このふたりの男女に祝福を!   作:スカイハーツ・D・キングダム

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今回も6日で投稿できました。

意外とやれるものですね。


第53話 デッドリーポイズンスライムのハンス

カズマ「『ファイアボール』!『ライトニング』!」

 

俺はハンスに向かって中級魔法を浴びせたが

 

ハンス「ふははははははは!残念だが俺には魔法攻撃は無意味だ!」

 

ハンスの身体に当たった魔法は全てスライムの身体に飲まれてしまった

やはりスライムには魔法は効果はないようだ

 

だが

対策方法が無いわけではない

 

スライムとは言ってみれば液体に意思が宿った様な生き物

 

やつの身体は液体

と言う事は

 

カズマ「『ブリザード』!」

 

俺は今度はハンスに氷の中級魔法を放った

 

するとハンスはビクッとしてそのまま背後にバックステップで避けた

 

カズマ「やはりな、お前は魔法には強い身体を持っている。ただお前はスライム、身体は液体、と言う事は氷の魔法を当てればダメージは与えられないものの動きを封じて倒すことができる」

 

そう、身体が液体なら凍らせて身体を固体に変えちまえば後は割ってでもして倒せる

 

ハンス「なるほど、魔法を放ったのは無策なのではなく俺の弱点を知るためだったか、先程はお前を貧弱と言ったか訂正しよう、なかなか骨のある冒険者だなお前は」

 

カズマ「そいつは嬉しい褒め言葉だ、だが」

 

アクア「『セイクリッド・ターンアンデッド』!」

 

ハンス「ぐううううううう!!」

 

カズマ「相手は俺だけではねえぞ?」

 

アクア「アンタ相手では浄化魔法で倒す事はできないわ。けど、アンタの身体にある毒を少しでも浄化すればその分こっちにも勝機があるわ!」

 

ハンス「グッ、忌々しいプリーストが!」

 

そうハンスはアクアを睨むとアクアに飛びかかった

 

カズマ「重ねて言うぞ、相手は俺とアクアだけではない」

 

ダクネス「フッ!」

 

俺達に注意を向けたすきに

ダクネスがお得意の石投げ、ではなく岩投げをハンスの足に向かってやった

 

ハンス「ぐうおぉぉ!!」

 

突然岩を足に当てられぐらつき地面に倒れたハンス

 

そこを見逃すほど俺は間抜けではない

 

カズマ「今だめぐみん!撃て!!」

 

俺達がハンスをうまく気を引き、そしてうまく足止めする、そこへ爆裂魔法の詠唱を終えためぐみんがトドメを刺す

 

シンプルな作戦ではあるが成功すれば確実に勝てる作戦であった

 

ハンス「なッ!?なんだこの魔法は!?クソ!」

 

イタチの最後っ屁なのか知らないが毒を飛ばしてきたが飛ばした方向は俺達のいる場所とは見当違いなところだった為避けなかった

 

めぐみん「『エクスプロージョン』!」

 

めぐみんの爆裂魔法をハンスに命中した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カズマ「!」

 

だが俺はすばやくそばにいたアクアとダクネス引っ張り後ろから距離をとった次の瞬間

 

大きな紫色の腕が俺達をはらってきた

 

背後からは大きな魔力

 

なぜ気づかなかったのだろうか

 

仮にも魔王軍幹部、簡単には倒すことができない存在

だというのに

 

ダクネス「なッ!?」

 

アクア「そ、そんな…」

 

めぐみん「こんなことが……!」

 

俺達は後ろを振り返った

 

そこにはとてつもなく巨大なスライムがいた

 

いや、このスライムはハンス本来の姿だろうな

 

ハンス「おっと、今ので仕留められると思ったんだがな……作戦は悪くはなかった。だが、俺が爆裂魔法を食らう前に飛ばしたアレは、俺本体の意思を宿した身体の一部、俺は本体の意思が無事なら大部分を削っても生きられる……そしてこれがこの俺、ハンス様の本来の姿だ!!」

