このふたりの男女に祝福を! 作:スカイハーツ・D・キングダム
カズマ「(や、やばい!あいつらを呼び寄せたのウチのバカじゃん!)」
アクア「カ、カズマ、なんで顔色が悪くなってるの…」
俺の表情で何かを察したのかアクアが聞いてきた
カズマ「【走り鷹鳶】【硬い】【ダクネス】」
俺はアクアに三単語で伝えた
アクア「あ…」
それでアクアも理解して顔色が悪くなった
よく見るとめぐみんも既に顔色が悪くなっている
さてはこいつも原因が何か分かったようだ
そして走り鷹鳶を呼んだ元凶はというと
ダクネス「カ、カズマカズマ、こっちにモンスター共が近づいて来てるぞ…アァッ……あそこに飛び込んだらどれだけ揉みくちゃにされるのだろうか……ああ!想像しただけで興奮してくる!//」
流暢に妄想し興奮していた
カズマ「(こんのバカがあ!!なにこんな時まで変態発動してんだ!)」
もういっその事こいつを差し出してでもこの場をどうにかしたいところだが、こいつのせいでこんなことになったなんて言えねえ
言えば依頼料どころか賠償請求なんてされそうだ
ああでももしかしたらあいつらがこっち来るのはダクネスではなく本当はこっちの鉱石なんじゃ…
商隊リーダー「で、ですが変ですね。いくら硬い物に突進すると言ってもこれだけのサイズにまで突進するなんてことは無いはずなんですが」
うん、もう完全にこっちのせいだな
こうなってしまった以上、どうにかダクネスが元凶だって事をバレないようにしたうえで、解決する他無いな
カズマ「よし、じゃあこの鉱石は俺達に一旦預けさせてくれ」
商隊リーダー「え、ですが…」
カズマ「大丈夫だ。どうにかする…だからここは任せてくれ。後、馬車と馬を借りるぞ」
俺が言うのを聞いて商隊リーダーは俺に鉱石を渡し、馬車と馬を貸してくれた
めぐみん「何か考えがあるんですか?」
カズマ「とりあえずはいつも通りで行く。お前が爆裂魔法を撃って、撃ち漏らしを俺とアクアにダクネスが仕留める」
めぐみん「そうは言いましても、あれだけ速く走る走り鷹鳶相手だといつも以上に撃ち漏らしがあると思います。それに撃ち漏らしがあって仕留めるにしても、走り鷹鳶相手に近距離戦はこっちが不利ですよ」
カズマ「ああ、だからその為の考えがある。とにかく乗り込め!」
俺の言葉を聞いて
アクア達が馬車に乗り込み始めた
アクア「カズマ、言われた通り馬に『パワード』と『スピード』掛けたわよ」
カズマ「ん、これでよし。めぐみん、これなら撃ち漏らす数を減らす事が出来るだろ?」
めぐみん「はい!これなら」
と、めぐみんが詠唱を始めた
馬車に乗り、馬を走らせた俺達だが、走り鷹鳶の方が速い上、馬車を引っ張っている為当然遅い
そこでアクアに筋力増加と速度上げの支援魔法を馬に掛け、馬車を引っ張る力と走る力を上げ、走り鷹鳶と同等の速さを得た馬に走らせる
これならめぐみんの爆裂魔法の射程内維持した上で撃てる
めぐみん「『エクスプロージョン』!」
めぐみんの爆裂魔法が俺達(ダクネス)を追いかけてくる走り鷹鳶の群れに当たる
「ドォォォォォォンンンンン!!」
一匹でも多く仕留めてる事を願いながら次の作業に入る
カズマ「ダクネス!この先にある崖に近づいたら馬のスピードを落として崖に沿うように走らせろ!」
ダクネス「分かった」
御者台に座って馬を走らせてるダクネスに指示を出す
後ろを見るとやはり撃ち漏らした走り鷹鳶が、爆裂魔法を撃った後の煙の中から出てきてこちらに向かって来た
ダクネス「カズマ!崖だ!」
ダクネスは俺にそう伝えると、言われた通りに馬車を崖に沿うために馬のスピードを落とした
カズマ「アクア!ここで地面に向かって水を出して水溜りを作れ!ただし、洪水レベルにはやるなよ!」
アクア「分かったわ『クリエイトウォーター』!」
アクアが崖の手前に水を出してそれなりの広さの水溜りを作る
カズマ「これで終いだ!『ブリザード』!」
俺は手のひらから氷の玉を出し、アクアの作った水溜りに撃った
カズマ「あれだけ速く走る生き物は、急に曲がる事が出来ない。それなら速度を落とすしかないが速度を落とすにも距離が必要、そして地面を凍らせてしまえば」
俺達を追いかけてきた走り鷹鳶達は上手く速度を落とすことが出来ず、俺とアクアで作った氷の水溜りに滑り
そのまま崖に滑り落ちていった
カズマ「楽に終わらすことができる」
ダクネス「あ、ああ……せっかくの走り鷹鳶が……私を楽しませてくれる筈の存在が……」
カズ・アク・めぐ「「「お前もう(ダクネスは)(あなたは)黙って(なさい)(ください)ろ!!!」」」
走り鷹鳶を倒したことでレベルアップ
めぐみん
レベル19→22