このふたりの男女に祝福を!   作:スカイハーツ・D・キングダム

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第5話 バイトと日課と準備

先輩「おーし、今日はここまでだ!もう上がっていいぞ!」

 

先輩の声に俺とアクアは作業をやめる

 

親方「ほら、今日の日当だ」

 

親方が渡してきた今日の分のバイト料を受け取って

 

カズマ「はい、ありがとうございます」

 

アクア「今日までありがとうございました」

 

それぞれ礼を言った

 

親方「良いってことよ。それよりお前ら今日までなんだよなあ。どうだ、よかったら二人共ウチで正社員にならないか?」

 

親方の言葉を聞いて

 

カズマ「ありがたい申し出ですが、俺達冒険者の仕事があるのでお断りします」

 

俺はそう答える

 

親方「そうか、でもいつでもウチは歓迎してるからな!」

 

俺達は親方達に改めて一礼をして工事現場を後にした

 

アクア「いい人たちだったわね」

 

カズマ「ああ」

 

俺とアクアはここ5日間、土木工事のバイトをしてた

 

アクア「でもこれで装備が買えるくらいのお金は貯まったのよね」

 

そう、俺達はバイトをして金を貯めていた

 

それは

 

 

 

 

 

 

 

 

5日前

 

 

カズマ「これで登録は終わったがこれからクエストを請けるのはオススメしないな」

 

アクア「え、何で?」

 

俺の言葉にアクアは聞いてきた

 

カズマ「理由は3つ。まず俺達は装備がない。」

 

最低限の装備もない今の状態でクエストを請けるのは危険すぎる

他のチート持ちの日本人は神器や能力など、とにかく初めから強いから問題ないだろう

けど俺達はそんなものない

 

カズマ「次に俺はこの街の、正確にはこの世界のモンスターの事をよく知らない」

 

この世界は異世界。俺の世界のゲームに出ているモンスター以外のもいるだろう。情報が無いのも危険

 

カズマ「最後に、俺は戦闘経験が無い」

 

これが一番の問題

どんなに高いステータスを持ってたとしても戦闘経験の無い素人が討伐クエストを請けるのも危険

 

カズマ「今ある金では装備を買うのに足りない」

 

アクア「じゃあどうすればいいのよ」

 

カズマ「そこで提案、2週間ほどバイトする。それで」

 

アクア「え〜、働くの?もう少し楽にできないの?」

 

俺が話している最中にアクアが嫌そうに答えてきた

 

カズマ「甘ったれるんじゃねえ!!楽して生きれると思うな!」

 

アクア「は、はい、すみません…(涙)」

 

俺の怒鳴り声を聞いてアクアが涙目で返事してきた

 

カズマ「そのバイトする2週間の間に街の図書館や、ギルドにいる冒険者達からいろいろ聞いて来る。あと、俺は誰かから、戦い方を教えてもらうことにする」

 

俺の提案を最後まで聞いて

 

アクア「分かったわ。私働く。今まで天界での仕事しかした事が無かったから楽しいかもしれないし」

 

アクアは納得したように答えてきた

 

カズマ「じゃあそうと決まれば、バイト探すか」

 

こうして俺達は土木工事のバイトを5日間してきた  

 

その間俺は、元ソードマンという本屋のじいさんから戦い方、剣の使い方を学んだ

教えて貰う合間にこの世界にいるモンスターの事が書かれた本を読んだ

 

店の商品だったからじいさんに怒られたけど

おまけに買わされる羽目になった

 

朝から昼までの間にじいさんに修行の稽古をつけてもらって、その後に夕方まで土木工事のバイトをする。その後はその日の日当を貰って、街の大衆浴場に行って汗を流す。浴場から出たら、浴場入り口に売ってある牛乳を2人分買ってアクアと沈みゆく夕日を眺めながら飲み、ギルドで注文をして晩ごはんを食べる

食べ終わったら、馬小屋に帰って寝るの毎日を過ごした

 

 

 

 

 

 

 

 

現在

 

カズマ「意外と充実した5日間だったな」

 

アクア「ええ、まさかここまでやりがいがあったなんて思わなかったわ」

 

カズマ「それは思った」

 

俺達は今日も街の大浴場に行って汗を洗い流しに行こうとしたその時だった

 

チンピラ「おうおうそこのおまえ、可愛い娘と二人っきりでイチャイチャしてんじゃねえよ」

 

後ろから俺に罵声が飛んでくる

 

俺は気になって振り返ると

金髪の冒険者なのかチンピラなのかわからないやつがいた

よく見ると顔が赤いな

たぶん酔ってるんだな

 

カズマ「イチャイチャって、ただ自分の相棒と話してただけだろ。酔っぱらいは早く仲間の所に帰れ」

 

チンピラ「うるっせー、それがイチャイチャしてるっていうんだ。気に入らねえ、新人の癖にいい思いしてんじゃねえよ!」

 

チンピラがそう言うと飛びかかってきた

 

アクア「カズマ危ない!避けて」

 

俺は飛びかかってきたチンピラのパンチを上半身を少し後ろに動かして避けて

無防備になった腹に一発パンチを叩き込むとすぐにチンピラの顔を殴って、足を引っ掛け地面に倒して倒れたチンピラの顔に足を踏みつけようとしたが寸止めで止めた

 

カズマ「これ以上やるならこのまま鼻の骨が砕けるくらいの力で踏みつけるぞ。それが嫌ならさっさと帰れ」

 

俺がそう言うとチンピラが痛そうに腹を抑え

 

チンピラ「覚えていろよ、畜生!何なんだおまえ、新人の癖にこのダスト様をコケにしやがって!」

 

なんか、負けた小悪党みたいなセリフをはいていなくなった

 

カズマ「ふう〜、余計な汗流しちまったな。うん?どうしたアクア?そんな鳩が豆鉄砲食らったみたいな顔をして」

 

俺はさっきから黙ってるアクアに話かけた

 

アクア「な、何なのよあんた!酔っぱらいとはいえ、たぶんあんたよりレベルが上のチンピラをあっさりと倒すなんて」

 

何か驚いた様子のアクアが話てきた

 

カズマ「あれ?言ってなかったか?俺素手の喧嘩負けたことないんだ」

 

そう、俺は殴り合いのたぐいの喧嘩は負けたことが一度もなかった

ある時期荒れていた時があったがその時地元の不良共と殴り合いをよくしてた

おかげで地元の不良共から《ジャージのカズ》なんて変な呼び名がついてしまった

 

カズマ「それより速く風呂に入りに行くぞ」

 

アクア「あ、まって」

 

俺達は街の大浴場まで走っていった

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