ジョルノが4部に出るようです   作:アズマケイ

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ゴールド・エクスペリエンス

それはあまりにも唐突に起こった。

 

僕が割り当てられている部屋は、かつて彼の奥さんが使用していた部屋だ。

 

広い部屋だった。広く、静かで、古い納屋のような匂いがした。子供の頃かいだことのある匂いだった。古い家具や見すてられた敷物のかもしだす古い時間の匂いがする。

 

最小限の家具すらなく、がらんとして薄暗かった。寝る前の部屋にはベッドとドレッサー、本棚などがあり、ここまで死んでしまった時間の匂いはしなかったはずだ。

 

目を覚ました僕はぞっとした。ここは、この部屋は、まるで別人の顔をするようになっていた。しんと暗く、なにも息づいていない。見慣れていたはずのすべてのものが、まるで僕が嫌になって出ていったようではないか。

 

僕は、いってきますと言うよりはおじゃましましたと告げて抜き足で出てしまいたくなる。この部屋の時間が死んだ。リアルにそう感じた。

 

部屋は、秒を刻む時間を感じさせないほどにしんとして、僕だけが生きて活動していることを申しわけなく思うような静止した雰囲気をかもしだしていた。それは母が死んだ後の部屋によく似ていた。人が死んだあとの部屋はいつもこうだ。

 

部屋中が朝の中でしんと静まって、僕の声を聞いているようだった。この部屋もまたとまどっているように感じられる。

 

寝ぼけているから取り留めのないことを考えてしまったが、早い話部屋が引越し直前の部屋みたいに空っぽだったのだ。強盗だって僕がいるというのにここまで全てを根こそぎ持ち去るはずがない。床の上で寝ていたらしい僕は体が今にも折れそうな音がしたものだから、余計に気だるさが残ってしまう。

 

ふあ、と欠伸を呑気にした後、僕は現実に再浮上して一気に目が覚めたのである。床で1日寝ていたせいで思ったよりも寝不足だった。

 

「目が覚めたら空っぽだったんですよ」

 

「空っぽだあ?」

 

「はい」

 

「そりゃおめー、泥棒にでも入られたんじゃあねえのか?」

 

「警察の官舎にですか?」

 

「あー、そういやそうだっけ。じゃあ違うな」

 

「そうなんですよ、おかげで眠れやしない」

 

くあ、と欠伸を噛み殺しながら僕は呟いた。

 

「次の日にはなぜか彼の奥さんの自宅に全て届いているんだ。なんの嫌がらせだとお怒りの電話が朝からずっとなりっぱなしでして」

 

「嫌がらせ?」

 

「ダンボールにも包まないで玄関前に散らばってる状態らしくてですね」

 

「うっげー、なんだよそれ、気持ち悪い」

 

「なんかスタンド攻撃でも受けてんじゃねーのかあ?」

 

「うーん......どうなんでしょう?さすがにわかりません」

 

くあ、と僕はまた欠伸をした。

 

「さっきからあくびばっかしてるけどよ、ジョルノ。大丈夫かあ?」

 

「大丈夫じゃないですよ。おかげで彼は奥さんの実家に召喚されていて参ってしまう」

 

「へー、今一人なのかあ......なら誰かんちに泊まればいいんじゃねーの?変わればさすがに変な現象起こらねえだろ」

 

「だったらいいんですがね......」

 

「俺んちくるかァ?」

 

「俺ん家に来て欲しいなー、なんて」

 

「嫌ですよ。なんだって僕が東方家のド修羅場に首を突っ込まなきゃあいけないんだ」

 

「そんなこと言わずにさあー、ジョルノも俺の遠い遠い親戚みたいなもんだろォ!」

 

「東方巡査とジョースターさん、空条さんがひとつの部屋で会話するところに行けっていうんです?嫌にきまってるじゃあないか。ただでさえあの赤ん坊連れていくなんてとんでもない状況だっていうのに。これ以上話をややこしくしたくありませんよ」

 

「想像したくねーッ!今脳が考えることを全力で拒否ってることをズバズバいうんじゃねーよージョルノのアホッ!」

 

「誰がアホですか、誰が」

 

「っつーことはァ......俺ん家にくるか?」

 

「そうですね、億泰先輩には形兆先輩の記録をコピーしたやつ渡さないといけないし。ついでにお邪魔してもいいですか?」

 

「いーぜぇ!」

 

「くっそォ......目と鼻の先だっていうのに、なんだって俺だけ参加出来ねえんだよォ......」

 

「さすがにこのタイミングで無断外泊したらみんなから怒られると思いますよ、仗助先輩」

 

「ぐううッ───────!!」

 

「まあ頑張れよ、仗助。俺達はゲームでもして楽しんでるからよォ」

 

