龍球は幻想を抱いて 幻想は龍球に願いを   作:ツーと言えばカーな私

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ここで一回、今の戦闘力表記

霊夢
通常時 20000(悟星に出会う前は 980)
フルパワー 28800
霊力込み 40000

悟星
通常時 13065
フルパワー 19065
自ら編み出した界王拳もどき(ドーピング術) (名前はまだ無い)
2倍 26130
3倍(数秒間) 39195
4倍(限界)(一瞬) 52260

重り外し
通常時 13065→16000


第4話 博麗vs八雲

舞空術を使い、人目のつかない様な山奥で、この現段階で地球上最強の男と女の喧嘩が繰り広げられようとしていた。それに振り回されたのは魔理沙、本来なら二人のスピードなどまだ見ることができない領域だが、神社一人でいさせるのも何なので連れてきた。

 

開始の合図は…お互いが決めた木の葉が、地に着いた時…。

これが、いつもの始まり方だ。

何故この始まり方?と聞かれれば本人達にもわからない、いつの間にか恒例の始まり方になっていたのだ。

 

 

 

そこには強者だけが持つ覇気を互いに有しており、それを隠さずにいた。

否、隠せずにいた。

喧嘩しようがこの二人は変わらない、今からの戦いが楽しみなのだ、霊夢はサイヤ人などではなく列記とした地球人でそんなバトルジャンキーではない。

しかし、どうしても強者だからなのか、それとも暇なだからなのか、何かをしたくなる。戦いたくなる。まるで半分サイヤ人の様な性格になっていた。

 

そして、風に揺られ遂にその木の葉はゆっくりと、音も無く落ちて行く…。

音は無いが、その木の葉が地面に着く…。

その瞬間に戦闘は始まった!

 

戦闘開始早々お互いの全力をぶつける。

いや、この表現は少しおかしい。正確には、悟星は完全にフルパワー状態だが、霊夢は違う、通常で()()を出している。()()は出していない。

しかし、そんな状態でも、両者の間から衝撃波が生まれた。

 

既に魔理沙はこのスピードについていけていないが、まだそんなものではない。

また消え、今度は空中で現れる。そして、今度は空中に円型の視認できる程の衝撃波が生まれた。

 

 

 

何度かぶつかり合い霊夢の蹴りが悟星の防御を崩した時。

霊夢は自身が持っているお祓い棒に気を纏わせ、即座にそれを悟星の腹に突く。

当たった面積が狭いのでその打たれた部分の衝撃が尋常ではない。

それにいくら悟星がここまでの戦闘力になろうが、サイヤ人であろうが、人間と内臓構成が同じ以上、強い衝撃を受ければ、横隔膜が麻痺し呼吸が出来ずにいる。それでも尚、攻撃しようと右腕を振るおうとするが。

霊夢が先に動き、空いた手に気を貯め、悟星の顔面にその腕を思いっきり振るう。

それだけで、一般の人間は死ぬし、悟星でも涙目になるさらに貯めていた気を(たま)に変えてそれをまた顔面にぶつける。

 

「……相変わらず…このコンボは凶悪だ…」

 

「口動かす暇あるんなら攻撃して見せなさいよ!」

 

まだ呼吸がうまく出来ない状態だが、突っ込み、急な空中での方向変更を混ぜ、霊夢に突撃を仕掛ける。

突然の方向転換に翻弄され、横から強い衝撃を受けた霊夢はぶっ飛ぶ。ダメージを浅くではあるがくらった霊夢はかなり密度の高い弾幕を張る。

 

「チィッ!」

 

全方位に弾幕を張られ迂闊に攻撃出来なくなった悟星は舌打ちをする。

こうなった霊夢は厄介だ。周りの弾幕の密度が高く、さらにそこそこ威力がある。

その為こちらからの近距離攻撃が出来にくくなる。別に気弾を当てれば相殺するのだが、悟星にまだ霊夢の弾幕を全て消す程の速度の連射は出来ないし、霊夢の様に一瞬で大量の気弾を作ることも不可能だ。

