このふたりの男女に祝福を!   作:スカイハーツ・D・キングダム

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第17話 和解

ウィズ「えっと、……カズマさん、ですよね?」

 

俺の目の前にいる女性

ウィズは俺の顔を見て少し驚いてる様子をしている

 

めぐみん「この人と知り合いなんですか?」

 

アクアと俺に出遅れていためぐみん達が追いついて俺に聞いてみる

 

カズマ「ああ、わけを話したいところではあるが」

 

俺はちらっと後方を見ると、墓場から出てきたゾンビ共が俺達に近づいている

 

カズマ「まずこいつらをどうにかしてから話す」

 

そう言うと、俺はショートソードを手に持つとゾンビの群れに入っていった

 

カズマ「さて、新しいスキルの実験台になってもらうぞ」

 

俺は前にいるゾンビに向かって

 

カズマ「『《クリエイトウォーター》』!」

 

スキル名を言うと、手から水が出てきて目の前にいるゾンビ共に水をかけ

 

カズマ「『《フリーズ》』!」

 

今度は手から冷気が出て水をかけられたゾンビ共は顔から凍っていって

 

カズマ「ふん!」

 

凍った箇所に剣を当てて倒していく

 

ちなみに今俺が使っているのは魔法使い系の職業スキルの《初級魔法》

 

魔法にも上位互換があって

 

中級魔法は10ポイント

 

上級魔法は30ポイント

 

かかるようで俺が習得した魔法スキルは1ポイントの初級魔法

 

上記の2つと違って、殺傷力が皆無ではあるが

使い方によっては効果を発揮すると俺は考えてる

 

ちなみに俺は現在のスキルポイントで中級魔法を習得できるがあえて初級にしてる

 

なぜかって?

 

中級を習得したら他のスキルを覚えられるほどのスキルポイントがなくなるからだよ

 

と、次から次へと出てくるゾンビを倒していくが

 

カズマ「う〜ん、まいったなこれは」

 

現在目の前のゾンビの量が20、30、もしかしたら50以上はいるかもしれない

 

少しやばいかなあって、内心思ってると

 

アクア「『《ターンアンデット》』!」

 

俺の後ろから白い光が通ったかと思うと、光はゾンビ達に直撃すると消滅していった

 

アクア「カズマ、私が何者でなんの職業か忘れてないわよねえ?」

 

俺は後ろを見るとさっきまでウィズを抑えていたはずのアクアが手を前に出して俺に言ってきた

 

よく見るとこいつの手から、かすかに白い光が出ているのが見る

 

今のこいつの退魔魔法で大量にいたゾンビが倒されている

 

カズマ「なんていうか、……お前がクエストで活躍したのこれが初めてなんじゃないかって、思っている自分がいるんだが」

 

アクア「ちょっとカズマ!何言ってるの。私はいつも活躍……活躍…、………たまにはしてるじゃないの!」

 

カズマ「自覚あるなら言うな」

 

こいつ自分が、そんなに活躍できてないこと自覚してるな

 

食われるか、袋叩きか、襲われるしかなかったからな、こいつは

 

ウィズ「あ、魂達が」

 

俺達がやり取りしていると、さっきまでアクアに抑えられていたウィズが立って空を見上げるとそこには白い塊、多分これが魂だと思う物が漂っている

 

ウィズは両手を握り、祈るようなポーズをとると、ウィズの足元からさっきまで出ていた魔法陣が出現した

 

ウィズ「さあ、迷える魂たちよ。天へお帰りください」

 

ウィズがそう言うと、魂達が空に向かって行き、最後には消えていった

 

カズマ「なあ、今何したんだウィズ?」

 

ウィズ「この墓地にいる迷える魂たちを天に送って行ったんですよ。私アンデットの王ですから」

 

カズマ「お前、自分でリッチーって、認めている発言してるけど大丈夫か?」

 

ウィズ「いえ、どうせもう隠せない事ですので」

 

ウィズがはっきり言うものだから正直嘘なのか本当なのか分からなくなっていると

 

アクア「さて、迷える魂達を天に送ったことには感謝するわ。じゃあ今度はあなたを消すわね」

 

そう言ってアクアは手から光を出してウィズに撃とうとするから

 

