このふたりの男女に祝福を!   作:スカイハーツ・D・キングダム

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第30話 デュラハン討伐戦《前編》

草原にベルディア………と奴の配下のアンデッドナイト共が立っていた

 

ベルディア「なぜ城に来なかったのだ、この人でなし共が!!!」

 

アクア「(うわ〜、カズマが言っていた通りの事を言ったわ)」

 

俺達と他の冒険者共は街の正門に集まっている

 

俺はわざと他の冒険者の影に隠れている

 

ダクネス「な、なぜ怒っている?私達はあの後爆裂魔法を撃ちに行ってないぞ」

 

ここで、知らないふりをしてるダクネスが答える

 

ベルディア「たわけ者が!!俺が怒っているのはその事ではない。俺が怒っているのは、仲間を庇って、呪いを受けたあの冒険者を見捨てた事に怒っているのだ!!今は魔王軍に所属してはいるが、生前は真っ当な騎士のつもりだった。その俺から言わせれば、仲間を庇い、呪いを受けたあの冒険者は、冒険者の鑑、いや、勇者にふさわしいと俺は思う!!」

 

カズマ「へえ〜、俺の事をそこまで評価してくれんのか」

 

ここで俺はベルディアの前に出た

 

ベルディア「え?え…ええええええええええ!!!!?????」

 

めっちゃ驚いてるな

 

そりゃあ死んだと思っていた奴が生きていたら驚くか

 

ベルディア「な……なぜ!!…なぜ生きている!?」

 

カズマ「そんな事を俺が教えるわけねえだろ?さっさとかかって来な、デュラハンのベルディア!!」

 

俺はベルディアに分かりやすく挑発する

 

ベルディア「ま、まあいい。生きているのなら………俺自ら……殺してやる!!」

 

ベルディアがそう言った瞬間

 

カズ・アク・めぐ・ダク「「「「!!!!!!」」」」

 

冒険者達「「「「!!!!!!」」」」

 

ベルディアを中心に、凄まじい力が伝わり、風が…空気が変わった

 

カズマ「……今のは、あいつの殺気か……」

 

ベルディア「……行くぞ……駆け出し冒険者共!!」

 

ベルディアはそう言うと俺達に向かって走り出した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ドオォォォォォォォンンンンンン!!」

 

ベルディアが踏んだ地面が、突然爆発した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アクア「使えるって、これが?」

 

アクアが指差す戸棚の上にはこう書いてある

 

『爆発ポーションシリーズ』

 

その名の通り、爆発するポーションが大量に置かれている

 

『衝撃を与えると爆発するポーション』

 

『蓋を開けると爆発するポーション』

 

『火に近づけると爆発するポーション』

 

『温めると爆発するポーション』

 

思わず爆薬を扱う店なのか言いたくなるが、それはさておき

 

カズマ「ウィズ、これ持っていくわ。それと、少し手伝ってくれないか?」

 

ウィズ「え?あ、はい。私は何をすればいいんでしょうか?」

 

カズマ「今から言うポーションを、弱めに凍らせて欲しい」

 

俺はそう言って、ギルドに走って行った

 

 

 

 

 

しばらくして、ギルドからリヤカーを借りてきて、凍らせておいたポーションをリヤカーに詰めて、アクアと運ぶ

 

 

途中でギルドによって、冒険者を何名か連れて

ベルディアが来た草原に来ると

 

 

 

カズマ「さあ、速く地面を掘れ、そしてポーションを埋めろ」

 

俺がポーションを使ってやろうとしたのは

 

 

 

 

 

 

 

 

地雷作りだ

 

掘った地面に凍らせておいたポーションを最初に埋める

 

衝撃を与えると爆発するポーションは、中の液体まで凍らせておく事で、衝撃を伝わらなくなる  

 

ポーションを凍らせる時、あらかじめ弱めに凍らせるのは、地面に埋めたあと、土の中で溶けるようにするためだ

 

衝撃を与えると爆発するポーションを埋めたあとは、温まると爆発するポーションを近くに起き、他の爆発ポーションを設置する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ドオォォォォォォォンンンンンン」

 

ベルディア「グエフォッ!な、何だったんだ、今のは?」

 

カズマ「おーいベルディアのおっさん、気をつけろ〜、この当たりの地面には、爆発するポーションを埋めている、地雷エリアになってるからな〜」

 

ベルディア「な、何だと!?」

 

それを聞いてベルディアは、うかつには進められなくなったようだ

 

