このふたりの男女に祝福を!   作:スカイハーツ・D・キングダム

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第44話 ダンジョンに女神を連れて行くのは間違っているだろうか

カズマ「……ここか」

 

俺達は今、アクセルから離れた所にあるダンジョンに来ている

 

このダンジョンの名は、『キールのダンジョン』

 

その昔、キールという名の国一のアークウィザードがいた

彼は、街で見かけたある令嬢に一目惚れをした

だがその恋が実るはずがない

この世界での身分の差とはそれほど大きいものだ

そこで彼は自身の魔術を惜しみなく国に貢献した

結果彼は多くの人々に称えられた

そして彼は王城に呼ばれ、その男の為に宴が催された

王は彼に問う

 

どんな望みでも一つ、叶えよう

 

彼は……キールは言った

 

この世にたった一つ。どうしても叶わなかった望みがあります

 

―――その時彼が何を望んだのか知られていない

 

ただ、その後の話では彼は令嬢をさらってこのダンジョンを作り、立て籠もったらしい

 

カズマ「(……普通に考えたら、その願いとは、令嬢と結婚したいとかそんなとこだろうけど……)」

 

今回このダンジョンに来たのは、決してダンジョン探索ではない

 

昨夜、ギルドで晩ご飯を食べていた時にルナから依頼を請けてくれないかと言われた

 

内容は『ダンジョンに潜ったまま戻って来ない行方不明者を見つけ出す』

 

4日前

俺達が護衛の依頼を請けて、アクセルから、離れていた時だった

キールダンジョンの探索クエストを請けた1人の冒険者が帰って来なかったという

 

そこで今回、魔王軍幹部討伐をした俺達のパーティーに依頼がきた

 

俺はそれを二つ返事で承諾した

 

カズマ「じゃあ手はず通り俺が潜る、2時間位で戻ってくるがもし、戻って来なかったら街に戻ってテイラー達辺りに助けを求めてくれ」

 

潜伏スキルと千里眼スキル(遠くを見る事が出来るだけでなく暗視効果もある)を持つ俺が入る

爆裂魔法をしか使えないめぐみんはダンジョン内ではお荷物になるから留守番

攻撃的中率が未だに低いダクネスも留守番

そもそも攻撃手段があまりないアクアも留守番

 

 

めぐみん「気を付けてくださいカズマ。間違ってもそのまま帰って来ないなんてことにはならないで下さいよ」

 

カズマ「分かった分かった、ハイこれ」

 

俺は懐から封筒を出してめぐみんに渡した

 

封筒には   遺言状

 

と書かれていた

 

めぐみん「言ったそばから縁起でも無いことしないでください!!」

 

速攻で遺言状が破かれた

 

カズマ「冗談冗談、じゃあ言ってくるからな」

 

俺はそう言ってダンジョン内に入

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カズマ「俺…ここから生きて帰れたら結婚するんだ」

 

めぐみん「なんでアナタはそう自分から死にに行こうとするんですか!?速く行ってください!」

 

らずフラグを立てた

 

勘違いするなよ

俺はフラグ回収をするのでは無く、へし折るつもりだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カズマ「随分深いな、このダンジョン」

 

アクア「そうね、一応駆け出しの街の近くにあるダンジョンだから、初心者向けだとは思うけどね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

カズマ「……なあ、一つ聞きたい事があるんだが」

 

アクア「なあにカズマ?」

 

カズマ「なんでお前いんの!?」

 

ダンジョンを進んでいる俺の隣にはなぜか

留守番させていたはずのアクアがいた

 

アクア「ああ、カズマはそういえば知らなかったわね。この世界ではね、ダンジョン内には大抵アンデットが居るものなのよ。そして彼らは、生きている者の生命力を目印にやって来るのよ。だから気配を消す潜伏スキルは通用しないのよ。それに、ダンジョンは地上よりも魔力が濃いから弱い悪魔が湧いてきたりするときがあるのよ。だったら対アンデット悪魔バスターの私が付いて来るのが正しいでしょ?」

 

なるほど、それならアクアも来るのが正解だな

 

カズマ「うん?でも待てよ、それなら地上にいる時にでも言えば良かったはずだろ、なんで今言うのか?」

 

アクア「それは簡単な話よ…………このダンジョンの地下にいる奴を倒す為よ」

 

