このふたりの男女に祝福を! 作:スカイハーツ・D・キングダム
商隊リーダー「いやあ、あなた方のおかげで助かりましたよ」
カズマ「は、はははははは。なんてことねえよ、これも仕事だからな(汗)」
なんとか走り鷹鳶の脅威から逃れた俺達はその後もドリスに向けて馬を走らせていた
やがて日が沈んで来たので近くの洞窟の入り口に馬車を停めてそこで一夜を明かすことにした
しばらくして商隊リーダーに礼を言われたがマッチポンプじみた事をした俺達は複雑な思いがあった
商隊リーダー「あ、あのこれ、少ないですが護衛料とは別ですが、受け取って下さい」
カズマ「いやいい結構だ、護衛料だけでいい、言っただろ?これも仕事だ」
礼金なんて貰えるはずない
貰ったら貰ったで罪悪感に押しつぶされてしまうからな
と、商隊リーダーはアクア達にも目を向けるがアクア達も首を横に振って拒否した
商隊リーダー「なんと!このご時世にあなた方のような冒険者がいるとは!私、この仕事を初めて長くなりますが!あなた方のような本物の冒険者を見たのは初めてで感激しました!!」
カズ・アク・めぐ・ダク「「「「(グサっ!)」」」」←心に罪悪感が突き刺さった音
どうしよう
これ以上聞いてたら俺達罪悪感に突き刺さって死にそう
カズマ「も、もういいから、それより食事にしよう!俺達、この洞窟に何か食べれる物無いか見てくる」
と、話を切り出して俺達は洞窟に逃げる様に入って行った
カズマ「はあー危なかった、あと少しあの場にいたら罪悪感に押しつぶされるとこだった」
めぐみん「ええ、食料になる物を探しに来たのだって、本当は逃げて心に溜まったダメージを癒やすためですもんね」
アクア「一応言っとくけど私は傷は癒やす事は出来ても心まで癒やす事は出来ないからね」
カズマ「分かってる……ついでだから…ちょっとこの洞窟、探検してこないか?気分転換にさ…」
ダクネス「あんまり遅いと、心配かけて仕舞わないか?」
カズマ「分かってる…ちょっとだけだ、ほんの10分だけ探検したら戻るからさ…」
気分転換もあるが、これは俺の好奇心だ
日本にいた頃はこんな洞窟に潜るなんてことなかったから尚更行きたくなった
ダクネス「なあカズマ、そろそろ戻らないか?」
めぐみん「ええ、もう10分経ちましたから戻りませんか?」
カズマ「ああ、そろそろもどろう!?」
ダクネス達の言葉を聞き戻ろうとしたが
突然洞窟の奥から敵感知スキルの反応があった
かなり強い反応が2つも
しかもこっちに向かって来ている
カズマ「やばい、強いのがこっちに向かってきやがる」
ダクネス「まずいな、私はすぐ戻ってくるつもりだったから剣を置いてきた」
めぐみん「私も爆裂魔法を撃つ魔力がもうないですし、そもそも洞窟内で撃てば生き埋めになりますので…」
カズマ「なら、まともに戦えるのは俺一人…」
アクア「……この反応は……アンデットね!」
訂正
戦えるのがふたりになった
カズマ「めぐみんとダクネスは戻って商隊に伝えろ!その間俺とアクアが抑えておく!」
めぐみん「は、はい!」
ダクネス「無理だと思ったら逃げるんだぞ!」
カズマ「大丈夫だ。相手がアンデットならこっちが負けることは無い」
俺はそう言ってアクアに目を向けた
アクア「え?……ああ!!まっかせて!!私がいるからにはアンデットに負けることなんてないから!!」
カズマ「(大丈夫か?こいつ)」
こうしてダクネス達を洞窟の外に向かわせて、俺とアクアは、こっちに向かって来ているアンデットを待ち伏せする為に隠れた
カズマ「!………(マジかよ)」
俺とアクアは向かって来たアンデットに奇襲する為に待ち伏せしてたが
カズマ「(強い反応があったから強いのがいることは分かっていたがよりにも寄ってドラゴンゾンビかよ!)」
ドラゴンゾンビ
生前のドラゴンが死んで死体を放置するとアンデット化する
その前に火葬やら食べられでもすればアンデット化することは無いが、それがなければアンデットになる
体が腐り、羽も腐っている為空を飛ぶことが出来ず、生前ではできたブレス攻撃も出来なくなっている
とはいえ強さは生前よりも劣るが、平均的な冒険者パーティでは太刀打ちできず、王国騎士団十名でやっと討伐できるレベルの強さだ
また、ドラゴンにも種類がいて、
炎の力を使う火属性のフレイムドラゴン
水の力を使う水属性のウォータードラゴン
氷の力を使う氷属性のブリザードドラゴン
風の力を使う風属性のハリケーンドラゴン
大地の力を使う土属性のランドドラゴン
上記のドラゴンは世界でも最も多く存在していると言われているドラゴン
だが、多いとはいえドラゴンの数自体はもはや絶滅寸前と言われてるくらい少ない
