このふたりの男女に祝福を!   作:スカイハーツ・D・キングダム

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はい。周1投稿のつもりでしたが受験勉強で遅れてしまいました。

しばらくの間投稿ペースが遅くなると思います。

ご理解頂けたら幸いです。


第69話 約束と正体

 

カズマ「―――以上が、俺の考えた作戦だ。上手く行けば、俺達はほぼ何もする事なく、災厄達を倒すことができる」

 

その夜…ギルドに戻った俺は、バニルが渡してきた魔道具を持って、デストロイヤーとクーロンズヒュドラに対抗する為の作戦を伝えた

 

カズマ「デストロイヤーがアクセルへの到着予定時刻は夜明け頃だ。今のうちに休めるだけ休んでおけ、俺からは以上だ」

 

俺はそう言ってギルドから出ていく

 

ミツルギ「佐藤!」

 

ギルドから出た直後、俺はミツルギに声を掛けられる

 

カズマ「御剣……魔剣は帰ってこれたみたいだな」

 

そういえばコイツ…ベルディアがアクセルに攻めてきた時なぜ来なかったのか…

 

ミツルギ「あ、ああ…それが、魔剣はアクア様に売られた後、王都の方に流れ着いたみたいで、丁度デュラハンが攻めてきていたから急いで王都行きのテレポート屋に行って魔剣を取り戻そうと……恥ずかしながら…魔剣を持ってないと戦力にはなれなかったから…」

 

……うん、どう考えてもウチ(というか全部アクア)のせいだな

 

カズマ「そ、そうか……ウチのバカが本当にすまん…」

 

ミツルギ「あ、い、いや…僕は全然気にして無いから…むしろよく魔王軍幹部に勝てたと思ったよ。あの後3名も倒したんだってね……同じ転生者なのに……どこでこう…差がついたんだか…」

 

カズマ「勘弁しろよ……こっちはむしろなんでこう……強敵とのエンカウント率が高いのか悩みどころなんだからな……」

 

ミツルギ「は…ははは……そんなこと無いだろ……って言いたいのに今の状況のせいで…あながち間違えてないと思えてくるな…」

 

カズマ「……まあ、なるようにするさ……お前も明日に備えて眠っとけ……」

 

そう言って屋敷に帰ろうと歩き出した

 

ミツルギ「あ、佐藤!」

 

が、ミツルギに呼び止められた

 

ミツルギ「その……この騒動が無事終わったら……僕の相手をしてくれないか?」

 

カズマ「……」

 

ミツルギ「魔剣を取り戻した後も、とにかく強くなれるように、散々鍛えた……多分今なら君にも勝てると思う!!」

 

カズマ「……ほう…言ってくれんじゃねえか……この魔王軍幹部と戦いぬいた俺に勝てると……」

 

俺は軽く体から魔力を流す

 

魔力に敏感な奴や感覚が優れた奴ならこれで反応する

 

ミツルギ「!」

 

お、少し動いたな……なるほど……修行で感覚が敏感になったか…

 

カズマ「なら…その自信……俺が叩き割ってやるよ…」

 

ミツルギ「!…それは…僕の勝負を受けるって事で、いいんだね?」

 

カズマ「ああ………騒動が終わった後なら…いつでも相手になってやる……精々…魔剣の刃を研いどくんだな…」

 

そう言って今度こそ屋敷に帰った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

△△△△

 

カズマ「さて…そろそろか」

 

俺はベットから降りて自室を出ると

 

カズマ「おい!さっさと起きろ駄女神!」

 

未だに寝てる青髪を叩き起こす

 

アクア「グェ!」

 

そして俺はめぐみん達の部屋に行ったが、どちらも起きて準備をしていた

 

あー、これはアイツの準備の手伝いしなきゃならないパターンか…着替え出して顔を洗わせて……親か俺は

 

カズマ「さて…時間もそんなに無いな……朝食は目玉焼きとトーストとドレッシング入りのサラダでいいか…」

 

とにかくここからは時間との勝負

そう考えながら俺は…準備した朝食を口にかきこんだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

△△△△

 

カズマ「……見えてきたな…」

 

ダクネス「……そうだな…」

        ・・

俺たちの視界に…ヤツの姿が見えた

 

数々の国や街を滅ぼした災厄……機動要塞デストロイヤーが……

 

カズマ「所でダクネス……一つ聞きたい」

 

ダクネス「なんだ?」

 

カズマ「お前がこの街を守る理由はなんだ?」

 

ダクネス「……そんなの決まっている……私がクルセイダーだからだ……クルセイダーは、誰かの盾になり…誰かを…街を守る……それが義務だからだ……」

 

カズマ「……本当にそれだけか?」

 

ダクネス「……どういう意味だ?」

 

カズマ「いや……自分がその職業に就いてるから守るって……それだけが理由ではないんじゃないかなあって思ってさ……………なあ…そこんところどうなんだダクネス……いや、こう言うべきか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダスティネス・フォード・ララティーナさん?」

 