「骨くらいは拾ってあげますね、仗助先輩。あとから長電話する気力があればいくらでも付き合いますから。頑張ってください」

 

「くっそー、他人事だと思ってテキトーいいやがってェ......!今に見てろよお前らァ!」

 

「寄り道しないで帰った方がいいですよ、仗助先輩」

 

「わーってるよ!だ───────ッ......今日だけは......今日だけは家に帰りたくない......!」

 

ご愁傷様です、と笑いかけたら、八つ当たり気味に頭のてっぺんから衝撃が降ってくる。クレイジーダイヤモンドがチラついて僕はギョッとした。

 

「スタンドはなしでしょう、スタンドはッ......!」

 

ゴールド・エクスペリエンスが庇ってくれなければどれだけの衝撃だっただろうか。でも悲しいかな、僕が成長しても仗助先輩も成長しているから単純なパワー、スピードはクレイジーダイヤモンドには到底及ばない。

 

仗助先輩が本気を出していたら今頃僕は近くの石と同化していたに決まっていた。その場に沈んだ僕は、復活にそれなりの時間がかかったのだった。

 

「一回官舎に帰ってもいいです?荷物を持ってこなくちゃあいけない」

 

「おう、いいぜー。待ってるからよ」

 

「今日はよろしくお願いします、億泰先輩」

 

「部屋だけならたくさんあるしな!親父も喜ぶと思うぜ」

 

「はい」

 

そういうわけで、僕は億泰先輩の家に泊まることになった。宛てがわれたのは客室だ。10年近く使用する機会がなかったためか、まだ満足な家具も揃っていないがらんとした部屋である。

 

余計なものの何も無いさっぱりとしたものだ。形兆先輩の手入れのなごりがまだあるため、病室のように清潔な部屋に見える。殺風景な、窓のないコンクリートの棺桶のような部屋というわけではない。

 

余計なものが何もないが、塵ひとつない完璧なシャープに四角い部屋。がらんとしていて空気が静止しているおそろしく飾り気のない部屋だ。実務的でござっばりしているともいう。僕の好みに近い部屋だ。

 

まるでモデルルームだ。清潔で統一感があって、必要なものはすべて揃っている。しかし無個性でよそよそしい、ただのはりぼて。

 

それでも全ての荷物を出し終えた、がらんどうの部屋よりはよっぽどマシだ。目が覚めた途端にそれだったのだから、世にも奇妙な物語にも程がある新しい朝である、迷惑な話だ。

 

まるで誰も住んでなかったように、人間の気配がない。家具達が、人間との関わりを拒絶して、どこかに飛んでいってしまったみたいな状態だったのだから。

 

「ジョルノ、ゲームしようぜぇ!早くこいよ!」

 

僕は返事をして、一旦外に出た。

 

ゲームをして、テレビを見て。宿題をしようとした僕に心底嫌そうな顔をした億泰先輩だったが、観念したようにプリントをやり始めた。気づいたらどういうわけか僕が穴埋め問題を手伝っていたが、たまにはこれもいいだろう。

 

トイレや風呂を使わせてもらって思ったのだが、この家には意味のあるものしか存在しないようだ。全てが億泰先輩と形兆先輩のためにある。あたりまえだが少し羨ましくなった。

 

キッチンはさっぱりと片付いていた。調理道具は決まった場所に全部収まっていたし、ステンレスの調理台は乾ききっていたし、食器洗浄器の中は空だった。システムキッチンのショールームのように、よそよそしく味気なかった。形兆先輩に似て几帳面なんだなと思った。

 

今夜はゲームに熱中しすぎてキッチンの出番がなかったから仕方ない。僕達はカメユーのお惣菜とパンを並べて、お行儀悪くリビングで食べていた。

 

「それじゃあおやすみ」

 

「はい、おやすみなさい」

 

僕はそのまま就寝した。

 

腰が痛い。嫌な予感がして目を覚ます。おそるおそる目を開けると部屋の中には何ひとつ残されてはいなかった。指紋さえ拭き取っていったんじゃないかという気がするレベルだ。なんの飾りもない、修道院の内部のような裸な室内がかえってすがすがしく見える。予想をはるかに上回って何もない部屋だった。昨日まであったはずの物品が何もない。

 

本棚に敷き詰められていたはずの山積みの古い洋書、絵本、写真集……ディケンズ、ヘンリー・ミラー……カミュ、三島由紀夫……古い文庫本、ファッション誌、漫画雑誌。モザイクみたいに積んであったものまでご丁寧になくなっている。

 

棺桶に限りなく似たこの部屋で呆然と立ち尽くしていた僕は、慌てて億泰先輩のところに駆け込んだ。

 

「おはよう、ジョルノ。はえーなァ......せっかくの休みだってのにもっと寝かせろよォ」

 

くあ、と大あくびした億泰先輩だったが、構わず僕は聞くのだ。

 

