このふたりの男女に祝福を!   作:スカイハーツ・D・キングダム

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カズマ「お前最近空気になってね?」

アクア「うっ……」


第28話 魔王軍幹部討伐準備《前編》

 

めぐみん「幹部討伐の準備って、急にどうしたんですか?呪いが解けたならこのまま何もしなくても」

 

カズマ「いや、正確には準備じゃなく、迎え撃つって言ったほうがいいか」

 

ダクネス「それはどういう事だ?」

 

カズマ「ああいうタイプの奴は来なかったら、なぜ来なかったのだこの人でなし共が!!とか言いながらまた街に来ると思うからな。今度こそ戦いになる」

 

めぐみん「そ、それなら呪いは解けたから来る必要はなくなったと言いに行けば」

 

カズマ「それは特に駄目だ」

 

めぐみん「え?」

 

カズマ「さっきめぐみんは言ってたよな。アークプリーストでも幹部の呪いを解くことができないって。それ……魔王軍側からしたら、殺さなきゃいけないやつじゃないか?」

 

それを聞いて私とめぐみんはアクアの方を見た

 

確かにカズマの言うとおりだ

幹部の呪いを解除出来る程のアークプリーストは、私が魔王だとしても殺さなきゃいけないと思う

 

めぐみん「で、ですが、相手は魔王軍の幹部。いくら私が爆裂魔法を使えるとはいえ、恐らく仕留めきれません」

 

めぐみんが少し怯えた様子で言った

 

カズマ「だからこそ考えるんだろ。……聞くがダクネス。魔王軍の幹部は現状では誰も倒してないんだよなあ?」

 

ダクネス「あ、ああそうだ。確かに誰も幹部は倒せてない。魔王軍の幹部は、魔王軍の最高戦力でもある。その強さは、一体で都市を滅ぼす程だと聞いている」

 

カズマ「もしかしたら、俺達が最初かもしれないな♪」

 

そんなことをカズマが軽く言う

 

その顔からは焦りも恐怖も何もない

負けるという考えはない

そんな顔をしていた

 

……不思議だ

 

私も何だか行ける気がする

めぐみんの顔を見たが、めぐみんも思っている事は私と同じらしい

 

カズマ「奴は一週間の期限をくれた。一週間を過ぎたらおそらく来る。今の内に用意をするぞ」

 

ダクネス「分かった。私もできる限りのことをしよう」

 

めぐみん「……そうです……私はいずれ最強のアークウィザードになるのです!!というか、私からしたら魔王軍の幹部なんて、夢に近づく為の通過点に過ぎませんよ」

 

めぐみんがやる気を出して、大きく振る舞う

 

カズマ「さっきまでビビってた奴が何言ってんのか?」

 

めぐみん「ビッ、ビビってなんかないですよ!!」

 

アクア「こうなったら、私もとことん付き合うわ」

 

こうして俺達の幹部討伐準備が始まった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アクア「ねえカズマ?本当にここにこれば、あのデュラハンに勝てるヒントを得られるの?」

 

カズマ「まあ、駄目もとで来たつもりだから、余り期待はするなよ」

 

俺とアクアはとある店の前まで来てる

 

最近いろいろあったせいで顔を出せてなかった

 

手には、来る途中で買った串焼きを持っている

 

ちなみにダクネスとめぐみんにはそれぞれやってほしい事を言った

 

ダクネスはギルドに行き、デュラハンがいつ頃に攻めに来るかを、それまでに戦える冒険者を集めるようにギルドに呼びかけに

 

めぐみんは図書館に行き、デュラハンに関する情報収集を行っている

 

カズマ「ウィズいるか?」

 

ウィズ「ああ、カズマさんとアクアさんいらっしゃい」

 

この店の店主兼師匠ことウィズはカウンターに座っていた

 

カズマ「ウィズ、ちょっとお前と話しがしたいんだがいいか?……あまり他の奴に聞かれたくない話なんだが」

 

ウィズ「そうですか……でしたら今日は店を閉めますね」

 