 

 

だが

 

ベルディア「くふふふふふふ、やってくれるな、だが!!この地帯から安全に抜ける方法があるわ!!ゆけ!!アンデッドナイト共!!」

 

ベルディアがそう言うと、アンデッドナイト共は、ベルディアの前に出て、歩き出した

 

カズマ「……なるほどな、アンデッドナイトを前に歩かせ爆発させることで、自分は爆発しない安全な道に進むのか」

 

ベルディア「そうだ!!こちらのアンデッドナイトはたくさんいる、そちらに行くまでに何体かは死ぬが、残りのアンデッドナイトと俺が、お前らを殺せばいい事だ!!」

 

ベルディアがそう自信満々に言ってきた

 

カズマ「………所でベルディア、お前さ、連鎖爆発って言葉知っているか?」

 

ベルディア「は?」

 

カズマ「一つ目の爆発を合図に、連鎖的に爆発を起こす事」

 

俺はそう言って、

 

カズマ「『ティンダー』!」

 

指先に火を出す

 

カズマ「そしてベルディア、俺が今、何で連鎖爆発の事を言ったと思う?」

 

ベルディア「え?……あ!……も、戻れ!!アンデッドナイト!!」

 

俺の問いに、どういう意味か理解したのかベルディアは、配下に戻るように命令をするが、

 

カズマ「……もう遅い」

 

俺は指先に出した火を足元にある導火線に付け

 

導火線に付いた火は、10メートル先にある穴に入って行き

 

「ドオォォォォォォォンンンンンン ドオォォォォォォォンンンンンン」

 

「ドオォォォォォォォンンンンンン ドオォォォォォォォンンンンンン ドオォォォォォォォンンンンンン」

 

「ドオォォォォォォォンンンンンン ドオォォォォォォォンンンンンン」

 

ベルディア「ぐおおおおおおおおおッッッッッッ!!」

 

アンデッドナイト共「ああああああああああああああああ!!!」

 

穴の中には、『火に近づけると爆発するポーション』が入っていて、爆発することで熱を作り出し、それを利用する事で、『温まると爆発するポーション』が発動し、その爆発で、瓶や蓋が割れて取れ爆発する、『蓋を開けると爆発するポーション』

さらに爆発の衝撃で、『衝撃を与えると爆発するポーション』が発動し、ベルディアと配下のアンデッドナイト共は、爆発の渦にのまれる

 

カズマ「……まさに『チェインエクスプロージョン』だな」

 

めぐみん「なんですかその私が好きそうな技名は!!」

 

隣の厨二が目をキラキラしながらこっちを見る 

 

ベルディア「はあ…はあ…はあ…や、やってくれたな!!」

 

うわ、まだ生きてやがる

しぶといな

 

ベルディア「こんな爆発如きで、俺を倒せると思っていたのか!!」

 

カズマ「あっそう、じゃあめぐみん、後お願い」

 

めぐみん「やっと私の出番ですか」

 

めぐみんはそう言うと、

 

詠唱を始め

 

めぐみん「我が魔法を、骨の髄まで味わうがいい!!『エクスプロージョン』!!!」

 

爆裂魔法をベルディアに放った

 

めぐみんの杖から放たれた大きな光はベルディアに向かって行く

 

これに当たればベルディアは倒される

誰もがそう思った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベルディア「『カースブレード』!!」

 

ベルディアは、自身の武器である大剣を前に向けると、大剣から黒いオーラが集まったかと思うと大剣を、爆裂魔法に向かって大きく振る。大剣からは、黒い斬撃が出た。その斬撃は爆裂魔法と衝突し

 

 

やがて、

 

 

 

 

 

「ドゴオオオオオオンッッッッッッ!!!」

 

 

 

 

 

衝突した2つの力は相殺し、爆発した

 

 

 

戦士「……ま、まじかよ……」

 

ウィザード「そ、そんな……」

 

ランサー「く、まさか爆裂魔法を、消し去るとは」

 

めぐみん「わ、私の爆裂魔法が……」

 

ダクネス「クッ!これが、魔王軍幹部の力か」

 

カズマ「簡単には倒せない、なんて思ってはいたが、これは少し焦った方が良いかもな」

 

ベルディア「惜しかったな紅魔族の娘よ。いくら爆裂魔法を使えるからと言ってお前は所詮駆け出し、まだレベルの低い存在。後10レベルほどあったら、さすがの俺でも危なかったがな。さて…」