ならばどうするか?それは簡単なことだ。

1回目、舞空術を覚えたての頃、霊夢に挑んだ時にこれをやられ、無謀にも突っ込みまさかの全弾ヒットという逆に凄いことを成し遂げ、やられた。

2回目は自身が強くなった反動からか、今度は大丈夫だと割り切り、突っ込みまたも敗退。

3回目は気弾も用いたが、パワー系気弾の為、何発かの弾を打ち破るが、最後の球に当たり相殺。

4回目、それを無しで制限され、ボコボコにしてやった。

5回目、今度はこっちがボコボコにされた。

それを繰り返し、今に至る。悟星が圧倒して勝った時があったし、霊夢が圧倒的な力を見せつけ勝った時もあった。それを踏まえ出た答えがコレだ。

 

「インパクト……ドライバー!」

 

「な!?」

 

ただデカイ気を練り、溜め、放つ。一直線に気の塊が飛んでいく。

それは霊夢の張っていた弾幕を余裕で消し去り、威力は落ちる事なく霊夢に進んでいった。

しかし、それを霊夢はギリギリのところで回避した。

因みにこの時の悟星の戦闘力は35000。

気を一点に集中したことにより誕生した超火力の技だ。

 

「アンタもこんな技持っていたのね…にしても流石に危なかったわ、殺すつもり?」

 

「俺に霊夢姐が殺せると思うか?」

 

「……殺せる時は殺せるんじゃない?」

 

回避できるから打った、と言っているようなものである。しかし、霊夢はそこには気づかなかった。

喧嘩しているとは言えないよ様な落ち着きぶりだ。

というか、本人達はもう喧嘩の事など忘れているだろう。第三者から見れば呆れる光景。

 

「でやぁ!」

 

先制を行なったのは悟星、さっきとは違ってまともに腹に受けた霊夢。

 

「カハッ!」

 

中にあった空気が全て強制的に抜け、少し咳込みをした、その隙を逃すわけも無く、悟星は両手を組み上方から思いっきり叩き込み地表にぶつける。

声も出ない様な痛みを感じながら落ちていく霊夢は考えた、本気で殺す気か!と。ついさっきの会話の意味はなんだったのだろう?

地面は霊夢を中心としたクレーターが出来た。

さらにそこに気弾を連射する。

 

「だらららららららららららっ!!」

 

「がっ!くあっ!?」

 

次々に訪れる痛みに霊夢は意識が飛びそうになった。

地球人とサイヤ人では元々の打たれ強さが違う。

例え、戦闘力は上回ろうと耐久力(タフさ)は違う。

なので、悟星が放つ気弾の一発がいくら弱かろうと、ダメージは確実に入っているし、大きいのだ。

 

「ハアァ!」

 

連射されていた気弾を気合砲で消し去り、まだ打ち込まれてくる気弾を気を纏わせた手で弾いて悟星に突っ込む。

そこから腹にまた渾身のパンチを喰わらせようとするが、それは残像になり、横から悟星が突っ込んでくる。

しかし、霊夢もそれを躱し、そのパンチを放った手の腕を掴んで下に引っ張り思いっきり地面に叩きつけた。

轟音を響かせ、さらにクレーターは大きくなり、一見王子がサイヤの悪魔に叩きつけられた様な感じになるが役者は違う。

さっきと立場が逆転し、霊夢が大技を喰らわせた。

 

「夢想封印・乱!」

 

そこから現れたのは無数の札と四つの小さな勾玉、勾玉は霊夢の周りを回転し、まるで身を守っている様で、もう遠目から見ている魔理沙にとっては幻想的な綺麗な物だ。しかしその美しさとは反対に威力は絶大で、次々と悟星に迫る札は悟星に張り付き爆散する。その一つ一つが弱い爆発ではなく、今の悟星でも簡単に傷をつけられる程に強い爆発で、それを何百発、何千発と打ち込む。

悟星の苦しむ声すら聞こえぬ程の爆発音。やがて札が切れ、遂には札よりも何十倍も威力が高い勾玉を全て悟星にぶつける。

 

トゴォォオ!!