「あの部屋、誰の部屋でした?」

 

「誰のって......たしか親父だったかなァ......お袋が死ぬまでは親の部屋だったんだよ」

 

「ありがとうございます、億泰先輩。もし僕の予想が正しければ引越し作業を手伝ってもらわないといけないかもしれません」

 

「はあ?」

 

「二度寝してもいいですが、目が覚めたらお父さんの今いる部屋に来てみてくださいね」

 

「お、おう......?よくわかんねーけど、ジョルノも寝ろよ。ひでー顔」

 

僕は笑うしかなかった。

 

億泰先輩の父親の部屋を訪ねると、案の定ものが溢れかえっていてびっくり仰天している父親と目が合ったのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そろそろ来る頃だと思った」

 

僕がいきなり訪ねたにも関わらず、蓮見琢馬は当然のように僕にいった。

 

「まあ、入れよ」

 

あちらこちらに双葉千帆がいる形跡がある。父親の愛人に拉致された事件から二人の関係は一気に進展したらしかった。非常に居心地が悪い部屋だ。僕は見て見ぬふりをしてリビングに入った。

 

「どうせ湿気るばかりだから消費に貢献してくれ」

 

皿に開けられたチョコレートと入れたばかりの紅茶。たしかに嗜好品は好みが合わないとなかなか減らない。買う余裕があるのがうらやましい。僕は遠慮なくもらうことにした。

 

「ほら、制服」

 

さしだされた紙袋には几帳面に畳まれたものが入っていた。

 

「クリーニング!すいません、お金......」

 

「玄関先に飛んできた鳩がいきなりこれになったから、出してくれっていう主張かと思った」

 

「そんなわけないでしょう」

 

「ああ、知ってる」

 

レシート通りの金額を支払うと僕はそれを広げてみた。

 

「てんとう虫のブローチがない......」

 

「なんだ、外してたんじゃないのか?」

 

「......ここにないってことは施設だ」

 

「なら、一日手伝えよジョルノ。今日は施設のイベントを手伝う日だ」

 

「なんのです?」

 

「読み聞かせ」

 

「ああ、君の得意分野だ」

 

「好評なのは千帆の方だ」

 

「それでもだよ。少なくても読み違いはない」

 

「たしかにそうだな」

 

琢馬はうなずいた。

 

「また変なことに巻き込まれているみたいだが、布団か枕を買った方がいいぞ、ジョルノ」

 

「なんでです?」

 

「ひどい顔だ。睡眠不足は人類の敵だからな」

 

「君が言うと説得力がある」

 

「岸辺露伴に寝ると書いてもらうのはやめた方がいい」

 

「よくわかりましたね」

 

「スタンドは精神状態が左右すると俺は経験からよく知っているからな。強制的に寝ても問題解決にはならない」

 

「なるほど」

 

僕は1日施設の読み聞かせボランティアに参加することにしたのだった。

 

 

「......どういうつもりなんだ、ゴールド・エクスペリエンス」

 

僕の問いにはあいかわらず無言だ。呼ばれて出てきたものの、黄金色のスタンドは答える様子はない。

 

空条さんに話を聞いた限りでは、なかなかに珍しいケースのようだ。

 

スタンドの制御には精神の強さとある程度の攻撃性が要求され、不十分な場合スタンドは暴走し、持ち主自身を害することになってしまう。

 

「制御は出来ている、はずだよな?」

 

ゴールド・エクスペリエンスは答えない。

 

スタンドの中には自我や意思を持ち、本体やスタンド使いとコミュニケーションをとるものもいる。 殆どの場合は鳴き声的なもの、システム的に単純な言語を繰り返して発するくらいで、基本的に無口。 しかしながら、本体の制御下にない状態で「スタンド本来の性格」が存在する自我を持っている可能性もある。

 

戦闘中にスタンド能力に覚醒した場合スタンドが自らの存在や能力を本体に説明するというケースがあるらしいが......。

 

黙りを決め込む僕が特に用はないと判断したのか、ゴールド・エクスペリエンスはいなくなった。僕によく似て最低限の意思表示しかしないやつである。

 

「もし、枕か布団を買うなら、施設に帰ったら俺が預かってもいいぞ」

 

「琢馬、僕はまだ......」

 

「どうせ無駄だと思っているんだろ?あそこで自分だけ、は認められないからな」

 

「......」

 

僕は肩を竦めた。

 

ゴールド・エクスペリエンスのイタズラだと判明したその日から、僕の日常は災難に見舞われ続けた。

 

学校ではなにも起こらないから、睡眠不足を解消するために休み時間や放課後は全て費やされた。

 

露伴先生のアルバイトは、断ったにもかかわらず見たいから来いと言われて大惨事になった。

 

空条さんにも相談してみたが、こんな制御不能はなかなかお目にかかれない、らしい。

 

