このふたりの男女に祝福を!   作:スカイハーツ・D・キングダム

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投稿が遅くなってすみません


第29話 魔王軍幹部討伐準備《後編》

カズマ「俺も最初見た時は驚いたが、その前にウィズが人を殺したことがないのが分かったから、触れないようにしてたわけだが、お前らに見せたら話がこじれそうになると思ったからわざと見せないようにしてたんだが」

 

正直今でも驚いている自分がいる

 

俺はなんて人に弟子入りしたんだか

 

いや人なのか?

 

まあいいや人で

 

カズマ「自分がリッチーなのを言ってはいたが、幹部とは一言も言わなかったから気をきかせて黙ってたに、自分からバラす奴がいるか?」

 

ウィズ「う…そ、それは…そうですが、……カズマさん達には言っても大丈夫って、私は思いましたから」

 

カズマ「けどその結果が、アクアに消されかける事になったんだが?……一応言っとくが、自分がリッチーで幹部なのを、あまり他の奴らに簡単に言うなよ?」

 

ウィズ「は、はい」

 

カズマ「それで本題なんだが、そのベルディアと戦うことにあたって、元冒険者のウィズに色々聞きたかったんだが……もう自分で幹部ってバラしたから幹部としてのウィズに聞きたいんだが良いか?」

 

ウィズ「は、はい。……あ、でもこれだけは言っておきます。私は魔王軍の幹部ではありますが、魔王城の結界維持だけしかやっていない、いわゆるなんちゃって幹部なんです。ですので私はあまり、他の幹部の皆様とは交流がありませんので知っていることもあまり多くはありません。いえ、一人だけ交流のある人はいますが、まあそれはいいでしょう。えっと、ベルディアさんですね。まず、あの人は生前はとある国の騎士をしていたこともあって剣の腕は相当の物で、おそらく魔王軍随一の腕の持ち主だと思います。また、死を司る呪いを使い、呪いに掛かれば最後、(カズマ)「あ、俺その呪いに掛かったけど解除できたぞ」ベルディアさんが解除する他、助かる方法はありません……え?」

 

カズマ「いやだから解除できたから俺は助かったんだよ」

 

ウィズ「……え?………ええ!?」

 

俺が言ったことにウィズはものすごく驚いた顔をした

 

ウィズ「あ、あの!か、解除できたって、ほ、本当にですか!?いえそれ以前にカズマさん!ベルディアさんの死の宣告の呪いを受けたんですか!?」

 

ここまで慌てて言うあたり、自覚は薄かったがやっぱりやばい呪いみたいだな

 

カズマ「ああ」

 

ウィズ「あ、あの本当に、本当に、呪いを解除したんですか!?あ、いいえ、カズマさんを疑っている訳ではないのですが、本当なのかどうか」

 

カズマ「ああ本当だ。後解除したのは俺の横にいるアクアな」

 

ウィズ「え?」

 

ウィズは驚いた表情をそのままにアクアの方を見た

 

ウィズ「あ、あのアクアさん。あなたは何者なのですか?いえそれ以前に、あの共同墓地であなたを見た時から、あなたからは神聖な、とても強い魔力を、人間が持てるとは思えない魔力を感じました」

 

うわ〜、やっぱり分かるんだな

さすがはリッチー、魔法を極めた存在だから分かるか

ウィズには話しておいたほうが良いか

 

カズマ「あ〜、今から言うのを他の奴に言うなよ?アクアは、人間じゃなく、女神だ。」

 

ウィズ「え………ええええ!?そ、それは本当ですか!?通りで!人間とは違う魔力を持っていた訳ですか!!」

 

アクア「……」

 

アクアはまださっきの事があって話したがらない様子だ

 

まあ騒がしくならないなら良いが

 

ウィズ「え、えっと話を戻しますね。カズマさんはベルディアさんの呪いを受けた時、期限を言われましたよね?」

 

カズマ「ああ、期限は1週間とか言ってたなアイツは」

 

ウィズ「ベルディアさんの死の宣告は、ベルディアさん本人が決めた期限で発動します。もし期限を呪いが掛かった瞬間とか言ってたらカズマさん。解除する暇もなく、死んでましたよ」

 

即死攻撃かよ

あっぶねえ

 

ウィズ「あの、私が知っている事はこれで全部です」

 

カズマ「そうか、あっでも、俺達はあいつを倒すつもりだが、お前は良いのか?」

 

なんちゃって幹部でも一応は同僚を倒そうとしている事には変わりないからな

 

ウィズ「あ、いいえ、それは大丈夫です。私が幹部になる際に魔王さんとある契約を結んであるので、干渉はしない事になっています。ベルディアさんとは、仲が良かったとか、そんな事は無かったんですが………よく自分の首を私や他の女性幹部の方々の足元に転がして、スカートの中を覗こうとしてましたから……」

 

アクア「(イメージ崩壊!!)」

 

カズマ「そ、そうか、それなら倒しても問題ないんだな……ナンダヨイメージドオリノヤツジャン」

 

ウィズ「え?カズマさん、今何か言いましたか?」

 

カズマ「いや何も?とりあえずこれである程度の情報は聞けた。後はめぐみんが戻ったら一旦情報の整理をしようか」

 

さて、どうするか

 

とりあえず、作戦としてはアクアの浄化魔法とめぐみんの爆裂魔法が攻撃の要になるとは思うが、他にも何か無いのか?

 

……デュラハン………何だっけ?……ここに来る前に日本で見た、空想上のモンスターに関する本を読んだことがあったはず、それにデュラハンの事が書かれてたと思う

 

何だったか?

 

ウィズ「あ、あの、ベルディアさんと戦うのでしたら、ここにある物の中から、好きな物を持って行ってください」

 

カズマ「え?いいのか?」

 

結構太っ腹な事を言って入るがウィズ、分かってるのか?

