やはり俺が雪ノ下さんを好きなのは間違っている、 作:ゼロ少佐
10話
少し時間が経ち ホテルに戻る為歩く
だが一歩一歩がすごく重く感じる
さっきまであんなに軽かったのに
陽乃さんなら俺の事を見捨てないと思った
裏切らないと信じていた
でもそうはならなかった
突然切り出された別れ話
嫌われたのかと思った…だけど彼女は俺の事が好きだと言った
分からない、彼女が考えてることが分からない
そんな時に電話がかかってきた
プルルルル プルルルル
電話に出る
小町「やっはろー!お兄ちゃん!陽乃さんと上手くやってる?帰ってきたらお土産話聞かせてね!」
八幡「ご、ごまちぃ」グズッ ヒッグ
小町「え!?お兄ちゃん泣いてるの?何かあったの!」
小町に旅行の事を話した
突然言われた別れ話の事やホテルの事も
小町「お兄ちゃん、辛いだろうけど 泣かないで…(多分何か裏があるんだろう、そうじゃなきゃあんなラブラブだった陽乃さんが別れ話をしだすだなんて。多分お兄ちゃんは気づいてない。裏切られた。捨てられたと思ってまともな判断がつかないんだ)」
八幡「あぁ」
小町「とりあえずホテルに戻りなよ
風邪ひいちゃうよ」
八幡「あぁ」
小町「帰ってきてからたっぷり話は聞いてあげるから
電話切るね」
八幡「あぁ」
小町「んじゃ(さっきからあぁとしか言ってない。
本当に辛かったんだろうな でも小町は今からしなきゃいけないことがあるのです!)」
ホテルに辿り着いた
そして部屋に戻る
扉を開けるとそこには陽乃さんがいた
陽乃「おかえり、比企谷君」
呼び方が昔に戻っていた それに凄く申し訳なさそうで そして悲しそうな声をだしていた
八幡「っ…ただいま雪ノ下さん」
これでいいんだ これで元通りなんだから
彼女の顔を見ると目が腫れ上がっている
多分泣いていたのだろう
陽乃「……」
八幡「……」
きまずい空気が流れる
今までこんな事無かったから
どうしたらいいか分からない
陽乃「ひ、比企谷君?」
八幡「何ですか?」
陽乃「気づいてないの?」
なんの事だろうと思っていたら
ポタッと床に水が垂れた
いや、水じゃない 自分の涙だ
1度意識してしまったら止まらない
八幡「あぅっ ヒッグ あぁ」ポロポロ
涙が溢れてくる
陽乃「ごめんね」
小さく彼女は呟いた
八幡「グズッな…んでヒッグ貴方が ズズ謝るんですか?」
陽乃「……」
無言でこっちに近付いてくる
そして抱きしめてきた
陽乃「ごめんなさい 本当にごめんなさい」
彼女の瞳から涙が溢れてきた
この時ようやく気がついた
この人に何かあったのだろうって事が
小町side
プルルルル
雪乃「もしもし、小町さんどうかしたのかしら?」
小町「貴方の姉はいったい何をかんがえているのですか!」
少し怒気を孕んだ声でそう叫ぶ
雪乃「こ、小町さん!?」
小町「すみません ちょっとイライラして当たってしまいました。」
雪乃「え、えぇそれはいいのだけれど、何かあったのかしら?」
お兄ちゃんから聞いた事を全て話す
小町「お兄ちゃんから傷心中ながらも全て話してくれました。ですが貴方の姉は、振った理由も言わず そして大好きだって事だけを伝えて去っていったらしいです」
雪乃「そんな事が… まさか姉さん…でもいくら何でも早すぎるわ」
小町「心当たりがあるんですね」
雪乃「えぇ、多分母の仕業だわ、
私達姉妹は母の言うことは絶対なの
だから、きっと姉さんは他の男と結婚させられそうになっているんだわ」
小町「……」
雪乃「ただいくらなんでも早すぎるわ、普通なら大学卒業してからと思うのだけれど」
小町「雪乃さんの母親はお兄ちゃんと陽乃さんが交際しているのは知っているんですか?」
雪乃「ごめんなさい、私にはそこまでは分からないわ」
小町「そうですか…すみません、こんな時間に」
雪乃「いえ、こちらこそ 姉が迷惑かけたわね」
電話を切り 陽乃さんに電話するが出ない
電源を切っているのだろう
小町「お兄ちゃん、お兄ちゃんの為に小町頑張るから」
そう1人で呟き部屋に戻っていく