カズマ「はあ?」

 

アクア「以前私が遠くにいる悪魔の力を感じた事があったでしょ?あれと同じで私は、強い力を持ったアンデットや悪魔の魔力を感じる事が出来るの。ただ近い距離なら、弱いアンデット達の魔力も感じられるの。カズマが行ったあと、このダンジョン内から複数のアンデットの魔力を、そしての地下から大きな魔力を感じたの、この魔力はウィズと同じ…」

 

カズマ「……つまりいるのか、リッチーが」

 

これまであったリッチーはウィズだけだが、リッチーはアンデットの王であり、強さはデュラハンやヴァンパイアといった最上位アンデットにも並ぶ強者だ

 

アクアがそのリッチーと戦ったらどちらかと言ったらそれはアクアだ

 

アクア「私も急だったからめぐみん達に何も言わずに付いて行った訳」

 

カズマ「そうか、なら今頃めぐみん達はお前を探しに」

 

アクア「いいえ、多分待って居るわよ。何も言わずとは言ったけど、書き置きは残したから。急ぎだったから汚いと思うけど」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方地上では

 

 

 

めぐみん「ア、アクアはいったいどこに!?」

 

ダクネス「多分カズマを追いかけに行ったんだろうな」

 

めぐみん「な、なぜ分かるのですか?」

 

ダクネス「そこに書いてあるから」

 

ダクネスが地面に指差す

そこには地面に字が書いてあった

 

『ダンジョンにアンデットの気配があったからカズマを追いかけにいってきます。    byアクア』

 

めぐみん「……地面に書いたとは思えないくらい達筆ですね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カズマ「『ファイアボール』!」

 

アクア「『ターンアンデット』!」

 

カズマ「『ライトニング』!」

 

アクア「『エクソシズム』!」

 

ダンジョンに潜って1時間が経過した

 

アクアの言うとおりダンジョンを進んで行くとそこらじゅうからアンデットや悪魔が来て俺達に襲いかかって来た

 

もう二百近くのアンデット悪魔…特にアンデッドと戦った

正直俺一人なら苦戦していたかも知れないが自称『アンデット悪魔バスター』事アクアがいるお陰で苦戦は避けられた

 

カズマ「なあ、いくら何でも多すぎないか?ダンジョン潜るのは初めてなんだがこんなに出てくるものか?」

 

アクア「そうね……確かにこんなに湧いてくるのはおかしいわ」

 

アクアもそれについては疑問に思っているようだ

 

アクア「それよりカズマ……分かる?」

 

カズマ「…ああ………この魔力は」

 

ダンジョンの地下に進めば進むごとにこれまで感じなかった魔力を感じた

 

今その魔力は目の前の壁の奥から

 

カズマ「ウィズと同じリッチーの……」

 

更にそのリッチーの魔力を感じた方から別の魔力も感じた

 

カズマ「……しかもそのリッチーのそばから他の魔力を感じた……もしかしたら行方不明者かも知れない」

 

アクア「え?」

 

カズマ「とにかく、まずは慎重に近づいて…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんて」

 

 

 

俺はアクアの手をひいて走り出した

 

アクア「え?ええ!?」

 

カズマ「どうせ気配を消しても気づかれるだろうし、隠れても意味ない………なら!」

 

俺は空いた手を目の前の壁に向けながら

 

カズマ「『ライトニング』!」×6

 

壁にライトニングを当て壁に円形のヒビを作った

 

カズマ「向こうが何かする前にこっちから仕掛けるのみ!アクア!!」

 

アクア「え?」

 

カズマ「一緒に考えたコンビ技!あれ今使おう!」

 

アクア「!」

 

そう言うと俺はアクアの手を離して、離した手に魔力を込め

 

カズマ「『魔装』!『エンチャント』!」

 

魔装を使い、手に魔力を纏い、手の硬度を高め更にエンチャントで手に氷の魔法を纏って更に硬度を上げた

 

アクアの方を見ると手に光が集まっていった

 

俺とアクアは壁にぶつかる瞬間互いにヒビの入った壁を

 

アクア「『ゴッド』!」

 

カズマ「『ブリザード』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カズ・アク「「『ダブルインパクト』!!」」

 

殴って破壊した




ついにカズマとアクアのコンビ技発動!!
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