いいかげん睡眠不足も限界に近づいていた僕は、観念して布団屋で布団を一式買うことにした。なんだってこんな子供じみたことをしているんだ、ゴールド・エクスペリエンスは。施設から出るまではここまで過激なことをしたことはなかったというのに。

 

「......わがままになっていないか、お前」

 

ゴールド・エクスペリエンスは佇んでいるだけだ。

 

「ここまでお前がわからないのは初めてだ、ゴールド・エクスペリエンス」

 

ためいきがとけていく。スタンド使いはスタンドに触れることが出来ない。原則はわかっているのにもどかしい。コミュニケーションが取れればこんなにめんどくさいことにはならないのに。

 

こんなに近くにいるゴールド・エクスペリエンスにさえ、僕には触れる術はない。けれど、触れることを許可することは出来る。

 

ゴールド・エクスペリエンスは出現するとあまり離れることはなく、僕の手の届く範囲からは出ない。能力を使う時や戦う時以外は、すぐ傍にいて、命令が出ないとわかると直ぐに姿を消す。黄金色の風を残して。

 

僕の生まれを知った今ならわかるが、生命を生み出す能力は、吸血鬼にして時を止めるスタンド使いというDIO、そして波紋使いという対極のジョナサン・ジョースターという存在を思えば、なんとも奇妙な能力に目覚めたスタンドだ。空条さんを見ていればDIOの息子たる僕を見て、思うところがあるのはわかるというものだ。

 

そうでなくたって、スタンドについて一般人から理解を得られた仗助先輩、空条さんはそうとう恵まれた存在だろう。世界にただひとりの神様しか信じない施設の人々にはあまり歓迎されない確信が僕にはあった。

 

特に、僕のような宗教に熱心ではない者がそういうことをするのは、決して快くは思われない。言ってしまえばそれは神の冒涜に値する。生命の創造は神の領域だからだ。

 

人の命を一から生み出すことは今はまだ出来ないが、人間に限りなく近い、僕の意志に完全に従うおぞましいなにかなら、あの時よりより精密に作ることができる。無機物を媒体にあらゆる器官を作って損壊部分に埋めることが出来る。

 

それは、生命の尊さを侮辱するとも表現出来る。失ったら作れば良いという発想は、人の命にかかわるものについては人道という観点からしてこの世界は非常にシビアだ。その視点からすれば、僕はまるで生命を軽んじているかのように見える。

 

僕の倫理観は、神様を信じる人々に教えこまれた倫理観の上にたっていながら、あまり大衆的ではないらしいという自覚はある。人を殺すことについて、僕の善悪の判断の下に決める。そんな予感がある。社会通念や法律、様々なしがらみが心地いいからしないだけで、必要ならば躊躇なく行うし、そこに達成感はあっても後悔は絶対にないと決まっているのだ。

 

そんな僕が生命を生み出したり人体を作ったりすることができる。この上なく残酷なことだ。

 

空条さんはまともな人生歩めると思うなといっていたが、その通りだ。僕が第三者だとしたら悪意を持って近づく自信がある。それは僕自身の安全を脅かすだろう。

 

実際、形兆先輩に、この能力を目当てに拉致されたのだから。あのとき父親の正常化は叶わなかったが、僕のゴールド・エクスペリエンスは成長しつづけている。いつか、はくるだろうという確信がある。

 

臓器が高額で売買される事実がある以上、拒否反応は防げないとはいえ「痛み」だけなのだ。まるで金のなる木である。なにせ人間の臓器、特に心臓や腎臓といった未だに完全再現ができない臓器は適合がものをいう。

 

その問題を簡単にクリア出来る上に、媒体は何でも良いとくればコストはゼロに等しい。また、能力を解除すれば元の媒体に戻る為、金を存分に巻き上げた挙げ句に殺すことも出来る。金を手に出来て邪魔者も消せる。笑えない冗談だ。

 

僕は慈善事業にせいを出す善人でも本気で神様がいると信じている宗教家でもない。下らない発想にも興味はない。僕は博愛主義ではない。僕は手を伸ばす相手を選ぶべきで、そこに迷いを挟むべきではないのだ。迷っていたら、本当に大切なものだけが指をすり抜けていくのだ、いつだって。

 

「なんだっていきなり、こんな子供じみたことをしているんだ、お前は」

 

10年間ずっとそばにいたくせに、いきなり言うことをきかなくなったスタンド。しかも僕が寝ている間に限って悪さをする。理由が全くわからなくて言葉が荒くなる。

 

「......おい、ゴールド・エクスペリエンス。なんの冗談だ?」

 

黄金色の風が吹いた。

 

「いつから僕の部屋は植物園になったんだ?」

 

目の前にはいろんな草木が生い茂る亜熱帯が広がっていた。

 

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