龍球は幻想を抱いて 幻想は龍球に願いを   作:ツーと言えばカーな私

4 / 6
最初は霊夢視点から始めます。
いつのまにか、悟星視点に変わりますけど、変わり目が可笑しい時あるので、一応言っておきます。

まだ日常編は続きそうです。


第3話

かなり前に、ブルマ達にドラゴンボールを預け、それからしばらく月日が経った頃。

しばらくの間は、壁の修理代で使ったお金のお釣りがかなり返ってきたので、裕福な暮らしをしていた。流石に神社を改築するとかは無理だが、食生活はかなり安定していた。

 

ああ…あの頃とは違うちゃんとした肉の食感……。

 

と当初は涙を流しながら感激していたのだが。

 

そしてそんなある日、雲一つない、晴天に恵まれた空が、急に黒い雲に覆われ何事だと思ったが、直ぐにその空はまた青空を取り戻した。それから直ぐに光る小さな流星群の様なものが自分の神社に落ちてきた。

急いで、そっちに行ってみるや、台座の上にドラゴンボールがあった。

いや、ドラゴンボールと言うよりはただの石ころ。

ああ、だから天井そこだけ変に空いてたのね…と思ったりしたが直ぐにその石ころに注目を戻す、その石を持ってみると本当にただの石ころだと分かった。

ただ偶然に落ちてきたとは考えにくいし、前に貸したドラゴンボールと形状が似ている事が分かり。

それに、さっきの空のことも考えれば、これは力を使ったドラゴンボールだと言うことがわかる。

 

「願いが叶ったのね…でも、本当にここに帰ってくるとは思わなかったわ」

 

それに、ただの石ころだとしてもあの速度では、隕石並みの威力の筈なのに台座が壊れないのは不思議である。

 

まあいいや、と考えを放棄して、ただいつも通りに神社の掃除だったり、縁側でお団子を食すだけ、それが霊夢なのだ。

 

 

それからまたしばらくして…

 

「霊夢ー!遊びに来たぜー!」

 

「あら魔理沙じゃない」

 

魔理沙とは皆の知っている通り、霧雨魔理沙である。

しかし、彼女は本作品では普通の魔法使いではない。普通の地球人だ。

そう、ただ博麗神社の鳥居の向こうに広がる村の娘。

最近では、霊夢と同年齢の村人は少なくなっているし、同年齢の者たちはドラゴンボールの存在を否定的だが、魔理沙だけは信じており、良く神社に来る。

因みに、魔理沙の戦闘力は3だ、本当にただの村娘に過ぎない。が、努力の結晶体とも言える様な努力家である。知識面では、博識で、更に己の苦手なものを克服し、面倒臭いことを率先してやったりするめんどくさがり屋な霊夢とは真逆な良い子だ。それまでに、力を特に求めてはいなかったが、ある時に霊夢が自分よりもふた回り、いやそれよりも大きい岩を砕いたのを目撃した時に、その力に憧れた。

その時目撃したのは気のコントロールの一種のトレーニングだったのだが…。

 

だから、良くここに来て、霊夢に修行をつけてさせてもらうのだ。

実際のところ来て間もなく技術では向上しているものの、肉体トレーニングはしていない為、戦闘力はそんなに肥大化してはいないが、このまま続けば大きく成長していくだろうと霊夢は思っていた。

 

そして、今日霊夢が魔理沙に気の概念を教えていた時、突如後ろから大きい気が二つ現れた。

 

「……紫と悟星ね…」

 

小声でそう言い、ちょっと顔を歪ませる。いつも突発的に来て、それぞれが面倒な性格だから疲れるったらありゃしない。そんな愚痴を心の中で嘆くが、本人達には聞こえない。

 

「何だ?あの二人?急にあそこから現れたように見えたんだけど?」

 

「私の古い友人よ」

 

「久しぶりね、霊夢…あら?その子は誰かしら?」

 

「霊夢姐、久しぶりだな」

 

「本当に誰なんだぜ?」

 

話しかけてきたのは紫と悟星、いきなり現れて、魔理沙は困惑状態である。

因みに何故、悟星が霊夢の事を霊夢姐と呼ぶのかだが、ただ単に力量の関係が霊夢の方が上だからである。

 

「なあ、お前って霊夢姐の友達?という奴なのか?」

 

「私か?まずそのお前って言うのやめろよな、私は霧雨魔理沙だぜ!」

 

困惑状態ではなかった、早くも状況に慣れたようである。流石に適応能力高すぎやしないか?