 

そう言って巨大化したハンスは、口を開けると身体の一部、猛毒の雨を降らしてきた

 

カズマ「『ウィンドカーテン』!」

 

アクア「『プロテクション』!」

 

俺は風のバリアを、アクアは光のバリアを使い、めぐみんとダクネスもろとも防いだ

 

カズマ「参ったなあ…人形サイズなら爆裂魔法で消滅させる事ができると思ったんだがな…」

 

ダクネス「まさか身体の一部を飛ばして生き延びるとは…」

 

めぐみん「参りましたね…今の爆裂魔法で私の魔力は空です」

 

カズマ「だが、種さえわかればどうにか対処できそうだが……」

 

アクア「……」

 

さあどうするか

めぐみんは魔力切れで爆裂魔法を撃てない

 

たとえ撃てたとしてもあのサイズのハンスを完全に消滅させるのは困難だ

 

どうにかして今のサイズを分断させて本体をやればあるいは

 

ああそれには爆裂魔法もいるしもう少し火力が必要なんだけどなどうしょうか

 

アクア「カズマ!」

 

カズマ「なんだアクア、今作戦立ててるとこなんだが(アクア)「使って」……なんだって?」

 

アクア「私の魔力を使って!」

 

カズマ「お前それってドレインタッチをするってことか?けどお前、リッチーのスキルの餌食にはなりたくないって…」

 

アクア「ええそうよ、今だって本当は嫌だわ。けど変な意地張ってこんなとこで死にたくないし何より、私のプライド一つのせいでみんなが死ぬなんて事にもなって欲しくないの!だから使って!私の魔力を!」

 

アクアが決意をした目で俺に言ってきた

 

カズマ「分かった」

 

そう言って俺はめぐみんとアクアの首元にすばやく握る

 

アク・めぐ「「ヒヤッ!」」

 

突然掴まれたことでふたりはびっくりした

 

めぐみん「い、いきなりなんですか!?セクハラですか!?こんな時にセクハラですか!?」

 

アクア「ちょっとカズマ!魔力を使ってとは言ったけど私の首を触れなんて言ってなああああああああああ!!」

 

カズマ「落ち着けふたりとも、今ドレインタッチでアクアの魔力を吸収してめぐみんに渡そうとしてんだよ。ドレインタッチは、心臓に近ければ近いほど魔力吸収の効率が上がるんだよ、少し我慢してくれ」

 

さて、これでどうにか魔力の問題は解決だ

 

後は、どうにかハンスの身体のサイズを縮めさせる、もしくは分断させれば

 

だができるか俺に?

 

中級魔法を使えるとはいえ俺は最弱職

本職の補正がないからどうしょうもない

 

どうすれば……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう考えていたその時

 

カズマ「!」

 

どうやら俺は本当に運が良いみたいだな

 

カズマ「……お前ら、今から俺が言う事をよく聞け」

 

俺はめぐみんに爆裂魔法が使える分を送って、自分にも魔力を送った

 

カズマ「3分だ。3分だけ俺が奴を引きつける、そしてできるだけ奴の身体を削る。お前達は俺が時間稼ぎをした後にすぐに奴と戦えるようにしておけ。アクア、お前は浄化魔法で少しは妨害してくれ、ダクネスはめぐみんの護衛を、めぐみんは奴の身体が爆裂魔法で倒せるくらいになったら撃て」

 

めぐみん「ま、待ってくださいカズマ、あなた一人でアレを相手にする気ですか…」

 

ダクネス「無茶だ!今だって四人で追い込まれているのにお前一人だけでは」

 

アクア「めぐみんとダクネスの言うとおりよ。カズマ一人じゃ死んじゃうわ!」

 

カズマ「お前ら………心配すんな、俺は死なねえよ。それにな……3分経てば、流れが変わる……ただその時、俺がどんな目にあってようと、絶対戦いをやめるなよ」

 