また上の五竜はドラゴンの中では中級レベルである
中級でも実力は魔王軍幹部候補レベルの強さがある
中級と言う事は、上級と下級も存在している
下級は
ドラゴンの亜種が属する
亜種ドラゴンの中では小型で数も多いワイバーン
下級の中では平均レベルに強いドラゴニス
中級ドラゴンに匹敵する強さを持つクローンズヒュドラ
そして上級は
ドラゴンの種族の中では最強と言われている四体が入っている
全身黄金で、ブレスが爆発魔法レベルの黄金竜ゴールドドラゴン
長く生きた中級ドラゴンだけがなることができるエンシェントドラゴン
そして世界で最も少ないと言われているニ竜
光と神聖の力を使う光属性のホワイトドラゴン
闇と負の力を使う闇属性のブラックドラゴン
つまり俺が何を言いたいのかと言うと
今から戦うドラゴンゾンビは、生前下級〜上級のどのドラゴンだったによって戦いの難易度が大きく変わる
カズマ「(頼む、下級か中級であってくれ)やれ!アクア!」
アクア「『セイクリッド・ターンアンデット』!」
俺が合図を出したのを聞いてアクアが浄化魔法をぶつけた
ドラゴンゾンビ1・2「「GYOOOOOOOOOOOOO!!」」
アクアの浄化魔法を攻撃をうけて、ダメージが入った
ように見えたが
ドラゴンゾンビ1・2「「GYOOOOOOOOOOO!!」」
アクア「ええ!?うそ!私の浄化魔法をうけたのにダメージがないなんて…」
ニ体のドラゴンゾンビには、ダメージが入った様子がなかった
カズマ「(どうなってんだ。アクアレベルのアークプリーストの浄化魔法が通じないなんて)うん?」
俺はある魔力の流れを感じて目を瞑った
ウィズとの修行で俺は、俺の中の魔力を感じる事が出来るようになり、今は俺以外の魔力の流れを感じれるようになる修行をうけている
そして今、魔力の流れを感じた
このニ体のドラゴンゾンビの胸あたりに特に大きい魔力の流れを感じた
つまりそこが奴らの弱点
カズマ「アクア!目を瞑れ!『フラッシュ』!」
俺は閃光魔法を使って辺りを強く照らす
ドラゴンゾンビ1・2「「GYO!?」」
突然の光にドラゴンゾンビ共が驚き、動きを止めた
カズマ「『狙撃』!」
俺は持ってた弓で矢を2本、ドラゴンゾンビ共の弱点に放った
ドラゴンゾンビ1・2「「GYOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!」」
俺の放った矢に弱点を当てられたドラゴンゾンビ二体は大きく仰け反ると、そのまま力尽いて倒れた
アクア「うわああああああああああ!!目!目がああああああ!」
カズマ「……先に言ったのになんで目がやられてんだこいつは」
と、アクアを放置してドラゴンゾンビ共の死体に近づいた
魔力の流れが止まった事を感じた
もうこれ以上動くことはない
だが、そのドラゴンゾンビの死体から、強い魔力の塊を感じた
俺は死体に手を突っ込んだ
カズマ「うげぇ、気持ち悪……これか?」
俺は二体のドラゴンゾンビの中にあった魔力の塊の元を取った
それは真っ白な結晶化された石と真っ黒な結晶化した石だった
カズマ「これがあのドラゴンゾンビ共を動かしていたのか。でもこれなんだ?」
俺はその2つの石を手に持って洞窟を後にした
アクア「目がああああああ!目がああああああああああああああ!!」
カズマ「……まだやってんのかお前」
めぐみん「カズマ!アクア!大丈夫でしたか?」
ダクネス「私達も助けに行こうとしたら、洞窟の奥から聞こえていたモンスターの鳴き声が急に止まってどう動こうか迷っていたんだが…その様子じゃあ怪我は…」
カズマ「ああ、特に怪我はない。それがさ…」
洞窟から出た俺とアクアはそこで合ったことを全部話した
カズマ「けどさ、ドラゴンゾンビを倒した時に出たこの石なんだが、ふたりは何か知らないか?」
めぐみん「さあ……私は魔法の勉強はしていても、こういうのは…」
ダクネス「私もだ……けどなんだこの石は…私は魔力とかそういうものは感じられないんだが…この石には…何か強い物が感じるような…」
そう俺達がこの石の事で、話をしていると
???「ああ!そ、それは!!」
突然横から馬車に乗っていた旅行者の男が割って入ってくると俺の手から石を取ると、目を石に釘付けで見る
カズマ「お、おい、なんだお前」
俺は俺から石を取った男に注意をしようとすると
???「これは…間違いない!!これは!龍命石(りゅうめいせき)じゃないか!!」
カズ・アク・めぐ・ダク「「「「龍命石??」」」」
気になるワードを言ったのを聞いて注意を辞めた
ドラゴンゾンビを倒した事でレベルアップ
カズマ
レベル28→34