 

辺り一面に響く轟音、そして今の勾玉の着弾点から立ち上る爆発の煙。

もう魔理沙は何が何だか分からない状態でいる。

霊夢は今の一撃で大分気を消耗したのか、肩で息をしている。

流石に殺さない様に加減はしたが、少しやり過ぎてしまったかと思った。

しかし…

 

「インパクトドライバー!」

 

「なっ!?」

 

突然下からの巨大な気功波、そこには服もボロボロで様々な所から出血し、片方の腕に関しては関節が外れている悟星がいた。既に満身創痍、今の気功波だって苦し紛れだろう。だがしかし、それでも尚、突っ込んでくる。そのスピードは戦い始めより遅い、が、動揺している霊夢には十分で反応しきれなかった。

そのまま技と力を比べるただの殴り合いに発展した。

 

脚、腕、掌、肘、全てをフルに使い相手の攻撃を捌いて隙を見せぬ様にラッシュを叩き込む。

しかし、技量にはいずれ差が出る者である。

いくら悟星が数多の種族を相手にしたとしても、まだ霊夢の持つ天性の才能という塊には追いつかなかった。

悟星が飛ばされ、その方向に先回りした霊夢が悟星を蹴り上げ、さらに、悟星の腹に練り上げていた気弾を飛ばし、悟星はその気弾に上空へと押し上げられ、その気弾は爆発した。

 

そして、落ちてくるのは何も力の入っていない悟星。

ただ地球の重力に従うように落ちて行くだけである。

 

「ハァ…ハァ…やっと終わったわ…今回は久し振りに危なかったわね…」

 

その後、仙豆を食い、復活した両者は取り敢えず風呂にでも入って少し休む事にした。

 

何故こんな所に仙豆があるか、だが本来仙豆はカリン塔の様な高度が高く気温が低い場所、またカリン塔とカリン様が使っている特殊な土を用意なければ出来ないのだが、霊夢を中心として発せられる霊力という人と神の気が混ざったクリアな気でありながら混濁もしているという不思議な気が、一帯の自然に作用し、カリン塔の不思議な環境が出来上がり、霊夢の博麗神社でも栽培できる様になっているのだ。

何でその種を持っているかだが、霊夢もカリン塔のを登りカリン様に出会い、豆を記念に貰っていたのだ。

そして、軽はずみで育たないか試した結果が今に至る。

 

「今日も勝てなかったか〜……」

 

「何回呟いてんのよ、しつこいわね」

 

「……スマン…」

 

もう何十回も呟いて、常人でもさすがに何か言いたくなる程に呟いていたが、素直に謝る悟星。

 

「霊夢が強いことは知ってたけどさ、まさかあんなに凄いとは思ってなかったぜ」

 

「案外悟星みたいな奴は結構いるわよ?」

 

霊夢の言っていることは本当である、今の瀕死からのパワーアップした悟星でもいい勝負になる奴等は沢山いる、紅い館の時間を操るメイド長や、その主人の500年間生きた吸血鬼と五年差で生まれた強力な力を持つその妹の吸血鬼、四天王と呼ばれるほどの鬼達…若干一名鬼では無いが…。

 

「世界は広いなー」

 

「霊夢ー!飯はまだかー?」

 

「今作ってるから待ってなさいよ、ていうか魔理沙、アンタ料理とか出来ないわけ?」

 

「私に料理に腕を聞くってのは間違いだぜ!」

 

「胸張って言うんじゃ無いわよ!」

 

そして、夜を食べ、風呂に入り、博麗神社滞在二日目が終了した。

 




このssでは夢想封印が三種類ある設定にします。
『夢想封印・集』
元気玉のように超大型気弾を形成し相手にぶつける。
因みに、その気弾が陰陽太極図のような模様。因みに回転しながら相手に接近していきます。
『夢想封印・乱』
無数の札と[集]をちいさくしたような物が四つ気で精製し、また陰陽太極図の白黒あわさった勾玉は霊夢の身を守るため霊夢を中心に回転し、札は起爆札のような感じで相手に貼っついた瞬間爆発。さらに噛み砕いて言うならグミ撃ち。まるで、王子の負けフラグの戦法だが、まだ大丈夫(物語の進行的に)
『夢想封印・封』
夢想封印の本来の特性の封印をフルに使う。光り輝く鎖がどこからともなく相手に巻きつき、相手の力を奪う。そして、そのまま異次元空間の穴が出来てそこに封印される。
つまり魔封波の強化版的な認識で良いです。

そして、独自設定で博麗神社で仙豆が栽培出来る様になりました。


悟星(瀕死からの仙豆復活により)

13065→19000(まだまだ上がる倍率はこんなものじゃ無い!)

変更点
悟星のかめはめ波の様な技『インパクトドルフ』を『インパクトドライバー』に変更。
アールオーエム様、ありがとうございました!
因みに、これは片手でかめはめ波をやる様な感じです。
ギルドライバーと同じ様な感じでもいい気がしますけど。
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