このふたりの男女に祝福を!   作:スカイハーツ・D・キングダム

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紅伝説見に行きたいのに
私の地元では上映してないチクショー


第23話 転生者(その3)

カズマ「良かったな俺が敵じゃなくて。でなきゃお前ら今ごろ死んでただろうな」

 

クレメア「クッ!」

 

カズマ「意識を向けるべき所を間違えたな」

 

そう言って俺は剣を納めた

 

カズマ「さてと、俺が勝ったら何でも言うことを聞く、だったな」

 

俺はそう言ってミツルギに近づくと

 

カズマ「じゃあこれ、貰うわ」

 

俺はミツルギの持つ魔剣を取った

 

ミツルギ「な!ま、待ってくれ、それだけは!」

 

カズマ「お前から持ちかけた勝負だろ。今更何を言うか……まさかとは思うが、負けた時に要求される物に、これは入らないとでも思ったのか?それとも、自分は負けるはずがないと思って、あんな事言ったのか?」

 

俺がそう言うとミツルギは何も言い返せなくなった

俺は魔剣を背負い、改めてミツルギを見て

 

カズマ「今のお前の事を、なんて言うか分かるか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カズマ「つまらない奴いや、恥知らずな奴」

 

俺はそれだけを言ってアクア達を連れてギルドに戻って行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日 ギルド

 

めぐみん「それにしても昨日のは何だったんでしょうね」

 

ダクネス「さあ?少なくとも関わりたくない部類だと言うことは分かる」

 

カズマ「ほんとそれな」

 

翌日

俺達はギルドに来て朝食を食べていた

 

カズマ「……」

 

俺は隣に座っているアクアを見た

 

アクア「……はあ〜」

 

アクアは何だか顔色が暗く、落ち込んでいる様子だ

 

なぜこんなに暗いのかと言うと、昨日ギルドに依頼達成の報告をしに言ったが、

今日渡された報酬が、元の報酬金の3分の2程減らされていたのだ

 

理由は、俺達がクエストに使っていたオリが、ブルータルアリゲーター共に、無残に破壊されたからだ

 

多少の破壊なら良かったが、人一人が入れる位になっていてなおかつ、昨日ミツルギがアクアを出すために鉄格子を一箇所大きく開けたため、使い物にならなくなったんだとか

 

めぐみん「アクア、そう落ち込まないで下さいよ。私達は報酬は結構ですので」

 

ダクネス「そうだ、私達は何もやってないのだから、この報酬金はカズマと分ければいいさ」

 

二人が励ますがアクアは暗いままだ

 

カズマ「いや、この報酬金はお前にやるよ。アクア」

 

アクア「え、いいの?って、駄目よカズマ。カズマはずっとブルータルアリゲーターと戦ってたんだからカズマも貰わないと」

 

カズマ「いやいいって、お前は滅茶苦茶怖い思いまでして浄化作業をしてたのに半分じゃ割に合わないだろ。それにお前があそこで、囮になってたおかげで俺は安全にブルータルアリゲーターを狩れたんだからな」

 

アクア「カ、カズマ///……ん?今囮って言わなかった?」

 

カズマ「言ってない。とにかく俺は報酬金はいらねえよ」

 

なんせ、金は別で手に入ってるからな

俺はポケットにしまってある金袋を触る

 

この金は、浄化作業での報酬金とは別の金だ

実はギルドに戻った後ギルド職員に、ブルータルアリゲーターを何体か討伐した事を言い、買い取りの話をした

 

ブルータルアリゲーターの肉は食材になり、皮や歯は武器や、防具の素材になるようだから買い取ってもらった

 

カズマ「(金には困ってねえが、まあついでだ)」

 

そう考えながら俺はさっき頼んだコーヒーを飲もうとすると

 

ミツルギ「ここにいたのか!佐藤和真!」

 

ギルドの扉が突然開くと、ミツルギとその仲間が入ってきた

 

そして俺の前に立つと

 

ミツルギ「昨日は、本当にすまなかった!」

 

突然ミツルギが頭を下げて謝罪をしてきた

 

ミツルギ「あの後冷静に考えたんだ。確かに君の言う通り、僕はずっとあの魔剣に頼って生きていた。」

 

ミツルギの語りを俺達は黙って聞いていた

 

ミツルギ「最弱職の君を下に見ていたし、君に勝つなんて余裕だって思っていた。あまつさえアクア様を物扱いした。僕はなんて酷いやつなんだ。こんなの、勇者がやる事なんかじゃない!僕は勇者失格だ」

 

昨日の事を反省しているようだがミツルギ君

 

だからアクアはお前を勇者なんて呼んでねえから

 

ミツルギ「昨日君に何でも言う事を聞くって言ってた手前、こんな事を言うのは駄目だって分かってはいる。頼む!魔剣を返してくれ!」

 

ミツルギがまた頭を下げた

 

ミツルギ「僕は、昨日の事を酷く反省している!また1からやり直したい!今度こそ、勇者にふさわしい男になる為に!」

 

フィオ「私達からもお願いします!」

 

クレメア「お願い…キョウヤの魔剣を返して」

 

カズマ「……」

 

俺は無言でアクア達の方を見た

 

アクア達は何も言わず、俺の方を見た

 

俺に任せるようだ

 

カズマ「……ニ週間だ」

 

ミツルギ「え?」

 

カズマ「ニ週間時間をやる。その間に昨日俺と戦った時よりも強くなれ。二週間後俺と戦え。昨日戦った時よりも強くなっていたら、魔剣を返してやる」

 

ミツルギ「え、えっと」

 

カズマ「これは俺がお前にやるチャンスだ。その間、魔剣は預かってる」

 

ミツルギ「ほ、本当かい!?」

 

カズマ「ああ、分かったらさっさと修行に行って来い」

 

俺がそう言うとミツルギ達は急いで出て行った

 

めぐみん「チャンスあげちゃうんですね」

 

カズマ「俺に意思決定を任せたのはお前らだろ」

 

ダクネス「そういえばあの男、アクアを女神女神って言ってたが、あれは何だったんだろうな」

 

そうだった

あいつ人前でアクアに女神様女神様呼ばわりしてたが、どうしようか

 

カズマ「そ、それアクア「それは私が女神みたいに美しいって意味で言ったのよ」……え?」

 

俺がどうにか誤魔化そうとするとアクアが横から話を遮った

 

ダクネス「あ、ああ、そういう意味で言ったんだな」

 

めぐみん「まあ、確かにアクアはきれいですが、……素行以外は」

 

こいつうまく誤魔化しやがった

けど多分今ので二人からは、自分の見た目を自負してるやつって、認識されたな

 

カズマ「……以外だな、自分は女神だって言うかと思ったんだが」

 

俺が言う事にアクアは苦笑して答えた

 

アクア「ははは……言ったら、いろいろ面倒臭くなるからね………それに」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アクア「私は女神に相応しくないもの」

 

カズマ「は?」

 

この時のアクアの表情は何を意味していたのか

その時の俺は知るよしも無かった

 

アクア「何でもないわ。それよりお金入ったから何か頼みましょ。カズマの分は私が奢るから」

 

カズマ「そうか、悪いな」

 

カズマ「(今のアクアの顔は何だったんだろうな。まあいいか。これからどうしょう)」

 

今の所は良さげなクエストは無いみたいだし

鍛錬をするかウィズのとこ行くか

やることが少ないな

 

カズマ「……住むところな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日 ギルド

 

カズマ「突然だがお前ら、荷物をまとめろ。引っ越しだ」

 

アク・めぐ・ダク「「「え?」」」

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