ダスティネス……それはこの国の懐刀と呼ばれる大貴族の家名……そしてコイツは…そこの令嬢ということ

 

ダクネス「……いつからだ?……いつから気づいてたんだ?」

 

カズマ「…割と前からだな………あれは…」

 

と、俺はなぜダクネスの正体に気づいてたのか話した

 

あれはまだ…ダクネスが仲間になる前の事だ

 

当時…まだバイトをしていた時期だ……俺は、クエストには行かなかったが依頼内容を毎日の様に見ていた

 

そこには駆け出しでは達成できないような物があったが、俺はあるクエスト内容に目が行った

 

『見合いを嫌がり家出したお嬢様の捜索』

 

と、人探しの依頼だった

 

依頼完了すれば百万エリスも手に入るという…へえ〜それなら俺にもできるのでは?と思ったが…結局やらなかった

 

それから程なくして……めぐみんとダクネスがパーティーに入った時…あの依頼に書かれていた件のお嬢様の特徴を思い出した

 

『純血の貴族の証である金髪碧眼で髪を後ろでまとめており、顔は絶世の美女』

 

そう書いてあった

 

まあ確かに美女だし金髪碧眼だが……

 

そしてコイツを見て思ったことがあった

なぜ、この目の前の奴に誰も気づいてないのか……

 

まあよく考えたら…貴族のお嬢様が冒険者やってるなんて誰が思うのだろうか……木を隠すなら森の中、人を隠すなら人の中とはよく言ったものだ

 

カズマ「後は……やたら世間知らずな所もあったからさ……とまあそんな所だ」

 

ダクネス「……私はクルセイダーであり貴族だ…住民を守るのは貴族としての義務だ…それと…………なぜ、それを知っていて…今までずっと黙っていたのだ?」

 

カズマ「そうだな……まあ家出した理由が理由だからじゃないからかな?」

 

ダクネス「?」

 

カズマ「誰だって、自分が決めた相手と結婚したいだろ?お前の見合い相手は、自分の理想とは違っていたから見合いを嫌がって家出したんだろ?」

 

ダクネス「カズマ………」

 

カズマ「ま、俺に言わせてみれば…自分の人生や生き方は自分で決めろって話だな」

 

ダクネス「フッ……お前は私が貴族だと分かっていても変わらないのだな」

 

カズマ「そりゃあそうだろ……貴族のお嬢様のララティーナは知らないが……俺達といる時のお前は…パーティー1の、いや…アクセル随一の変態クルセイダー、ダクネスだからな」

 

ダクネス「……めぐみんの言ったとおりだな」

 

その時のダクネスの顔は

 

ダクネス「カズマのパーティに入った事は………絶対に間違ってなんかなかった……そして……私は……自分のパーティの仲間に、とても恵まれている!」

 

これまで見たことも無かった…最高の笑顔を見せた

 

カズマ「さて……そろそろ向こうもやって来る頃かな…」

 

俺はそう言って…魔道具の鏡を取り出す

 

ダクネス「カズマ…」

 

カズマ「うん?」

 

ダクネス「必ず……この街を守ろう!」

 

カズマ「!……ああ……当然だ!」

 

そうして俺達はデストロイヤーの目の前に鏡を向ける

 

カズマ「さっさとやれよ…お前ら……」

 

 

 

 

 

 

カズマ「それはそうとお前…めぐみんと同じ様な事言ってるが…オリジナルにかけてるからな?セリフが…」

 

ダクネス「カズマ……それは指摘して欲しくなかったぞ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

△△△△

 

一方その頃アクア達は

 

めぐみん「ア、アクア!!来てますよ!来てますよ!早く鏡を!」

 

アクア「そんな余裕無いわよ!!」

 

現在アクア達は逃げている

 

クーロンズヒュドラ「GAOOOOOOOOOOO!!」

 

クーロンズヒュドラから

 

カズマ達と別行動をとっているには訳があった

 

アクア「あんの糞悪魔!!こんな使いどころが難しい魔道具なんて渡してきちゃって!!後で滅ぼしてやろうじゃないの!」

 

この鏡の魔道具…2つの鏡が対になっていて……片方の鏡で押し込んだ生き物、物をもう片方の鏡に移すというものだ…

 

ならさっさとクーロンズヒュドラに鏡を押し込めって話に見えるが…

 

アクア「鏡に押し込む前に私が食べられるわよ!!」

 

首が8個もあるヤマタノオロチモドキことクーロンズヒュドラ相手にそれは難しい

 

アクア「ああもう!!こうなったら!」

 

アクアは立ち止まると

 

アクア「これでもくらいなさい!」

 

持ってた鏡をクーロンズヒュドラに投げつけた

 

 

 

 

 

……投げつけた!?

 

めぐみん「な、何やってるんですか!?それこの戦いの作戦の要の」

 

めぐみんがそうアクアに言うが…

 

次の瞬間…クーロンズヒュドラに当たった鏡から光が出たかと思うと…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クーロンズヒュドラを飲み込んで地面に落ちて割れた

 

めぐみん「……そんなのってありですか!?」

 

 

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