 

「そうか…悪かったな…………霊夢姐に友達が…」

 

まるで、霊夢に今まで友達が出来ていなかったような口ぶりであるが、その通りである。神社の巫女でいる以上、最低限の外出はしてはならないのだ。それに神社来るのは高齢者が殆ど、偶に土地を売ってくれという不届き者まで出たのだ。

今の年齢で、お年寄りを友達とは言い難いし、土地の売買を企むような奴には到底友達になれない。というか来ないで欲しい。

同年齢の者たちも余りドラゴンボールの伝承を信じていなく、全く来ない。

霊夢の友人は悟星が初めてで、魔理沙が二番目なのだ。因みに、紫は霊夢の事は友達というよりは、友達の娘という感覚である。

 

「その言い方辞めなさいよね!」

 

「それじゃ、挨拶した事だし、先に私は帰るわよ、送りだけ頼まれたし」

 

「ああ、ありがとう紫姉」

 

紫は霊夢と一緒に一杯酒を飲みたかったが、同年代のお客がいると言うのは珍しい事なので、年長j…「あ''?」少し上のお姉さんは帰る事にした。

というか、まだ20もいっていない霊夢が、酒飲んでも良いのか?と思えるが、そもそもこの世界には法律で年齢制限が緩すぎるのだ。3年に一度開かれる天下一武道会だって、クリリンと悟空がまだ、亀仙人の半分を少し超えているぐらいの身長の時に、参加させられたのだ。三年に一度開かれるオリンピッ○みたいなものだし、日に日に過酷な鍛錬をしている出場者たちに、十年たってそこらの少年を参加させるのは流石に緩すぎるというものだ。本来だったのなら、亀仙人は警察に連行されてもおかしくないだろう。まあ捕まりはしないだろうが。

クリリンも必死の修行で人外じみていた時期でもあったし、悟空がサイヤ人という元々のスペックもあったお陰で、順調に勝ち続けたが…。

まあ、結論言えば、この世界は年齢制限が緩いのだ。

 

そして、紫が自分のスキマをくぐり抜けて帰ってすぐ。

 

「霊夢姐、今日は勝たせてもらうぞ」

 

「その前にアンタも手伝いなさいよ」

 

「何をだ?」

 

そこから、悟星は魔理沙の指導を行った。元々悟星は強い(霊夢よりは弱い)が、それと伴って教えるのが上手とまではいかない。藍の様に師匠向けの様な人が居なければここは成立しなかった。せめて紫がまだ残っていれば、藍を連れてこれただろうに。霊夢は理論から言って気を覚えさせようとするが、悟星は真逆で感覚的に擬音語で言い表している。

魔理沙は初めて気の概念を捉える事が中々上手くいかなかった。

いくら、頑張ろうと、やはり武術的な経験と知識…いや知識はそんなにいらないが、経験を持たない魔理沙にとっては気を捉えるのは難しかった。

霊夢はその膨大な潜在能力の一部を発揮して、気の操作を僅か一日でマスターした。悟星は、今までの星の殲滅などで経験された戦闘記録により、半年でマスターはしないが、習得はした。

そんな悟星でさえ半年も掛かったのだ、魔理沙に至っては仕方ない。

 

それから、悟星は霊夢に戦って修行に付き合ってもらう筈の今日だったが、魔理沙の指導だけで、殆ど一日が終わってしまった。迎えに来た藍と紫に頼んでしばらく帰らないことを伝え、頃合いを見て(見れないのに何言ってるだろうか悟星)迎えに来て欲しいと言った。内心霊夢は悟星の食事事情で涙目なのだが、ご愁傷様としか言いようが無い。

そして、魔理沙はというとしばらくの間は博麗神社で泊まると事前に言っておいたのだ。宿泊する気で持ってきた荷物も女性なだけあり、大量だ。

そして、夜の食事の時。

 

カチャカチャカチャ!

 

どんどんと積み上げていく皿。

 

ガツガツガツガツ!

