このふたりの男女に祝福を! 作:スカイハーツ・D・キングダム
ミツルギ「い、いきなり何をする!」
ミツルギが殴られた箇所に手を当てながら言ってきた
カズマ「いきなり何をする?……こっちのセリフだ」
俺はミツルギに掴まれてた胸ぐらに手を当てながらミツルギを睨んだ
カズマ「いきなり掴みかかって、めぐみん達から離せって言われても離さず、俺が何度言っても離さないお前に……」
カズマ「言われる筋合い無いんだよ!(怒)」イライラ100%
こいつに掴まれた辺りからイライラしてたから殴った時スカッとしたが、まだイライラする
カズマ「お前!さっきから黙って聞いていたら好き勝手言いやがって!なら俺からもお前に言わせてもらうが、借り物の力でいきがってる奴に言われたかねえんだよ!」
ミツルギ「な、何だって!」
カズマ「しかもお前!馬小屋をそんな所とか言ったがその言葉、世界中の冒険者を侮辱してるって事を理解してるのか!基本冒険者ってのは、馬小屋で寝泊まりするのが普通で、宿に寝泊まりするのは金のある奴だけなんだよ!ましてはここは駆け出しの街!馬小屋生活が普通なんだよ!まあ最も、お前みたいにタダで魔剣を貰った奴には分からないだろうな」
ミツルギ「くっ!」
カズマ「魔剣を手に入れた日からお前は何か一つでも苦労したか?してないよなあ。なんたってその魔剣があるだけで大概なんとでもなるからなあ〜」
ほんと、初めから苦労してないやつになんでここまで酷く言われるんだろうな
盗賊風の女「ちょっとアンタ!自分が魔剣を持たなかったからってキョウヤにあたらないでくれる!」
戦士風の女「大丈夫よキョウヤ。あいつキョウヤが妬ましいだけなんだから」
ミツルギ「フィオ…クレメア…」
面倒な奴らだな、まじで
ああ言うのをハーレムって言うんだろうな
カズマ「そういう訳だから、もう俺達に関わろうとするなよ、勇者様〜」
そう言って俺はアクア達を連れてギルドに戻ろうとしたが
ミツルギ「待て!」
ミツルギがそれを阻む
カズマ「どいてくれないか?」
ほんとこいつ何なんだ?
しつこすぎるにも程があるだろうが!
ミツルギ「悪いがどく訳には行かない。アクア様をこんな境遇にした君を許さない。君にこの世界は救えない。魔王を倒し、世界を救うのはアクア様に選ばれた勇者であるこの僕だ」
まずい
本当にまずい
今すぐにでもこいつをまた殴りたくなってきた
ミツルギ「勝負しよう、僕と。僕が勝てばアクア様を僕のパーティに入れる。君が勝てば、なんでも言うことを聞こう」
いつもならこんな勝負しようとはしないが
カズマ「……いいぜ分かった。……なら早く始めようか」
こいつに対する苛立ちが勝って、承諾した
ミツルギ「はあ!でりゃあ!」
カズマ「くッ!ふッ!」
魔剣を持ったミツルギの攻撃を俺はかわし続けていた
ミツルギ「どうしたサトウカズマ!かわし続けても、僕に勝ち目はないよ!」
何だこいつ
勇者を自称するから強いかと思ったらこれは酷い
剣を使い始めて少ししかたたない俺でも分かる素人ぶり
確かに攻撃力は凄いとは思う
攻撃力は
だが剣術はとてもじゃないが凄いとは思えん
はっきり言って俺より剣の腕がない
それにさっきからこいつの攻撃を避けてるから分かるが攻撃のパターンが少ない
何だっけ
本屋の爺さんが言ってたな
素人の剣士程、剣の軌道が単純
それでいて隙だらけ
なるほど
あの爺さんの言うとおりだな
だったら
カズマ「だから、ふん!こうしてお前の手を狙ってるだろうが!」
俺はミツルギの手を狙ってパンチした
ミツルギ「またか!」
体に高級装備を付けているこいつには攻撃出来る箇所は限られている
手か、顔か
俺は攻撃をかわしながら手を狙い続けてる
ミツルギ「君が何を考えてこんなことしてるか分かるぞ!」
そう言うとミツルギは魔剣を盾にするように俺に向けた
手を完全に痛めれば魔剣を持てなくなる
それが俺の狙いだ
と、思った様だ
カズマ「はあ!」
俺はミツルギに向けてパンチをした
ミツルギは魔剣を盾にして迎え撃とうとした
手を狙うから手をガードするようにして
俺のパンチはミツルギのガードした魔剣
ではなく
がら空きになったミツルギの顔の下
もとい顎にアッパーをした
ミツルギ「うっ…ごっ!?」
顎を攻撃されたことでミツルギは動くのを止め、魔剣を離す
顎に衝撃を与えると脳にまでその衝撃が行き、意識とは関係なしに体が動かなくなり、立てなくなる
俺が日本にいた時に喧嘩した不良達によくやってた手だ
先に手を狙ったのは、手だけしか攻撃しないって見せかけるフェイクで、本命は顎
顎を殴ったことで、足に力が入らず、地面に膝をつけそうになるミツルギを
カズマ「これで終わったと思うなよ!」
俺は顔を片腕で掴み、そしてそのまま
カズマ「チェックメイトだ」
地面に叩きつけた