このふたりの男女に祝福を! 作:スカイハーツ・D・キングダム
???「ねえそこの君、今スキル習得の話をしてなかったかい?」
俺達が話をしてると後ろから声を掛けられて振り返ると銀髪で頬に傷がある軽装な格好をした美少女がいた
見かたによっては美少年にも見えるその子は俺のところまで来ると
クリス「あたしはクリス。見ての通り盗賊。さっきから話を聞いてるけど君、なんのスキルを習得しようか悩んでるでしょ。それなら盗賊スキルはどうかな、教えてあげるよ」
軽く自己紹介をして話を持ちかけてきた
カズマ「カズマだ。話を持ちかけてきたって事は、そっちは俺に何か要求しようとしてないか?んん?」
クリス「あはは、君少し警戒してないかい?」
カズマ「そりゃあ知らないやつから急に話を持ちかけられたら警戒くらいするだろ」
クリス「あはは、まあ要求と言うよりもお願いならあるけどね。ダクネスおいで」
クリスは後ろの席に座っている仲間に声をかけた
その仲間は何というかRPG系のゲームには一人はいそうな金髪の女騎士だった
それもかなりの美女だ
クリス「この子はダクネスって言うんだけど、今どこのパーティーにも所属してないんだよねえ」
カズマ「ああ、言いたい事は分かった。スキルを教える代わりに俺のパーティーに入れるってことか」
クリス「うん。一応今はあたしと組んでるけどあたしも色々忙しくて一緒に入れないことが多いからどこかのパーティーに入って欲しいんだけどどこもダクネスの希望に合わなくてね。けど昨日、ダクネスが入りたいパーティーを見つけたって言いに来てね、あたしからお願いしようとしたところ、ちょうどカズマ君がスキル習得の話してたから、これはダクネスがパーティー加入できるチャンスなんじゃないかなあって、思って現在に至るわけ」
カズマ「言いたい事は分かった。それでダクネス、お前の職業は?」
ダクネス「うむ、私はクルセイダーをやっているから力と耐久力には自身がある」
アクア「ええ!すごいじゃないの。クルセイダーは全冒険者の中で防御力と耐性が強いじゃない」
めぐみん「カズマ、これはパーティーに入れるべきじゃないですか?」
さっきまで話に入ってなかったアクアとめぐみんが入ってきた
カズマ「まあまて、入れるかどうかは俺が決める」
俺はダクネスに向き合うと
カズマ「一応確認、お前が入りたいパーティーの希望は?」
ダクネス「私が入りたいパーティーは、私を肉壁に使うパーティーだ」
はえ?
思わず間抜けな声が出そうになった
カズマ「あ〜あ、聞き違いか?今、肉壁になるとか言ってたように聞こえたんだが?」
ダクネス「その…、私は攻撃をくらう事に対して人一倍高揚感を感じてしまうんだ。だからこそ、私を肉壁のように使ってくれそうなパーティーを探してたんだ」
カズマ「クリス、確認だ。こいつが言ってんのは本当かウソか」
クリス「本当だよ、ダクネスはその……、なんていうか」
クリスがなんか言いづらそうにしていたので
カズマ「ドM…、なのか?」
代わりに言ってやると
クリス「……うん…」
マジかよ
めぐみんといいなぜうちのパーティーに入ろうとする奴らは何かしらの欠点があるんだ
いや、性癖は欠点の内に入らないはずだ
そうだ、性癖はだめでも戦闘は中々良いみたいだからそこを考えれば多少の事は目をつむっても
ダクネス「あと私は、……、かなりの不器用で攻撃があまり当たらないんだ」
訂正
あったわ欠点
攻撃力があっても当たらなければ無意味じゃん
アクアとめぐみんの欠点持ちみたいにパターン化してないか?
そういえばさっきから静かだがアクア達はどうして
ああ、なんか《ああこの人もか》みたいな顔してるな
カズマ「ま、まあとりあえず仮で入れることにするけどそれでもいいよな?」
ダクネス「うむ、もし駄目だった場合としても遠慮なく私を蔑んだ目で追い出すといい」
俺は思わずアクア達の方に目を向けると軽くひいてそうな顔になっていて、クリスに限っては慣れてるのか顔に手を当ててため息をついていた
カズマ「ええっと、じゃあダクネスは仮で入れるから盗賊スキル、教えてくれるよな?」
クリス「う、うん。じゃあ教えるから外に行こう」
クリスが外に出るように言うので俺はクリスに付いて行った
カズマ「ああそうだアクア、これ預かっといてくれ」
アクア「いいけど何で預けるの?」
ダクネスのキャラ設定って、難しいね