めぐみん「え?……それってどういう意味…」

 

カズマ「じゃあ行ってくる!」

 

俺はハンスの毒の雨が降ってない所に走り出した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カズマ「おいデカブツ!こっちだ!『ライトニング』!」

 

俺は魔法をハンスに向かって撃ち、ハンスを挑発する

 

ハンス「ほう、一人でこの俺に挑むか、よかろう。まずはお前からだ!」

 

ハンスはそう言って身体の一部を巨大な手に変え、俺をつかもうとする

 

カズマ「おっと、そう簡単にやられるかよ『ブリザード』!」

 

俺は強めに魔力を使い、ハンスの腕を凍らせる

 

ハンス「ぐうっぉ!」

 

ハンスは腕を凍らされた事で動きを止めた

 

カズマ「更に追い打ちだ!」

 

俺はそのすきをつき、ハンスの凍った足に向かって

 

カズマ「『魔装』!『エンチャント』!」

 

足に魔力を纏い、更にその足に氷の魔法を纏いそのまま

 

カズマ「『ブリザードブレイク』!」

 

凍ったハンスの腕にかかと落としをした

 

ハンス「ウォッ!?、おのれぇぇ」

 

たじろいだがハンスは新たに腕を形成してつかもうとしてきた

 

俺は上手く避けながら後ろに下がったが

 

カズマ「やべ、これ冬将軍の時の二の舞いじゃねえか」

 

後ろは崖だ

下は結構深いな

 

もしここから落ちれば助からないな

 

カズマ「時間を稼ぎつつ、どうにか少しでも削らなきゃいけねえな!?」

 

そう考えていた俺の足元が突然グラついた

 

俺の立っている場所は真後ろに崖

 

その立っている場所より少し前の地面から白い煙がでていた

 

よく見ると紫色の液体が……まさか!

 

ハンス「よく粘ったがお前はここで脱落だ。せめてもの情けで俺の毒で苦しんで殺すのはやめて代わりに落下死にしてやろう」

 

カズマ「て、てめぇ!」

 

ハンスの野郎

俺を掴むと見せかけて俺を崖まで追い込んで最後に地面を溶かして俺を落とそうとしてやがった

 

ああだめだ

 

もう落ちるなこれ

 

めぐみん「カズマ!」

 

カズマ「お前ら!俺の事は気にすんな!お前達は俺の指示どおりにやってくれ!後は任せたぞ!」

 

その言葉を最後に俺が立っていた地面が崩れて俺は崖の下に向かって落ちていった

 

アク・めぐ・ダク「「「カズマあああああ!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

めぐみん「そ、そんな……カズマが……」

 

ダクネス「クソ!」

 

私達のリーダーが奈落の底に……

 

アクア「死んでない…」

 

めぐみん「え?」

 

アクア「あのカズマよ!!ベルディアの死の宣告を受けても冬将軍に斬られてもカズマは死ななかったのよ!だからカズマは死んでなんかない!!なら私達はカズマが生きている事を信じてカズマの指示に従うまでよ!」

 

めぐみん「!」

 

ダクネス「!」

 

そう…でしたね…

 

カズマが…私達のリーダーがこのくらいで死ぬわけない

 

けどカズマが言っていた流れが変わるとは?

 

そう考えていたその時

 

 

 

 

 

 

 

 

???「ライト・オブ・セイバー」

 

どこからか聞いたことのある声と一緒に光の輪がハンスの身体を切り裂く

 

ハンス「ぐうぉぉぉぉぉ!?」

 

その声と魔法を放った主は

 

ゆんゆん「だ、大丈夫めぐみん、皆さん!」

 

私達に駆け寄ってきた

 

 

ああ

 

流れが変わるとはこの事ですか

 

めぐみん「いいでしょうカズマ。この紅魔族随一の爆裂魔法の使い手が、やってやろうではありませんか!」




次回【このふたりの男女に祝福を!】
第54話最後を決めるのは
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