事を理解出来る者が現れなくとも、例え私を足手まといと思われようとも、私は私の意思を変えることはありません!」
俺はため息をついてめぐみんを見て
カズマ「分かった。じゃあやめろ」
めぐみん「え?」
俺の言葉にめぐみんが驚いた
めぐみん「あの、やめろって、何をですか?冒険者を?それとも爆裂魔法を使うことをですか!?」
カズマ「いや、今後爆裂魔法以外の魔法を覚えることをやめろと言ったんだ。」
カズマ「自分で言ったんだ。途中で投げ出すことは俺が許さねえよ。それにお前の夢は、お前一人で叶えるには随分と難易度が高いだろ」
めぐみん「え、えっと、何を言ってるんですか?」
めぐみんが少しオロオロと聞いてきた
カズマ「お前俺達と会ったとき紅魔族随一の天才とか言ってたのにまだ理解できないのか?」
アクア「ねえカズマ、それって」
カズマ「爆裂魔法は打てば動けなくなるから、動けないお前を守る仲間がいるだろ」
めぐみん「そ、それじゃあ」
カズマ「ああ、だからうちのパーティーに入って俺達の仲間になろう」
変えない意思…か
そうだ俺は何であいつの言葉を気にしてたんだ
目の前にいる奴が自分の意思を変えないように
俺だって自分の意思を変えないことくらいできるだろ
こんなガキに教えられるとはなあ
カズマ「そうだ、おまえにまだ名前を教えてなかったな」
俺は石に座ってるめぐみんに手を差し伸べて
カズマ「和真、俺の名はサトウカズマって言うんだ」
自己紹介をした
めぐみんは少し驚いたような顔をしたがやがて
めぐみん「我が名はめぐみん、紅魔族随一の天才であり、いつの日か、全魔法使いの頂点に立つ者。よろしくお願いします」
笑顔で自己紹介をして、差し出した手を握った
カズマ「こちらこそよろしく。そしてようこそ、我がパーティーへ」
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カズマ
レベル1→6
アクア
レベル1→3
めぐみん
レベル4→6