 

と表現して良いほどの食の速さ。

それを見た魔理沙は呆然としているが、霊夢だけは急いでまだ料理を作っている。

包丁に残像が現れるほどの速さだが、壊れてはいない、元々霊夢の様な戦闘力20000の者が包丁なんて使えば、軽く握るだけで壊れるのだが、それは霊夢の手加減が上手だから壊れていないのである。

 

ようやく皿が50皿目を行くか行かないかの時。

最後の皿が積まれ、カチャ!と音がした後直ぐにパン!と音がして。

 

「ご馳走様でした」

 

ただその一言を言った。これで博麗神社の一週間分の食料は消えた

 

「はぁ…疲れたわ…もう食費が……」

 

「大丈夫か?霊夢?」

 

「何とかね……ったく、何でいつもこんなに食べれんのよ!!」

 

「それを毎回言われている様な気がするが…仕方ないだろ?」

 

 

今更だが、この状況について行ける魔理沙の適応力は相当な者である。まず、どこから現れたのか、空間に裂け目が出来て、そこから人が二人。そして、全員空を飛べるという、普通の環境下で過ごしている者ならば、ありえない光景。気という概念の存在。それから今見た悟星の食欲と胃袋の大きさ。

それにもう慣れている。普通なら最初の時点でしばらくは固まっている筈だが…。

 

 

それから、霊夢と魔理沙も食事を摂った後に談話を少しした後に就寝。

悟星だけ山奥へ行き、気の操作性向上の修行を行っていた。気を体の内部に集め、それが高まった時に一気に体に行き渡らし、爆発させ一時的なドーピングの効果をもたらす術を試していた。

また、気の最大容量の限界を突破する為に静かな気を徐々に膨らまして行き、そして限界量まで達してもそれを増やし続け、限界を突破した時に表面上で解放させる。

これは良く藍が行なっている修行法であり、後にピッコロも使う修行法だ。

この修行をしている間にも悟星の戦闘力は12000〜13065になった。

普通はいきなり千も戦闘力は上昇しないが、それが悟星の才能とも言える。

 

そして、一汗掻いた後、自分で風呂を沸かし、風呂に入った。

それからまもなく就寝し、翌日…。

 

 

 

「起きろーーー!!!」

 

「くがぁー……くがぁー……」

 

「おーい!起きろよー!悟星ー!」ユサユサ

 

霊夢が本気の声を上げても、魔理沙が体を揺さぶろうと、起きやしない。

世界で一番寝起きが悪いといっても過言ではない。

 

「はぁ…めんどくさいわ」

 

「待てよ霊夢…何しようと…」

 

ドゴォォ!

 

「ぐあっ!?ガッッ!!」

 

痺れを切らした霊夢が本気で殴った。戦闘力が急激に上がり28800まで上がり、床共々ぶち抜く勢いだったが、本当に悟星本体だけを狙い直ぐに手を遠ざけ床には衝撃が入ったが、若干メキっと音を立てる程度だ。

あっ、と心の中で霊夢は後悔するが、今更遅い。

 

「ったく…アンタってホントに寝起きが悪いわね」

 

「いってぇぇ!!」

 

痛いのは確実、というか、魔理沙みたくまだ常人の人たちにとっては直ぐにあの世に送る一撃だ。

戦闘力13065でも、一番状態がリラックス状態で今の攻撃を食らったのだ。それは痛い。後のZ戦士達でも意識が確実に飛ぶ程。だが、それで意識が飛ばない悟星も悟星で頑丈な事が分かる。

 

「すごい音だったぜ…」

 

「何すんだよ!」

 

「アンタが全然起きないからでしょ!」

 

「それがサイヤ人だ」

 

別に関係は無いと思う。悟空の様に早寝早起きというバランスの良い生活をしているサイヤ人も実際いるのだし。

 

「じゃあとんだマヌケな種族ね!」

 

「おい待て!サイヤ人を馬鹿にするなよ!!」

 

何を気に障ったのか、サイヤ人の独自の誇りの逆鱗に触れたのかは知らないが、悟星は怒った様だ。

 

「はん!だったら私に勝ってみなさいよ!」

 

「今からやってやるよ!」

 

「お、おい、霊夢?悟星?」

 

「「何だ(よ)!」」

 

「あ、えっと何でもないんだぜ…」

 

まるで、彼氏彼女の様なやりとり、または見慣れている様な喧嘩開始前の行動。

そんな行動を目の当たりにし、二人の覇気に当てられた魔理沙は蛇に睨まれた蛙の様に何も出来なかった。

 




魔理沙は潜在能力はそんなにないですが、多分、ドラゴンボールキャラや東方キャラを取っても群を抜いて努力家である為。成長速度が異常です。
影の頑張り屋というイメージだったんですけど、今作品では、面でも頑張り屋という事にしておきます。

霊夢はもう素の状態から既に天才と言われるほど強いですが、潜在能力が悟飯より上です。

次回は霊夢と悟星が戦います。
まあすぐに終わりますけどね…。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。