カズマ「アクアそのへんにしろ」

 

アクア「何言ってんのカズマ!彼女はアンデットなのよ!リッチーなのよ!この世にいるだけでも迷惑な存在、さっさと消えてもらったほうが」チャキ

 

カズマ「それ以上言うならお前を切るぞ」

 

俺は持ってた剣をアクアの首筋にたてて脅す

 

アクア「あ、あわわわ、カ、カズマが、アンデットに洗脳されてるわ」

 

カズマ「どこをどう見たらそうなる、俺は正常だ」

 

俺はウィズの方を見ると

 

カズマ「なあ、お前はこんなことよくやっているのか」

 

俺が尋ねたことにウィズは

 

ウィズ「はい、やっています」

 

迷わず答える

 

カズマ「質問を続ける、お前って、元冒険者か?」

 

リッチーになれる者はとにかく魔法の才能のある魔法使い、ウチで言う所のめぐみんがそれに該当する

 

ウィズ「はい。冒険者のアークウィザードでした」

 

カズマ「今って、冒険者カード持ってたりしないか?」

 

ウィズ「はい。持っています」

 

ウィズがそう言って冒険者カードを見せてきた

 

カズマ「よし、じゃああそこにいるゾンビに魔法を当ててくれ」

 

俺が墓の下に指を指した

 

実はさっきから俺の《敵感知》スキルに反応があるんだよな

 

ああ、敵感知はクリスから教わった盗賊スキルの一つ

 

ウィズ「は、はい。『《ファイアボール》』!」

 

ウィズの手から炎の玉が出て、墓の下から悲鳴が聞こえてきた

 

俺はしばらく冒険者カードを見ると

 

カズマ「よし、みんな。ウィズは見逃すことにする」

 

俺の発言に

 

アクア「はあ!?いきなり何言い出すの」

 

めぐみん「そうですよ。アクアじゃありませんがいくら何でもそれは」

 

ダクネス「これは見過ごすことのできないことではないか?」

 

と、皆驚きと反論をしていく

 

まあ、普通はそうなるか

 

カズマ「そう言われてもウィズ、悪い奴じゃないから倒す必要が無いんじゃないかって思うんだよな」

 

アクア「悪い奴じゃないって、アンデットは皆例外なく悪の存在よ」

 

カズマ「じゃあこれ見てみろよ」

 

俺はウィズの冒険者カードをアクア達に見せた

 

カズマ「見ろよ。ウィズがこれまで倒した奴の中に人はいないんだ」

 

冒険者カードは、持ち主が倒していったものを記録する代物

 

それは人間も例外ではない

これは犯罪防止とかの役目もあるんだとか

 

めぐみん「で、ですが、これは他の冒険者のカードかもしれませんよ」

 

カズマ「お前、なんのためにウィズにゾンビを倒させたと思っている」

 

さっきも言ったように冒険者カードは倒したものを記録する代物

 

最初に冒険者登録する時にカードの所有者の確認と認定をするため例え他の奴のカードを持ってたとしても記録には入らない

 

結果、ウィズのカードには倒したゾンビの記録がされていた

 

ダクネス「だからカズマはその女性……、ウィズに倒させたのか」

 

カズマ「理解に感謝する」

 

ウィズ「あの、わ、私を見逃してくださるのですか?」

 

ウィズがおずおずとした感じで俺に聞いてきた

 

あ、そうだ

どうせなら

 

カズマ「あ〜、さっき見逃すって、言ったけど、一つ頼みがあるんだが」

 

ウィズ「え、えっと、私にできることなら何でもします」

 

少しいい方が意地悪だったかなって、思いながら俺はウィズを向いて

 

カズマ「どうか俺を弟子にしてほしい」

 

言ってやった

 

アク・めぐ・ダク・ウィ「「「「は!?」」」」

 

 

 

 

________________________________________

 

 

カズマ

レベル9→10

 

アクア

レベル4→7

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あ〜ようやくこのすばの新刊出るなあ〜(8月1日発売)

超楽しみ

後アクアの誕生日も8月1日だから多分この日は、アクアの、誕生日のネタで投稿する人が出てくるな

アクアは、このすばの女性キャラの中で一番好きだからこれは嬉しいな
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