このふたりの男女に祝福を! 作:スカイハーツ・D・キングダム
それからしばらくゆんゆん達と歩いていると
カズマ「あれ?めぐみん達だ…」
奥の道からめぐみんとダクネスと……見たことの無い娘ふたりを連れて歩いていた
めぐみん「あ、カズマ、アクア……それにゆんゆん、あなたも居たのですか……」
ゆんゆん「ちょっとそこでカズマさん達に会って……あ、ふにふらさんにどどんこさん!」
ゆんゆんがめぐみんのそばにいたふたりの……紅魔族の少女に声をかけた
ふにふらにどどんこ……ああ…こいつらが
ゆんゆん「カズマさんアクアさん、こちらはふにふらさんとどどんこさんです。私とめぐみんが里の学校に通っていた時の……と、友達です」
ゆんゆんの言うのを聞いて、ふたりもペコペコと会釈する
カズマ「そうか、君達がふにふらとどどんこか…」
ふにふら「わ、私達の事知ってるのですか!」
どこか期待するような目でふたりが見てきた
カズマ「ああ、知ってるよ…」
アクア「ゆんゆんに友達だとか言ってご飯代たかってたり、病気の弟の為にカンパして欲しいとか言ってたみたいね」
ふにふら/どどんこ「「!?」」
アクアがそう言うとふたりは驚きを隠せないでいた
今のアクアの話は、アルカンレティアでめぐみんが話していた事で、一緒にいたゆんゆんは複雑な顔をしていた
そして俺とアクアはふにふらとどどんこに詰め寄った
カズマ「なあなあ、ゆんゆんにたかって食った飯は美味かったか?」(笑顔で言う)ゴゴゴゴゴゴ
アクア「ゆんゆんの良心に漬け込んでお金を巻き上げて気持ちよかったかしら?」(笑顔で言う)ゴゴゴゴゴゴ
俺達にビビっているのか、ふたりが後退りした
ダクネス「お、おいめぐみん……あのふたりはどうした。なんだか様子が変だ」
めぐみん「……完全に保護者化してますね……」
ふにふら/どどんこ「「ヒッ!」」
そして俺とアクアは最後にふたりの肩に手を置き
カズマ/アクア「「二度と俺の(私の)友達にたかる(んじゃないわよ?)なよ?…いいな?/いいわね?」」(笑顔で威圧をかける)ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ふにふら/どどんこ「「ご、ごめんなさい…」」
まあそれから何事もなく俺達は里の茶屋(日本風)に寄って茶を飲みながらめぐみん達の学生時代の話を聞いていた
曰く、めぐみんは実家の貧しさ故にしょっちゅうゆんゆんに弁当をかけて勝負をして弁当をぶん取った
曰く、身体検査では発育勝負をして、『コンパクトで世界の環境に優しい女』という内容で勝負を挑み勝った
曰く、ポーション造りの授業で、材料となるモンスターを問答無用で殺し、クラスメイトにトラウマを植え付けた
曰く……
カズマ「お前……」
俺とアクアとダクネスはめぐみんを見た
めぐみんは気まずそうに顔を背けた
めぐみん「し、仕方が無かったんですよ…家庭がアレでしたので……」
カズマ「いやゆんゆんと勝負をして弁当を取るとかはまだいい(本当は駄目だが)、けど後半のアレはねえな。初めからゆんゆんが負ける勝負ばかりしゃがって……ちゃんとした勝負ならゆんゆんが勝てるだろ」
めぐみん「ほう…そんなに言うなら今からゆんゆんと勝負しますよ。勝負の内容はゆんゆんが決めてください。それなら文句はないですよね?」
ゆんゆん「言ったわねめぐみん!……でも何で勝負を決めようか…」
めぐみん「何でもいいですよ?私はもう、勝負事に拘るほどに子供でもないですから…」
俺は思わず嘘付けと言いたくなったが敢えて黙った
ゆんゆん「そういえば昔、発育勝負をしたわね。子供じゃないなら、もう一回あの勝負してもいいわよ?」
そんなゆんゆんの挑発にめぐみんは…
めぐみん「いえ、子供じゃないというのは…別の意味で子供じゃないってことですよ」
ゆんゆん「?」
あ……コイツが何言うのか分かった気がした
めぐみん「だって……私はもう……ここにいるカズマと一緒に……夜を共にする様な間柄ですから…」
アクアを除いた全員「「「「!?」」」」
アクア「あー…」
やっぱり言いやがったな…
てかアクアの反応を見るに、アイツは察しているな。助かる、流石は一番付き合いが長いだけのことはある
それに引き換え…
ダクネス「な///ふ///ふたりはもう///大人の階段を登ったのか///」
ウチのムッツリ娘のダクネス…略してムツネスはご覧の通りだ
……それにしてもこいつ……俺をネタにこの勝負勝とうとしてやがるな………そうか…
カズマ「ああ…お前の言うとおりだなめぐみん……」
アクア「(あ、良からぬことを考えている顔をしてるわね)」
お前がその気なら……乗ってやるよ……ただし
・・・・・・・・・・
カズマ「お前ったら全然寝かせてくれなかったからな…」
お前の尊厳と引き換えにな
アクアを除いた全員「「「「「!?」」」」」
カズマ「それにしても初日のアレは無かったなあー、『襲わないですか?』って、アレ襲ってくださいと言ってるようなものだからな?」
めぐみん「アッ///」
カズマ「いやー、めぐみんがあんなムッツリスケベだとは思わなかったなー………」
俺の言葉を聞いてムツネスとゆんゆん達紅魔族が大きく反応する
ゆんゆん「う…嘘よね?……めぐみん…」
ふにふら「あ、あの魔法にしか興味がなかっためぐみんが……う、嘘よね?…」
どどんこ「そそそ、そうよね?……オシャレとかには無頓着だっためぐみんがまさかね……」
ムツネス「カ、カズマ……ど、どうなんだ?……」
俺はそれに答えようとしたがめぐみんの方を見た
めぐみんがまるで、これ以上はやめてくださいと言わんばかりのアイコンタクトを飛ばしてきたがあえて無視して
カズマ「そんなに心配せずとも、親に挨拶したり、一緒の布団でモゾモゾ(めぐみんが)したり、そんな関係なだけだ……」
アクアを除いた全員「「「「「!?」」」」」
今ので更に反応した
カズマ「ああでも…」
めぐみんがもう顔を赤くしてやめる様にアイコンタクトを飛ばしてきたが当然無視して
カズマ「夜のコイツは豹変するぞ」
トドメを刺す
ゆんゆん「あ…」
ふにふら「あ…」
どどんこ「あ…」
ゆんゆん「ああああああああ!!き、今日の所は私の負けにしといてあげるわあああああ!!」
ふにふら「み、認めないわ!!めぐみんが私達よりも速く大人になったことなんて!!」
どどんこ「みとめないからねええええええ!!」
ショックを受けた3人は走り去って行った
そして俺は
カズマ「めぐみん…」
肩をプルプル震えさせているめぐみんの肩に手を置くと
カズマ「俺をネタに使って完全勝利するなんて百年早えよ」
この日めぐみんは悟った
ゆんゆんには勝てても、目の前の男には絶対に敵わないと…