カズマ「いやそこまでしなくても良いんだが」

 

ウィズ「大丈夫ですよ。どうせ今日もお客さんは来ませんから」

 

そう言ってウィズは店の扉にかかっているOPENの札をひっくり返してCLOSEにした

 

カズマ「(いや店主としてそれでいいのか!?)」

アクア「(いや店主としてそれでいいの!?)」

 

ウィズ「それで話と『グ〜』(腹の音)」///

 

カズマ「……さっき買ってきた串焼きで良ければ……」

 

俺が串焼きを渡すとウィズは食べだした

 

ウィズ「うっ……本当に毎度毎度すみません」

 

アクア「……だから買ってたのね」

 

カズマ「また商品売れなかったのか?そういえば魔道具店なんて書いてあるけど実際には何が売られてるのかちゃんと見てなかったな」

 

俺は店の棚を見てまわる

 

『走る速度が上がるポーション』(注意)速くはなるが、息切れも速くなる

 

『衝撃吸収のスクロール』(注意)3000メートルの高さからじゃなきゃ効果は発揮しない

 

『体力を回復するポーション』(注意)体力は回復するが飲んだ次の日は、二日酔いになった時くらい気分が悪くなる

 

『相手を捕縛する魔道具』(注意)相手を捕縛したら自分も捕縛されたように動けなくなる

 

カズマ「(これはひどい)」

アクア「(これはひどい)」

 

そりゃあ売れないわな

メリットとデメリットの差がでかいものしか無かったり効果の発動条件が難易度の高いものばかりしかないからな

 

カズマ「ウィズ、お前商売センス皆無だな。正直そこらの子供の方がまだましな商品考えるぞ」

 

ウィズ「う……そんなにひどいんですか?…私」

 

自覚無かったんかい!

 

カズマ「……まあ…これについては後日でいいわ。それより…大事な話がある」

 

アクア「そうだったわカズマ。なんでここに来たらあのデュラハンに勝つヒントを得られるの?」

 

ウィズ「デ、デュラハン?」

 

アクア「ええ、ウィズは知らなかったわね。今日ね、魔王軍幹部のデュラハンが来たのよ」

 

ウィズ「ええ!?べ、ベルディアさんが!?」

 

アクアの説明を聞いてウィズは驚いた

 

ベルディア

それがあのデュラハンの名前か

 

アクア「え?アンタあのデュラハンの事知っているの?」

 

ウィズ「はい。知ってるも何も私、魔王軍の幹部の一人ですから」

 

そう…平然と言った

 

アクア「か、覚悟!!!」

 

そう言うとアクアは手を広げるとそこから白い光が集まってウィズに当てようとしたので

 

カズマ「やめんかい!」

 

アクアの頭を叩いて止めた

 

アクア「痛!何すんのカズマ!幹部よ!ここにもいたのよ!なら消さないと!!それと幹部が当たり前のように街で店開いているとか、この街のセキュリティーどうなってんのよ!!」

 

カズマ「落ち着けアクア!最後の所は俺もそう思うが、消すのを一旦やめろ!」

 

俺はアクアを捕まえてやめるように言い聞かせる

 

アクア「ていうかカズマ!あなたなんでウィズが幹部って言ったのに落ち着いてるのよ!」

 

カズマ「だって知ってたから」

 

アクア「はい!?」

 

カズマ「あ〜ウィズ、ちょっと冒険者カード見せてくれない?」

 

ウィズ「はい」

 

俺がそう言うとウィズは、自分の冒険者カードを俺達に見せる

 

カズマ「前見せたときは、倒したモンスターの記録だけ見せたからな。ほらここ、職業の所見ろ」

 

俺はアクアに分かりやすく見せるために指を指す

そこにはこう表示されていた

 

職業 不死王《リッチー》(魔王軍の幹部)

 

カズマ「冒険者カードは、身分証明書と同じだから、今のウィズはどういう存在なのか、カードに分かりやすく記されているわけだ」 

 





異世界カルテットに
盾の勇者が




来たああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!

カズマ「うるせえ!!!」
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