 

ベルディアは、後ろを見る

 

さっきまでいたアンデッドナイトは、さっきの『チェインエクスプロージョン(仮)』を食らって全滅した

 

ベルディア「残ったのは俺一人か………いいだろう。俺一人で貴様ら全員を相手してやろう!!」

 

カズマ「来るぞ!!」

 

俺の言葉で、全員が戦闘態勢に入った

 

一応さっきの爆発で、あいつの体力を減らし、ダメージをいくらか与えた

 

勝機はまだある

 

ウィザード達「『『ファイアボール』』!!」

ウィザード達「『『ブリザード』』!!」

 

アーチャー達「『『『狙撃』』』!!」

 

盗賊達「『『バインド』』!」

 

カズマ「『クリエイトウォーター』!」

 

俺と冒険者達は、ベルディアに魔法・スキルを放ったが

 

ベルディア「ふん!」

 

ベルディアは、持っている大剣を軽く降っただけで、返され

 

俺の出したクリエイトウォーターはかわされた

 

プリースト達「『『ターンアンデッド』』!!」

 

プリースト達が放った浄化魔法はベルディアに命中するも

 

ベルディア「……その程度の軟弱な浄化魔法では、俺は倒せん」

 

アンデッドの中ではリッチー、ヴァンパイアに続く、最上位のアンデッド、さらに魔王軍の幹部であるベルディアには、駆け出しプリーストの浄化魔法は、効果はほぼない

 

ベルディア「汝らに死を!貴様らは3日後に死ぬだろう!」

 

ベルディアの手から黒いオーラが出ると

ベルディアに浄化魔法を当てた6人のプリーストに当たった

 

プリースト1「う…うそ!?」

 

プリースト2「あ…あ…」

 

死の宣告を受けたをプリースト達はうろたえた

 

アクア「『セイクリッド・ターンアンデッド』!!」

 

ベルディア「う?ぐおおおおおおおッッッッッ!!!」

 

アクアの放った浄化魔法には、ダメージが入った

 

奴にダメージを入れることができたのは

 

ステータスが駆け出しじゃない

 

プリーストの上級職、アークプリースト

 

プリースト達が使う浄化魔法の上位互換の浄化魔法

 

そして女神の力があるからだろう

 

多分この中でまともにこいつと戦えるのはアクアくらいだろうな

 

ベルディア「そこの貴様、何者だ?駆け出しのプリーストの割にはアークプリースト以上の浄化魔法を使い、人間の癖に、人間が持つはずのない力を持っているのは」

 

ベルディアは自分に唯一ダメージを与える事ができたアクアを睨む

 

ベルディア「まあいい、貴様が何者だろうが関係ない。だが、今この場で貴様だけは、確実に殺さないといけないと俺の本能が渦いている!!」

 

そう言ってベルディアはアクアに斬りかかるが

 

アクア「はッ!ほッ!とお!!」

 

アクアは軽々とかわしていった

 

ベルディア「なッ!やるな。ならばこれならどうだ。

『ハンドレッドカット』!!」

 

ベルディアの大剣が、凄いスピードで動き、無数の攻撃がアクアを襲う

 

アクア「まだまだ!!」

 

これもかわす

 

それどころか

 

アクア「『パワード(筋力強化)』!!『スピード(速度強化)』!!『ディフェンス(防御力強化)』!!」

 

かわしながら自分に支援魔法をかけていき

 

アクア「『ゴッドブロー』!!」

 

アクアの右手が光、ベルディアの胴体に拳をぶつけた

 

ベルディア「ぐおお!!」

 

アクアのゴッドブローをくらい、ベルディアはよろめく

 

ベルディア「なかなかやるな、だがこれで終わりだ!!汝に死を!貴様はここで死にさらせ!!!」

 

プリースト達に当てた黒いオーラは、今度はアクアを襲う

 

恐らく今の言葉からして、ウィズが言っていた即死の方の死の宣告だな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから

 

 

 

 

アクア「カズマ!!」

 

また俺がくらう




次回は早く出します。

また今回出てきた

氷魔法《ブリザード》はオリジナル魔法です。

一応氷の初級魔法《フリーズ》の中級魔法と言う扱いです。

アクアが自分にかけた支援魔法の呼び方は、わからなかったので、自分で適当に呼び方を考えました。

またベルディアが使った技《カースブレード》《ハンドレッドカット》もオリジナルです。
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