このふたりの男女に祝福を!   作:大トロ

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第1話 アクア君に決めた!

カズマ「それで?」

 

アクア「へ?」

 

カズマ「それでアンタは俺をどう導くのか聞いてんだ」

 

俺は平然とした様子でアクアに聞いてみた

 

アクア「え?何あなた、自分が死んだことに対して何その反応!?」

 

カズマ「正直死ぬ事に対してそんなに思うところなんてないからなあ」

 

俺のその言葉を聞いて

 

アクア「何よ、変な痩せ我慢しちゃって。本当は内心死んだことに焦りがあるけど顔には出さないようにしてるだけじゃないの?」

 

アクアと名乗る女神が聞いてきた

 

カズマ「どうでもいいから早く教えてくれないかなあ?俺はどうなるのか?」

 

俺が少しウンザリとした口調で話かけたみた

 

アクア「何よ、あなたが話を脱線させたんじゃない」

 

アクアが少し文句を言った後に

 

アクア「それでは佐藤和真さん。若くして死んでしまったあなたには、二つの選択肢があります」

 

最初にあったときの口調で俺に話かけてきた

 

カズマ「どうせ、天国と言う名の何も無い所に行くか、記憶をゼロにして生まれ変わって新たな人生を歩むかそのくらいだろ?」

 

俺の問いに

 

アクア「えちょ?待って!なんで私が言おうとしたことみんな言っちゃうのよ!ていうか、なんでそこまでわかったの!?」

 

アクアが慌てて聞いてきた

 

カズマ「生きてる時いろいろ考えてたからなあ、あくまで可能性の範囲内でだけど、もしかして当たっちゃったか?」

 

アクア「初めてよ、長くこの仕事してるけれど、ここまで的確に言ってきたのはあなたが初めてよ」

 

カズマ「それで、さっき言ってた選択肢ってのは、俺が言ったやつでいいんだよなあ?」

 

俺はまた脱線してしまったから話を戻す

 

アクア「ええそうよ。でもどちらも嫌よねえ?。天国なんて何も無いんじゃ地獄みたいだし、生まれ変わるにしても何もかも忘れて赤ちゃん「生まれ変わる方で」え?」

 

俺は話続けているアクアの話を遮って答えを出した

 

アクア「ちょっと待って、ねえ、本当にいいの?記憶を全部忘れて赤ちゃんからやり直すのよ!」

 

俺の答えを聞いてアクアがまた慌てて聞いてきた

 

カズマ「正直どっちでもいいわ俺は」

 

俺がそう言うとアクアは

 

アクア「待って、最後まで話を聞いて!多分あなたにとってもいい話だから」

 

無理やり引き留めようとしてきた

 

アクア「ねえ?あなたはゲームは好き?」

 

何なんだ

突然何聞いてきてるんだこの女

 

カズマ「まあ、好きか嫌いかで言えば好きだけど」

 

アクアの話を聞いて簡潔にまとめるとこうだ

 

俺のいた世界とは違う世界

異世界と呼ばれる世界がある

その世界ではドラ○エの様な魔法やモンスター、冒険者、そして魔王がいる

今その世界は魔王率いる魔王軍が人類を滅ぼそうとしている

このままだとその世界が滅んでしまうので、そこで記憶と肉体をそのままで、若くして死んだ日本人を送るという大掛かりな移民政策をしているという

更に送ってすぐに死なないために何でもいいから一つ転生特典として持っていくことができるという

 

カズマ「大方、若くして死んで未練タラタラな奴を送って人口が減らない為と即戦力になる人材を集めるためなんだろ?」

 

アクア「何であなたはこうも私達の裏事情を的確に言ってくるのよ?」

 

カズマ「でも異世界転生か、悪くないかもな」

 

俺がそう言うと

 

アクア「でしょ!?ほら、カタログ渡すからこの中から一つ選んで」

 

アクアが喜んだように言ってカタログを渡してきた

俺はそのカタログをパラパラとめくってみた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アクア「ねー早くしてー?まだ他の人がいるから早く終わらしたいんですけど。」

 

カズマ「俺が最初に選んだ選択を無理やり変えたくせに少しは待て」

 

アクア「他の人はさっさと選ぶのにアンタのろまじゃないの?」

 

こいつムカつく!

 

カズマ「たくさんあって何が良いのかわからねえんだよ。待てって言ってるだろ」

 

俺の言うのを聞いてアクアは

 

アクア「じゃあもう、これ使って決めるわよ」

 

どこから出したかわからないただの紙を出してきた

 

アクア「この紙は、その人にとって必要な転生特典が書かれる紙よ」

 

そんなものがあるのか

 

カズマ「じゃあやってみよう」

 

俺がそう言うとアクアは俺に近づいて俺の額に紙を押し付けてきた

 

カズマ「これでいいのか?」

 

アクア「すぐに決まるから待って」

 

少しするとアクアが俺の額に紙を押し付けるのをやめて書かれている内容を読んだ

 

アクア「じゃあ読むわね。ええっと、《女神アクア》これが転生特典ね……え?」

 

え?今なんて?

 

俺たちが書かれた内容を理解しようとしているその時

 

おれたちの足元から光が出てきた

 

アクア「ええ!?なになに!?私が特典!?私もいくの!?ウソでしょ!?」

 

さっきいろいろ腹立つ発言ばかりしてたこいつが、オロオロしてるのを見て気分がよくなるのは、俺がSだからだろうか?

 

カズマ「これはお前も行かなきゃならないだろうな、諦めろ」

 

俺の無慈悲な宣告を聞いて

 

アクア「いやー!私が異世界行きなんて、いやああああ!」

 

泣き叫ぶアクアと共に俺は光に包まれた




何とか書けましたが違和感しかありません(笑)。
もう少し考えないといけませんねえ。

さて、この物語のカズマは原作より賢くほとんど焦ったりしません。
また、かなりの負けず嫌い(ほとんどアクアに関して)という設定です。

アクアは原作とはどのあたりかわってるんでしょうねえ〜?。

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