自分の同僚を殺すのに協力している事に

あ、そもそもベルディアの情報を教えた時点で今更か

 

ウィズ「はい。その代わり、生きて帰って来てくださいね。まだあなたには、教えなきゃいけない事がありますから」

 

カズマ「あ、ああ分かってる………とはいえ」

 

俺は周りの魔道具やポーションを観渡す

 

お世辞にも、使えるかと聞かれたら、使えるとは言えない物がゴロゴロある

 

けど、ウィズがせっかくこんなこと言ったのに、何か持っていかなきゃ、こいつに悪い(ただでさえ赤字なのに)

 

カズマ「何か、使えるものは無いのか?……ん?」

 

俺はとある戸棚の前に止まった

 

カズマ「……これ……使えるな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当日

 

 

屋敷の前

 

カズマ「……」

 

ミツルギ「……」

 

俺は無言で剣を抜く

 

ミツルギもそれに合わせるように剣を抜く

 

カズマ「……行くぞ…」

 

俺はそう言ってミツルギに斬りかかった

 

ミツルギ「はあ!」

 

剣と剣がぶつかり合った

 

カズマ「ふっ、はあ!」

 

俺はミツルギの剣を何度も受け止めかわし斬り掛かる

 

ミツルギも同じく俺の剣をかわし斬り掛かる

 

 

 

が…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カズマ「はあ…はあ…はあ…」

 

ミツルギ「はあ…はあ…はあ…」

 

俺の剣はミツルギの喉元に剣を向ける

 

カズマ「……2週間前より、マシになったな」

 

ミツルギ「……そうかい?」

 

カズマ「ああ、少なくとも、2週間前のお前になら、素手で勝てたんだが、今のおまえ相手じゃ、素手で勝てないな」

 

俺はそう言って剣を収めた

 

カズマ「……2週間、その安物の剣を使って修行したり、クエスト請けたりしてきたのか」

 

ミツルギ「ああ、この2週間の間で、僕に足りないものが何なのか分かったよ……剣術、機転、そして経験。足りない物がたくさんあったよ」

 

カズマ「だからこそ、鍛えていくんだろ?鍛えれば鍛えるほど、人は強くなれる」

 

ミツルギ「ああ!……それで約束なんだけど……」

 

カズマ「ああ魔剣な、少し待ってろ」

 

俺は屋敷に戻って、魔剣を取りに行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カズマ「……ないんだが…」

 

ミツルギ「……え?」

 

カズマ「魔剣がないんだが!?」

 

ミツルギ「え?……ええ!?」

 

カズマ「おかしい!屋敷の壁にかけてあったはずの魔剣がなくなってるんだが!?」

 

めぐ・ダク・フィ・クレ「「「「ええ!?」」」」

 

おかしい、確かに屋敷にあったはずなのにないなんて

 

最後に見たのは、確か一昨日ギルドであった、デュラハン討伐祈願の宴会があった日にはあったはず

 

確かその日の宴会にかかった費用は、アクアが負担したはず

あいつ確か借金があったはずだが

急に金が入ったからとか言って宴会をあげたんだったが

 

………まさか!!

 

アクア「……」コソコソ

 

カズマ「……おい、どこに行こうとしてる?」

 

アクア「あ、あの、ちょ、ちょっとお手洗いに」

 

カズマ「……なあ、あの魔剣はとこか?」

 

アクア「カ、カズマさん……こういう時は冷静で居るべきだと思うの」ガシッ(カズマがアクアの方を強く掴んだ音)

 

カズマ「どこか?」

 

アクア「カ、カズマ、さん」

 

カズマ「……」

 

アクア「……」

 

カズマ「……」

 

アクア「……やに……ました」

 

カズマ「なんて?」

 

アクア「……質屋に……売りましぐふぁ!!」ゴン

 

俺はアクアにゲンコツを落とした

 

カズマ「何してくれてんだテメェ!!」

 

アクア「だ、だって、戦う前には何か、やる気をあげる様な事した方がいいと思ったからふぇ!」ゴン(二度目のゲンコツ)

 

カズマ「だとしても俺が預けていた魔剣を売る奴があるか!!」

 

アクア「だ、だって、あの魔剣は元々私があげた物なんだから売ってもいいってええ!」ゴン(本日三度目のゲンコツ)

 

カズマ「アホかお前は!この魔剣は、ミツルギが生きてる限り、あいつの物だろ!!それを勝手に売るんじゃねえよ!!」

 

ミツルギ「え、ええっと、アクア様、僕の魔剣は……」

 

カズマ「あ、そうだった。おいミツルギ、速く質屋行け!魔剣が取られるぞ!!」

 

ミツルギ「ええ!!な、何でこんなことに…」

 

そう言って、ミツルギとその取り巻きは魔剣を取り戻しに、質屋に走っていった

 

さて

 

カズマ「勝手に売ったお前には、おしおきが必要だな」

 

アクア「え、え………い、痛くしないで……」

 

カズマ「それはお前の反省の度合いによるな」

 

そう言ってアクアにお仕置きをしようとすると

 

ギルド『緊急!緊急!全冒険者の皆さんは、直ちに武装し、戦闘態勢で街の正門に集まってきてください!!』

 

まるで待っていたようにギルドのアナウンスが流れた

 

カズマ「……来たか。お前ら行くぞ!!」

 

俺の呼びかけにダクネス達が走り出した

 

 

 

 

 

 

 

 

カズマ「命拾いしたと思っているそこの青髪は、これが終わったら続きな」

 

アクア「うぐっ!」

 

 

 




前編とか後編とか

サブタイトルに書いてあるのに

後編の方が前編よりも長い件は、オユルシクダサイ
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