このふたりの男女に祝福を!   作:スカイハーツ・D・キングダム

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第6話 最初からハードモード

カズマ「何なんだあの人だかりは」

 

今日俺とアクアはついに初クエストを請けに冒険者ギルドに来てみると

 

ギルドの中はたくさんの冒険者達が騒いでいた

 

冒険者1「くそ、最悪な状況だ」

 

冒険者2「まさかあの《魔剣》の兄ちゃんまでやられるとは」

 

俺は気になって近くにいた冒険者に聞いてみた

 

話の内容を聞いた俺は思わず顔をしかめた

 

話の内容はこうだ

 

最近この街の森に上級悪魔が現れたと言う

そいつのせいで既に十数名の冒険者達が重症を負っているという

今の所は死人は出てないもののそれも時間の問題だという

そこで王都から魔剣を使うソードマスターをこの街に呼び、上級悪魔を倒そうとしたが

悪魔の方が強く、その王都から来たソードマスターは負けてしまったと言う

幸い死んではいないがしばらくの間は戦えないほどの大怪我を負ったようで、現在この街にある教会で治療中だと言う

 

カズマ「確かに最悪な状況だな」

 

冒険者3「ああ、しかも話によるとその悪魔、実力は魔王軍の幹部クラスの強さを持ってるみたいだ」

 

これはのんきにしてる暇はないな

 

カズマ「なあ、今その悪魔を討伐するクエストって、来てるか?」

 

冒険者3「うん?ああ、来てはいるがまさかとは思うが請けようとしてねえよなあ?

なら悪いことは言わねえからやめときな、あの《魔剣の勇者》を倒しちまうような奴に勝てねえって」

 

俺の質問にこの冒険者は答えるがすぐ俺のやろうとしてる事を読んで先に答えてきた

 

冒険者3「ましてやお前は最弱しょ……いや、なんでもねえ」

 

続けて何か言おうとしたがすぐにしゃべるのをやめた

 

カズマ「……分かった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カズマ「ちっ、また矢を無くしたか」

 

あの後俺は、今ある依頼を確認しに掲示板を見たが

件の上級悪魔のせいでクエストを請けることができないでいたため、俺は昨日買った弓と矢を持って街の森で矢を当てる練習しに来た

ちなみにアクアはギルドに運ばれて来た怪我人の治療のため今ギルドに残っている

 

カズマ「やっぱり《アーチャー》のスキル《狙撃》を覚えないと成功率が大きく変わるのかねえ〜」

 

持ってきた矢は全部で20本だが、もう残り1本しか残ってない

最初は真剣にやってはいたが途中から無茶苦茶に矢を放つようになったため、19本もなくしてしまった

 

カズマ「……アイツ」

 

俺はあの冒険者が何を言おうとしてたのか分かる

 

俺の職業《冒険者》は本来なら戦う才能もない奴がなる言ってみれば弱職、負け職のようなもの

 

カズマ「ルナやアクアがあの時止めようとしたのは、上級職になれるのにわざわざ最弱職にしようとしたからだけじゃなかったのか」

 

あいつは、いやたぶんこの世界の住人は冒険者(弱)のことを低く見てるってことなのか

 

カズマ「せっかく決めた職業だが、これはジョブチェンジも考えなきゃなあ」

 

そう考えていると

 

カズマ「!?」

 

森の外から何か大きな音が聞こえてきた

 

カズマ「なんだこの音はどわ!?」

 

次の瞬間俺の目の前を稲妻が通って行った

後少し前に出てたら当たっていただろうな

 

カズマ「一体何が起こってるんだ!」

 

俺は急いであの稲妻が来た方向に向かって走っていった

 

30秒ほどして俺は森と草原の境目まで来てみると

 

カズマ「何なんだあれは!」

 

俺は目の前の光景を見て驚いていた

別に自分の目がいいわけではないが俺のいる場所から3、40メートル先に黒い物体が見える

4、5メートルの巨体で、コウモリのような翼を持ち、見る者に恐怖を感じさせるような禍々しい感じをさせる

 

その姿は

 

カズマ「アイツが、例の悪魔か!」

 

そう、まさに悪魔

 

そして現在その悪魔は目の前にいる冒険者達と戦っている最中だった

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