このふたりの男女に祝福を!   作:スカイハーツ・D・キングダム

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第70話 巨大対戦

めぐみん「あの…カズマ……」

 

カズマ「なんだ?」

 

めぐみん「私……今日ほど……生きていて良かったと思える日はありませんよ!」

 

カズマ「……気持ちは分かる」

 

現在

俺とダクネスは、合流したアクアとめぐみんと共に

アクセルを囲う壁の上に立っている

 

今俺たちの目の前では、アクアが送り込んだクーロンズヒュドラが、機動要塞デストロイヤーと衝突している

 

デストロイヤーは、その機体から飛ばすミサイルの様な物とその硬い装甲でクーロンズヒュドラを追い込もうとしている

一方のクーロンズヒュドラは、頭を潰されてもすぐに再生し、八つの首に生えている頭からブレスや魔法弾を出して反撃している

 

映画のワンシーンにありそうな光景が広がっている

 

……ポップコーン食いたいな

 

カズマ「う〜ん……デストロイヤーが少し押してるな、やっぱあの結界が一番の強みか」

 

デストロイヤーに常時展開している結界が、クーロンズヒュドラの攻撃を抑えている

 

カズマ「アクア…デストロイヤーの結界破ってくれ」

 

アクア「はいはい…あの結界破るの面倒なんですけど…」

 

カズマ「そう言うな…報酬金、お前の取り分多めにしてやるから」

 

文句を言いつつもアクアはデストロイヤーに杖を向けると

 

アクア「『セイクリッド・ブレイクスペル』!」

 

アクアの周囲に複雑な魔法陣が浮かんできたかと思えば、白い光の玉がデストロイヤーに向かって撃ちだした

 

デストロイヤーにぶつかった光の玉は、デストロイヤーの巨大な薄い膜の様な物とぶつかり合いをしたが…ついには粉々に砕け散った

 

その瞬間

 

それまでデストロイヤーに押され気味だったクーロンズヒュドラの攻撃が、デストロイヤーに命中していき、デストロイヤーにダメージを与えていく

 

ダクネス「このままいけば、どちらが勝つと思うか?」

 

めぐみん「そうですね……デストロイヤーは見ての通り、頑丈な装甲をしてますし…クーロンズヒュドラは頭を全て潰さなきゃ死なないですし……」

 

カズマ「まあ…どちらにしろ……勝ったほうが俺達と戦うことになる………これがなきゃな」

 

そう言って俺は、持ってきた風呂敷を開ける

 

中身は

 

カズマ「まさか、この街に流れ着いてたとはな……レールガン」

 

そう…紅魔の里で散々探し回ったのに見つからなかったレールガン……それがアクセルの……ウィズの店にあった

 

実はあの鏡の魔道具の後に見せてきてこれも渡された

 

なぜウィズの店にあったのか聞いてみた、バニルが見通した所によると、元々このレールガンは昔、里の紅魔族が管理していたらしいが、里に盗みに入った輩が居たららしく、盗まれたそうだ

ただ盗んだはいいが使い方がわからなかった為、結局捨て値で売り、そこから長い年月かけて

ウィズの店に流れたようだ

 

しかもバニルのやつ…こうなる事も含めて見通してたらしく…敢えて取っといて俺に渡してきた

 

アイツの手のひらの上に立ってる感が半端ないがこの際目を瞑る

 

さて……デストロイヤーもクーロンズヒュドラもだいぶ消耗していったか…

 

カズマ「……コイツでフィナーレといくか」

 

俺はレールガンを持ってデストロイヤーとクーロンズヒュドラの方に向ける

 

カズマ「めぐみん…頼むぞ!」

 

俺はめぐみんの方に目を向けて言った

 

めぐみん「任せてください!この紅魔族随一の爆裂魔法の使い手に任せてください!!」

 

そう言うとめぐみんは魔法の詠唱を始め

 

めぐみん「『エクスプロージョン』!」

 

そう言って魔法を放つ……すると、爆裂魔法の光は、レールガンに発射口に吸収され……

 

カズマ「よし…装填完了……さあ、人類に害をもたらす災厄共……これで、ジ・エンドだ!!」

 

俺はレールガンの引き金を引く

 

すると、物凄い衝撃と共にレールガンの発射口から一直線上に光線が走る

 

その光線は、クーロンズヒュドラとデストロイヤーを飲み込み……過ぎ去っていった

 

後に残ったのは……クーロンズヒュドラの焼き焦げた死体と、デストロイヤーの残骸のみだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

△△△△

 

翌日…ギルドに呼ばれて来た俺達は、その周りの空気に違和感を覚えた

 

仮にも災厄と称される賞金首を仕留めたのだから、もう少し活気のある空気のはずだ

 

しかし、今この場の空気は……どこか緊張感が漂う

 

多分その原因は…中心に立ってる奴らだろう

 

ふたりの騎士を従えた、黒髪ロングの眼鏡女性

 

こいつの目はまるで、親の敵を見るかの様なものだった

 

黒髪眼鏡女「冒険者サトウカズマ!貴様には現在、国家転覆罪の容疑が掛けられている!自分と共に来てもらおうか!」

 

カズマ「は?」

 

アク/めぐ/ダク「「「はあ!?」」」

 

 

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